支台歯形成後に転院、補綴物製作の治療費が高いのでは?

相談者: コビキ3さん (27歳:男性)
投稿日時:2018-10-07 00:59:07
こんばんは。
時折こちらの質問掲示板を拝見しており、各先生方の回答に助けられる事が多くいつも大変参考にさせて頂いております。


今回、私が先生方にお聞きしたい事は、タイトルにある様な診療費についての質問でして…
詳しくお話しさせて頂きますと、(便宜上、以前かかっていた医院を「旧院」。現在かかっている医院を「新院」とします)


5ヶ月程前に虫歯の治療の為、旧院にて上顎右側1〜上顎左側3までの計4歯を治療。
右側1が感染根管だった為、感根処置後、メタルコアを設置。
上顎右側1のみ無髄歯、残り3歯は有髄歯にて支台歯形成。
その後、前歯であった為に4歯分のテック仮歯)を入れて貰い、終了。

金銭的に厳しいので保険適用の補綴物が良いと言っても、旧院では何度断っても自費セラミック等をしつこく勧めてこられたので、後日考えてから答えを出します。とその場は逃げ、旧院はそのまま行かなくなってしまいました。
旧院での補綴物は未作成のままです。


その後、仮歯のまましばらく放置してしまい、最近他の歯が虫歯になり治療したいと思うも、上記の事から旧院には行きたくなかったのでセカンドオピニオンとして新院を受診。

虫歯を治療後、本日10/6来院の予約を入れてましたのでいい機会だと思い、上顎右側1〜左側3までの補綴物を保険適用内で入れて貰いたいとお願いしたら、新院で作って頂けるとの事でしたので、その日に仮歯を外し、前歯のデンタル(パノラマでなく、部分的なレントゲンでした)撮影後、精密印象をして頂きました。

前歯に熱い寒天を注がれ、上顎下顎共に全歯の印象を取った後に、使っていた仮歯をそのまま仮着。
使用する補綴物の素材は何がいい?と聞かれたので、保険内のレジンでお願いしますと伝え、鏡を見ながら色の明るさを選択して診察終了。

ちなみに、仮歯の状態が綺麗だから。と何故か仮歯をしたままでも上顎の印象をとられました。



そしていざお会計となり、受付の方から11,190円でーすと言われとても驚き、、
え…次回装着する補綴物の値段が入ってるのですか?と思わず聞いたら、これは今回の処置のみの値段です、とのこと。

また次回は、前歯の被せ物となるので保険適用でも普通より高くなるので、次回は25,000円位になりますのでお金を用意しておいてとのこと…。


値段を疑問に思いながらも、とりあえず今回分のお会計は済ませましたが、以前の初診時やう蝕治療の時から、今までの歯医者より高いな〜…と思っていたけれど、今回は初診でもないし、印象と撮影・仮歯仮着だけなのにあまりに高かったので、もしかしてぼったくられた…?と不安に思い、帰宅後色々と調べましたが有効な回答が見つからず、藁にもすがる思いでこちらに質問させて頂いた次第です。

毎回の会計後に渡されるのが領収証のみで、別紙の医療費明細書を頂けていなかったというのも、より不信感を募らせてしまいまして…。


領収証の「歯冠修復及び欠損補綴」の欄に3,488点とあったので、もしかしたら旧院で行なった上顎右側1の抜髄根充やら4歯分の支台形成築造も新院でやった事にして加算してるのかな…?と思いましたが、明細書を頂けていないので、それも分からずじまいのまま…。


仮に加算されていたとしても、保険のルールで「新院で支台歯形成までしないと補綴物を入れてはいけない」といったルールがあるのかな?と思えば今回の金額を払うのはまだ納得出来る所ですが…。

しかし、新しい補綴物が25,000円というのも、保険内でレジンの右上1〜左上3のブリッジ(連結にすると後ろの方で喋っていたので多分ブリッジ?)の値段がその位するのは、保険点数の見地から相場としては妥当なのでしょうか?

