歯周病検査は保留したが、抜髄後の歯痛は歯周病が原因か?
相談者:
みかんみさん (35歳:男性)
投稿日時:2018-10-13 05:07:01
現在複数のC2の虫歯があります。
神経を抜いたもののうち1本だけに痛みがあります。
以前は、予約前日に少し痛みがあった程度だったのですが、今は何もしていないのに、処置中から後までも鈍い痛みがあります。
先生は、何度も「次回被せ物をします」とおっしゃるのですが、まだ痛みがとれません。
そのため、しばらく消毒の薬を何度も入れ替えている状況です。
ただ、患部に膿はなく綺麗な状態なんだそうです。
続けざまに、処置中から瞬間的に痛みが出るので、その原因の可能性をうかがったところ、
「血が出ていることから、痛みの原因は歯周病だろう」
とのことでした。
また、同時に
「被せ物を行うときには、まず歯周病を治してからの方がよい」
と伺いました。
次回初めて歯周病検査を行うことになったのですが、先生の治療手順が不安になりました。
歯石があることは自覚していましたが、これまで痛みなど皆無だったので、急に歯が痛くなるとも思ってもみませんでした。
なので、少し甘くみていたこともあり、保険適用で済ませようと思っていたこともあって、歯周病の検査を保留にしてしまっていたことは確かです。
検査を勧められたのは複数の歯の神経を抜いてからのことで、その時には歯石が原因で痛み出すとは思っていなかったのです。
ただ、歯周病治療→虫歯治療が流れとおっしゃるのに、保険外とはいえ、初診時等にあらかじめ歯周病検査などは行わないものなのでしょうか?
検査を行わないことのリスク説明もせず、かぶせ物の治療にとりかかるものなのでしょうか?
神経を抜いたもののうち1本だけに痛みがあります。
以前は、予約前日に少し痛みがあった程度だったのですが、今は何もしていないのに、処置中から後までも鈍い痛みがあります。
先生は、何度も「次回被せ物をします」とおっしゃるのですが、まだ痛みがとれません。
そのため、しばらく消毒の薬を何度も入れ替えている状況です。
ただ、患部に膿はなく綺麗な状態なんだそうです。
続けざまに、処置中から瞬間的に痛みが出るので、その原因の可能性をうかがったところ、
「血が出ていることから、痛みの原因は歯周病だろう」
とのことでした。
また、同時に
「被せ物を行うときには、まず歯周病を治してからの方がよい」
と伺いました。
次回初めて歯周病検査を行うことになったのですが、先生の治療手順が不安になりました。
歯石があることは自覚していましたが、これまで痛みなど皆無だったので、急に歯が痛くなるとも思ってもみませんでした。
なので、少し甘くみていたこともあり、保険適用で済ませようと思っていたこともあって、歯周病の検査を保留にしてしまっていたことは確かです。
検査を勧められたのは複数の歯の神経を抜いてからのことで、その時には歯石が原因で痛み出すとは思っていなかったのです。
ただ、歯周病治療→虫歯治療が流れとおっしゃるのに、保険外とはいえ、初診時等にあらかじめ歯周病検査などは行わないものなのでしょうか?
検査を行わないことのリスク説明もせず、かぶせ物の治療にとりかかるものなのでしょうか?
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-10-13 08:24:03
ご相談ありがとうございます。
とてもいいご質問です。
>抜髄後の歯痛は歯石が原因?
違います。
>一般にどういう治療手順になるの?
>初診時等にあらかじめ歯周病検査などは行わないものなのでしょうか?
もし病気を治そうという目的ならば、検査が絶対必要です。
大きな病院でも検査のくり返しですよね。
初めに、なぜこうなったのか?という原因の検査による診断があってこそ、お互いに治る見通しも治療前に見えてくるからです。
これを検査の可視化と言います。
一般的というか、学会で考えたり大学で現在教えたりしている医療として科学的な手順は下記の通りです。
診察→(術前の見落としのない総合的な)検査→診断→相談(見通しやリスク説明を含むインフォームド・コンセント)→治療計画(共同策定)→治療→(治療後に結果が予定通りか、治ったかどうかの)検査・診断(ここまで来て初めて治ったと評価)→メインテナンス(獲得された健康の維持増進)
一見難しそうですが、ごく当たり前のことばかりです。
それは、
>保険外とはいえ、
保険か保険外かという制度や金銭には全く関係のない、両方に共通の医療の話です。
むしろ自由診療は、病気が目標である保険という規則にかけられた厳しい制約を受けずに、自由に多くの検査を受けることができ、健康にはとても有利なはずです。
そのため、自由という名前がついていて、保険外という名前とはニュアンスが少々違います。
自由に考えられます。
>検査を行わないことのリスク説明もせず、かぶせ物の治療にとりかかるものなのでしょうか?
