レントゲンにて右顎に腫瘍のようなものが見つかった
相談者:
あやこ0321さん (30歳:女性)
投稿日時:2018-06-26 12:09:10
こんにちは。
歯が痛むので先日治療のため歯科を受診しました。
初診だったためレントゲンを撮りましたが、虫歯とは別に、歯全体を正面から撮ったものの右下の顎(エラあたり)に何か写っていました。
中身は黒く、白い縁のあるもので、ここでは詳しく分からないので口腔外科を受診するように言われました。
レントゲンを見た感じの大きさは1×2cmほどだったと思います。
悪いものだと縁がはっきりしないと言われ、急いで受診しなさいといった感じでもありませんでした。
特に痛みや腫れなど何の症状もありません。
生後半年ほどの子供がいるので受診する日はまだ決まっていませんが、早く診てもらいたいと思っています。
不安で色々検索して、エナメル上皮腫というものを知りました。
レントゲン写真も似ていました。
それではないかと心配です。
手術が絶対必要なようで、再発を防ぐにはしっかりと顎骨を削る必要があると書いてありました。
でもそうすると、歯も失ったり物が食べれなくなったり知覚麻痺が出たりと怖くなる内容ばかりでした。
何より見た目が変わってしまうのが辛いです。
私の所見はやはりエナメル上皮腫の可能性が高いでしょうか?
他に何が考えられるでしょうか?
エナメル上皮腫だった場合、レントゲン上1×2cm程度は大きいですか?
小さい方ですか?
術後、見た目は変わってしまいますか?
不安と恐怖で落ち着きません。
歯が痛むので先日治療のため歯科を受診しました。
初診だったためレントゲンを撮りましたが、虫歯とは別に、歯全体を正面から撮ったものの右下の顎(エラあたり)に何か写っていました。
中身は黒く、白い縁のあるもので、ここでは詳しく分からないので口腔外科を受診するように言われました。
レントゲンを見た感じの大きさは1×2cmほどだったと思います。
悪いものだと縁がはっきりしないと言われ、急いで受診しなさいといった感じでもありませんでした。
特に痛みや腫れなど何の症状もありません。
生後半年ほどの子供がいるので受診する日はまだ決まっていませんが、早く診てもらいたいと思っています。
不安で色々検索して、エナメル上皮腫というものを知りました。
レントゲン写真も似ていました。
それではないかと心配です。
手術が絶対必要なようで、再発を防ぐにはしっかりと顎骨を削る必要があると書いてありました。
でもそうすると、歯も失ったり物が食べれなくなったり知覚麻痺が出たりと怖くなる内容ばかりでした。
何より見た目が変わってしまうのが辛いです。
私の所見はやはりエナメル上皮腫の可能性が高いでしょうか?
他に何が考えられるでしょうか?
エナメル上皮腫だった場合、レントゲン上1×2cm程度は大きいですか?
小さい方ですか?
術後、見た目は変わってしまいますか?
不安と恐怖で落ち着きません。
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-06-26 12:28:45
>不安と恐怖で落ち着きません。
当然だと思います。
残念ながら安心するには受診する以外ないと思います。
エナメル上皮腫の多くは多房性と言われているように思います。
ぶどうの房のようになっているという意味です。
静止性骨空洞も似通っていると思います
https://search.yahoo.co.jp/search?p=静止性骨空洞&x=wrt&aq=0&oq=せいしせい&lq=-1&ai=KLG41RHIROugPwVmxZkx.A&at=s&ts=8077&clone=&ei=UTF-8&fr=applep2&sftype=1
当然だと思います。
残念ながら安心するには受診する以外ないと思います。
エナメル上皮腫の多くは多房性と言われているように思います。
ぶどうの房のようになっているという意味です。
静止性骨空洞も似通っていると思います
https://search.yahoo.co.jp/search?p=静止性骨空洞&x=wrt&aq=0&oq=せいしせい&lq=-1&ai=KLG41RHIROugPwVmxZkx.A&at=s&ts=8077&clone=&ei=UTF-8&fr=applep2&sftype=1
回答2
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2018-06-26 16:22:40
あやこ0321さん、こんにちは。
ご心配なことと思います。
ご心中お察しします。
ただ、
>私の所見はやはりエナメル上皮腫の可能性が高いでしょうか?
>他に何が考えられるでしょうか?
