左下C5E、4番を抜随した後のブリッジ再治療について

相談者: erwachsenさん (40歳:女性)
投稿日時:2018-10-19 21:56:14
以前に作った左下456番のブリッジで、4番は虫歯になっていたため、抜髄しました。
6番も痛みがかなりありましたが、10日ほどでしみたり傷んだりが4番、6番ともなくなりましたのでそのままになっています。

4番は抜髄したり削ったりしたため、以前と同じようにブリッジを作り直して大丈夫か不安に思ってます。

また、高強度硬質レジンブリッジというのを友人から聞きました。

保険内の治療ということで残っている歯や治療できる歯などを聞いた感じでは適応しているようですが、実際にも行われている治療なのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-10-20 07:36:33
erwachsen さんこんにちは。

4番は虫歯になっていたため抜髄し、6番も痛みがかなりありましたが10日ほどでしみたり傷んだりがなくなり、今後4番は抜髄したり削ったりしたため、以前と同じようにブリッジを作り直して大丈夫か不安に思っているのですね。

確かに神経の処置をした歯はもろくなるので、将来的には、割れたりすることはあります。

また、高強度硬質レジンブリッジは白くできますが、破折しやすい材料だと個人的には思っています。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-10-20 10:05:00
erwachsenさん、こんにちは。

>4番は抜髄したり削ったりしたため、以前と同じようにブリッジを作り直して大丈夫か不安に思ってます。

そうですね。
確かに歯の治療を繰り返すことでどんどん歯を削っていってしまいますので、やり直しを繰り返していると抜髄→歯根破折抜歯となってしまうことも多々あります。
そういう点ではご不安は正しいですね。


>実際にも行われている治療なのでしょうか?

うちはその歯質削除量の多さ・強度に対する不安から行ってはいませんね。
上にも書いた通り、治療を繰り返すだけどんどん状況は悪くなっていきますので、そういう点からも長期安定性を求められない治療はあまり行ってはいないです。
私の周りにも高強度硬質レジンブリッジを実際に行った方はいらっしゃらないですね・・・。


ご参考程度にしていただければと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: erwachsenさん
返信日時:2018-10-20 21:34:50
加藤先生、三木先生、ありがとうございました。


高強度硬質レジンブリッジは削る量も多く、あまり強度がないのですね。
実際的ではないようですね。
抜髄している場合、入れ歯のほうがブリッジより負担は少ないでしょうか。
インプラントは手術などもあり、あまり考えていません。


また、抜髄した歯ですが、かぶせものによって負担は変わるのでしょうか。

中の土台は保険でもファイバー素材が使えるそうで、保険でも以前よりは歯に対する負担は少なくなったと聞きました。
保険だと見た目が銀歯であまりよくないですが、それ以外に、保険外セラミックなどのほうが、歯に対する負担が少ないという違いはあるのでしょうか。

また、2、3年して白いかぶせ物に交換するということはできるでしょうか。

6番は痛みは今はなく、レントゲンからは虫歯とは言えないとのことで今は銀のかぶせ物がそのままになっています。
ただ古いブリッジをそのままつけておくのも問題かなと思い、あけて作り直してもらうべきかあるいはしばらくそのままにすべきか迷っています。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-10-21 05:57:08
おはようございます。

>4番は抜髄したり削ったりしたため、以前と同じようにブリッジを作り直して大丈夫か不安に思ってます。

根管治療がうまくできていれば大きな問題は起きないと思います。

抜髄根管充填 http://www.yamadashika.jp/infection02.html

>高強度硬質レジンブリッジというのを友人から聞きました。

ハイブリッドレジンというものでしょうか。

>以前は採用していましたがすり減りが大きいので現在は使っていません。

咬耗 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1377

>実際にも行われている治療なのでしょうか?

多分。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: erwachsenさん
返信日時:2018-10-21 16:15:40
山田先生

ご回答ありがとうございました。

>>4番は抜髄したり削ったりしたため、以前と同じようにブリッジを作り直して大丈夫か不安に思ってます。

根管治療がうまくできていれば大きな問題は起きないと思います。

→担当の先生は根幹治療が詳しいということで、ラバーダムを使って治療してもらいました。
その点は問題ないと思います。

6番はまだあけていないのですが、その歯が虫歯になっていなければブリッジでも大丈夫ということでしょうか?


