5年前に矯正済み、今は下顎後退とガミースマイルが気になっている
相談者:
ばんぶさん (29歳:女性)
投稿日時:2018-08-07 19:32:30
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-08-07 21:35:49
こんにちは。
成人後の外科を伴わない矯正治療はほとんどがカモフラージュ矯正になり、審美目的が主になるため少し問題を生じる場合があるかもしれません。
矯正治療後に不調を感じるようになる方も稀におられるのは、成長期に自然に獲得した不調の少ない咬合を人為的に変えるからでしょう。
ただ、術前に元々不調を感じられている場合は矯正治療を行うことで歯の神経を保存しつつ不調の緩和につながる場合もありますから、成人矯正が有効なケースというのは多いとされています。
5年経過して後戻りが起きているということは、無理に下顎の位置を前に引っ張り出して新たな咬合を作った可能性があるかもしれません。
矯正治療終了時に咬合不調が起きないように厳密に治療計画を立案し実現できていれば、不調につながっていかない場合も多々あると思いますので、必要をお感じでしたら再度矯正歯科を受診され色々精査してもらうとよいかもしれません。
矯正後の後戻りを起こさないための筋機能療法というものMFT)もありますから、必要であればそういう訓練を併用されてもよいのかもしれません。
後戻りについては通常は保定をきちんとおこなっていれば防止できるはずですから、再矯正後固定型の保定装置にしてもらったり上下一体型のマウスピースタイプを併用されるなどされてもよいかもしれませんが、しっかり矯正専門医にみてもらうとよいでしょう。
>横顔のコンプレックスと、ガミースマイル
外科やアンカースクリュー等を用いた矯正のほうが効果が高いと思いますが、費用も負担も大きいので最初は選択されない場合もあるように思います。
>顎のだるさ等
咬合不調がおこっていないか?精査してもらうとよいかもしれません。
後戻りが原因になっている場合もあるでしょう。
成人後の外科を伴わない矯正治療はほとんどがカモフラージュ矯正になり、審美目的が主になるため少し問題を生じる場合があるかもしれません。
矯正治療後に不調を感じるようになる方も稀におられるのは、成長期に自然に獲得した不調の少ない咬合を人為的に変えるからでしょう。
ただ、術前に元々不調を感じられている場合は矯正治療を行うことで歯の神経を保存しつつ不調の緩和につながる場合もありますから、成人矯正が有効なケースというのは多いとされています。
5年経過して後戻りが起きているということは、無理に下顎の位置を前に引っ張り出して新たな咬合を作った可能性があるかもしれません。
矯正治療終了時に咬合不調が起きないように厳密に治療計画を立案し実現できていれば、不調につながっていかない場合も多々あると思いますので、必要をお感じでしたら再度矯正歯科を受診され色々精査してもらうとよいかもしれません。
矯正後の後戻りを起こさないための筋機能療法というものMFT)もありますから、必要であればそういう訓練を併用されてもよいのかもしれません。
後戻りについては通常は保定をきちんとおこなっていれば防止できるはずですから、再矯正後固定型の保定装置にしてもらったり上下一体型のマウスピースタイプを併用されるなどされてもよいかもしれませんが、しっかり矯正専門医にみてもらうとよいでしょう。
>横顔のコンプレックスと、ガミースマイル
外科やアンカースクリュー等を用いた矯正のほうが効果が高いと思いますが、費用も負担も大きいので最初は選択されない場合もあるように思います。
>顎のだるさ等
咬合不調がおこっていないか?精査してもらうとよいかもしれません。
後戻りが原因になっている場合もあるでしょう。
回答2
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2018-08-09 01:07:41
現在お困りなことは
1.横顔のコンプレックスとガミースマイルという器質的な問題
2.顎のだるさ突っ張り感、息苦しさ、口の周りのだるさ、肩こりといった機能的な問題
の2つに分けられるでしょうか。
このうち器質的な問題を矯正治療で改善しようとして、現在は不十分とお感じになっているということでしょうか。
側貌に関する不満が下顎の後退によるものであるとすれば、最終的には手術ということになるのかもしれません。
また、ガミースマイルに関しても、矯正治療単独で改善するということはなかなか難しく、やはり手術が選択されることもあるようです。
一方、機能的な問題はこれが矯正治療による器質的変化からくるものであるのか、もともとあったものなのか、全く関係なく出てきたのかの見極めは難しいように思います。
それは、客観的な初診のデータが恐らくないだろうからです。
矯正治療中にカモフラージュされていたものが、治療が終わったことで顕在化してきたのかもしれません。
仮に上下の小臼歯を4本抜歯して矯正治療を行ったのだとすれば、下顎が前方位をとらなければ上顎と噛まず、常に下顎を前方に出さなければならないので疲れるということはあるかもしれません。
いずれにしても矯正治療を行って先生が一番よくご存知ですので、そちらでご相談いただき、善後策を検討するということになるのでしょう。
1.横顔のコンプレックスとガミースマイルという器質的な問題
2.顎のだるさ突っ張り感、息苦しさ、口の周りのだるさ、肩こりといった機能的な問題
の2つに分けられるでしょうか。
このうち器質的な問題を矯正治療で改善しようとして、現在は不十分とお感じになっているということでしょうか。
側貌に関する不満が下顎の後退によるものであるとすれば、最終的には手術ということになるのかもしれません。
また、ガミースマイルに関しても、矯正治療単独で改善するということはなかなか難しく、やはり手術が選択されることもあるようです。
一方、機能的な問題はこれが矯正治療による器質的変化からくるものであるのか、もともとあったものなのか、全く関係なく出てきたのかの見極めは難しいように思います。
それは、客観的な初診のデータが恐らくないだろうからです。
矯正治療中にカモフラージュされていたものが、治療が終わったことで顕在化してきたのかもしれません。
仮に上下の小臼歯を4本抜歯して矯正治療を行ったのだとすれば、下顎が前方位をとらなければ上顎と噛まず、常に下顎を前方に出さなければならないので疲れるということはあるかもしれません。
いずれにしても矯正治療を行って先生が一番よくご存知ですので、そちらでご相談いただき、善後策を検討するということになるのでしょう。
タイトル | 5年前に矯正済み、今は下顎後退とガミースマイルが気になっている |
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質問者 | ばんぶさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
顎関節症 外科矯正 矯正後の歯の後戻り 下顎前突(受け口) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。