奥歯の後側に虫歯、検査時に悪化させられたのでは?

相談者: だいずさん (40歳:男性)
投稿日時:2018-08-26 18:59:26
奥歯のクチの入り口からみて後側に虫歯ができました。

検診で口内に入れる鏡のついた棒と手鏡で自分も見れたのですが、検診時に自分が見ている時 虫歯穴をガリガリかき出し続け、その歯科に行くまで痛くなかったのに、それをされたあとから、歯からしているとわかる痛みが出てしまいました。


虫歯穴はもろくなっている質だと思うのですが、針の器具で削れてしまう硬さなのでしょうか?

朝痛くなかったのにされてから確かに出始めた痛みを感じるのはおかしいと思っているのですが、この検診についてたずねると そういう時もあると言われ、歯髄や歯神経も抜くと言われてしまいました。


不信なまま30秒ほどずっとされ続け、虫歯を深くされたのでは感じ今後他所で治療を受けるとしても悪化したのではと思っているその虫歯の責任責任を求める事はできるのでしょうか。
またとにかくも虫歯はあり余分にかかる治療費があればそれはどうなるのでしょうか。

他の治療もどうも進行や最初の話しと違う事でしか出来ないと言われ、他の歯科に診断を受けるつもりでいるのですが、自分にはどうも悪く進んでいるとしか思えない治療の証明も抗議の仕方もわからず。

こういう時にどちらで行為の相談やこの結果が良くないか解説や証明を求めればいいのでしょうか。


近場の歯科も見つけたので そちらでとも思っているのですが歯科医師会に加入していないとの様子で、入っている歯科と何かしら違いは出てくるのでしょうか。 



また、現在あるこの最奥歯の前からみて後ろ側の虫歯穴を ドリル器具を口内上方からナナメ下方向に差し込み、歯の上からタテに削り落として行くのではなく裏側の虫歯部だけ削るという方法はできるものなのでしょうか?
親知らずがないと出来ると聞いたのですが。

技術的にこういうことは出来るものか、どうぞ回答お願いします。


樹脂というもので詰めた場合取れてしまっても噛み合わせしない横部だとまだ良いものなのではと思うのですが、裏側に虫歯が出来てしまうなどあればその時どう発見や治療をするものなのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-08-27 07:55:12
虫歯穴をガリガリかき出し続け、その歯科に行くまで痛くなかったのに、それをされたあとから、歯からしているとわかる痛みが出てしまいました。

齲窩の中の食物残渣やプラークを取り除く、極一般的な基本的診査行為かと思われます。

堆積していた物で覆われていたことで、それまで刺激が歯髄まで伝わり難かったものと推測します。


>虫歯穴はもろくなっている質だと思うのですが、針の器具で削れてしまう硬さなのでしょうか?

切削器具ではなく、そもそも探針で触れてボロボロ崩壊するようであれば、元々そこまで進行してしまっていたものと思います。

「虫歯を深くされた」たのではなく、ようやく本来の虫歯の部位まで到達したものと思われます。


>現在あるこの最奥歯の前からみて後ろ側の虫歯穴を ドリル器具を口内上方からナナメ下方向に差し込み、歯の上からタテに削り落として行くのではなく裏側の虫歯部だけ削るという方法はできるものなのでしょうか?

抜髄の可能性も高いとされる、記されているような既に進行した状態の虫歯に対しての適応は、難しいように思います。


歯科医師会に加入していないとの様子で、入っている歯科と何かしら違いは出てくるのでしょうか。 

治療に関しての違いは、さほど無いように思いますが。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-08-27 10:00:04
虫歯穴はもろくなっている質だと思うのですが、針の器具で削れてしまう硬さなのでしょうか?

はい、削れます。

と、いうより、針の器具程度で削れてしまうような状態を「虫歯」と言います。

「器具で削れるかどうか?」は虫歯の診断としてとても重要な行為です。


>朝痛くなかったのにされてから確かに出始めた痛みを感じるのはおかしいと思っているのですが、この検診についてたずねると そういう時もあると言われ、歯髄や歯神経も抜くと言われてしまいました。

神経を抜くか抜かないかは状況によりますが、歯科医院での検診後に痛みを感じることはあります。
(単に今まで感じなかっただけで、すでに痛みが出ていてもおかしくはない状況だったのだと思います)


>今後他所で治療を受けるとしても悪化したのではと思っているその虫歯の責任責任を求める事はできるのでしょうか。

文面から想像すると、現状の虫歯対して仮に過失責任があるとすれば、だいず さんと担当歯科医では「99:1」くらいの割合だと思います。


歯科医師会に加入していないとの様子で、入っている歯科と何かしら違いは出てくるのでしょうか。 

個人的には「差はない」ように思います。


>歯の上からタテに削り落として行くのではなく裏側の虫歯部だけ削るという方法はできるものなのでしょうか?

