[写真あり] 歯間にできた虫歯治療方法と今後の予防
相談者:
たみひさん (37歳:女性)
投稿日時:2018-05-29 00:12:48
歯の定期検診で、左上の4番と5番の間が虫歯になっているとのこと。
次の二つの治療方法を提案されました。
@左5番の詰め物を外し、治療する。
→実は1年ほど前に治療し、金の詰め物をしたので、もったいないと思ってしまう。
A4番を削って治療。
4番の反対側も削って被せをする。
その際、5番がでっぱっているので、5番も面を揃えるため削るとのこと。
→自分の歯を削るのはもったいないと思ってしまう。
どちらがオススメでしょうか?
神経が近いのですなるべく早い治療がよいとのこと。
5番を治療した時に、4番との側面はついでに治療したと聞いていたのに、その詰めていただいたところの辺りに1年弱で虫歯ができて落ち込んでいます。
実は色々あって定期検診をうけたのは、1年前に治療をしてもらった歯医者とは別の歯医者です。
虫歯を見つけていただいた歯医者で治療するか、少し遠くても以前治療してもらったところのに行った方がよいかも悩んでいます。
毎朝、キシリトールのガムをかみ、ソニックケアでフッ素高配合歯磨き粉で歯を磨きもし、糸ようじもし、甘いものも気をつけているのに次々に虫歯が出来て、どうしてよいかわかりません。
虫歯が出来ないアドバイスもお願いします。
宜しくお願いします。
画像1
次の二つの治療方法を提案されました。
@左5番の詰め物を外し、治療する。
→実は1年ほど前に治療し、金の詰め物をしたので、もったいないと思ってしまう。
A4番を削って治療。
4番の反対側も削って被せをする。
その際、5番がでっぱっているので、5番も面を揃えるため削るとのこと。
→自分の歯を削るのはもったいないと思ってしまう。
どちらがオススメでしょうか?
神経が近いのですなるべく早い治療がよいとのこと。
5番を治療した時に、4番との側面はついでに治療したと聞いていたのに、その詰めていただいたところの辺りに1年弱で虫歯ができて落ち込んでいます。
実は色々あって定期検診をうけたのは、1年前に治療をしてもらった歯医者とは別の歯医者です。
虫歯を見つけていただいた歯医者で治療するか、少し遠くても以前治療してもらったところのに行った方がよいかも悩んでいます。
毎朝、キシリトールのガムをかみ、ソニックケアでフッ素高配合歯磨き粉で歯を磨きもし、糸ようじもし、甘いものも気をつけているのに次々に虫歯が出来て、どうしてよいかわかりません。
虫歯が出来ないアドバイスもお願いします。
宜しくお願いします。
画像1
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2018-05-29 08:36:23
>毎朝、キシリトールのガムをかみ、ソニックケアでフッ素高配合歯磨き粉で歯を磨きもし、糸ようじもし、甘いものも気をつけているのに次々に虫歯が出来て、どうしてよいかわかりません。
そもそも、どうして虫歯になったのか、また、再発するのかを考えてみませんか。
もしかして、虫歯の主たる原因が歯磨き不足だとか思っていませんか。
むしろ、間食や飲料を含む食品の摂り方の方が、圧倒的に虫歯の発生に関与しますから、まずは、その辺りについて、自分流で改善しようとするのではなく、歯科医院でよく指導していただきましょう。
更には、そういった昔ながらのことのみならず、力のコントロールや栄養のコントロールなどをも含めた生活習慣の見直しと是正についても指導していただける、ちゃんと予防に取り組んでいる施設で、定期的に診続けていただくのが良いように思います。
そもそも、どうして虫歯になったのか、また、再発するのかを考えてみませんか。
もしかして、虫歯の主たる原因が歯磨き不足だとか思っていませんか。
むしろ、間食や飲料を含む食品の摂り方の方が、圧倒的に虫歯の発生に関与しますから、まずは、その辺りについて、自分流で改善しようとするのではなく、歯科医院でよく指導していただきましょう。
更には、そういった昔ながらのことのみならず、力のコントロールや栄養のコントロールなどをも含めた生活習慣の見直しと是正についても指導していただける、ちゃんと予防に取り組んでいる施設で、定期的に診続けていただくのが良いように思います。
回答2
坂寄歯科医院(茨城県取手市藤代)の三木です。
回答日時:2018-05-29 10:25:44
たみひさん、こんにちは。
>どちらがオススメでしょうか?