もし医療であるならば、納得できるように、リスクの説明が必要です。
これはインフォームド・コンセントといい、医療法で義務付けられています。
また医療では、かぶせ物はよく噛むために行う治療ですが、痛みがあるままによく噛めるのでしょうか。
噛めるようにする目的ではないのでしょうか。
ちなみに抜髄とは、歯髄炎を起こしていて痛みが激しいとか、近い将来に他の歯や心身の健康にとって、こじれた症状を起こさないために行う治療です。
歯髄に「髄」という特別な言葉を与えられている訳は、生涯に渡って歯を残すために極めて重要な臓器だからです。
ただの歯の「神経」ではないのです。
したがって、できるだけ歯髄を保存して、歯を残し、よく噛めるようにすることが求められています。
人生百年時代になり元気に生き残るため、心身の健康を維持するにはよく噛めることが大事だと証明が進んでいます。
国連のWHOでも勧告しています。
適切ならば、ふつうは少ない回数で短期間に快適になるはずです。
逆に中を触れば触るほど、期間が長引くほど、歯の寿命や心身の健康を失いやすくなります。
>続けざまに、処置中から瞬間的に痛みが出るので、
まだ歯髄が残っていて取りきれていないことも考えられます。
>その原因の可能性をうかがったところ、
>「血が出ていることから、痛みの原因は歯周病だろう」
>とのことでした。
それはもっと正確にお話と根拠を伺わないと、我々も納得できない部分です。
>「被せ物を行うときには、まず歯周病を治してからの方がよい」と伺いました。
その通りです。
また、被せ物は噛み合わせ(咬合)が大きく変わりますから、よく噛めるように咬合検査も必要と日本補綴歯科学会では提唱しています。
>次回初めて歯周病検査を行うことになったのですが、先生の治療手順が不安になりました。
>歯周病治療→虫歯治療が流れとおっしゃるのに、
それらのお話から疑問点が感じられるので同感です。
よく考えましょう。
とてもいいご質問です。
>抜髄後の歯痛は歯石が原因?
違います。
>一般にどういう治療手順になるの?
>初診時等にあらかじめ歯周病検査などは行わないものなのでしょうか?
もし病気を治そうという目的ならば、検査が絶対必要です。
大きな病院でも検査のくり返しですよね。
初めに、なぜこうなったのか?という原因の検査による診断があってこそ、お互いに治る見通しも治療前に見えてくるからです。
これを検査の可視化と言います。
一般的というか、学会で考えたり大学で現在教えたりしている医療として科学的な手順は下記の通りです。
診察→(術前の見落としのない総合的な)検査→診断→相談(見通しやリスク説明を含むインフォームド・コンセント)→治療計画(共同策定)→治療→(治療後に結果が予定通りか、治ったかどうかの)検査・診断(ここまで来て初めて治ったと評価)→メインテナンス(獲得された健康の維持増進)
一見難しそうですが、ごく当たり前のことばかりです。
それは、
>保険外とはいえ、
保険か保険外かという制度や金銭には全く関係のない、両方に共通の医療の話です。
むしろ自由診療は、病気が目標である保険という規則にかけられた厳しい制約を受けずに、自由に多くの検査を受けることができ、健康にはとても有利なはずです。
そのため、自由という名前がついていて、保険外という名前とはニュアンスが少々違います。
自由に考えられます。
>検査を行わないことのリスク説明もせず、かぶせ物の治療にとりかかるものなのでしょうか?
もし医療であるならば、納得できるように、リスクの説明が必要です。
これはインフォームド・コンセントといい、医療法で義務付けられています。
また医療では、かぶせ物はよく噛むために行う治療ですが、痛みがあるままによく噛めるのでしょうか。
噛めるようにする目的ではないのでしょうか。
ちなみに抜髄とは、歯髄炎を起こしていて痛みが激しいとか、近い将来に他の歯や心身の健康にとって、こじれた症状を起こさないために行う治療です。
歯髄に「髄」という特別な言葉を与えられている訳は、生涯に渡って歯を残すために極めて重要な臓器だからです。
ただの歯の「神経」ではないのです。
したがって、できるだけ歯髄を保存して、歯を残し、よく噛めるようにすることが求められています。
人生百年時代になり元気に生き残るため、心身の健康を維持するにはよく噛めることが大事だと証明が進んでいます。
国連のWHOでも勧告しています。
適切ならば、ふつうは少ない回数で短期間に快適になるはずです。
逆に中を触れば触るほど、期間が長引くほど、歯の寿命や心身の健康を失いやすくなります。
>続けざまに、処置中から瞬間的に痛みが出るので、
まだ歯髄が残っていて取りきれていないことも考えられます。
>その原因の可能性をうかがったところ、
>「血が出ていることから、痛みの原因は歯周病だろう」
>とのことでした。
それはもっと正確にお話と根拠を伺わないと、我々も納得できない部分です。
>「被せ物を行うときには、まず歯周病を治してからの方がよい」と伺いました。
その通りです。
また、被せ物は噛み合わせ(咬合)が大きく変わりますから、よく噛めるように咬合検査も必要と日本補綴歯科学会では提唱しています。
>次回初めて歯周病検査を行うことになったのですが、先生の治療手順が不安になりました。
>歯周病治療→虫歯治療が流れとおっしゃるのに、
それらのお話から疑問点が感じられるので同感です。
よく考えましょう。
相談者からの返信
相談者:
みかんみさん
