横向きに生えている4本の親知らずについて
相談者:
亮太郎さん (30歳:男性)
投稿日時:2018-04-26 16:00:57
回答1
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2018-04-26 16:10:07
亮太郎さん、こんにちは
親知らずに関しては手を付けないという先生や、ほかの歯と同じように治療をして残す先生、あるいは積極的に抜歯する先生がいらっしゃります。
私は積極的に抜歯をする考え方なので、亮太郎さんの状態なら抜歯をおすすめすると思います。
私が考える親知らずを抜歯するときについて記載しておきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
親知らずは必ず抜かなければならないものなのでしょうか?
そして親知らずを抜く条件とはなんでしょう?
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。
例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。
こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
また親知らずが原因で前の歯の管理ができないあるいはしづらいことがあります。
例えば親知らずがあることで前の歯の歯周ポケットが深くなってしまうことです。
この場合は親知らずを抜歯してあげることで前の7番を守ることができるかもしれません。
上記の場合、親知らずの抜歯の適応になると考えています。
前にも書きましたが、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。
そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。
そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は、自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは容易にすることはできません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考になれば幸いです。
親知らずに関しては手を付けないという先生や、ほかの歯と同じように治療をして残す先生、あるいは積極的に抜歯する先生がいらっしゃります。
私は積極的に抜歯をする考え方なので、亮太郎さんの状態なら抜歯をおすすめすると思います。
私が考える親知らずを抜歯するときについて記載しておきます。
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親知らずは必ず抜かなければならないものなのでしょうか?
そして親知らずを抜く条件とはなんでしょう?
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。
例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。
こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
また親知らずが原因で前の歯の管理ができないあるいはしづらいことがあります。
例えば親知らずがあることで前の歯の歯周ポケットが深くなってしまうことです。
この場合は親知らずを抜歯してあげることで前の7番を守ることができるかもしれません。
上記の場合、親知らずの抜歯の適応になると考えています。
前にも書きましたが、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。
そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。
そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は、自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは容易にすることはできません。
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参考になれば幸いです。
相談者からの返信
回答2
水川歯科医院(荒川区東日暮里)の水川です。
回答日時:2018-04-26 17:21:14
亮太郎 さんこんにちは
畑田先生のおっしゃるとうりかと思います。
特に今回の場合 5 が重要と思っております。
手前の歯と親知らずの間から虫歯になると、手前の歯に大きなダメージを受けることが多いです。
そうなってから親知らずを抜けば良いという話ではなくなってきます。
何らかの理由で将来抜くことになる可能性が高いので、悪さをする前に抜かれたほうが良いと思います。
畑田先生のおっしゃるとうりかと思います。
特に今回の場合 5 が重要と思っております。
手前の歯と親知らずの間から虫歯になると、手前の歯に大きなダメージを受けることが多いです。
そうなってから親知らずを抜けば良いという話ではなくなってきます。
何らかの理由で将来抜くことになる可能性が高いので、悪さをする前に抜かれたほうが良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
亮太郎さん
返信日時:2018-04-26 18:21:40
水川先生、返信して下さりありがとうございます。
タイトル | 横向きに生えている4本の親知らずについて |
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質問者 | 亮太郎さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) 親知らずの抜歯 水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。