どちらというか、虫歯ならそこを治療すべきかと思います。
45どちらも虫歯ならどちらも治した方が良いでしょうし。
4だけというのであれば4だけ治療すればいいと思いますよ。
あとは第三の選択として、定期的にレントゲンを撮影してみて、進んでいるようであれば治療するというのもアリかとは思います。
ちなみに治療後は小林先生の書かれている通り、しっかりと予防について考えて、定期検診をしていただいたほうが良いかと思いますよ。
>どちらがオススメでしょうか?
どちらというか、虫歯ならそこを治療すべきかと思います。
45どちらも虫歯ならどちらも治した方が良いでしょうし。
4だけというのであれば4だけ治療すればいいと思いますよ。
あとは第三の選択として、定期的にレントゲンを撮影してみて、進んでいるようであれば治療するというのもアリかとは思います。
ちなみに治療後は小林先生の書かれている通り、しっかりと予防について考えて、定期検診をしていただいたほうが良いかと思いますよ。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2018-05-29 18:39:50
こんな事を書くと歯科界的には大問題なのだと思いますが、
個人的には
歯間の虫歯予防にフロス(糸ようじ)はいらない
だと思っています。
(歯周病予防には必要だと思いますが…)
マイクロスコープで歯間の虫歯治療を行っていると、ここ数年で観察してきたほとんど全ての歯に「クラック」があります。
つまり、クラックから侵入した虫歯菌が虫歯を大きくする、つまり、クラックを予防せずに歯間の虫歯は予防できないと考えます。
「クラックの予防」=「力のコントロール」
で、「フロスによるプラークコントロール」ではないと考えます。
(繰り返しますが、歯周病予防にはフロスは有効だと思います)
画像1 画像2
個人的には
歯間の虫歯予防にフロス(糸ようじ)はいらない
だと思っています。
(歯周病予防には必要だと思いますが…)
マイクロスコープで歯間の虫歯治療を行っていると、ここ数年で観察してきたほとんど全ての歯に「クラック」があります。
つまり、クラックから侵入した虫歯菌が虫歯を大きくする、つまり、クラックを予防せずに歯間の虫歯は予防できないと考えます。
「クラックの予防」=「力のコントロール」
で、「フロスによるプラークコントロール」ではないと考えます。
(繰り返しますが、歯周病予防にはフロスは有効だと思います)
画像1 画像2
回答4
回答日時:2018-05-29 22:01:48
自分だったら、5番に問題がないのなら4番だけの治療を考えると思いますし、4番の遠心(5番側)だけに古いレジン+むし歯ということなら、おそらく4番遠心レジンやりかえ、で対応出来るのではないかと想像します。
ですが、先生毎で治療方針は異なりますし、得意、不得意、予後も異なりますから、ここで他の先生方に相談してもあまり意味はないように思います。
逆に気にするべきことは、1年前の治療は本当に十分だったのか?これは疑問がわきます。
敢えて再度そこで再治療を受けるメリットがあるかはどうでしょうか。
それと、毎日のお手入れは本当に十分か? これも確認した方がいいでしょうね。
歯間部の詰め物の周り、ということなら、フロスよりは歯間ブラシの方が向いているでしょうし、間食の取り方等見直しもすると良いでしょうね。
治療が適切にされていて予防も適切に出来ていたとしたら、1年でむし歯が発生する様なことはまず考えられないと思いますよ。
どちらかか、あるいは両方に問題があったはずですし、それが分かれば今後の対策も出来ると思います。
ですが、先生毎で治療方針は異なりますし、得意、不得意、予後も異なりますから、ここで他の先生方に相談してもあまり意味はないように思います。
逆に気にするべきことは、1年前の治療は本当に十分だったのか?これは疑問がわきます。
敢えて再度そこで再治療を受けるメリットがあるかはどうでしょうか。
