通訳だが歯学の基本を学べるお薦めの本はありますか

相談者: かぺさん (33歳:女性)
投稿日時:2018-07-07 10:46:40
こんにちは。

歯学の知識が全くない一般人に理解でき、かつ総合的に基本を学べるお薦めの本があったら教えて頂けないでしょうか?
日英で用語が載っている本であれば尚よいです。

本屋さんの歯学コーナーで色々見ましたが本が多すぎてどこから手をつけてよいか迷いました。
歯学部の1年生などがまずはこの本を読むという鉄板の書があるんでしょうか?


歯科系の仕事に就くわけではないですが、通訳者として歯科学会に入る時のために基礎を学んでおきたいと思います。

直前に送られてくる講演者の論文や当日資料は猛勉強しますがベースがあるとよりよく理解できると思います。
案件を受けてから基礎を学ぶ時間はないので日頃から勉強しておきたいです。


こちらは感覚でお答え頂ければと思います。
歯科学会やセミナーでは同時通訳を入れるのが一般的かと思いますが、通訳を通して聞かれている方が多いですか?

それとも聞くのは通訳なし、自分の発言だけ英語に訳して欲しいという方が多そうですか?まったく通訳不要の方も多いですか?

治療に関する質問でなくてすみません。
歯医者さんに通っていますがこんな質問を治療時にできないのでこちらで質問させて頂きました。

どうぞよろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-07-07 12:13:29
歯学部は医学部同様、各科に分かれていて、それぞれが教科書を出しています。

歯科学会での通訳をするのであれば、一般の書というより、そういった本を一通り各科読む必要はあるように思います。
少なくとも一冊で歯科全般が分かるという本を私は知りません。

通訳をされている方は、各科で異なっているように思います。
それぞれにその専門の通訳の方がいるように思います。
それなりに皆さん勉強されているのでしょう。

1冊や2冊の本を読むだけでは、学会などの通訳はできるのだろうかと思うところでもあります。

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回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-07-07 12:26:23
こんにちは。
1冊の本で歯科の基本がわかる本はないように思います。

歯のことならば海外の本のほうが詳しく図入りで書かれているものが子供向け図鑑などでもありますが、治療となればまったく別です。

治療は専門性に富みますし、学会などであれば通訳の出来が悪ければ学会自体の評価も下げることになるのでそれぞれ専門の本を何冊も読まれておく必要があるように思います。

日本の歯科医技工士が腕も頭もあるのに海外に出ないのは、英語や他の言語の勉強が不十分だからです。

日本の専門的な資格をとるための勉強に時間をかなりとられ、その後治療するに当たって膨大な練習と勉強をつまなければなりませんから英語や他の言語の習得に時間を割き難たいという事情があると思います。

医師になり仕事量をこなせるくらいの頭脳と体力があればまた違うかもしれませんが。。。

ですから多くの歯科医は通訳を必要としていると思います。

通訳なしで理解できる先生というのは自費専門の仕事を行うことになることが多いように思います(保険治療システムは日本独自なので。

この保険の解釈と運用をするためにもかなり知識を要しますので保険治療を一生懸命していると逆に勉強する時間が足りなくなるということがおこっているように思います)

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-07-07 14:12:44
まずは歯科衛生士向けの本を選択されてはいかがでしょうか?
アマゾンで探すといくつか候補が出てきます。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-07-08 17:17:28
柴田先生のアドバイスどおりアマゾンで「歯科衛生士 英会話」で検索するとけっこうありますね。

1円+送料なんて本もありますからとりあえず買ってみるとよいかもしれません。


内容的にあまり浅すぎるようなら

「保存 修復 歯周 補綴 口腔外科 矯正」等を加えて検索してみるとよいかもしれません。(全部入れるとダメですよ。一つずつね)

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2018-07-08 19:05:36
森川先生の回答中の1円プラス350円の本はこんな内容ですね。

参考
https://www.ishiyaku.co.jp/search/details_1.aspx?bookcode=428330

少し古いですが物は試しに購入してもいいと思います。

回答 回答6
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-07-09 15:08:17
じっくりと読みたいとしたら、

『では、予防の話をしようか 大野 純一著 医歯薬出版』

はお勧めです。


同時通訳は誤訳されることが多いイメージが有ります。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2018-07-09 15:51:30
書籍ではないですが、各学会が公表しているガイドラインは参考になると思います。(本を買う手間もかからず、いつでも誰でも読むことができます)

書籍だと内容の偏りが大きいものも多いですが、ガイドラインはエビデンスベースで作られているものが多いので、比較的安心して読めるかと思います。

また、CQ(クリニカルクエスチョン)という、いわゆるQ&Aのようなものがある場合もありますので、そこを読めばイメージがしやすいかと思います。

まずは、ご自身が特に興味を持たれている分野の学会のガイドラインを探されてみてはいかがでしょうか?

