右上7番遠心部の虫歯の側部からの覆髄は可能か

相談者: 青空男さん (53歳:男性)
投稿日時:2018-09-30 12:28:37
最も奥の歯となっている(30年前に親知らずを抜去済)右上7番の遠心部に重度(象牙質が露出している)の楔状欠損があり、その中で一点短針で探ると知覚過敏の症状がある部分があります。

そこは穴がより深くなっているような感じがします。
どうも虫歯になっているように思われます。
自発痛はなし・熱い物、冷たいものがしみるということもない)


近々、その部分へレジン充填をする予定になっていますが、その穴は歯髄と近接していると思われ、今にも露髄がおこりそうで心配です。

露髄or偶発露髄の可能性を勘案せず、そのままレジン充填がなされれば、細菌感染から歯髄失活は必定ではないかと愚考しております。


う窩(むし歯の穴)が咬合面からのものであれば、当然間接覆髄法の適用となる事例ではないかと思われますが、問題は当該楔状欠損およびう窩が歯肉に接している、つまり水平方向のものであり、水酸化カルシウム製剤などの処置ができないのではないかと思われることです。

う窩が側面にあっても間接覆髄法の処置はできるものでしょうか。
どうかご教示ください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-09-30 12:38:06
>う窩が側面にあっても間接覆髄法の処置はできるものでしょうか。

できると思います。
しかしながらレジン充填の場合間接覆髄が必要ではないというガイドラインもあると思います。

日本歯科保存学会のガイドラインの105ページあたりです。

* http://www.hozon.or.jp/member/publication/guideline/file/guideline_2015.pdf


ただ7番の遠心側の歯頚部う蝕あるいはくさび状欠損の治療はかなり難易度の高い治療だと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-09-30 13:44:25
こんにちは。

右上7番遠心部の楔状欠損ですが、先ずこの場所にはできることはありません、したがって本当に楔上欠損なのか診断が必要です、そのうえで処置方法を決めることになります、歯医者で診てもらうのがいいと思います。

蛇足ですが楔上欠損はオーバーブラッシング歯肉がすり減って象牙質が露出した時歯磨剤に含まれる研磨剤によって象牙質が削り取られたものです、したがって歯肉をすり減らすような力で歯肉を擦らないこと、象牙質が露出していなければエナメル質を磨いていることなので歯磨剤中の研磨材では簡単にはすり減りません。

もう一つは歯磨剤を使わないことです、今までと同じような歯磨きを続けていると益々楔状欠損が進行します、それにしたがって知覚過敏もひどくなります。

楔状欠損 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%DC%B8%BE%F5%B7%E7%C2%BB&x=58&y=11

画像1 ひどい楔状欠損
画像2 もっとひどい楔状欠損

歯を磨く時は毛先磨きで磨くのが一番お勧めです。

毛先磨き http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#kesaki

画像1画像1 画像2画像2

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 青空男さん
返信日時:2018-10-03 11:41:20
ご回答ありがとうございました。

検知液その他により、当該部分のくぼみは虫歯ではなかったと判明いたしました。
そのままレジン充填の処置をして頂きました。

また、そもそも右上7番遠心部は楔状欠損ではなかったという診断もありました。
お手数をお掛けして申し訳ありません。

 
改めて、本当にありがとうございました。



タイトル 右上7番遠心部の虫歯の側部からの覆髄は可能か
質問者 青空男さん
地域 非公開
年齢 53歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
レジン(白いプラスチック)
覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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