右奧歯ブリッジをインプラントにした方が良いのでしょうか?
相談者:
kazuchanさん (58歳:男性)
投稿日時:2018-04-03 11:08:48
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2018-04-03 12:55:52
kazuchan さん、こんにちは。
「ブリッジの被せているところが一部穴があいてきて」ということですが、素材が弱かったのか、咬む力が強いのか、或いは、今の支台歯に動揺がみられる、症状は無いものの根尖に黒い影が認められるなど、支台となるものを増やした方が良いと判断した辺りは、実際の状態を診た歯科医師だけが判断できるものと思います。
もちろん、一般論として、咬み合わせに参加する数が多い方に越したことはありません。
治療の流れについて、担当医に改めて説明していただき、それでもなお疑問が払拭できないようでしたら、他の歯科医院を自主的に受診してみる、或いは、経過や現状についての資料を借りるなどしてセカンドオピニオンを求めてみる、等を検討してみてはいかがでしょう。
今まで30年間「ブリッジで問題なかった」とのことですが、今までの30年間とこれからの30年間は、心身全の状況が異なりますから、それをも鑑みて、長期的な展望をもった治療の流れを考えたいものです。
「ブリッジの被せているところが一部穴があいてきて」ということですが、素材が弱かったのか、咬む力が強いのか、或いは、今の支台歯に動揺がみられる、症状は無いものの根尖に黒い影が認められるなど、支台となるものを増やした方が良いと判断した辺りは、実際の状態を診た歯科医師だけが判断できるものと思います。
もちろん、一般論として、咬み合わせに参加する数が多い方に越したことはありません。
治療の流れについて、担当医に改めて説明していただき、それでもなお疑問が払拭できないようでしたら、他の歯科医院を自主的に受診してみる、或いは、経過や現状についての資料を借りるなどしてセカンドオピニオンを求めてみる、等を検討してみてはいかがでしょう。
今まで30年間「ブリッジで問題なかった」とのことですが、今までの30年間とこれからの30年間は、心身全の状況が異なりますから、それをも鑑みて、長期的な展望をもった治療の流れを考えたいものです。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-04-04 08:14:15
ご相談ありがとうございます。
>いままで何らブリッジで問題なかったのに、インプラントにする意味があるのか
治療目的により判断できます。
歯の治療により、快適に食事(咀嚼と嚥下)ができること、また、一生歯を残すこと、が歯科医療の基本です。
その目的が明確になれば、治療方法はだんだん絞り込まれてくるはずです。
先に治療方法ありきでは、治療結果に違いが出てくることもありえるからです。
なお、穴が空いてきたことは重要なインシデントとも言えます。
初めに治療した若い時とは違い、人生の後半は今までは違う経過をたどるかもしれません。
単純に作業をする前に、現状分析と将来予測を立てるために、いわば人間ドックみたいな俯瞰的検査をしてみてもいいタイミングかもしれません。
>いままで何らブリッジで問題なかったのに、インプラントにする意味があるのか
治療目的により判断できます。
歯の治療により、快適に食事(咀嚼と嚥下)ができること、また、一生歯を残すこと、が歯科医療の基本です。
その目的が明確になれば、治療方法はだんだん絞り込まれてくるはずです。
先に治療方法ありきでは、治療結果に違いが出てくることもありえるからです。
なお、穴が空いてきたことは重要なインシデントとも言えます。
初めに治療した若い時とは違い、人生の後半は今までは違う経過をたどるかもしれません。
単純に作業をする前に、現状分析と将来予測を立てるために、いわば人間ドックみたいな俯瞰的検査をしてみてもいいタイミングかもしれません。
回答3
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2018-04-11 00:24:08
ブリッジの場合には、どうしても連結していることで、それぞれの歯の微小な動きのずれにぴったりと合い続けるのが難しく、時間経過と供にずれが生じたところから又虫歯とかになって支えている歯が駄目になっていってしまう危険性がある、と言うことなんです。
インプラントのすれば、1本1本単独で修復できますから、それぞれの被せモノになり、ぴったりと合い続けられる、と思います。
更に言えば、ブリッジの場合、支えている歯は余計な負担を強いられていますから、その分負担荷重で潰れてしまって問題が生じる危険性があります。
単独の修復なら、自分の頭分だけ、歯冠の分だけ支えれば良い、となりますから、負担軽減にもなり、歯の延命につながるのではないでしょうか?
