審美目的でのクラウン、今後の交換について
相談者:
まみ2521さん (33歳:女性)
投稿日時:2018-10-15 08:54:30
10年前の20代の頃、前歯4本をオールセラミックの差し歯にしました。
怪我などでなく、審美目的です。
神経は残しています。
土台の歯が虫歯になった場合などに、(かなりしっかり付いているため)被せものをとって治療することができるのか、不安になっています。
また、被せものをはずすと土台の歯に負担がかかりそう、それで土台の歯がダメになることはないのかと心配しています。
一生のうちに、このような被せものは何回ぐらい交換できるものなのでしょうか。
また、いつかこの差し歯が取れたり割れたりしてダメになった場合、(現在は子持ちの主婦のため、あまりそれに大金を使いたくないので)次は保険適応の差し歯にしたいと考えているのですが、私のように初めのきっかけが審美目的でも、保険適応の差し歯としてもらうことは可能ですか?
若気の至りで、見た目を美しくしたくて健康な歯を削ってまで治療したことを今更ながら激しく後悔しています。
これから子供にお金がかかるのに、保険外の治療しか選択できなければ、もしくは歯の土台がダメになって抜歯になって、インプラントなど膨大なお金がかかる治療しか選択できない事態になったらと思うと、過去の愚かな自分の選択を恨んでノイローゼ気味になっています。
読みにくい文章で申し訳ありませんが、教えて下さい。
よろしくお願いします。
怪我などでなく、審美目的です。
神経は残しています。
土台の歯が虫歯になった場合などに、(かなりしっかり付いているため)被せものをとって治療することができるのか、不安になっています。
また、被せものをはずすと土台の歯に負担がかかりそう、それで土台の歯がダメになることはないのかと心配しています。
一生のうちに、このような被せものは何回ぐらい交換できるものなのでしょうか。
また、いつかこの差し歯が取れたり割れたりしてダメになった場合、(現在は子持ちの主婦のため、あまりそれに大金を使いたくないので)次は保険適応の差し歯にしたいと考えているのですが、私のように初めのきっかけが審美目的でも、保険適応の差し歯としてもらうことは可能ですか?
若気の至りで、見た目を美しくしたくて健康な歯を削ってまで治療したことを今更ながら激しく後悔しています。
これから子供にお金がかかるのに、保険外の治療しか選択できなければ、もしくは歯の土台がダメになって抜歯になって、インプラントなど膨大なお金がかかる治療しか選択できない事態になったらと思うと、過去の愚かな自分の選択を恨んでノイローゼ気味になっています。
読みにくい文章で申し訳ありませんが、教えて下さい。
よろしくお願いします。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-10-15 09:19:16
こんにちは。
見た目の為に健康な歯を削ってセラミックにされる方は多くおられますから、そんなに罪悪感に囚われる必要はないでしょう。
皆さん色々なご事情がお有りなのですから。常に理想的な選択が出来る訳ではありませんから今ある歯を大切にされてはいかがでしょうか?
セラミック治療で問題になるのは歯の位置が悪いのを無理に歯冠の形態だけで変えるために抜髄を併用された時でしょう。
いわゆるセラミック矯正とかクイック矯正と言われるものです。
また単冠では咬合圧に対して十分な維持を得られないのを条件を整えないで連結した冠にした場合でしょう。
歯は本来一本一本僅かに(数十ミクロン)動く事で圧分散をしているので、頭だけ連結して動かせなくすれば冠内部でセメント崩壊を招いたり歯にマイクロクラックを生じるので2次虫歯に繋がるからです。
欠損がない場合は連結はしなくて良い治療の方がより良いと言うのはその為です。
歯の位置が元々さほど悪くなければ抜髄が不要でしょうから、セラミック冠の噛み合わせのチェックと調整を時々受け続けておけば大丈夫ではないでしょうか?