こればかりは、実際の診察を受けられなければ何とも言えません。
エナメル上皮腫を含めて、複数の可能性が考えられますが、そのすべてをこの場で列挙することは不可能ですし、またインターネット医療相談の範囲を超えています。
とはいえ、
>悪いものだと縁がはっきりしないと言われ、
という点については、私の個人的感想としても同感です。
本来、顎の骨の中に、いわゆる「悪いもの」(悪性腫瘍、癌など)は生じにくいです。
ですから、「直ちに受診しないと命にかかわる」といった状況とは異なる意味で、
>急いで受診しなさいといった感じでもありませんでした。
という対応であったのかなとも思いますが、私はやはり早く大学病院や総合病院などの口腔外科を受診されることをお勧めします。
というのも、今回のご質問の内容にも書かれておられる通り、
>不安と恐怖で落ち着きません。
これは、実際の診察を受けた上でなければ解消できないからです。
ご自身で、エナメル上皮腫ではないだろうか? その場合、どんな手術をするのだろうか?歯はなくなるのだろうか?顔の形は変わってしまうのだろうか?と、インターネットなどで情報を集めれば集めるほど、恐怖心は高まる一方です。
繰り返しとなりますが、今回のご質問の内容だけでは、あやこ0321さんの「レントゲンで映った右顎に腫瘍のようなもの」が何であるかは、全く分かりません。
ですから、現段階で無用な不安感や恐怖心に悩む日々を送るよりも、いち早く、今回見つかったものの正体が何であるのか?どのような対応を取る必要があるのか?を、実際の診察・診断を経た上での専門家によるアドバイスを聞かれてはと思います。
-------------------------------------------------
なお、以降は、あやこ0321さんのみならず、検索などで今後この質問を見ることがある方に向けても追記します。
エナメル上皮腫のエックス線(レントゲン)所見は、多胞性(多房性)透過像のこともあれば、単胞性透過像のこともあります。
ただ、多胞性、単胞性透過像のいずれのケースでも、エナメル上皮腫以外の疾患(嚢胞性疾患や他の歯原性腫瘍)の可能性もあるため、画像検査として、CTやMRIなどの追加検査が必要です。
最終的な確定診断は、病変を顕微鏡で調べる検査(病理検査)によります。
また、エックス線で下顎に影として映ってくるものの一つに、静止性骨空洞というものがあります。
これは、下顎の骨の裏側の「へこみ」であり、病的な意義に乏しいため、治療の対象とはなりません。
エナメル上皮腫やその他の腫瘍・嚢胞の多くが、エックス線では下顎の骨の上の方(歯がある方)から下方にかけて「影」として認められるのに対して、静止性骨空洞は下顎の骨の最も下のライン(下顎下縁といいます)から上方にかけて丸っこい「影」として認められます。
つまり、静止性骨空洞のエックス線の映り方は結構特殊であるため、画像検査による診断は比較的容易です(加えて、CTで骨のへこみが確認されれば、すぐに分かります)。
歯の治療に行った際に、エックス線検査で偶然、下顎の中に「影」が見つかったという方は、時々おられます。
ただ、ほとんどの場合、そのエックス線検査だけでは影の正体が何であるかは分からないケースが多いため、早めに口腔外科を標榜している医療機関を受診して頂ければと思います。
ご心配なことと思います。
ご心中お察しします。
ただ、
>私の所見はやはりエナメル上皮腫の可能性が高いでしょうか?
>他に何が考えられるでしょうか?
こればかりは、実際の診察を受けられなければ何とも言えません。
エナメル上皮腫を含めて、複数の可能性が考えられますが、そのすべてをこの場で列挙することは不可能ですし、またインターネット医療相談の範囲を超えています。
とはいえ、
>悪いものだと縁がはっきりしないと言われ、
という点については、私の個人的感想としても同感です。
本来、顎の骨の中に、いわゆる「悪いもの」(悪性腫瘍、癌など)は生じにくいです。
ですから、「直ちに受診しないと命にかかわる」といった状況とは異なる意味で、
>急いで受診しなさいといった感じでもありませんでした。
という対応であったのかなとも思いますが、私はやはり早く大学病院や総合病院などの口腔外科を受診されることをお勧めします。
というのも、今回のご質問の内容にも書かれておられる通り、
>不安と恐怖で落ち着きません。
これは、実際の診察を受けた上でなければ解消できないからです。
ご自身で、エナメル上皮腫ではないだろうか? その場合、どんな手術をするのだろうか?歯はなくなるのだろうか?顔の形は変わってしまうのだろうか?と、インターネットなどで情報を集めれば集めるほど、恐怖心は高まる一方です。
繰り返しとなりますが、今回のご質問の内容だけでは、あやこ0321さんの「レントゲンで映った右顎に腫瘍のようなもの」が何であるかは、全く分かりません。
ですから、現段階で無用な不安感や恐怖心に悩む日々を送るよりも、いち早く、今回見つかったものの正体が何であるのか?どのような対応を取る必要があるのか?を、実際の診察・診断を経た上での専門家によるアドバイスを聞かれてはと思います。
-------------------------------------------------
なお、以降は、あやこ0321さんのみならず、検索などで今後この質問を見ることがある方に向けても追記します。
エナメル上皮腫のエックス線(レントゲン)所見は、多胞性(多房性)透過像のこともあれば、単胞性透過像のこともあります。
ただ、多胞性、単胞性透過像のいずれのケースでも、エナメル上皮腫以外の疾患(嚢胞性疾患や他の歯原性腫瘍)の可能性もあるため、画像検査として、CTやMRIなどの追加検査が必要です。
最終的な確定診断は、病変を顕微鏡で調べる検査(病理検査)によります。
また、エックス線で下顎に影として映ってくるものの一つに、静止性骨空洞というものがあります。
これは、下顎の骨の裏側の「へこみ」であり、病的な意義に乏しいため、治療の対象とはなりません。
エナメル上皮腫やその他の腫瘍・嚢胞の多くが、エックス線では下顎の骨の上の方(歯がある方)から下方にかけて「影」として認められるのに対して、静止性骨空洞は下顎の骨の最も下のライン(下顎下縁といいます)から上方にかけて丸っこい「影」として認められます。
つまり、静止性骨空洞のエックス線の映り方は結構特殊であるため、画像検査による診断は比較的容易です(加えて、CTで骨のへこみが確認されれば、すぐに分かります)。
歯の治療に行った際に、エックス線検査で偶然、下顎の中に「影」が見つかったという方は、時々おられます。
ただ、ほとんどの場合、そのエックス線検査だけでは影の正体が何であるかは分からないケースが多いため、早めに口腔外科を標榜している医療機関を受診して頂ければと思います。
相談者からの返信
相談者:
あやこ0321さん
返信日時:2018-06-30 18:39:14
ご回答ありがとうございます。
返信が遅れてすみません。
早めに口腔外科を受診するように調整します。
多房性と言われるブドウの房のようにいくつもあったようにはなかったです。
場所は歯のある部分とは離れており、右顎の骨の端の方でした。
静止性骨空洞はよくみられる病気ですか?
