[写真あり] 第一小臼歯と犬歯が入れ違って生えている場合の矯正治療
相談者:
handmさん (34歳:女性)
投稿日時:2018-05-07 12:06:00
成人ですが、右上の3番目に乳歯が残っており、その次に第一小臼歯、犬歯が小臼歯に被さるような形で生えています。
この乳歯を抜歯する為に矯正治療を考えてますが、ある精密検査を受けた矯正医院の見解としては、乳歯を抜き、小臼歯(根は残っているが被せ物をする歯で、只今治療中です。)を3番目に移動させ、犬歯を4番目に収めるとのことでした。
ちなみに、親知らずは左上のみ抜歯済みです。
また私の口元の特徴から、抜歯をすると、よりほうれい線が目立ってしまう為になるべく多くの抜歯は避けた方が良いのでは、との見解でした。
私は噛み合わせのことを考えると、3番と4番を反対に収めるのはどうなのかと少し懸念し始めてきました。
恐らく犬歯を3番まで移動させるのに距離が長すぎるのも問題かと思いますが、やはり不可能な話なのでしょうか。
先生方のご意見、よろしくお願い致します。
画像1 画像2
この乳歯を抜歯する為に矯正治療を考えてますが、ある精密検査を受けた矯正医院の見解としては、乳歯を抜き、小臼歯(根は残っているが被せ物をする歯で、只今治療中です。)を3番目に移動させ、犬歯を4番目に収めるとのことでした。
ちなみに、親知らずは左上のみ抜歯済みです。
また私の口元の特徴から、抜歯をすると、よりほうれい線が目立ってしまう為になるべく多くの抜歯は避けた方が良いのでは、との見解でした。
私は噛み合わせのことを考えると、3番と4番を反対に収めるのはどうなのかと少し懸念し始めてきました。
恐らく犬歯を3番まで移動させるのに距離が長すぎるのも問題かと思いますが、やはり不可能な話なのでしょうか。
先生方のご意見、よろしくお願い致します。
画像1 画像2
回答1
回答日時:2018-05-07 12:56:44
犬歯と小臼歯の入れ替えは不可能ではないと思います。
ただ、年齢的な面、周囲の骨の状況、歯の状況、治療期間など、考慮することは多いと思います。
その中でのメリットデメリットで、どちらの方が良いという提案になると思います。
他の矯正歯科医院で聞けば、入れ替えの提案もされるかもしれませんが…。
ただ、年齢的な面、周囲の骨の状況、歯の状況、治療期間など、考慮することは多いと思います。
その中でのメリットデメリットで、どちらの方が良いという提案になると思います。
他の矯正歯科医院で聞けば、入れ替えの提案もされるかもしれませんが…。
回答2
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2018-05-07 12:59:09
>その次に第一小臼歯、犬歯が小臼歯に被さるような形で生えています。
移転歯というもので、もともとの歯胚の位置が入れ替わっていたと考えています。
一般的に、移転歯の位置を本来の位置まで移動することはできないといわれております。
一向に動かないうえ、すぐに後戻りをしてしまい、また歯肉退縮などが生じます。
診察した先生が今のまま並べると説明したのは、そのためです。
犬歯を3番目の位置に持ってくることを考えれば、左右の小臼歯を抜歯するということがまず思い浮かぶところですが、現在の口元がそれほど突出していないという判断であれば、「小臼歯を2本抜くのは、「抜きすぎ」ということになり、適当ではないと判断したということなのでしょう。
犬歯、第一小臼歯を抜いて意図的再植を行うという手もないではないですが、歯がどれぐらい持つのかという点からあまりお勧めできないと考えています。
現在、第一小臼歯が八重歯状態になっておりますので、乳犬歯を抜歯して配列するだけでもかなり感じは変わるものと思います。
移転歯というもので、もともとの歯胚の位置が入れ替わっていたと考えています。
一般的に、移転歯の位置を本来の位置まで移動することはできないといわれております。
一向に動かないうえ、すぐに後戻りをしてしまい、また歯肉退縮などが生じます。
診察した先生が今のまま並べると説明したのは、そのためです。
犬歯を3番目の位置に持ってくることを考えれば、左右の小臼歯を抜歯するということがまず思い浮かぶところですが、現在の口元がそれほど突出していないという判断であれば、「小臼歯を2本抜くのは、「抜きすぎ」ということになり、適当ではないと判断したということなのでしょう。
犬歯、第一小臼歯を抜いて意図的再植を行うという手もないではないですが、歯がどれぐらい持つのかという点からあまりお勧めできないと考えています。
現在、第一小臼歯が八重歯状態になっておりますので、乳犬歯を抜歯して配列するだけでもかなり感じは変わるものと思います。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-05-08 16:39:52
『入れ替えが可能なケースもある』とされますが、治療後の何割かは、片方(もしくは両方)が上顎からはみ出した状態のまま経過している可能性はあります。
したがって、歯肉退縮が生じやすいことも頷けます。
只、成人の場合は、意図的再植・移植は考えられるオプションの一つにはなると思います。
したがって、歯肉退縮が生じやすいことも頷けます。
只、成人の場合は、意図的再植・移植は考えられるオプションの一つにはなると思います。
相談者からの返信
相談者:
handmさん
返信日時:2018-05-10 11:33:06
先生方、ご回答ありがとうございます。
やはり、不可能ではないが移転歯を元の位置に矯正することはリスクが伴うということですね。
ちなみに今村先生のおっしゃる「抜きすぎ」というご指摘についてですが、実は他の矯正歯科で精密検査後に右上の乳犬歯及び上下左右の小臼歯をそれぞれ抜歯するというまさにその方針を提案されました。
