[写真あり] 奥歯6番、欠けたCRの再治療に自費診療を断られてしまった
相談者:
糸ようじさん (25歳:女性)
投稿日時:2018-06-21 01:31:22
こんにちははじめまして。
質問失礼致しますm(__)m
長いですが、最後にまとめですっきりまとめてありますので、最後だけでも読んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願い致します。
先日、奥歯の6番のCRが欠けたため、この際だから自費のインレーを詰めてもらおうとマイクロスコープを用いている自費診療(保険もやっている)歯医者に行きました。
ところが、私は軽度の開口な上に歯ぎしりがひどく、奥歯の歯の山が磨耗し、かなりすり減っていることが判明しました。
その先生は、かなり悩みながら、
「あなたの年齢や歯の山のすり減りを考慮して、セラミックや金属などを入れるとなると、かなり削ることになり予後が悪いので保険診療でのCRをオススメする」
と言われました。
しかし、私は、二次カリエスになりたくないこと、歯ぎしりが強いので奥歯にCRは耐久性に不安があること、隣接面を含むことからCRで詰めるのは精度に不安があることから、マイクロスコープを用いた自費診療下でインレーを詰めたいと考えていました。
どうしてもセラミックやゴールドインレーはだめですか?と歯科医にきくと、
「どうしてもというならやるけど、やりたくないなあ」
とボソッといわれました。
またCRでかけるのが嫌だというと、
「そんなにかけるのが嫌か?」
と言われてしまいました。
どうやら、今入っているCRが神経に近いらしく、たくさん削るとなると神経が露出する危険性があるからしたくないとのことでした。
しかしそこは自費診療も取り扱っており、顕微下でのMTAセメントなども行なっているところなので、神経が出てきたらセメント使えばいいのに、、と考えてしまったのですが、そんな安易なことでもないのでしょうか。
治療の自信がないから、その場しのぎでCRにして、いよいよというときになったら治療すると考えているのではないかと思ってしまいました。(先生も患者の歯のことを考えて言ってくださってるのかもしれないので、これは最低な考えかもしれません…)
自分の歯質を残すことは確かに重要だと思います。
確かに今自費のインレーにしたとしても、虫歯になる可能性があり、その次はクラウンにとなり、抜歯のリスクがはやまるというのも理解はできます。
しかし、今保険CRにして、歯ぎしりでかけて、また治療して、、を繰り返すなら、インレーを入れた方がいいのではないかと素人ながらに思ってしまいます。
しかも、顕微鏡下の治療&自費の詰め物がいいといっているお金になる患者なのに、とりあえず保険のCRをすすめるのはなんでだろうと考えてしまいます。
●まとめ●
・歯の磨耗がひどい(歯の山がない状態、画像参照)
・年齢は若い
・軽度の開口で、夜間の歯ぎしり食いしばりがかなり強い
・今はCRが詰められており(画像参照)、隣接面のCRがかけている(赤マルのところ)
・レントゲンにはその部分には虫歯は映らなかった(ただしレジンで隠れている可能性アリ)
・神経に近いところまでCRがつめられている
・自費診療のお金は出す
この状態で今CRをすすめられています。
ほかの先生方(出来ればマイクロスコープを用いた虫歯治療をやられている歯科医さん)だったらどうしますか。
少ない情報で申し訳ありませんが、ご意見伺いたいです。
よろしくお願い致します。
画像1 画像2
質問失礼致しますm(__)m
長いですが、最後にまとめですっきりまとめてありますので、最後だけでも読んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願い致します。
先日、奥歯の6番のCRが欠けたため、この際だから自費のインレーを詰めてもらおうとマイクロスコープを用いている自費診療(保険もやっている)歯医者に行きました。
ところが、私は軽度の開口な上に歯ぎしりがひどく、奥歯の歯の山が磨耗し、かなりすり減っていることが判明しました。
その先生は、かなり悩みながら、
「あなたの年齢や歯の山のすり減りを考慮して、セラミックや金属などを入れるとなると、かなり削ることになり予後が悪いので保険診療でのCRをオススメする」
と言われました。
しかし、私は、二次カリエスになりたくないこと、歯ぎしりが強いので奥歯にCRは耐久性に不安があること、隣接面を含むことからCRで詰めるのは精度に不安があることから、マイクロスコープを用いた自費診療下でインレーを詰めたいと考えていました。
どうしてもセラミックやゴールドインレーはだめですか?と歯科医にきくと、