デメリットとしては手術されることで、身体に傷付けられること、金属のネジが骨に入るんだと言う精神的な負担はあると思います。
インプラントは手術が伴うので、治癒期間が長く感じられることになるかも知れません。
但し、手術の仕方に関しては、身体に優しい低侵襲手術、腹腔鏡手術のような手術の仕方をしていただけるなら、相当に侵襲も軽くできると思います。
更に言えば、即時荷重と言って、手術後からチャンと歯冠が装着されている状態で手術終了して貰える方法を受けられるなら、最初から歯がありますから、気持ち的にも嬉しく感じられるのではないでしょうか。
ブリッジのメリットは、今まで通りの治療の延長で、中にできている虫歯とかの治療はあるかと思いますが、それさえ終われれば後は型取りして新しいブリッジ装着できる、治癒期間が短くできる、と言うことだと思います。
ただ最初にも書いています通り、ブリッジは繋いでいると言うデメリットの為に、論文上のデータでは15年以上になると、殆どが壊れてしまい、それに伴い歯も駄目になる、とされています。
以上のことをお考えいただいて、治療方法を選択されるのが良いと思いますが、私個人の意見では、寿命が延びている時代ですから、長期的予後を考えると、インプラントにして、今まで支台になっていた歯は単独で修復して負担軽減を図り、ずれによる虫歯予防も防がれるのが良いのでは、と考えます。
インプラントのすれば、1本1本単独で修復できますから、それぞれの被せモノになり、ぴったりと合い続けられる、と思います。
更に言えば、ブリッジの場合、支えている歯は余計な負担を強いられていますから、その分負担荷重で潰れてしまって問題が生じる危険性があります。
単独の修復なら、自分の頭分だけ、歯冠の分だけ支えれば良い、となりますから、負担軽減にもなり、歯の延命につながるのではないでしょうか?
デメリットとしては手術されることで、身体に傷付けられること、金属のネジが骨に入るんだと言う精神的な負担はあると思います。
インプラントは手術が伴うので、治癒期間が長く感じられることになるかも知れません。
但し、手術の仕方に関しては、身体に優しい低侵襲手術、腹腔鏡手術のような手術の仕方をしていただけるなら、相当に侵襲も軽くできると思います。
更に言えば、即時荷重と言って、手術後からチャンと歯冠が装着されている状態で手術終了して貰える方法を受けられるなら、最初から歯がありますから、気持ち的にも嬉しく感じられるのではないでしょうか。
ブリッジのメリットは、今まで通りの治療の延長で、中にできている虫歯とかの治療はあるかと思いますが、それさえ終われれば後は型取りして新しいブリッジ装着できる、治癒期間が短くできる、と言うことだと思います。
ただ最初にも書いています通り、ブリッジは繋いでいると言うデメリットの為に、論文上のデータでは15年以上になると、殆どが壊れてしまい、それに伴い歯も駄目になる、とされています。
以上のことをお考えいただいて、治療方法を選択されるのが良いと思いますが、私個人の意見では、寿命が延びている時代ですから、長期的予後を考えると、インプラントにして、今まで支台になっていた歯は単独で修復して負担軽減を図り、ずれによる虫歯予防も防がれるのが良いのでは、と考えます。
タイトル | 右奧歯ブリッジをインプラントにした方が良いのでしょうか? |
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質問者 | kazuchanさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 58歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員(管理職) |
カテゴリ | ブリッジに関するトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。