恐らく、右上顎の第一小臼歯自体が根の治療済みとはいえ、その状態を見てこの歯も抜歯してしまおうというお考えからだと思います。
他に何箇所か、無料相談に行った際も同じようなことを言われました。
今回、右上顎小臼歯を3番に、犬歯を4番にという逆の配置のまま収める提案を受けたのが初めてだったので、少し不安になってきました。
また、かぶせ物である歯をこれからも保ち、開口したときに良く見える場所である3番に持ってくるのが果たして最善の策なのかも少し疑念を持っています。
(かぶせ物の種類にも拠るかもしれませんが、かぶせ物と歯茎の境が黒ずんで不自然な見た目になるのが嫌です。)
右上顎の小臼歯の状態を加味してでも、やはり逆の配置のままで収めるという最初の方針にご賛成でしょうか。
ご意見伺えればと思います。
よろしくお願い致します。
やはり、不可能ではないが移転歯を元の位置に矯正することはリスクが伴うということですね。
ちなみに今村先生のおっしゃる「抜きすぎ」というご指摘についてですが、実は他の矯正歯科で精密検査後に右上の乳犬歯及び上下左右の小臼歯をそれぞれ抜歯するというまさにその方針を提案されました。
恐らく、右上顎の第一小臼歯自体が根の治療済みとはいえ、その状態を見てこの歯も抜歯してしまおうというお考えからだと思います。
他に何箇所か、無料相談に行った際も同じようなことを言われました。
今回、右上顎小臼歯を3番に、犬歯を4番にという逆の配置のまま収める提案を受けたのが初めてだったので、少し不安になってきました。
また、かぶせ物である歯をこれからも保ち、開口したときに良く見える場所である3番に持ってくるのが果たして最善の策なのかも少し疑念を持っています。
(かぶせ物の種類にも拠るかもしれませんが、かぶせ物と歯茎の境が黒ずんで不自然な見た目になるのが嫌です。)
右上顎の小臼歯の状態を加味してでも、やはり逆の配置のままで収めるという最初の方針にご賛成でしょうか。
ご意見伺えればと思います。
よろしくお願い致します。
回答4
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2018-05-10 12:12:16
>右上顎の第一小臼歯自体が根の治療済みとはいえ、その状態を見てこの歯も抜歯してしまおうというお考えからだと思います。
3番を本来の位置に持ってくるということと、どれほど持つか分からない第一小臼歯を抜くということですね。
プロファイルと残り3本の小臼歯を犠牲にしてもこの部分を優先するという考え方です。
3番の位置に補綴物を入れた4番が来る形では満足できないというご希望であれば、こういう治療も十分に考えられます。
プロファイルについてどう考えるかということに尽きるのだろうと思います。
抜歯して口元を下げたときに、ぎりぎり許容できる範囲だと考えれば、そういう治療を選択することになるでしょう。
どのあたりまでが許容できる範囲かという点については、先生によってもかなり違ってくるようには思います。
もうひとつ、この小臼歯を抜歯して犬歯を所定の位置まで動かし、残ったスペースをインプラントで埋めるという方法は考えられるでしょう。
考えられるというだけで、現実的かどうかということについてははっきりしません。
どの方法をとっても、メリットデメリットはあります。
プロファイルに関しては、あくまでも予想ですので、その点なども含めて、よくご相談いただき、お考え戴くというところでしょう。
3番を本来の位置に持ってくるということと、どれほど持つか分からない第一小臼歯を抜くということですね。
プロファイルと残り3本の小臼歯を犠牲にしてもこの部分を優先するという考え方です。
3番の位置に補綴物を入れた4番が来る形では満足できないというご希望であれば、こういう治療も十分に考えられます。
プロファイルについてどう考えるかということに尽きるのだろうと思います。
抜歯して口元を下げたときに、ぎりぎり許容できる範囲だと考えれば、そういう治療を選択することになるでしょう。
どのあたりまでが許容できる範囲かという点については、先生によってもかなり違ってくるようには思います。
もうひとつ、この小臼歯を抜歯して犬歯を所定の位置まで動かし、残ったスペースをインプラントで埋めるという方法は考えられるでしょう。
考えられるというだけで、現実的かどうかということについてははっきりしません。
どの方法をとっても、メリットデメリットはあります。
プロファイルに関しては、あくまでも予想ですので、その点なども含めて、よくご相談いただき、お考え戴くというところでしょう。
相談者からの返信
相談者:
handmさん
返信日時:2018-05-11 15:11:23
今村先生
ご意見有難うございました。
やはり、どこまで許容して何を優先するかということが最終的な判断材料になるということですね。
自分自身の希望と、それぞれ矯正医院さんの方針とのすり合わせで一番合致するところで決めたいと思います。
ご丁寧に分かりやすくご回答いただき有難うございました。
ご意見有難うございました。
やはり、どこまで許容して何を優先するかということが最終的な判断材料になるということですね。
自分自身の希望と、それぞれ矯正医院さんの方針とのすり合わせで一番合致するところで決めたいと思います。
ご丁寧に分かりやすくご回答いただき有難うございました。
タイトル | [写真あり] 第一小臼歯と犬歯が入れ違って生えている場合の矯正治療 |
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質問者 | handmさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯の異常・トラブルその他 歯列矯正の治療法 その他(写真あり) 1、2本だけ歯並びが悪い |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。