[写真あり] 上の歯の舌側傾斜を外に出すことで噛み合わせを治す
相談者:
うめぼしおかゆさん (23歳:女性)
投稿日時:2018-05-26 14:21:18
顎変形症、下顎前突です。
(しゃくれているというよりは下に長いタイプと言われました)
手術なしの場合の治療方針について質問です。
上下の歯が舌側傾斜しているため、上の歯を外に出すことで噛み合わせを治していくと言われました。
しかし口元が出ていることも気になっているので、外に出すことで更に口元が出ることはないか聞いたところ、それはないと言われましたが本当でしょうか?
また、手術の有無も迷っております。
上顎が少し後退しているとのことで(でも口元が出ているのはなぜでしょうか?歯茎の角度の問題?)上と下、両方手術する可能性もあると言われました。
今よりも綺麗なEラインになるにはやはり手術が必要でしょうか?
写真貼りますのでアドバイス頂けたら嬉しいです。
画像1
(しゃくれているというよりは下に長いタイプと言われました)
手術なしの場合の治療方針について質問です。
上下の歯が舌側傾斜しているため、上の歯を外に出すことで噛み合わせを治していくと言われました。
しかし口元が出ていることも気になっているので、外に出すことで更に口元が出ることはないか聞いたところ、それはないと言われましたが本当でしょうか?
また、手術の有無も迷っております。
上顎が少し後退しているとのことで(でも口元が出ているのはなぜでしょうか?歯茎の角度の問題?)上と下、両方手術する可能性もあると言われました。
今よりも綺麗なEラインになるにはやはり手術が必要でしょうか?
写真貼りますのでアドバイス頂けたら嬉しいです。
画像1
回答1
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-05-26 14:27:11
相談者からの返信
相談者:
うめぼしおかゆさん
返信日時:2018-05-26 15:07:31
藤森先生。
ご回答ありがとうございます。
歯並びも顔貌も気になります。
しかし診断して頂いた先生曰く、そこまでひどくないので手術なしのほうをオススメするとのことでした。
他の先生から見てもそのようにお考えになることが多い病状でしょうか?
ご回答ありがとうございます。
歯並びも顔貌も気になります。
しかし診断して頂いた先生曰く、そこまでひどくないので手術なしのほうをオススメするとのことでした。
他の先生から見てもそのようにお考えになることが多い病状でしょうか?
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-05-26 15:13:00
回答3
回答日時:2018-05-26 16:00:06
顎変形症と診断できるボーダーケースの場合、治療計画を作る矯正歯科医側もどちらが良いのか悩みます。
個人的な考えでは、その時に重要になるのが、患者さんの考えです。
ざっくり言ってしまえば、手術なしの場合は骨格そのままで歯並びだけを治すことになります。
手術ありの場合はある程度骨格を修正することができます。
ちなみに、Eラインは鼻と唇と顎先(オトガイ)の相対的な位置で決まります。
そのため、極端な例ですが、ピノキオの鼻のように、または下顎が白人のように出ていれば、Eラインよりも唇が中にあるということになります。
一つの指標になるかもしれませんが、今回の場合はEラインのみを重視しすぎは危険な気がします。
また、口元が出ているように見えるのは、顎先の位置が下方にあるように見えるので、わずかに出ているように見えるのだと思います。
(データがないので、想像ですが…)
個人的な考えでは、その時に重要になるのが、患者さんの考えです。
ざっくり言ってしまえば、手術なしの場合は骨格そのままで歯並びだけを治すことになります。
手術ありの場合はある程度骨格を修正することができます。
ちなみに、Eラインは鼻と唇と顎先(オトガイ)の相対的な位置で決まります。
そのため、極端な例ですが、ピノキオの鼻のように、または下顎が白人のように出ていれば、Eラインよりも唇が中にあるということになります。
一つの指標になるかもしれませんが、今回の場合はEラインのみを重視しすぎは危険な気がします。
また、口元が出ているように見えるのは、顎先の位置が下方にあるように見えるので、わずかに出ているように見えるのだと思います。
(データがないので、想像ですが…)
相談者からの返信
相談者:
うめぼしおかゆさん
返信日時:2018-05-26 16:59:59
藤森先生。
ありがとうございます!
伊藤先生。
ご回答ありがとうございます。
診断してくださった先生も最終的にはあなたがどこまで治したいかだよ、とおっしゃっていました。
下顎前突を改善したい気持ちはありますが、先生は手術なしをオススメしてくださっているのに手術に踏み切って良いのだろうか、という不安もあります。
ボーダーラインは本当に悩ましいですね...。
実際、ボーダーラインでも手術する方は多いのでしょうか?
ありがとうございます!
伊藤先生。
ご回答ありがとうございます。
診断してくださった先生も最終的にはあなたがどこまで治したいかだよ、とおっしゃっていました。
下顎前突を改善したい気持ちはありますが、先生は手術なしをオススメしてくださっているのに手術に踏み切って良いのだろうか、という不安もあります。
ボーダーラインは本当に悩ましいですね...。
実際、ボーダーラインでも手術する方は多いのでしょうか?
