歯科用顕微鏡は分かりにくい虫歯をどこまで見つけられるのか

相談者: アブラナさん (41歳:男性)
投稿日時:2018-06-08 23:51:55
歯科検診に行くと、顕微鏡を使用して歯の状態をチェックしてくださいます。

口の中に学生時代からはまっているインレーが多いので2次虫歯が心配です。
大きめのインレーの中に虫歯がある場合、レントゲンで分からないこともあると、何かで読みました。

歯の間の虫歯も怖いです。

顕微鏡は、目視より遥かに色々見えると思いますが、分かりにくい虫歯をどこまで見つけられるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-06-09 08:01:43
ご相談ありがとうございます。

>顕微鏡は、目視より遥かに色々見えると思いますが、分かりにくい虫歯をどこまで見つけられるのでしょうか?

たしかに顕微鏡は肉眼とは違い何十倍と拡大してみることができます。
私も使いますが、でもたかだかその程度です。

顕微鏡も肉眼も、検査の種類としては歯や歯茎や根管の表面を目で見るだけなので、同じ目視という分類の中の検査です。
しかし、人間の目で見るアナログ検査では限界があります。

したがって学術的には検査方法として、目で見える方法と、目では決して見えない方法と2種類の組み合わせが基本です。
ちなみにレントゲンは肉眼では見えない歯や骨の中を透視できますが、やはり目で確認するので主観の入る目視に近い検査です。


目で見えない方法としては、客観的な数字で表す検査や、立体的な解剖学的あるいは生理学的な検査や、設問といって定型的なアンケートで機械的に絞り込む検査などがあります。

このように面倒ですが、総合的な見落としのない検査もできます。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-06-09 09:46:41
アブラナ さんにとっての歯科検診とは、2次虫歯になっていないかどうかを見つけてもらうことなのでしょうか。

確かに「顕微鏡は、目視より遥かに色々見えると思いますが」、単に虫歯の有無を見つけることよりも、見つけた虫歯の活動性がどうなのかといった継続的な判断の方が、そもそも40歳代以上の方には、歯よりも歯肉の状態を精査していくことの方が、よほど大事なことかと思います。

基本的なことになりますが、歯周病は虫歯とは違い、早期発見 & 早期治療が必須です。

私だったら、虫歯や歯周病の状態をチェックすることはもちろん、ならない or なりにくい状況を目指し、昔ながらのプラークコントロールや食品の摂り方のみならず、力のコントロールや栄養のコントロールのことまで指導したことが自分流にシフトしていないかどうかを継続して見守っていきます。

ちゃんと予防に取り組んでいる施設で、定期的に診続けていただけると良いですね。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-06-11 17:21:36
アブラナ さんこんにちは

>顕微鏡を使用して歯の状態をチェックしてくださいます。

良い歯科医院さんを見つかれれたのではないでしょうか??


>顕微鏡は、目視より遥かに色々見えると思いますが、分かりにくい虫歯をどこまで見つけられるのでしょうか?

歯の虫歯もマイクロスコープを用いると見つけやすいです。
ただ、ある程度の経験を積まないと見つけられないこともあります。

そこで、相良先生もおっしゃっていますが、レントゲンや、ダイアグノデントといった補助器具も併用して虫歯を見つけることが必要かと思います。

もちろん、それも経験や知識が重要かと思います。
同じレントゲンでも、みる先生によって診断が異なることがあります。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-06-12 11:30:30
アブラナさん、今日は

マイクロスコープでの診査もよいのですが、その場合感度が高いために、擬陽性(虫歯でもないのに、虫歯と診断してしまう)が増えてしまう可能性があります。

結果として、削る必要がないのに削ってしまうということも起こりえますので注意が必要です。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2018-06-12 11:50:47
マイクロスコープをきちんと使いこなせている先生であれば、虫歯か、虫歯でないかの判断が肉眼などにに比べてはっきりとできます。

なので、削る必要の無い歯を削ることはないので安心されてください。




タイトル 歯科用顕微鏡は分かりにくい虫歯をどこまで見つけられるのか
質問者 アブラナさん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯その他
う蝕関連
材料・機材関連
その他(診断)
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




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