それと、毎日のお手入れは本当に十分か? これも確認した方がいいでしょうね。
歯間部の詰め物の周り、ということなら、フロスよりは歯間ブラシの方が向いているでしょうし、間食の取り方等見直しもすると良いでしょうね。
治療が適切にされていて予防も適切に出来ていたとしたら、1年でむし歯が発生する様なことはまず考えられないと思いますよ。
どちらかか、あるいは両方に問題があったはずですし、それが分かれば今後の対策も出来ると思います。
相談者からの返信
相談者:
たみひさん
返信日時:2018-05-29 23:56:23
先生方、お忙しいのに回答ありがとうございます。
虫歯には、歯磨きよりも食品の摂り方が大切だということは、虫歯を治療していただいた歯科医院でも指導されていましたが、認識が甘かったと思い知らされました。
フロスも力任せにしていたと反省しました。
歯間ブラシも使ってみます。
虫歯を直して下さった歯医者さんは、食いしばりを指摘してくださったり、食品の摂り方を三日間メモして提出し、栄養バランスや虫歯になりやすい食品をチェックしてくださるなどとても熱心な先生なのですが、1か月前に歯がしみると言った時に目視で大丈夫といわれ、結果、別の歯医者で虫歯と言われてしまったので、不安になってしまいました。
とりあえず、虫歯を見つけていただいた歯医者さんで、4番を治療していただこうと思います。
2つの歯医者をウロウロしていい加減な患者だと思われていると思いますが、自分の歯にとって最善を考え、これ以上虫歯にならないよう気をつけていきたいと思います。
先生方本当にありがとうございました。
虫歯には、歯磨きよりも食品の摂り方が大切だということは、虫歯を治療していただいた歯科医院でも指導されていましたが、認識が甘かったと思い知らされました。
フロスも力任せにしていたと反省しました。
歯間ブラシも使ってみます。
虫歯を直して下さった歯医者さんは、食いしばりを指摘してくださったり、食品の摂り方を三日間メモして提出し、栄養バランスや虫歯になりやすい食品をチェックしてくださるなどとても熱心な先生なのですが、1か月前に歯がしみると言った時に目視で大丈夫といわれ、結果、別の歯医者で虫歯と言われてしまったので、不安になってしまいました。
とりあえず、虫歯を見つけていただいた歯医者さんで、4番を治療していただこうと思います。
2つの歯医者をウロウロしていい加減な患者だと思われていると思いますが、自分の歯にとって最善を考え、これ以上虫歯にならないよう気をつけていきたいと思います。
先生方本当にありがとうございました。
回答5
回答日時:2018-05-30 10:00:10
気になるので更に少し補足しますが、「今現在治療が必要だ」という診断基準も先生によって異なりますので、もしかするとそこも前の先生と今の先生でご判断が異なる可能性もあります。
厳密なことを言えば、その「今、治療を勧めるか勧めないか」の判断には、その疾患(むし歯)の進行速度や患者さん自身の来院頻度、予防への意識や行動等も勘案する必要があるので、最低でも数年は継続して来院していて、時系列で資料(むし歯であればレントゲン写真やデジカメでの写真、カルテ記録等)を縦覧出来る環境が欲しいですね。
同じ状態の歯でも、急に初期から中期のむし歯になったのと、昔はむし歯が多発していたものの今は予防がしっかり出来ていて、ここ3年見た目のまったく変わらない中期のむし歯とでは、意味合いは変わってきます。
それと、上にも少し書きましたが治療の質によっても「持ち」は全然変わりますので、例えば予防について力を入れていて、定期的なメインテナンスや食事指導、フッ素塗布や細菌検査などは一生懸命でも、治療の質が悪ければ結果的にはすぐまた問題が発生します。
この様に、
診査
診断
治療計画
実際の治療の質
患者自身の予防行動
医院で行う、予防の補助
経過観察
というあらゆる場面で問題は発生する可能性がありますので、必ずしもたみひさんの努力の仕方に問題があるとかないとか、どちらかの先生の判断や治療内容がおかしいとかおかしくないとか、そういうことはこの少ない情報からは分からないですよ。