可能です。
ただし「誰でもできる」という治療法ではありません。
特殊な器具、特殊な技術が必要となりますので、それができる歯科医は限られていると思います。
(今年の顕微鏡歯科学会で話題になりました)

参考:http://eedental.jp/ee_diary/2018/03/eeno-1.html

実は僕も上記EEnoフラット開発のお手伝いをさせていただきました。
ピンポイントで虫歯を削れてとても良い器具なのですが「使えるケースは限られている」というのも事実です。
僕の場合、3人中2ケースは虫歯の進行がとても深く、残念ながら抜髄(手遅れ)となってしまいました。

そうなると「ドリル器具を口内上方からナナメ下方向に差し込み、歯の上からタテに削り落として行く」事になります。


もし、どうしても「裏側の虫歯部だけ削る」という治療法をご希望であれば、手遅れになる前に、早めに治療を検討された方がよろしいかと思います。


>樹脂というもので詰めた場合取れてしまっても噛み合わせしない横部だとまだ良いものなのではと思うのですが、

一度、虫歯になった部位というのは、もともとだいず さんにとって「虫歯リスクの高い部位」でしょうから、再発のリスクは少なからずあると思います。


>裏側に虫歯が出来てしまうなどあればその時どう発見や治療をするものなのでしょうか?

レントゲンマイクロスコープなどでの詳細な観察が必要となると思います。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-08-27 10:38:36
こんにちは。

慢性虫歯になっていて歯質がぼろぼろになっていたので、針のようなもので引っかかる状態だったのでしょう。

とても大きな虫歯になっていてもその上に細菌や有機物の分厚い膜があって、下の歯質はどんどんやられていっていて(酸蝕されて溶けていく)も外部からの刺激は有機質の膜(バイオフィルムというものでこれがべっとりついているのが悪さをしているわけですが)で覆われているので、緩和されていて歯髄症状が出ていないということは割とよくあります。

ただ、それを放置し続けると治療もできないくらい虫歯が進むか、または急性に歯髄症状が出て苦しむことになるでしょうから。
治療可能なうちに発見できたことは、ひとまずよかったと考えられるのではないかと思います。


ただ、虫歯の進行について十分な知識をお持ちでなければ針状のもので検査されたことをきっかけに痛みが(歯髄症状)が出れば不信に思われるのも致し方ないと思います。

お書きになられてる内容からの結論としては、桜井先生の回答のように「文面から想像すると、現状の虫歯対して仮に過失責任があるとすれば、だいず さんと担当歯科医では「99:1」くらいの割合だと思います。」ということになると思います。

慢性虫歯を作ってしまったのはだいずさんの日頃のお手入れ不足によるからです。
早期に治療を行ってもらうとよいように思います。



ただ、治療は難しい部位ですからかなり上手く行ってもらう必要があるでしょう。

多くの虫歯でハブラシが当たりにくい部分が虫歯になるので、自分がやっても他人がやっても器具が到達しにくい部分の虫歯の治療は難しいと考えておかれてよいかもしれません。


虫歯治療の場合は確実な目視が必要ですから(ハブラシのように感覚でなんとなく当たっている程度では駄目なので)目視して器具が到達し目的を達し、樹脂で詰めるならば完全な防湿が必須になりますから、できる範囲の治療法でできることをできるだけ上手く行ってもらうことを期待するしかないと思います。

虫歯治療が奏功せず歯髄症状が治まらないあるいは悪化するようならば、抜髄が必要ということになるのが一般的でしょう。


お口をできるだけ長時間しっかり開けて舌を緊張させず治療に如何に協力できるかで治療成績は変わってきます。
治療に協力できないけれどよい治療をしてもらいたいという場合は、全身麻酔を行う必要がある場合もあります。
(障害者歯科治療などの場合)

全身麻酔はリスクも伴うので通常は意識を保ったまま協力してもらうということになりますから、できるだけ治療中は協力してあげるとよいでしょう。


今までの治療にも不信感をお持ちになり第3者に判定をして欲しいとお考えの場合は、大学病院がその役目を担っていると思いますので、大学病院にてセカンドオピニオンを受けられるとよいように思います。


歯科医師会に加入していないとの様子で、入っている歯科と何かしら違いは出てくるのでしょうか。

町内会に入らず町内で様々な活動をしているのと似ていると思います。
エリアによっては(首都圏や都市部など)開業規制をさけるために、周囲に歯科医院が多く飽和状態の中で開業する際入らないあるいは入れない場合もあると思います。

また会の活動をしなくて済むのであえて入らないという場合もあると思います。

会に入らず開業しても罰則があるわけではないですが公的な活動の拠点ですから、都市部以外では入って様々な活動に携わっているほうが一般的だと思いますが、保険医であるかどうかよりも患者さん側から気にされる必要性は低いように思います。




タイトル 奥歯の後側に虫歯、検査時に悪化させられたのでは?
質問者 だいずさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
虫歯に関するトラブル
歯医者への不信感
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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