「どうしてもというならやるけど、やりたくないなあ」
とボソッといわれました。
またCRでかけるのが嫌だというと、
「そんなにかけるのが嫌か?」
と言われてしまいました。
どうやら、今入っているCRが神経に近いらしく、たくさん削るとなると神経が露出する危険性があるからしたくないとのことでした。
しかしそこは自費診療も取り扱っており、顕微下でのMTAセメントなども行なっているところなので、神経が出てきたらセメント使えばいいのに、、と考えてしまったのですが、そんな安易なことでもないのでしょうか。
治療の自信がないから、その場しのぎでCRにして、いよいよというときになったら治療すると考えているのではないかと思ってしまいました。(先生も患者の歯のことを考えて言ってくださってるのかもしれないので、これは最低な考えかもしれません…)
自分の歯質を残すことは確かに重要だと思います。
確かに今自費のインレーにしたとしても、虫歯になる可能性があり、その次はクラウンにとなり、抜歯のリスクがはやまるというのも理解はできます。
しかし、今保険CRにして、歯ぎしりでかけて、また治療して、、を繰り返すなら、インレーを入れた方がいいのではないかと素人ながらに思ってしまいます。
しかも、顕微鏡下の治療&自費の詰め物がいいといっているお金になる患者なのに、とりあえず保険のCRをすすめるのはなんでだろうと考えてしまいます。
●まとめ●
・歯の磨耗がひどい(歯の山がない状態、画像参照)
・年齢は若い
・軽度の開口で、夜間の歯ぎしり食いしばりがかなり強い
・今はCRが詰められており(画像参照)、隣接面のCRがかけている(赤マルのところ)
・レントゲンにはその部分には虫歯は映らなかった(ただしレジンで隠れている可能性アリ)
・神経に近いところまでCRがつめられている
・自費診療のお金は出す
この状態で今CRをすすめられています。
ほかの先生方(出来ればマイクロスコープを用いた虫歯治療をやられている歯科医さん)だったらどうしますか。
少ない情報で申し訳ありませんが、ご意見伺いたいです。
よろしくお願い致します。
画像1 画像2
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-06-21 08:16:29
レントゲンがありませんのではっきりしませんが、六番だけではなくて7番も虫歯のようにみえますね。
治療方針は診査診断の上で決まるものだと思います。
もちろん患者さんの生活習慣、咬合状態なども勘案しなければならないと思います。
>神経に近いところまでCRがつめられている
のであればまずは歯髄の保存をはかるべきだと思います。
MTAを使った直接覆髄を含む自費診療か、保険収載されている歯髄温存療法の選択肢があると思います。
ただどちらもどこの歯科医院でもできる訳ではないので、歯科医院探しが必要だと思います。
あと年齢的には虫歯が多い方だと思います。
食生活の改善が必要だと思います。
治療方針は診査診断の上で決まるものだと思います。
もちろん患者さんの生活習慣、咬合状態なども勘案しなければならないと思います。
>神経に近いところまでCRがつめられている
のであればまずは歯髄の保存をはかるべきだと思います。
MTAを使った直接覆髄を含む自費診療か、保険収載されている歯髄温存療法の選択肢があると思います。
ただどちらもどこの歯科医院でもできる訳ではないので、歯科医院探しが必要だと思います。
あと年齢的には虫歯が多い方だと思います。
食生活の改善が必要だと思います。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-06-21 09:33:15
ご相談ありがとうございます。
>先生も患者の歯のことを考えて言ってくださってるのかもしれない
責任感のある先生かもしれません。
>どうしますか。
たとえば当院の場合、
欠かせない道具としてマイクロスコープを日常的に使っていますが、それは裸眼よりはよく見え、静止画や動画の記録やオンタイムで患者さんにも一緒に治療を見ていただけるという、あくまでも肉眼で見る単なるお高い道具にしか過ぎず、見えることだけにしか役に立ちません。
世の中にも歯科医療にも、目で見えないけれど存在するとても価値の高い、考え方や気持ちや技術や未来など重要なことはもっともっとたくさんあります。
そこで初めに診察を行い、なんでもお悩みの相談をお受けします。
そして医学的に治療目的を明確にし、さらにそれぞれに合う治療方法とそのメリット・リスクや材料・費用・保険と自由診療の違いなどの解説を提案して、すべて自由選択していただきます。
治療目的は2つに別れます。
1.欠けたから穴埋めの「病気の後始末」をするだけ
