SH療法という矯正のメリット・デメリットは医学的に説明できるか?

相談者: ひさぴょんさん (26歳:男性)
投稿日時:2018-11-23 00:04:39
はじめまして。

26歳の男です。

タイトルの通り、歯列矯正を考えております。
浅はかながらインターネットで様々な方法を調べるうちに、SH療法なるものを発見しました。

寝ている時に、矯正器具をつけるだけ、というポイントに惹かれております。


ただ探すも探すも各歯科医院にのホームページに載っている説明はどれも同じ内容、コピペです。

御専門の方々に色々とご意見を頂戴したく、投稿させていただきます。

実際、専門の方からするとどのように思われるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2018-11-23 10:15:52
治療法を謳っている会のホームページを覗いてみました。

歯列狭窄に対して、可撤式の矯正装置で歯列を拡大して歯並びを整えようということのようです。
私見では、叢生に限れば顎が小さい、あるいは狭窄しているケースが大多数ですので、原因の本質に迫るもので良いとはおもいますよ。


拡大装置はいくつかありますがSHではただ可撤式であるというだけのようで、なんら特別なものではありません。
可撤式全般に言える欠点は、患者の協力が必要であることです(具体的にはサボってしなかったり、間欠的に装着する)。


タイトルのことに関しては、コメント出来るようなものではありません。
出来るのであれば会のhpに掲載されているはずですよね。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-11-23 14:55:13
26歳の方でしたら、主に、左右奥歯を外側に傾けていくことで、歯並びの左右幅を拡げるのでしょうか。

夜に拡げて、昼に少し後戻りはするけど、また夜には拡げるので、徐々にマイルドな拡大を目指すあたりでしょうか。
その方法は知りませんので、あくまで推測ですが。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-11-24 18:44:23
こんにちは。


どの程度の叢生具合なのか?によってどの程度改善の見込みがあるのか?は異なってきますから、どういう装置を選択されるにしてもまず、その治療法を行っている歯科医院で相談され軽く説明してもらい具体的なことは精密検査を受けられた上で説明があるというのが流れだと思います。


何でもかんでも同じ装置だけでできますとあればたいてい嘘でしょう。
できない歯の動きというものがあるので最終的にブラケット矯正によって細かく調整がセットになっているはずです。

また上下の歯を緊密に噛まそうと思えば上下顎間ゴムを行ったほうが早いということになるでしょう。


通常の拡大床装置ではネジを巻く必要があったり当たりが悪くなると調整しなければ適合が悪くなって意図した動きができない、あるいは使用自体ができなくなるのですがSHを利用したらバネ(スプリング)のお蔭で装置の調整回数が少なくできるのがメリットでしょう。

ただ、ケースによっては単なる拡大は頬側の歯槽骨レベルを悪化させますから、臼歯の後方移動を組み込んだり、大臼歯の回転を組み込んだり、抜歯してスペースゲインを組み込んだほうが予後がよい場合が多々ありますからその辺りをちゃんと説明してもらい、これしかできないというのではない歯科医院を探されて受診されておくとよいでしょう。




タイトル SH療法という矯正のメリット・デメリットは医学的に説明できるか?
質問者 ひさぴょんさん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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