最初にブリッジを作成したときは、インプラントがまだ一般的でなかったこともあり、すぐにブリッジになりました。

今回はインプラントか入れ歯か、あるいは何もいれない、という選択も可と言われました。何もいれないと倒れるということもあるが、倒れない人もいる、ということです。
残った歯に負担がないという点ではインプラントと思いますが、、

入れ歯や何もいれない、という選択肢よりブリッジのほうがよいでしょうか?

ブリッジだと、どこか一か所が虫歯になってしまうと全部外すということになるため入れ歯などのほうが負担はないかもと思いましたが、、、
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2018-10-25 11:32:56
咬むときには、下の歯では5番6番の中間で行うことが多いものです。
5番はないわけですから、当然4番に負担が強くかかるようになります。

諸々のマイナス要素を考慮すると、骨の条件さえよければ、私なら、5番部へのインプラント埋入を検討します。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: erwachsenさん
返信日時:2018-10-25 21:31:37
松山先生

ご回答ありがとうございました。
インプラントが一番よいかもしれないですが、経済的なこともあるため入れ歯ブリッジで考えてます。

この2つのうち、より負担が少ないのはどちらになるでしょうか。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: erwachsenさん
返信日時:2018-10-29 00:02:15
このサイトの投稿を一通り見たのですが、ブリッジのやり直しと入れ歯一本では、どちらが負担が少ないか、という症例が見つかりませんでした。

インプラント以外はあまり勧められないということなんでしょうか。。。

事情でインプラントを選ばないという方もいるかと思うので、もうしばらく探してみようと思います。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2018-10-29 08:19:02
ご相談ありがとうございます。

ブリッジのやり直しと入れ歯一本ではどちらが負担が少ないか、

まずブリッジと入れ歯の比較をして、その後やり直しという条件を加えた検討という順番が一般的です。

そして「負担」はどこへの負担かという条件設定も必要です。


初めの比較は、欠損補綴という治療の分類での、設計と実施次第となります。
基本的には、負担という前に、咀嚼機能の回復という治療効果の設定をします。
つまり奥歯は自由に食物を噛んで栄養をとり、体の健康を守るためだからです。

それには欠損のない健全な状態と比べて、現状がどの程度の機能に低下しているかという各種検査・診断をします。
それからご希望に沿った目標を決めてからの設計となります。

それに従えばブリッジと入れ歯のどちらにも、一長一短がありどちらも正しいと言えます。


次に「負担」についてですが、4番、6番という支台歯だけの負担なのか、それ以外の負担も考慮するのかと分かれます。

前者なら、ブリッジは設計がとても難しいと言えます。

つまり、正しく設計・実施されていないブリッジの支台歯は使っているうちに、痛みとか脱落で歯がダメになっていきます。
早いとブリッジ装着直後から違和感や症状が出たりします。

入れ歯も欠損補綴の中では最高難易度の治療となり、設計方針がブリッジよりも複雑となります。


また後者の場合、1本の歯を失った負担は大きくて、必ず他の全体に及びます。
具体的には、そこをかばうと反対側の負担が増え、反対側がダメになりやすいことになります。

また補綴治療の目的は咀嚼機能の回復ですが、歯をかばって硬いものを噛まないようにすれば、体に異常が広がります。
簡単な例では、ブリッジの方をかばって反対側で噛んでいることが長いと、顔や体が歪んできたり、ブリッジ側だけの顔が早く老けます。

これは廃用性萎縮と言って、人間の身体は毎日使わないと、身体自身が要らない部分と判断して、切り捨てていくからです。
これは長い間寝たきりになったご老人を見れば、やせ衰えていくことからも理解できると思います。

また硬い食品を噛めなくなると、これからの高齢期にかけて、認知症、がん、骨粗鬆症、寝たきり、肺炎などに襲われるリスクが高まることが証明されています。

また補綴治療の目的は、正しい治療で新たな虫歯歯周病の予防にすることが目的です。
つまり、もうこれ以上歯を失わない用心がとても重要と、学会ではガイドラインで謳っています。


やり直しに関しては、さらに難しくなります。
せっかく立てた治療方針にそぐわない治療がしてあれば、その後始末からしなければいけないからです。

つまり、前進の前に一歩後退しなければならないからです。
それが不可能なこともあるため、とてもやっかいです。


インプラント以外はあまり勧められないということなんでしょうか

そんなことはありません。

ご自身でどうなれば嬉しいのか、という見通しを聞いてからの自由選択となります。
よく相談しましょう。




タイトル 左下C5E、4番を抜随した後のブリッジ再治療について
質問者 erwachsenさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:5番(第二小臼歯)
ブリッジ治療法
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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