2.それと同時にもう一つ、究極で重要なのは「一生歯を残す」こと
複雑で難しく、ある意味で特殊なのは、嫌なことは「終わり」にするという「健康回復」までをめざす2番なので、その具体的な流れを説明します。
治療前に、なぜこうなったのか? と、原因についてどこも見落としのないように、総合的な検査をします。
検査結果の記録により病態診断を行い、現状と、またもし単純な状態でない場合には追加の精密検査を選択できることについて、もれなく客観的に説明します。
特に、
>歯の磨耗がひどい(歯の山がない
>軽度の開口で、夜間の歯ぎしり食いしばりがかなり強い
この場合には歯を失う原因が、力の異常による外傷も想定されるので、虫歯(う蝕)という感染症以外に、噛み合わせ(咬合)検査が不可欠となります。
おそらく、細菌感染と(打撲のような)外傷と、2つの原因とそれぞれにあった治療が必要ということです。
その結果、確定診断が出れば、治療計画や再発予防計画が立ち、また今までのような延長線上で行った場合の予想と、もし治療計画が成功した場合の予測を分けて書くことができ、ご自身でゆっくり・じっくり検討して決定することができます。
つまり誰が行っても公平に同じ結果へとつなげる診断プロセスが、学会で提唱されている科学的な医療です。
流れは大きな病院で受ける場合と同じです。
診察→検査→診断→インフォームドコンセント→治療→結果評価のための検査診断(メインテナンス)
となります。
>先生も患者の歯のことを考えて言ってくださってるのかもしれない
責任感のある先生かもしれません。
>どうしますか。
たとえば当院の場合、
欠かせない道具としてマイクロスコープを日常的に使っていますが、それは裸眼よりはよく見え、静止画や動画の記録やオンタイムで患者さんにも一緒に治療を見ていただけるという、あくまでも肉眼で見る単なるお高い道具にしか過ぎず、見えることだけにしか役に立ちません。
世の中にも歯科医療にも、目で見えないけれど存在するとても価値の高い、考え方や気持ちや技術や未来など重要なことはもっともっとたくさんあります。
そこで初めに診察を行い、なんでもお悩みの相談をお受けします。
そして医学的に治療目的を明確にし、さらにそれぞれに合う治療方法とそのメリット・リスクや材料・費用・保険と自由診療の違いなどの解説を提案して、すべて自由選択していただきます。
治療目的は2つに別れます。
1.欠けたから穴埋めの「病気の後始末」をするだけ
2.それと同時にもう一つ、究極で重要なのは「一生歯を残す」こと
複雑で難しく、ある意味で特殊なのは、嫌なことは「終わり」にするという「健康回復」までをめざす2番なので、その具体的な流れを説明します。
治療前に、なぜこうなったのか? と、原因についてどこも見落としのないように、総合的な検査をします。
検査結果の記録により病態診断を行い、現状と、またもし単純な状態でない場合には追加の精密検査を選択できることについて、もれなく客観的に説明します。
特に、
>歯の磨耗がひどい(歯の山がない
>軽度の開口で、夜間の歯ぎしり食いしばりがかなり強い
この場合には歯を失う原因が、力の異常による外傷も想定されるので、虫歯(う蝕)という感染症以外に、噛み合わせ(咬合)検査が不可欠となります。
おそらく、細菌感染と(打撲のような)外傷と、2つの原因とそれぞれにあった治療が必要ということです。
その結果、確定診断が出れば、治療計画や再発予防計画が立ち、また今までのような延長線上で行った場合の予想と、もし治療計画が成功した場合の予測を分けて書くことができ、ご自身でゆっくり・じっくり検討して決定することができます。
つまり誰が行っても公平に同じ結果へとつなげる診断プロセスが、学会で提唱されている科学的な医療です。
流れは大きな病院で受ける場合と同じです。
診察→検査→診断→インフォームドコンセント→治療→結果評価のための検査診断(メインテナンス)
となります。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2018-06-22 09:46:02
そうですね…
>・歯の磨耗がひどい(歯の山がない状態、画像参照)
>・軽度の開口で、夜間の歯ぎしり食いしばりがかなり強い
>・今はCRが詰められており、隣接面のCRがかけている
と言う事であれば、当院ではTCH是正指導から始めるでしょうか。
そもそも、インレーに対しては「適合精度があまり良くない(難しい)ので二次カリエスのリスクが高い」=「やりたくない」と言う考えが一般的かもしれません。
(マイクロスコープを使っての自費治療となれば特に)
ただ、当院では15年前から「レジンコーティング法」を行ったうえで(ハイブリッドセラミックスなどの)インレーの治療を行っております。
