骨の近くまで内部吸収をしている歯の治療について
相談者:
きょう2018さん (45歳:女性)
投稿日時:2018-09-16 13:31:34
こんにちは。
内部吸収の治療について質問です。
8月から歯茎の痛みがあり、レントゲンをとったところ、内部吸収のため歯肉炎になっていると言われました。
下の右側の犬歯で、歯と歯茎付け根で外側にあったため、穴をあけて、吸収部分に何かを充填してもらいました。
しかし、その後も歯茎の痛みが残ったため、再度レントゲンをとったところ、同じ歯で奥隣の歯に近い歯茎のさらに下、レントゲンでは骨にかかっている部分でも内部吸収がみられました。
(レントゲン写真の歯の境界線がややぼやけていました)
歯茎の下だったため、レーザーメスで歯茎を切り、吸収されている箇所を見つけましたが、レントゲン写真を見ると、骨の部分にややかかっているとのことで、担当の先生は治療方法をとても迷っていらっしゃいました。
最初の治療の際、吸収された部分を充填して、進行具合の様子をみるか、最悪の場合は抜歯もと言われました。
ただ、今回の骨にかかっている部分については、とても迷っているようで、2週間後、歯茎が治ってから治療をすることになりました。
担当の先生がとても迷っていたため、私も不安になってしまっため質問させていただきました。
この場合の治療法は抜歯しかないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
内部吸収の治療について質問です。
8月から歯茎の痛みがあり、レントゲンをとったところ、内部吸収のため歯肉炎になっていると言われました。
下の右側の犬歯で、歯と歯茎付け根で外側にあったため、穴をあけて、吸収部分に何かを充填してもらいました。
しかし、その後も歯茎の痛みが残ったため、再度レントゲンをとったところ、同じ歯で奥隣の歯に近い歯茎のさらに下、レントゲンでは骨にかかっている部分でも内部吸収がみられました。
(レントゲン写真の歯の境界線がややぼやけていました)
歯茎の下だったため、レーザーメスで歯茎を切り、吸収されている箇所を見つけましたが、レントゲン写真を見ると、骨の部分にややかかっているとのことで、担当の先生は治療方法をとても迷っていらっしゃいました。
最初の治療の際、吸収された部分を充填して、進行具合の様子をみるか、最悪の場合は抜歯もと言われました。
ただ、今回の骨にかかっている部分については、とても迷っているようで、2週間後、歯茎が治ってから治療をすることになりました。
担当の先生がとても迷っていたため、私も不安になってしまっため質問させていただきました。
この場合の治療法は抜歯しかないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
回答1
坂寄歯科医院(茨城県取手市藤代)の三木です。
回答日時:2018-09-16 14:52:04
きょう2018さん、こんにちは。
そもそも内部吸収の治療のファーストチョイスは抜髄です。
行った後は、内部吸収が起きることはないはずです。
最初の発見時に抜髄は行ったのでしょうか?
実際に抜歯になるかどうかはその吸収量によって異なりますが・・・
ダメ元でも、いきなり抜歯をチョイスされるよりは治療をしてみたほうが良いように思えますね。
ご参考程度にしていただければと思います。
そもそも内部吸収の治療のファーストチョイスは抜髄です。
行った後は、内部吸収が起きることはないはずです。
最初の発見時に抜髄は行ったのでしょうか?
実際に抜歯になるかどうかはその吸収量によって異なりますが・・・
ダメ元でも、いきなり抜歯をチョイスされるよりは治療をしてみたほうが良いように思えますね。
ご参考程度にしていただければと思います。
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-09-16 15:22:19
内部吸収は歯髄内部に原因があり根管壁を吸収していくものですので、最初は歯肉炎の原因にはならないと思います。
当然吸収が進行して歯根膜まで到達すれば原因にはなるのですが。
内部吸収の処置方針は三木先生の回答にあるように抜髄です。
つまり歯髄のある歯にしか内部吸収は発生しないと思います。
ですから歯髄がない歯、あるいは歯肉炎の原因となると外部吸収ではないかと思います。
>穴をあけて、吸収部分に何かを充填してもらいました。
どこに穴を開けたのでしょうか?
虫歯ではないのですね?
歯科大学附属病院か根管治療専門医か日本歯内療法学会の認定医指導医などの受診をお勧めします。
当然吸収が進行して歯根膜まで到達すれば原因にはなるのですが。
内部吸収の処置方針は三木先生の回答にあるように抜髄です。
つまり歯髄のある歯にしか内部吸収は発生しないと思います。
ですから歯髄がない歯、あるいは歯肉炎の原因となると外部吸収ではないかと思います。
>穴をあけて、吸収部分に何かを充填してもらいました。
どこに穴を開けたのでしょうか?
虫歯ではないのですね?
