外科手術を伴う再矯正を受けたいが歯へのダメージが気になる

相談者: 佐藤12345さん (28歳:女性)
投稿日時:2018-04-23 10:46:12
初めまして。

外科手術を伴う再矯正について質問です。

私は12年ほど前に、約2年半かけて4本の抜歯を伴う歯列矯正をしました。
当時のカウンセリング時に、顎がずれているので外科手術の対象ですと言われましたが、恐怖心から、外科手術をしないで矯正をしてくれるという医院に治療を頼みました。


主に気になっていた出っ歯はよくなったのですが、顎はやはりなおらず、また、後戻りが始まったため、思いきって外科手術を伴う再矯正をすべく、カウンセリングを受けてきました。

すると、普通に矯正してしまったことにより歯を逆に動かす必要あると言われました。


これは、歯にかなり負担がかかるのでしょうか。
顎が治っても、歯を失っては意味がないので、また普通の矯正をして見た目だけ治した方がいいのか迷っています。
そしたら今度は一生睡眠時にリテーナーをしておく覚悟です。

一度、抜歯を伴う矯正をした人が外科手術を伴う再矯正をするのは、一般的ではなくかなり特殊なことなのでしょうか。
また、あまり勧められないことなのでしょうか。


今度、レントゲン等資料採取する予定ですが、そもそも しない方がいいのか 歯のためにはした方がいいのか迷っています。

ぜひ、アドバイスをお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2018-04-23 12:43:38
矯正は少なからず歯にダメージを与えます。

外科矯正と通常の矯正治療の場合では、多くの場合は、歯の移動方向は逆になります。


また、再治療で外科矯正を選択するかどうかは、骨格のバランスや後戻りの程度によると思います。

そういった人は、多くはないでしょうが、ある程度はみえると思います。
(外科矯正の割合自体、多くはありませんので)



個人的な考えですが、外科矯正が必要な状況を矯正治療のみで治した場合、かみ合わせのどこかに無理が生じていると思います。

ただ、外科矯正の手術も、全身麻酔で入院期間の必要と言う、ハードルの高いものとなっています。

最終的にどちら(場合によっては矯正しない選択肢も?)を選ぶかは、ご自身の気持ちや、診察した矯正歯科医の判断になると思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 佐藤12345さん
返信日時:2018-04-23 15:29:18
ご回答ありがとうございます。

噛み合わせのどこかに無理が生じている、おっしゃる通りで、顎がカクッとなることが多いです。


私の気持ちとしては、どうせなら外科手術をしてスッキリ治してしまいたいです。

ですが、歯が早くなくなってしまうようなら、逆に動かす外科手術前提の矯正ではなく、
ひとまずは納得のいく見た目になるよう外科手術を伴わない矯正をしたいです。


再矯正をすると、歯の寿命は一般的にどの程度縮んでしまうのでしょうか。
逆に動かすというのはどの程度のリスクをはらんでいるのでしょうか。


相談した矯正歯科医様にも、次回資料採取し結果が出次第質問する予定でいますが、なるべく多くの先生方のご意見を賜りたいと思い、書き込みました。
回答 回答2
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2018-04-23 16:56:22
一言で言ってしまえば、歯の寿命はわかりません。

もともとの状況、治療後の状況、現在の状況などで大きく変わりますし、どのように治療するのかでも変わると思います。

歯だけでなく、骨の状況でも変わります。
骨粗しょう症など全身疾患によっても、変わってきますし…。


ただ、矯正治療によって、歯の寿命がどれくらい短くなるのかと言うのは、あいまいでも年数まではわからないと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-04-23 17:18:31
矯正治療に関わる再治療をされる方というのは、おそらく近年増加しているのだろうと思われます。

それは佐藤12345さんのように、学生時代に治療をして、その後次第に後戻りしてきたという方がいらっしゃるからです。
矯正治療をする方が増えてくればそれだけ後戻りをする方も増えてくるでしょう。


矯正治療による歯に対するダメージの最たるものは、歯根吸収ではないかと思われます。
歯の移動につれて、骨と同様に歯の方も吸収されてまいります。

そして、これは元には戻らないものですから、矯正治療をやればやるほど吸収は進む道理になります。


歯根の吸収状態は、レントゲンを見て判断するものですので、次回資料を採ればかなり状況がお分かりになるものと思います。
あまりに吸収が極端であれば、いかなる矯正治療も勧められないのではないかと思います。

外科処置が加わるか加わらないかで歯に対するダメージがどれほど違うのかという点については、不勉強でよく存じません。
それほど違わないのだとすれば、再治療はどちらにしろ歯にダメージを加えるという点で同じということになります。


どのような治療を行うにせよ、担当の先生とレントゲンを元に、よくご説明を受けて、安心して治療をはじめていただければと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 外科手術を伴う再矯正を受けたいが歯へのダメージが気になる
質問者 佐藤12345さん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 外科矯正
矯正後の歯の後戻り
回答者




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