放っておいて大きくなったり悪性化したりするものですか?
返信が遅れてすみません。
早めに口腔外科を受診するように調整します。
多房性と言われるブドウの房のようにいくつもあったようにはなかったです。
場所は歯のある部分とは離れており、右顎の骨の端の方でした。
静止性骨空洞はよくみられる病気ですか?
放っておいて大きくなったり悪性化したりするものですか?
回答3
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2018-07-01 11:52:28
あやこ0321さん、あらためまして。
>多房性と言われるブドウの房のようにいくつもあったようにはなかったです。
レントゲン(エックス線)所見が、多胞性(多房性)か単胞性かは一般の方には分かりません。
さらには、歯科医院で通常行われるエックス線撮影(パノラマエックス線撮影)だけでは、多胞性、単胞性の判断は困難です。
加えて、回答2でもコメントしているように、多胞性、単胞性問わず、様々な可能性が考えられるため、やはり、
>早めに口腔外科を受診するように調整します。
ということを、あらためて強くお勧めしたいと思います。
なお、
>静止性骨空洞はよくみられる病気ですか?
>放っておいて大きくなったり悪性化したりするものですか?
との件について、これも回答2と重複しますが、静止性骨空洞はそもそも病気ではありません。
したがって、大きくなったり悪性化することはありませんし、治療も行われません。
ただ、静止性骨空洞は「よくみられる」ものかどうかと問われると、個人的には「そんなに頻繁にみられるものではない」との感想を持ちます。
いずれにしても、繰り返しのコメントとなりますが、できるだけ早めに口腔外科を標榜する医療機関を受診されてはと思います。
もし仮に、あやこ0321さんの顎の中にレントゲン(エックス線)で映ったものが治療の対象となる疾患である場合、これが時間が経てば自然消失することは決してありません。
仮に治療が必要な場合、時間が経てばたつほど、複雑で大がかりな治療となってしまうことが多いことも、付け加えておきます。
お大事になされてください。
>多房性と言われるブドウの房のようにいくつもあったようにはなかったです。
レントゲン(エックス線)所見が、多胞性(多房性)か単胞性かは一般の方には分かりません。
さらには、歯科医院で通常行われるエックス線撮影(パノラマエックス線撮影)だけでは、多胞性、単胞性の判断は困難です。
加えて、回答2でもコメントしているように、多胞性、単胞性問わず、様々な可能性が考えられるため、やはり、
>早めに口腔外科を受診するように調整します。
ということを、あらためて強くお勧めしたいと思います。
なお、
>静止性骨空洞はよくみられる病気ですか?
>放っておいて大きくなったり悪性化したりするものですか?
との件について、これも回答2と重複しますが、静止性骨空洞はそもそも病気ではありません。
したがって、大きくなったり悪性化することはありませんし、治療も行われません。
ただ、静止性骨空洞は「よくみられる」ものかどうかと問われると、個人的には「そんなに頻繁にみられるものではない」との感想を持ちます。
いずれにしても、繰り返しのコメントとなりますが、できるだけ早めに口腔外科を標榜する医療機関を受診されてはと思います。
もし仮に、あやこ0321さんの顎の中にレントゲン(エックス線)で映ったものが治療の対象となる疾患である場合、これが時間が経てば自然消失することは決してありません。
仮に治療が必要な場合、時間が経てばたつほど、複雑で大がかりな治療となってしまうことが多いことも、付け加えておきます。
お大事になされてください。
タイトル | レントゲンにて右顎に腫瘍のようなものが見つかった |
---|---|
質問者 | あやこ0321さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 口腔外科関連 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。