噛み合わせの調整をしていなければセラミック冠は自然に咬耗しませんから、歯軸傾斜が生じ歯茎の繋ぎラインが出てしまいまたやり直す時に更に削る必要が生じれば抜髄から破折、抜歯、インプラントを勧められるという事になるでしょう。
定期的にメンテナンスに通院されるとよいでしょう。
見た目の為に健康な歯を削ってセラミックにされる方は多くおられますから、そんなに罪悪感に囚われる必要はないでしょう。
皆さん色々なご事情がお有りなのですから。常に理想的な選択が出来る訳ではありませんから今ある歯を大切にされてはいかがでしょうか?
セラミック治療で問題になるのは歯の位置が悪いのを無理に歯冠の形態だけで変えるために抜髄を併用された時でしょう。
いわゆるセラミック矯正とかクイック矯正と言われるものです。
また単冠では咬合圧に対して十分な維持を得られないのを条件を整えないで連結した冠にした場合でしょう。
歯は本来一本一本僅かに(数十ミクロン)動く事で圧分散をしているので、頭だけ連結して動かせなくすれば冠内部でセメント崩壊を招いたり歯にマイクロクラックを生じるので2次虫歯に繋がるからです。
欠損がない場合は連結はしなくて良い治療の方がより良いと言うのはその為です。
歯の位置が元々さほど悪くなければ抜髄が不要でしょうから、セラミック冠の噛み合わせのチェックと調整を時々受け続けておけば大丈夫ではないでしょうか?
噛み合わせの調整をしていなければセラミック冠は自然に咬耗しませんから、歯軸傾斜が生じ歯茎の繋ぎラインが出てしまいまたやり直す時に更に削る必要が生じれば抜髄から破折、抜歯、インプラントを勧められるという事になるでしょう。
定期的にメンテナンスに通院されるとよいでしょう。
相談者からの返信
相談者:
まみ2521さん
返信日時:2018-10-15 13:03:32
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-10-15 15:25:15
抜髄とは神経を抜く処置です。
>神経を抜いていない被せものは、噛み合わせのチェックと調整を受け続けていれば長くもつということでしょうか。
>またその場合、半永久的にもつと考えて良いのでしょうか。
半永久的に持つ素材ですが生体の力には負けます。
>咬耗とはどういう意味でしょうか。
咬む事で歯が磨り減る事です。
>個人差はあると思いますが、一生のうちに被せものの交換は何回ぐらいできるものでしょうか。
条件が良ければ何回でもやり変える事が出来るでしょうが、条件が良くトラブルがないのにやり変えて欲しいという人はいないので、大抵が次にやり変えが必要になったと患者さんが納得出来るのは更に条件が悪くなった時で、最悪の場合はやり変えようもない時期になっていることの方が多いので困られるのでしょう。
定期的なメンテナンスは素人の目ではなくプロのチェックが入るので、どうしようもない時まで放置される可能性を低く出来るので人工物が口に入っているならば必要になります。
メンテナンス費用は自費でも年間数万円ですからしっかり継続してチェック&メンテナンスを受けられるとよいでしょう。
>神経を抜いていない被せものは、噛み合わせのチェックと調整を受け続けていれば長くもつということでしょうか。
>またその場合、半永久的にもつと考えて良いのでしょうか。
半永久的に持つ素材ですが生体の力には負けます。
>咬耗とはどういう意味でしょうか。
咬む事で歯が磨り減る事です。
>個人差はあると思いますが、一生のうちに被せものの交換は何回ぐらいできるものでしょうか。
条件が良ければ何回でもやり変える事が出来るでしょうが、条件が良くトラブルがないのにやり変えて欲しいという人はいないので、大抵が次にやり変えが必要になったと患者さんが納得出来るのは更に条件が悪くなった時で、最悪の場合はやり変えようもない時期になっていることの方が多いので困られるのでしょう。
定期的なメンテナンスは素人の目ではなくプロのチェックが入るので、どうしようもない時まで放置される可能性を低く出来るので人工物が口に入っているならば必要になります。
メンテナンス費用は自費でも年間数万円ですからしっかり継続してチェック&メンテナンスを受けられるとよいでしょう。
タイトル | 審美目的でのクラウン、今後の交換について |
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質問者 | まみ2521さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
オールセラミック(陶器の被せ物) クラウンの作り直し・再治療 審美歯科治療(人工の歯) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。