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-05-28 11:31:51
こんにちは。
横顔を気にされていて修正を希望されているならば、上下の顎を切ってずらしてくっつけて、更に必要があれば頤もということになる場合が多く(様々な術前検査が必要ですが)、治療期間中の社会生活はかなり侵害されると思います。
外科をともなった治療は、一部の矯正歯科ではよく行われているのですが、常に外科にともなうリスクがつき物です。
横顔を大きく変えなくてよいという場合は、歯のかみ合わせだけを変化させることになるでしょう。
この場合も矯正治療にともなう治療リスクはつき物です。
検査が不十分でイメージがつきにくい場合は、他のもっと詳しく検査を行って難組織の外科後、非外科時のシュミレーションを正確に行ってくれる矯正専門医を探され、相応の費用をお支払いになり3次元モデルでイメージをきちんと持てるようにされるのがよいと思います。
ただ、外科ではかなりのことが出来るのでイメージをみてしまうとどうしても外科を選択したくなるのですが、常に外科には外科にともなうリスクがあることを忘れないことが必要でしょう。
横顔を気にされていて修正を希望されているならば、上下の顎を切ってずらしてくっつけて、更に必要があれば頤もということになる場合が多く(様々な術前検査が必要ですが)、治療期間中の社会生活はかなり侵害されると思います。
外科をともなった治療は、一部の矯正歯科ではよく行われているのですが、常に外科にともなうリスクがつき物です。
横顔を大きく変えなくてよいという場合は、歯のかみ合わせだけを変化させることになるでしょう。
この場合も矯正治療にともなう治療リスクはつき物です。
検査が不十分でイメージがつきにくい場合は、他のもっと詳しく検査を行って難組織の外科後、非外科時のシュミレーションを正確に行ってくれる矯正専門医を探され、相応の費用をお支払いになり3次元モデルでイメージをきちんと持てるようにされるのがよいと思います。
ただ、外科ではかなりのことが出来るのでイメージをみてしまうとどうしても外科を選択したくなるのですが、常に外科には外科にともなうリスクがあることを忘れないことが必要でしょう。
回答5
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2018-05-28 12:24:49
Eラインは伊藤先生もお書きのように、鼻の先端と頤の先端を結んだ直線で、このラインに対して口唇の位置が前方であるか後方であるかということで判断をするものです。
お写真を拝見するところで言えば、下顎の口唇は若干出ていますが、上顎はむしろ引っ込んでいるという状態です。
そのように見れば、上顎の前歯部を唇側に出すということは特に問題になることではないのだろうと思います。
また、これは骨格の後退を歯で補うということでもあります。
若干の違和感もありますが、上顎の前歯が舌側に傾斜しているのであれば、これを唇側に出すことによって前歯部の噛みあわせを正常にするという方針は、Eラインに対する上顎口唇の後退ともあいまって、特に問題にはならないということになります。
若干の違和感と書きましたのは、一般的に骨格的反対咬合では、下顎前歯は舌側傾斜し、上顎前歯は唇側傾斜するものです。
上顎前歯が唇側傾斜する為、上顎の口唇が唇側に出ているように感じられるものです。
このような状態では、鼻と上口唇との角度が小さくなる為、口元が出ていると感じられるということになるでしょう。
一方の下顎の口唇ですが、反対にかんでいる場合、早期接触などで下顎が前方に出ている場合があり、上顎前歯を前方に出すことにより、下顎自体が後方に下がるということもあるかもしれません。
そういうことから、「口元は出ない」という判断なのかもしれません。
上顎の前歯を唇側に出せば、とりあえず被蓋は改善できるということから、外科、非外科処置のボーダーラインと考えられると思います。
患者さんも術者も悩むところで、私も悩むでしょう。
手術をしたときとしないときとでのシュミレーション写真を作ってもらえれば、もう少しわかりやすいのではないかという気は致します。
少なくとも、患者さんにとっては、われわれが頭の中でイメージしている治療結果が想像できないのではないかと思います。
ペーパーサージェリーあるいはフォトサージェリーというものです。
こういったものを作っていただいて、その上で決めるということであれば、もう少しわかりやすいのではないかという気は致します。
お写真を拝見するところで言えば、下顎の口唇は若干出ていますが、上顎はむしろ引っ込んでいるという状態です。
そのように見れば、上顎の前歯部を唇側に出すということは特に問題になることではないのだろうと思います。
また、これは骨格の後退を歯で補うということでもあります。
若干の違和感もありますが、上顎の前歯が舌側に傾斜しているのであれば、これを唇側に出すことによって前歯部の噛みあわせを正常にするという方針は、Eラインに対する上顎口唇の後退ともあいまって、特に問題にはならないということになります。
若干の違和感と書きましたのは、一般的に骨格的反対咬合では、下顎前歯は舌側傾斜し、上顎前歯は唇側傾斜するものです。
上顎前歯が唇側傾斜する為、上顎の口唇が唇側に出ているように感じられるものです。
このような状態では、鼻と上口唇との角度が小さくなる為、口元が出ていると感じられるということになるでしょう。
一方の下顎の口唇ですが、反対にかんでいる場合、早期接触などで下顎が前方に出ている場合があり、上顎前歯を前方に出すことにより、下顎自体が後方に下がるということもあるかもしれません。
そういうことから、「口元は出ない」という判断なのかもしれません。
上顎の前歯を唇側に出せば、とりあえず被蓋は改善できるということから、外科、非外科処置のボーダーラインと考えられると思います。
患者さんも術者も悩むところで、私も悩むでしょう。
手術をしたときとしないときとでのシュミレーション写真を作ってもらえれば、もう少しわかりやすいのではないかという気は致します。
少なくとも、患者さんにとっては、われわれが頭の中でイメージしている治療結果が想像できないのではないかと思います。
ペーパーサージェリーあるいはフォトサージェリーというものです。
こういったものを作っていただいて、その上で決めるということであれば、もう少しわかりやすいのではないかという気は致します。
タイトル | [写真あり] 上の歯の舌側傾斜を外に出すことで噛み合わせを治す |
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質問者 | うめぼしおかゆさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 23歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 その他(写真あり) 外科矯正 下顎前突(受け口) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。