洗口液と歯ブラシの使い分けの意味

相談者: ビューさん (48歳:男性)
投稿日時:2018-10-21 06:54:03
洗口液は、殺菌作用があるようですが、もしミュータンス菌を死滅させることができるのであれば、日常のハミガキをする必要はないのでしょうか?

歯ブラシで磨いた後に、洗口液を使用するともネットで記載されていますが、効果の役割が歯垢を落とす等、同じに感じます。
歯ブラシと洗口液の使い分けの意味を教えていただけないでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-10-21 09:01:26
ミュータンス菌は、歯ブラシなどで機械的に破壊しなければ除去することができないプラークの中に生息しています。

仮に、洗口液を用いての含嗽に依ってプラーク表層の殺菌ができたところで、大勢には影響ないように思われます。

根本的に洗口液は、清涼感を得ることのみに限定されるかと思います。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-10-21 11:12:05
ビューさん、こんにちは

虫歯を作る菌はミュータンス菌だけではありません。
多種類の細菌の複合的な働きで虫歯が出来ます。

また、それらの菌は常在菌と言って、常にお口の中に存在する(虫歯がない人でも)為、すべてを、除菌、殺菌する事は不可能です。
もし仮に出来たとしても、他の問題を引き起こす可能性があるため、行わない方がよいでしょう。



日本で販売されている洗口剤の成分の中で、臨床的に効果が証明されている物はフッ化物だけです。
はっきりした証明されていませんが、個人的にはエッセンシャルオイルは歯磨きの補助として用いれば多少効果はあるかもしれません。
(クロルヘキシジンは、海外の製品は効果がありますが、日本で市販されている濃度では臨床的な効果は有りません)


使い分けは、虫歯リスクが一般的なレベルなら、

1)フッ化物配合歯磨材で歯磨きしたあと、洗口剤は使用しない(洗口剤を使用するとせっかくの歯磨材のなかのフッ化物が流れてしまうから)
2)歯磨材を使用しないで歯磨きをした後、フッ化物配合洗口剤で洗口する。


虫歯リスクが高い場合は、食後直ぐにフッ化物配合歯磨材で歯磨きをし、食間と就寝直前にフッ化物配合洗口剤で洗口する。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
助言 助言1
助言者: セレックソさん
助言日時:2018-10-21 20:22:35
んんん…


>エッセンシャルオイルは歯磨きの補助として用いれば多少効果はあるかもしれません。

リステリンのことでしょうか?


フッ化物配合歯磨材

90円とかで投げ売りされてるガードハロー(フッ化物配合)でよろしいでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2018-10-21 22:19:32
北綾瀬歯(セレックソ)さん

もし、歯科関係の方であれば、実名で回答者に登録の上、コメントをお願いします。

匿名でのHNや書き込まれた表現の仕方など、誤解を招く投稿は混乱を招く要因となります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ビューさん
返信日時:2018-10-22 00:09:34
様々なご回答をいただき有難うございました。


日頃の口腔ケアの方法や使用方法が気になり投稿させていただきました。
大変、参考になりました。
回答 回答4
  • 回答者
クレア歯科クリニック(杉並区阿佐谷北)の平岡です。
回答日時:2018-10-22 09:28:16
ビューさん、こんにちは。

もし洗口液むし歯歯周病の原因菌を全てを選択的に除菌することができるのなら、歯ブラシよりも簡単で、上手下手の差も出にくいので、爆発的大ヒット商品になっているのは間違いなく、今頃歯ブラシや歯磨き粉はこの世からなくなっているかも知れませんね。

歯垢ではなく、食べかすをとるだけなら、少なくとも歯磨き粉は必要ないので。


しかしながら、現状としてむし歯になる人はたくさんいる。
歯ブラシ、歯磨き粉は依然として販売されている

ということを考えると、洗口剤だけでは無理だということがおわかりいただけるのではないでしょうか?




タイトル 洗口液と歯ブラシの使い分けの意味
質問者 ビューさん
地域 非公開
年齢 48歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
フッ素
歯磨きに関する疑問
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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