それぞれ一歯ずつクラウンを入れて連結して、4歯分のレジン前装金属冠もしくは高強度硬質レジン冠になるか、はたまた高強度硬レジンブリッジになるのかは、全く説明がなかったので分かりませんが、多分点数が1番高くなる前装金属冠になるのかな?とは思います。
(そもそも上顎前歯に欠損はないのでブリッジ製作は出来ないかもですね、すいません)


大変長くなってしまいましたが、私からの質問は…

「他院で最終補綴物を装着するための支台歯形成まで行った後、本件の問題の相手となる歯科医院に転院→補綴物制作の為の印象の診察費と、補綴物製作・装着するにあたっての診察費の妥当性について」

それと併せまして、

「今かかっている歯科医院で保険診療内での補綴物を作成するとなった際、その医院で診察→う蝕治療→支台歯形成の一連の流れまでした事にしないと保険料の支払がされないのか?」

「そもそも、他院で治療した支台歯に、また別の他院が補綴物を装着する事は問題ないのか?」

の、以上の3点となります。


歯の疾患に関する事ではないばかりか、お答えになり辛い金銭関係(それもみみっちい額で)のお話で大変申し訳ありません。
ご多忙の事かと思いますが、もしよろしければお答え願います。

追伸:とりあえず、休み明けに今回の医療費明細書と装着予定の補綴物がどの様な物になるかは聞きに行きたいと思います。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-10-07 10:10:32
コビキ3さん、こんにちは。

>「他院で最終補綴物を装着するための支台歯形成まで行った後、本件の問題の相手となる歯科医院に転院→補綴物制作の為の印象の診察費と、補綴物製作・装着するにあたっての診察費の妥当性について」

実際にその請求を見たわけではないので、はっきりとは分かりませんが・・・
4本の補綴物で、内3本は生活歯なんですよね?
そうなると初診・レントゲン診査という事を加味して11,190円という金額に大きな不当性は感じません。

次回発生する金額についても同上です。
4本分の金額が発生するので、そのくらい発生してもおかしくはないですね。



>「今かかっている歯科医院で保険診療内での補綴物を作成するとなった際、その医院で診察→う蝕治療→支台歯形成の一連の流れまでした事にしないと保険料の支払がされないのか?」

いえ、別に不要ですよ。


>「そもそも、他院で治療した支台歯に、また別の他院が補綴物を装着する事は問題ないのか?」

その前の医院での治療に大きな不備などが無ければ特に問題はないと思います。


基本的に歯の治療というものは削れば削るだけ金額が高くなっていきます。
そのため、お金をなるべく掛けないようにしたいのであれば、1回1回の治療の精度を高くし、予防を意識した生活を心掛けることが一番大切です。

結局歯科も医科もそうですが、病気にならないことが一番安上がりですので。
特に歯科で一番多い、虫歯歯周病については生活習慣病の一つで予防することが可能な疾患ですからね。


ご参考程度にしていただければと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: コビキ3さん
返信日時:2018-10-07 19:47:10
三木先生、お忙しい中早速のご回答ありがとうございます。

>実際にその請求を見たわけではないので、はっきりとは分かりませんが・・・
>4本の補綴物で、内3本は生活歯なんですよね?
>そうなると初診・レントゲン診査という事を加味して11,190円という金額に大きな不当性は感じません。

説明不足で、大変申し訳ありませんでした。
遅ればせながら、領収証の点数の項目を記載したいと思います。

【初・再診料】51点
【画像診断】48点
【処置】144点
歯冠修復及び欠損補綴】3,488点
【合計】3.731点

仰る通り、4本分の補綴物で内3本は生活歯となります。
しかし、同歯科医院で1週間前にも別の歯の虫歯を治療したので初診ではなく再診になるかとは思います。

実際、初・再診料の項は51点となりましたので。
またレントゲン診査も前歯デンタル撮影のみでしたので、48点となりました。


上記の事から【歯冠修復及び欠損補綴】が飛び抜けて高いですので、そこの妥当性の是非を教えて頂ければと思います。

分かりにくい書き方をして大変申し訳ありませんが、今回既に4歯とも支台歯の形成は終了している状態で行きましたので、支台築造・歯冠形成ともに必要のない状態で来院しました。
実際の診療内容も、印象操作とデンタル撮影にテックの再装着のみです。

