余剰セメントが硬化してしまった後のこと、歯科医への伝え方は?

相談者: ハマナスさん (46歳:女性)
投稿日時:2018-10-20 10:40:22
初めて相談します。
よろしくおねがいします

右上6番のインレーのセットでした。
余剰セメント除去は歯科衛生士さんにバトンタッチされ先生は診療室をそのまま出てゆきました。

その後、衛生士さんが歯の側面をカリカリ器具で触り、最後にフロスを圧接しようとしたときは隣の歯と繋がって通りませんでした。


暑くも寒くもない室温で5分〜7分の硬化時間目安として、インレーを接着したときの時間と合わせて、結構時間をかけて作業をしていました。

あまり慣れていない衛生士さんのように見え、作業中に胸の名札が目にはいりそうになり

「名札が、、」

と2回繰り返しても気が付いてもらえず、

「名札が目に入りそうなんですが、すみません」

といってやっと気が付いてもらえました。


一度歯頸部に先の細い器具が挟まってしまったか、あえて引っ張ったか分かりませんが、インレーが咬合面の方向に引っ張られまずいと感じました。

フロスを強く圧接したとき、口角にフロスが当たっていてけっこう痛かったのですが、切れて傷になっていました。
気が付かなかったのだと思います。


Drにフロスが通らないことを伝えに行き、そのまま戻ってきて、次回余剰セメントをとる予約を入れました。

そんなに気にしていなかったのですが、家のネットで調べていたら、余剰セメントを取る際に歯を削ってしまったり、マイクロスコープでみないと取残しで歯周病の原因となったりする写真などをみて技術のいるなかなか難しことなんだ思い簡単というわけでもなかったのかもと心配になりました。


Drはマイクロスコープは使っていませんが、手作業の細い器具で余剰セメントを取ってフロスが通るようしてくれました。

ただ、わたしがこのように歯科衛生士さんが処置にあたるということが初めてで、このようなことになったので、タイマーを付けたりはしてたんですか?とDrにお聞きしたら

「そんなことを言うのか、こんな程度のことでいちいち言われたら作業なんかできない」

といわれて答えてもらえませんでした。
半硬化状態であればふき取ることもできるとあったので、見極めが難しいのだろうとは思いますが、工夫することを考える様子がないとしたら困るなと思いました。


これまでの別の医院ではなにも言わず、何も知らず分からずに歯科診療を受けてきましたが、口腔内が酷いことになってしまい、気になることはDrに聞かないとと思うようになりました。

フロスも通るようになり、大したことではなかったのかもしれませんが、このようなアクシデントはどのくらい当たり前のことで、処置の難易さなど歯科医はどのようなふうに考えているものなのでしょうか。

また、こういう時、どんなふうに患者に伝えてもらいたいか、言ってもらいたいかなどもありましたらアドバイス頂けるとありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
このような質問です、よろしくお願い致します


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-10-20 11:34:14
こんにちは。

治療中に思わぬアクシデントがあってご不安になられたのでしょう。
ご不快なことがあって大変でしたね。


余剰セメントは固まると取るのが大変ですからセメントのタイプによっては餅状期というものがあるものがあります。
その時に簡単に器具で溢れたセメントをグミのように取り除くことができるものがあります。

そういう餅状期がないもので本着用の硬度の高いセメントは、硬化する前の流動性のあるときにふき取っておくことが通常はされているでしょう。
今回はそういう一連の流れが何らかの原因で上手くいかなかったのでしょう。


スタッフさんに関してですが、医療現場は常に人手不足が深刻です。
それで新しいスタッフに入れ替わることはしばしばあります。

どんなに熟練しているスタッフでも現場が変われば使用する材料も変わるので、適応に時間がかかる場合もあるでしょう。
また新人さんならば尚更手技に熟練するためには時間が必要でしょう。
今回はまだ熟練していない衛生士さんが担当に当たったのかもしれませんね。

時にそういう不運なこともあるでしょう。


大きな問題にならないように医師がいるのですから、ちゃんと医師が対処してくれたならばよかったとお考えになっておくとよいのではないでしょうか?

どの業界にも色々なレベルのスタッフがいて日々の現場での仕事が技量をあげていくことにつながっています。
日本の構造的な問題で医療現場は慢性的な人手不足に陥っています。

よい治療を提供してもらえる環境を整えてもらいたいならば、政治的に改善していってもらわなければ現場は疲弊するばかりでしょう。


ところでハマナスさんもお仕事をされていますよね?
どの業界でも同じようなもので、医療の現場だけに特殊性を求められても難しく、同じ日本人が行っているのですから他の業界と同程度のことしかできません。

特に歯科保険制度ではよい人材の雇用を確保することがどんどん難しくなっていますから、不快なことが続くようならば転院を考えられたほうがよいかもしれませんね。


>こういう時、どんなふうに患者に伝えてもらいたいか、言ってもらいたいかなどもありましたらアドバイス頂けるとありがたいです。

「治療してもらってありがとうございます。
今回は不快なことがありましたが頑張ってください」

といってもらえると医療スタッフというのは善意がなければ続きませんので、温かい一言が厳しい仕事内容の現場にも慣れて頑張ってくれることにつながっていきます。

逆に患者さんからクレームばかりあるとモチベーションが下がって医療現場からどんどん人がいなくなって、よい治療を低料金では受けられなくなって自分達で自分達の首を絞めることにつながっていきます。

患者さんは自分の不摂生から病気になっていて医療サービスを受けに来られているのですから、医療を提供している人間に対して自分ではどうしようもない専門的なことを行ってもらった感謝を常に伝えて頂ければありがたいと思います。

そして「ここが不快だったので変えて頂ければ尚ありがたいのですが?」と指導や指摘をいただければ現場にて対応可能な策を考えてくれると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ハマナスさん
返信日時:2018-10-20 21:11:06
船橋先生、ご回答いただき、ありがとうござます。

セメントの硬化もいろいろあるのですね。

グミのようなのと、ふき取るのと、それと、書いていませんでしたが、自費診療でした。
6万円ほどお支払しました。

保険診療はわたしも安すぎて酷いと思います。


医療現場は人手不足なんですね。
そういえば、若い歯科衛生士さんはいますが、40代前後のベテラン風の看護師は見かけません。

とくに若者は減っている。
看護師であれば、いろんな年齢の方を見かける気がします。

感謝の言葉や温かいひとことなんですね。
ぜひ、参考にさせて頂きます。


ありがとうございました



タイトル 余剰セメントが硬化してしまった後のこと、歯科医への伝え方は?
質問者 ハマナスさん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 詰め物、インレーのトラブル
医療ミス、不信感その他
衛生士関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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