歯科大学附属病院か根管治療専門医か日本歯内療法学会の認定医指導医などの受診をお勧めします。
相談者からの返信
相談者:
きょう2018さん
返信日時:2018-09-16 16:27:55
三木先生、柴田先生、回答ありがとうございます。
最初の治療では、抜髄していません。
今まで治療したことがない歯なので、歯髄はあります。
元々は顔の上から軽く押しても、歯茎の痛みがあって、歯と歯茎の間に3mmくらい隙間ができているということで、痛みを優先してくださったのかもしれません。
レントゲンを確認して、歯茎の炎症部分の近く、犬歯の前面の付け根、歯茎との境に、針先のような器具が入ってしまう隙間(穴?)があり、その部分のために炎症を起こしているのではと言われ、最初の治療をしてくださいました。
その後、化膿止めをもらい、1週間後の再診で、まだ歯茎の痛みがあったため、再度しらべていただき、もう一ヶ所の隙間が見つかりました。
外側から患部がわかったので、柴田先生のおっしゃる通り外部吸収ということでしょうか。
レントゲンを見る限り、虫歯ではないとおっしゃっていました。
歯と根の付け根部分と側面がぼやっとしていると。
歯茎の痛みを抑えるため、骨に近い部分をどうしようかと悩んでいらっしゃいました。
抜髄をして、進行を押さえれば、歯茎の痛みも引くのでしょうか。
それとも、歯自体になんらかの治療をしないと難しいでしょうか。
家族かかりつけのお医者様なので、変えるのが申し訳ないのですが、柴田先生のおっしゃる医療機関も考えたいと思います。
よろしくお願いいたします。
最初の治療では、抜髄していません。
今まで治療したことがない歯なので、歯髄はあります。
元々は顔の上から軽く押しても、歯茎の痛みがあって、歯と歯茎の間に3mmくらい隙間ができているということで、痛みを優先してくださったのかもしれません。
レントゲンを確認して、歯茎の炎症部分の近く、犬歯の前面の付け根、歯茎との境に、針先のような器具が入ってしまう隙間(穴?)があり、その部分のために炎症を起こしているのではと言われ、最初の治療をしてくださいました。
その後、化膿止めをもらい、1週間後の再診で、まだ歯茎の痛みがあったため、再度しらべていただき、もう一ヶ所の隙間が見つかりました。
外側から患部がわかったので、柴田先生のおっしゃる通り外部吸収ということでしょうか。
レントゲンを見る限り、虫歯ではないとおっしゃっていました。
歯と根の付け根部分と側面がぼやっとしていると。
歯茎の痛みを抑えるため、骨に近い部分をどうしようかと悩んでいらっしゃいました。
抜髄をして、進行を押さえれば、歯茎の痛みも引くのでしょうか。
それとも、歯自体になんらかの治療をしないと難しいでしょうか。
家族かかりつけのお医者様なので、変えるのが申し訳ないのですが、柴田先生のおっしゃる医療機関も考えたいと思います。
よろしくお願いいたします。
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-09-16 18:46:16
外部吸収だと抜髄が処置方針にはならないと思います。
ちょっと古いですが次のの文献にはこのような表現があります。
「置換性外部吸収には、決定的な治療法が確立されていない」
http://www.hozon.or.jp/member/publication/journal/file/vol50_no3/279.pdf
このような報告もあります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jeajournal/35/3/35_133/_pdf/-char/en
ちょっと古いですが次のの文献にはこのような表現があります。
「置換性外部吸収には、決定的な治療法が確立されていない」
http://www.hozon.or.jp/member/publication/journal/file/vol50_no3/279.pdf
このような報告もあります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jeajournal/35/3/35_133/_pdf/-char/en
相談者からの返信
相談者:
きょう2018さん
返信日時:2018-09-17 10:15:45
回答4
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2018-09-18 12:35:39
きょう2018さん、こんにちは
内部吸収は有髄歯(神経のある歯)で起こり、治療方針は抜髄です。
外部吸収は無髄歯(神経のない歯)で起こり、治療方針は根管治療です。
柴田先生が言われるように、内部吸収から歯肉炎は起こりません。
また、内部吸収、外部吸収、どちらも抗生剤(化膿止め)は聴きません。
正しい診断がつかないまま、闇雲に治療を進めるのは良く無いと思います。
歯科医師だからといって、鹿の事についてオールマイティーではありませんので、しかるべき先生を紹介してもらった方が良い様に思います。
内部吸収は有髄歯(神経のある歯)で起こり、治療方針は抜髄です。
外部吸収は無髄歯(神経のない歯)で起こり、治療方針は根管治療です。
柴田先生が言われるように、内部吸収から歯肉炎は起こりません。
また、内部吸収、外部吸収、どちらも抗生剤(化膿止め)は聴きません。
正しい診断がつかないまま、闇雲に治療を進めるのは良く無いと思います。
歯科医師だからといって、鹿の事についてオールマイティーではありませんので、しかるべき先生を紹介してもらった方が良い様に思います。
相談者からの返信
相談者:
きょう2018さん
返信日時:2018-09-18 22:50:28
タイトル | 骨の近くまで内部吸収をしている歯の治療について |
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質問者 | きょう2018さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 45歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯茎(歯ぐき)の痛み 歯周病(歯槽膿漏)治療 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。