異種の金属の歯の補填物の混在について

相談者: ひつじ1さん (40歳:男性)
投稿日時:2018-08-26 08:54:30
おはようございます。
教えてください。

私の口腔内は、金銀パラジウム合金の虫歯の補填物が複数あります。
それらの補填物の一つが外れてしまい、外れた箇所をよく見てみると、虫歯のような状態と素人目には感じました。

歯科医師の診断を受け治療を受ける予定ですが、治療の際、使用する補填物について、当時は経済的に自費診療は不可能でしたが、現在は、自費診療も可能です。
素材は、金合金を使用するのがベストであると聞いたことがあります。


個人的には、補填物には金合金を用いて治療して頂きたいのですが、そうしますと、金銀パラジウム合金と金合金の補填物が口腔内で混在することになります。

異種の金属が口腔内で混在することは、唾液を通じて、ガルバニー電流の発生や、齲蝕の治療に用いた補填物の腐食につながると聞いたことがあります。


やはり、私のような口腔内に既に複数の金銀パラジウム合金の補填物がある場合は、金合金を用いた齲蝕治療は避けるべきでしょうか? それとも問題はないでしょうか?

アドバイス何卒よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-08-26 22:01:00
こんにちは。


問題にならない方が殆どだと思いますが問題にする人もいます。
ご心配であれば再治療が必要になった際に、一つずつ良い素材の物に置き換えておかれるとよいでしょう。

最終的に欠損が生じると複数の素材が混在しなければ修復不可能になって来ますから、今後欠損に至らないように力のコントロールが上手く出来ておくとよいでしょう。


口腔機能は体操や訓練で高める事が可能ですからオーラルフレイルの検査や指導を行ってもらうとよいでしょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-08-27 16:09:45
ひつじ1さん、こんにちは。

>やはり、私のような口腔内に既に複数の金銀パラジウム合金の補填物がある場合は、金合金を用いた齲蝕治療は避けるべきでしょうか?
>それとも問題はないでしょうか?

歯科で使われる金属は基本的に合金です。
そして、その合金の組成(中の金属の組み合わせのことです)は作成している会社によって異なります。

異種金属を警戒するのであれば、その合金も全て同じ会社のものを使わなければなりませんし、なによりも、合金もLotによって若干のばらつきもあります。

こういった理由から私は、「考えても仕方が無い」と思っています。
そこを気にするのであれば、むしろメタルフリー素材を使用したほうが良いと思います。


なので、私も船橋先生と全く同じ意見で、「ご心配であれば再治療が必要になった歳に一つずつ良い素材の物に置き換えておかれるとよいでしょう。」ですね。


ご参考程度にしていただければと思います。




タイトル 異種の金属の歯の補填物の混在について
質問者 ひつじ1さん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)その他
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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