もし3.488点の数字に近付けるとなると、やってもいないレジン前装冠

 生PZ歯冠形成3歯分796点×3→2366点
 失PZ歯冠形成1歯分636点。
 2366点+636点→3002点

を加算されているのかな?と嫌でも邪推してしまいます。


百歩譲ってその加算が仕方ない事としても、私は全てレジンの補綴物がいいと最初にお話していましたので、金属を使う前装冠での処置をしたという事で点数を取られるのも到底納得がいきませんし、
もし取られるとしても硬質レジン冠での歯冠形成の点数であって欲しいです。
(仮に硬質レジンでの歯冠形成だとしても点数は前装冠の半分以下となるので、3000点を超えるのにもっと納得いかなくなりますが())

次回料金からしても、入れられる補綴物はレジン前装冠かな?とは思いますが、その歯科医院の先生からは最終補綴物がどの様な物になるかの説明も、私への承諾確認も一切ありませんでしたので、次回明細書を貰いに行く時に確認・訂正したいと思います。



長くなり申し訳ありませんが、以上の事を踏まえた上で、発生金額の妥当性をお聞き出来たらなと思います。


※重ねての確認になり大変恐縮ですが、
今回の治療はあくまでも支台歯の歯冠形成は既に完了した状態であり、実際の処置も印象操作、デンタル撮影とテックの再装着のみです。


もし仮に、前回の支台歯の歯冠形成処置から期間がかなり空いていたので、再形成する必要があったから〜。という話だとしても…
今回は形成処置はおろか、その説明すらされていません。
(そもそも麻酔とかも当然されていませんので、無麻酔で有髄歯の支台歯の歯冠形成とか普通は耐えられませんから、この話にするにしても無理がある?)



また今回のケースに関してもう一つの質問としてお聞きさせて頂きます。
乱暴な言い方になりますが、歯にほんのちょびっとでもタービンを当てさえすれば、歯冠形成に限らずう蝕処置、咬合調整といったある程度高くなるであろう点数を「処置をした」として、通常の保険医の方は料金と点数を請求するものなのでしょうか?

(実際には15分以上もしてない衛生指導料ですとか、ささっと電動スケーラーやブラシを当てるだけの処置でもSCやSRP口腔清掃しました!とある程度の保険点数の水増しは、今の歯医者さんの大変な現状を鑑みればある程度は笑って飛ばせるものですが、今回はそのある程度を遥かに上回ってきましたので…)



>いえ、別に不要ですよ。
>その前の医院での治療に大きな不備などが無ければ特に問題はないと思います。

不要、かつ、問題がないようでしたら安心しました。
ありがとうございます。


>基本的に歯の治療というものは削れば削るだけ金額が高くなっていきます。
>そのため、お金をなるべく掛けないようにしたいのであれば、1回1回の治療の精度を高くし、予防を意識した生活を心掛けることが一番大切です。
>結局歯科も医科もそうですが、病気にならないことが一番安上がりですので。
>特に歯科で一番多い、虫歯や歯周病については生活習慣病の一つで予防することが可能な疾患ですからね。

仰る事、ごもっともだと思います。
今回の件もそもそも虫歯にならない生活をしていれば、余分なお金がかかる事もありませんでしたし、こんなケチくさい話で先生方のお手を煩わせる事もありませんでしたよね、、私の不徳の致すところです…。
親身なご教授ありがとうございます。



タイトル 支台歯形成後に転院、補綴物製作の治療費が高いのでは?
質問者 コビキ3さん
地域 非公開
年齢 27歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 治療費・費用
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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