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回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2018-07-10 08:54:15
ご相談ありがとうございます。

一番良いのは、日本の教科書です。

基礎的学問でも臨床分野でも各専門科ごとに、医歯薬出版からいつでも誰にでも自由に販売されています。

教育のために基礎的なことだけではなく、学問が目指すところを選ばれた研究者がこぞって整理してあり、平易でありかつ高尚です。

最新版がオススメです。


学会発表は、最先端と謳われるほどバイアスもかかっていることもあり、正しい解釈には基本を知っていることは重要です。
特に同時通訳者の場合は実力がモロに出て聴衆にはすぐ分かります。

また各専門科学会から出ている専門用語集という薄い冊子も非常に便利です。


さらに歯の基礎知識は不可欠の常識となりますから、歯科衛生士向けに書かれている中で最も優れている本が、「基礎から学ぶ歯の解剖、わかば出版」があり、オススメです。

それらで物足りなくなったら、世界の教科書と言われている、絶対的な本もあります。
その時になったら聞いてください。

デメリットとしては、面白くて、きっとはまってしまいます。
出典や根拠は、研究だけではなく臨床でも重要です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: かぺさん
返信日時:2018-07-15 16:29:54
お礼が遅くなりすみません。
お忙しい中多くの先生方にお返事を頂き大変ありがたいです。

今村先生、一冊にまとまった総合的な基礎の本を探していましたがそのような本はなく各科に分かれているのですね。
その点を教えて頂き大変リサーチしやすくなりました。

通訳者は歯科専門でやっている人はほぼいないと思います。
ある時は製薬、土木、歯科、と色々な案件を受けており、前日に土木学会にいた通訳者が翌日は歯科学会に入っているということもあります。

私も製薬、土木、ITと色々やっております。
いつか歯科に挑戦したいと思います。


Dr.ふなちゃん先生、歯科医師の現状を教えて頂きありがとうございます。
本を調べてよりよく分かりましたが勉強する内容が膨大ですね!国家試験の対策本は15分野ほどに分かれていますね。これをすべて頭にいればければいけないなんて!!さらにどんどん新しい技術が出てくので一生涯勉強ですね。。

語学まで手を伸ばす余裕がないのは最もです。
語学では通訳者が頑張らなければいけないと思います。

大学院時代に通訳者の先生から「学会や会議であなたたち(通訳者)がこけたらおしまいなのよ!」と言われたのを思い出しました。
もっともっと訓練して精進します。


柴田先生、森川先生、アマゾンで購入するというのも大変よいアイデアですね。
早速「丸ごと覚える歯科臨床英会話フレーズ集」という本を買いました。

内容はかなり易し目でしたが専門用語で知らないものや歯医者さんがよく言う「歯をかちかちして下さい。」などが載っており大変面白いです。
瞬時に出せるよう丸暗記しようと思います。


藤森先生、「では,予防歯科の話をしようか マーロウ先生の北欧流レッスン 著者 大野 純一 (著)」という本ですね?
ぜひ読んでみたいと思います。

同時通訳は誤訳が多いイメージ。。
確かに時に誤訳が発生するのは事実です。誤

訳を防ぐには通訳者側の努力として学会前の猛勉強と日頃の通訳訓練しかないと思います。
あとは自信のない案件を無理して受けないこと。。。

今の私はまだ歯科案件を受ける自信はありません。(後は当日の話者の訛りが強すぎないこと、通訳ブースの音源が良質であることを願うしかないです。)


田尾先生、ありがとうございます。
試しに日本外傷歯学会のページを見てみました。

治療ガイドラインが見つかり状態の定義付けが分かりやすく書かれていました。
本を買わずにすぐ見れるので大変いいですね!
このような調べ方ができると知らなかったので大変参考になりました。

他の学会のHPも順次見て行きたいです。


さがら先生、教科書は本屋さんにはなく歯科大学でしか買えないのかなと思っていたので大変貴重な情報ありがとうございます。

医歯薬出版のHPを見たらたくさん売られていました。
が、高額でびっくりしました!
よくあるフリマアプリで歯科卒業生と思われる方が教科書を色々と出品していますのででそちらでお世話になろうかなと思います。

通訳者の実力はモロに出て聴衆にすぐわかる。。。
何とも耳の痛い。
でもその通りです。

私も通訳の聞き手側になったことがありますが同じことを思いました。
本当に恐ろしいことです。

同時通訳が呼ばれる会議は聴衆は専門家ばかりで通訳者だけが素人なので変なことを口走った瞬間にばれています。
気を引き締めて頑張ります。


先生方といつか学会でお会いできる日が来ますように。
お会いすると言ってもブースの中の黒子ですが。
通訳者が会議に入っていることを感じさせないのが最高の通訳ですのでそれを目指して頑張ります。



タイトル 通訳だが歯学の基本を学べるお薦めの本はありますか
質問者 かぺさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 専門的な質問その他
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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