返信日時:2018-10-14 01:17:41
ご回答ありがとうございます。
かかっている歯科医院では、初めから今まで診断らしいことは何も伺っていません。
一見しただけで、
「大きな穴が空いてますね。次回神経抜いちゃいます」
と言われ、次の回では、特に何も言われず、何の検査も受けず、
「は〜い。じゃあ根っこの治療を行いま〜す」
という感じで、ど頭から椅子を倒されて、削られました。
何の説明もしないのかなと、内心思っていましたが、どうにもできず…。
削られながら、先生は話をされていましたが、返事もできず…。
そもそも検査らしいことは、全く何もしていません。
神経を抜いたあとで、初めてレントゲンをとったくらいです。
それも検査らしいことではないと思います。
ただ、その次の回には、そのレントゲン写真が画面に映し出されていましたが、しかしやはり何の解説もありませんでした。
ただ、「見ておけ」という感じ。
もう一本も同様の治療を行いましたが、レントゲン写真は掲げられていませんでした。
ホームページには、インフォームド・コンセントを徹底しています、患者との対話を重視しますというようなことが、謳われていて、セカンドオピニオン受診も受け付けているとあるのですが…。
実際には、今後どういった治療になるのかなど、話は一切なしです。
保険適用の治療は、治療方法の選択肢がないから、相談などは行わないのかと思いましたが、違うのですね。
ここの先生には、強烈な違和感を覚えましたが、やはりその感覚もあながち間違いでもないと自信を深めました。
「極めて重要な臓器」である「歯髄」を、あっさりと、件の先生はなんの説明もなく削り取ってしまったわけですが、その腕前にも疑いを持たざるを得ないと思いました。
大変参考になりました。
ありがとうございます!
「痛み」については、薬を塗りこんだガーゼを削った歯の穴に詰めていますが、そのガーゼを出し入れする際に痛みます。先生曰く、そのガーゼをとるときに、歯の奥から血が噴き出してくるそうです。
たしかに、ガーゼが赤く汚れていました。
「歯周病がすすんでいる」との事でした。
「歯石がたくさんあるもん」とのことです。
歯周病の検査はその病院では保険外になるとのことで、保留にしてしまいましたが、次回までに痛みが引かない場合は、先生がいったいどう処置なさるつもりなのか、気になります。
抜歯になるのだろうかと不安もあります。
治療中ですが、私自身のためには、別の歯科医院にいくべきなのかもしれない、と思えてきました。
かかっている歯科医院では、初めから今まで診断らしいことは何も伺っていません。
一見しただけで、
「大きな穴が空いてますね。次回神経抜いちゃいます」
と言われ、次の回では、特に何も言われず、何の検査も受けず、
「は〜い。じゃあ根っこの治療を行いま〜す」
という感じで、ど頭から椅子を倒されて、削られました。
何の説明もしないのかなと、内心思っていましたが、どうにもできず…。
削られながら、先生は話をされていましたが、返事もできず…。
そもそも検査らしいことは、全く何もしていません。
神経を抜いたあとで、初めてレントゲンをとったくらいです。
それも検査らしいことではないと思います。
ただ、その次の回には、そのレントゲン写真が画面に映し出されていましたが、しかしやはり何の解説もありませんでした。
ただ、「見ておけ」という感じ。
もう一本も同様の治療を行いましたが、レントゲン写真は掲げられていませんでした。
ホームページには、インフォームド・コンセントを徹底しています、患者との対話を重視しますというようなことが、謳われていて、セカンドオピニオン受診も受け付けているとあるのですが…。
実際には、今後どういった治療になるのかなど、話は一切なしです。
保険適用の治療は、治療方法の選択肢がないから、相談などは行わないのかと思いましたが、違うのですね。
ここの先生には、強烈な違和感を覚えましたが、やはりその感覚もあながち間違いでもないと自信を深めました。
「極めて重要な臓器」である「歯髄」を、あっさりと、件の先生はなんの説明もなく削り取ってしまったわけですが、その腕前にも疑いを持たざるを得ないと思いました。
大変参考になりました。
ありがとうございます!
「痛み」については、薬を塗りこんだガーゼを削った歯の穴に詰めていますが、そのガーゼを出し入れする際に痛みます。先生曰く、そのガーゼをとるときに、歯の奥から血が噴き出してくるそうです。
たしかに、ガーゼが赤く汚れていました。
「歯周病がすすんでいる」との事でした。
「歯石がたくさんあるもん」とのことです。
歯周病の検査はその病院では保険外になるとのことで、保留にしてしまいましたが、次回までに痛みが引かない場合は、先生がいったいどう処置なさるつもりなのか、気になります。
抜歯になるのだろうかと不安もあります。
治療中ですが、私自身のためには、別の歯科医院にいくべきなのかもしれない、と思えてきました。
タイトル | 歯周病検査は保留したが、抜髄後の歯痛は歯周病が原因か? |
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質問者 | みかんみさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 歯科治療後の歯の痛み 根管治療に関するトラブル 歯周病(歯槽膿漏)治療 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。