「2つの歯医者をウロウロして」というのはやはり理想的ではないということもご理解頂けるのではないかと思います。
実際問題としては難しいところですが、予防について本当に信頼が出来る、レベルの高い医院を見つけられるかどうか、が最も重要なのかも知れません。
厳密なことを言えば、その「今、治療を勧めるか勧めないか」の判断には、その疾患(むし歯)の進行速度や患者さん自身の来院頻度、予防への意識や行動等も勘案する必要があるので、最低でも数年は継続して来院していて、時系列で資料(むし歯であればレントゲン写真やデジカメでの写真、カルテ記録等)を縦覧出来る環境が欲しいですね。
同じ状態の歯でも、急に初期から中期のむし歯になったのと、昔はむし歯が多発していたものの今は予防がしっかり出来ていて、ここ3年見た目のまったく変わらない中期のむし歯とでは、意味合いは変わってきます。
それと、上にも少し書きましたが治療の質によっても「持ち」は全然変わりますので、例えば予防について力を入れていて、定期的なメインテナンスや食事指導、フッ素塗布や細菌検査などは一生懸命でも、治療の質が悪ければ結果的にはすぐまた問題が発生します。
この様に、
診査
診断
治療計画
実際の治療の質
患者自身の予防行動
医院で行う、予防の補助
経過観察
というあらゆる場面で問題は発生する可能性がありますので、必ずしもたみひさんの努力の仕方に問題があるとかないとか、どちらかの先生の判断や治療内容がおかしいとかおかしくないとか、そういうことはこの少ない情報からは分からないですよ。
「2つの歯医者をウロウロして」というのはやはり理想的ではないということもご理解頂けるのではないかと思います。
実際問題としては難しいところですが、予防について本当に信頼が出来る、レベルの高い医院を見つけられるかどうか、が最も重要なのかも知れません。
回答6
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2018-05-30 10:52:56
僕も渡辺先生に同意見です。
>「2つの歯医者をウロウロして」というのはやはり理想的ではない
ですね。
>別の歯医者で虫歯と言われてしまったので、不安になってしまいました。
僕からすれば、別の歯医者さんに行かなければ不安にならなかった可能性が高いように感じます。
それと、その別の歯医者さんでは渡辺先生が書かれているような「レントゲン写真やデジカメでの写真、カルテ記録等」の客観的な資料を提示されての「虫歯」と言う判断だったのでしょうか。
僕は「ほかの歯医者さんに行くなら(回答3の写真のような)口腔内写真や治療中の動画や写真で虫歯の状態を見せて、確認させてくれるところを探してください」と言います。
>「2つの歯医者をウロウロして」というのはやはり理想的ではない
ですね。
>別の歯医者で虫歯と言われてしまったので、不安になってしまいました。
僕からすれば、別の歯医者さんに行かなければ不安にならなかった可能性が高いように感じます。
それと、その別の歯医者さんでは渡辺先生が書かれているような「レントゲン写真やデジカメでの写真、カルテ記録等」の客観的な資料を提示されての「虫歯」と言う判断だったのでしょうか。
僕は「ほかの歯医者さんに行くなら(回答3の写真のような)口腔内写真や治療中の動画や写真で虫歯の状態を見せて、確認させてくれるところを探してください」と言います。
相談者からの返信
相談者:
たみひさん
返信日時:2018-05-30 17:15:37
タイトル | [写真あり] 歯間にできた虫歯治療方法と今後の予防 |
---|---|
質問者 | たみひさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 虫歯予防 その他(写真あり) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。