経過を追えているケースにおいて二次カリエスの発生は「ゼロ」です。(いまのところ)
しかし、ハイブリッドセラミックスのチッピング(欠け)は結構経験しています。
力のコントロールができていなければなおさらです。
(二ケイ酸リチウム系セラミックスになってからはかなり減りましたが…)
仮に糸ようじ さんがセラミックスインレーを当院で治療されるとしたら
1 TCH是正(力のコントロール)に積極的に取り組んでもらう
2 セラミックスのチッピングのリスクを理解してもらう
(二次カリエスのリスクは低いが)
と言う事が条件になるかと思います。
補足です。
つまり、担当の歯科医が
「TCH是正指導にあまり積極的ではない」
「セラミックスが欠けたりするリスクを好まない」
と言う事であれば「とりあえず保険のCRをすすめる」のは(僕としては)自然なことだと思いますよ。
>・歯の磨耗がひどい(歯の山がない状態、画像参照)
>・軽度の開口で、夜間の歯ぎしり食いしばりがかなり強い
>・今はCRが詰められており、隣接面のCRがかけている
と言う事であれば、当院ではTCH是正指導から始めるでしょうか。
そもそも、インレーに対しては「適合精度があまり良くない(難しい)ので二次カリエスのリスクが高い」=「やりたくない」と言う考えが一般的かもしれません。
(マイクロスコープを使っての自費治療となれば特に)
ただ、当院では15年前から「レジンコーティング法」を行ったうえで(ハイブリッドセラミックスなどの)インレーの治療を行っております。
経過を追えているケースにおいて二次カリエスの発生は「ゼロ」です。(いまのところ)
しかし、ハイブリッドセラミックスのチッピング(欠け)は結構経験しています。
力のコントロールができていなければなおさらです。
(二ケイ酸リチウム系セラミックスになってからはかなり減りましたが…)
仮に糸ようじ さんがセラミックスインレーを当院で治療されるとしたら
1 TCH是正(力のコントロール)に積極的に取り組んでもらう
2 セラミックスのチッピングのリスクを理解してもらう
(二次カリエスのリスクは低いが)
と言う事が条件になるかと思います。
補足です。
つまり、担当の歯科医が
「TCH是正指導にあまり積極的ではない」
「セラミックスが欠けたりするリスクを好まない」
と言う事であれば「とりあえず保険のCRをすすめる」のは(僕としては)自然なことだと思いますよ。
相談者からの返信
相談者:
糸ようじさん
返信日時:2018-06-22 10:28:46
柴田先生
お忙しいところご回答いただきありがとうございます。
確かに7番も気になっていました。
また歯医者さんに聞いてみようと思います。
そうですよね…年齢の割には虫歯が多いことは自覚しており、毎日気分が沈んでいます。
ですが、なってしまったものは今更なにをいっても元の歯には戻らないので、間食や糖の摂取を制限・コントロールして、適当に行なっていた歯磨きを見直し、今後はもう作らないように努力しようと思います。
ありがとうございました!
さがら先生
そうですね。
自費だと丁寧なカウンセリングをしてもらえるのかな?と思いきや、そうでもないことを今回学ばせていただいたので、自費だからこそ慎重に歯医者選びをしたいと思います。
ありがとうございました。
お忙しいところご回答いただきありがとうございます。
確かに7番も気になっていました。
また歯医者さんに聞いてみようと思います。
そうですよね…年齢の割には虫歯が多いことは自覚しており、毎日気分が沈んでいます。
ですが、なってしまったものは今更なにをいっても元の歯には戻らないので、間食や糖の摂取を制限・コントロールして、適当に行なっていた歯磨きを見直し、今後はもう作らないように努力しようと思います。
ありがとうございました!
さがら先生
そうですね。
自費だと丁寧なカウンセリングをしてもらえるのかな?と思いきや、そうでもないことを今回学ばせていただいたので、自費だからこそ慎重に歯医者選びをしたいと思います。
ありがとうございました。
タイトル | [写真あり] 奥歯6番、欠けたCRの再治療に自費診療を断られてしまった |
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質問者 | 糸ようじさん |
地域 | 兵庫 |
年齢 | 25歳 |
性別 | 女性 |
職業 | その他 |
カテゴリ |
レジン(白いプラスチック) 歯軋り(歯ぎしり) その他(写真あり) 詰め物、インレーが割れた・欠けた お勧めの詰め物・インレー |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。