根管治療後の被せもの、転院したいが2つの歯科で迷っている
相談者:
HSKさん (37歳:男性)
投稿日時:2018-08-22 16:46:48
現在左下4番の根管治療を終え(抜髄後ガッタパーチャ充填・現在仮の詰め物)、この後はコアを入れてクラウンを被せるかインレーで済む様であればインレーにするかという状態なのですが、現在の処置をして頂いた先生とのコミュニケーション不足や、現在の医院に対する衛生上の不安などから転院する事にしました。
(抜髄を告知無しで行ったことや、器具の滅菌処理が行われている様子が無く、素手で他の患者さんとの処置を行き来するなど衛生状態にとても不安を感じ、また根管治療中もラバーダムを使用しなかった等が原因です)
そこで転院候補の歯科医院を2箇所ほど探し、それぞれの先生に現在の歯の状態を一度見て頂きました。
どちらの医院も衛生管理は徹底している様で、仮に根管治療をそぞれの医院でやり直すとなった際にはどちらも保険内でラバーダムを使用して頂けるそうで、この点についてはどちらの医院も信頼が置けると個人的に感じています。
ただ根管治療後の方針について、それぞれの先生で意見が分かれているので、他の専門家の方のご意見をお伺いしたく、投稿をさせて頂きました。
まず私の希望としては:
[1]ものが噛める、歯が割れない、ひいては当該の歯を今後抜歯せずに済む様にしたい等、歯の機能を保全したい、という事が第1の希望です。
[2]結果的に今後の予後が良くなるのであれば自由診療も視野に入れる。
[3]予後がそれほど問題ないのであれば、保険内診療で審美性もカバーできると嬉しい(CAD/CAMのハイブリットレジン冠等)
という上記の3点です。
まず、それぞれの医院の診療の違いですが
A医院:
保険内診療のみ。
自由診療希望であれば提携の自由診療専門の医院を紹介するスタイル。
先生は40代で開業は2000年代、設備もその当時に導入したと思われる設備(例:機器の使い込み具合や、画像表示などに用いるPCのOSがWindowsXP等)。
B医院:
同じ先生が保険内診療も自由診療もどちらも行うスタイル。
先生は30代とお若く、ここ数年に開業。
設備は最新鋭と思われるもの(例:機器は真新しく、画像表示などに用いるPCのOSがWindows10等)。
という違いがあります。
そして今後の治療についての方針の違いなのですが
(どちらの医院も再度当該箇所を詳しく検査しないと、ハッキリとは言えないがという前置きで)
A医院:
根管治療やり直しの場合はラバーダムを使用して肉眼ないしはルーペで行う。
その後可能であれば現在の4番をあまり削らず、銀歯のインレーを入れる。
インレーが難しそうであれば適宜削ってファイバーポストを入れて銀歯の冠をかぶせる。
CAD/CAMハイブリッドレジン冠は希望であれば可能だが、個人的に精度に疑問を感じているのであまりお勧めはしない。
審美性を求めるのであれば自由診療の医院を紹介するので、そこでセラミッククラウン等の処置の検討を。
B医院:
根管治療やり直しの場合は保険内治療でラバーダムとマイクロスコープを使用して行う。
歯は出来る限り削らない方が良いというのは有髄歯の話で、4番はすでに抜髄歯となっているので、下手に残すよりも大きく削ってしまい、ファイバーポストを入れた後、CAD/CAMハイブリッドレジン冠を入れる事を勧める。
その方が結果的に4番は長く持つ可能性が高い。そういうデータも出ている。
ここまで全て保険内治療だが、希望であれば同じ医院で自由診療としてセラミックのクラウンなども可能。
以上の様に、4番を可能な限り残す、いや抜髄歯だから大きく削っても問題ないという点と、CAD/CAMハイブリッドレジン冠に対する認識がとても違う様です。
自分なりにネットなどで調べているのですが、ネットでもCAD/CAM冠に対する意見が分かれていたり、どうせなら自由診療でセラッミクの冠にしてしまった方が長い目で見ると一番よいのか等、素人の自分には判断が非常に難しいと感じています。
先生方の個人的ご意見で結構ですのでCAD/CAM冠に対する印象や、本当に抜髄歯は大きく削ってポスト→クラウン等とした方がむしろ良いのか等、どういった処置が一番適していると思われるか等お答え頂けないでしょうか?
(抜髄を告知無しで行ったことや、器具の滅菌処理が行われている様子が無く、素手で他の患者さんとの処置を行き来するなど衛生状態にとても不安を感じ、また根管治療中もラバーダムを使用しなかった等が原因です)
そこで転院候補の歯科医院を2箇所ほど探し、それぞれの先生に現在の歯の状態を一度見て頂きました。
どちらの医院も衛生管理は徹底している様で、仮に根管治療をそぞれの医院でやり直すとなった際にはどちらも保険内でラバーダムを使用して頂けるそうで、この点についてはどちらの医院も信頼が置けると個人的に感じています。
ただ根管治療後の方針について、それぞれの先生で意見が分かれているので、他の専門家の方のご意見をお伺いしたく、投稿をさせて頂きました。
まず私の希望としては:
[1]ものが噛める、歯が割れない、ひいては当該の歯を今後抜歯せずに済む様にしたい等、歯の機能を保全したい、という事が第1の希望です。
[2]結果的に今後の予後が良くなるのであれば自由診療も視野に入れる。
[3]予後がそれほど問題ないのであれば、保険内診療で審美性もカバーできると嬉しい(CAD/CAMのハイブリットレジン冠等)
という上記の3点です。
まず、それぞれの医院の診療の違いですが
A医院:
保険内診療のみ。
自由診療希望であれば提携の自由診療専門の医院を紹介するスタイル。
先生は40代で開業は2000年代、設備もその当時に導入したと思われる設備(例:機器の使い込み具合や、画像表示などに用いるPCのOSがWindowsXP等)。
B医院:
同じ先生が保険内診療も自由診療もどちらも行うスタイル。
先生は30代とお若く、ここ数年に開業。
設備は最新鋭と思われるもの(例:機器は真新しく、画像表示などに用いるPCのOSがWindows10等)。
という違いがあります。
そして今後の治療についての方針の違いなのですが
(どちらの医院も再度当該箇所を詳しく検査しないと、ハッキリとは言えないがという前置きで)
A医院:
根管治療やり直しの場合はラバーダムを使用して肉眼ないしはルーペで行う。
その後可能であれば現在の4番をあまり削らず、銀歯のインレーを入れる。
インレーが難しそうであれば適宜削ってファイバーポストを入れて銀歯の冠をかぶせる。
CAD/CAMハイブリッドレジン冠は希望であれば可能だが、個人的に精度に疑問を感じているのであまりお勧めはしない。
審美性を求めるのであれば自由診療の医院を紹介するので、そこでセラミッククラウン等の処置の検討を。
B医院:
根管治療やり直しの場合は保険内治療でラバーダムとマイクロスコープを使用して行う。
歯は出来る限り削らない方が良いというのは有髄歯の話で、4番はすでに抜髄歯となっているので、下手に残すよりも大きく削ってしまい、ファイバーポストを入れた後、CAD/CAMハイブリッドレジン冠を入れる事を勧める。
その方が結果的に4番は長く持つ可能性が高い。そういうデータも出ている。
ここまで全て保険内治療だが、希望であれば同じ医院で自由診療としてセラミックのクラウンなども可能。
以上の様に、4番を可能な限り残す、いや抜髄歯だから大きく削っても問題ないという点と、CAD/CAMハイブリッドレジン冠に対する認識がとても違う様です。
自分なりにネットなどで調べているのですが、ネットでもCAD/CAM冠に対する意見が分かれていたり、どうせなら自由診療でセラッミクの冠にしてしまった方が長い目で見ると一番よいのか等、素人の自分には判断が非常に難しいと感じています。
先生方の個人的ご意見で結構ですのでCAD/CAM冠に対する印象や、本当に抜髄歯は大きく削ってポスト→クラウン等とした方がむしろ良いのか等、どういった処置が一番適していると思われるか等お答え頂けないでしょうか?
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2018-08-23 09:08:12
僕の考えで言えば「ケースバイケース」ですね。
「最初の抜髄時にどのような穴を開けたか?」
「かみ合わせの具合はどうか?」
などを考慮して決めます。
レジン充填で済ませることもありますし、インレーにすることもあります。
また、ガッツリ削ってクラウンにすることもあります。
>CAD/CAM冠に対する印象
「安く、そこそこ、様子見で」と言う事であればCAD/CAM冠(ハイブリッドセラミックス)もアリだとは思います(5年程度使ってみて、作り変えが必要になるかもしれませんが)。
「自費でしっかり治したい」と言うことであればセラミックス系の材料で作ってもらった方が良いと思います。
「最初の抜髄時にどのような穴を開けたか?」
「かみ合わせの具合はどうか?」
などを考慮して決めます。
レジン充填で済ませることもありますし、インレーにすることもあります。
また、ガッツリ削ってクラウンにすることもあります。
>CAD/CAM冠に対する印象
「安く、そこそこ、様子見で」と言う事であればCAD/CAM冠(ハイブリッドセラミックス)もアリだとは思います(5年程度使ってみて、作り変えが必要になるかもしれませんが)。
「自費でしっかり治したい」と言うことであればセラミックス系の材料で作ってもらった方が良いと思います。
タイトル | 根管治療後の被せもの、転院したいが2つの歯科で迷っている |
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質問者 | HSKさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。