神経ギリギリの虫歯にMTA、温冷痛は無いが時折しみる
相談者:
めい33さん (42歳:女性)
投稿日時:2018-12-04 20:23:21
左下5番で6番との間に虫歯が出来、削ったところ、深く、神経を取るか取らないかギリギリだと言われました。
神経を取りなくいし、歯科医も出来れば取らない方が良いとのことでmtaを施してもらいました。
様子見ではじめの2週間はその上からセメントで埋めてなんともなかったのですが、それを取り除き、プラスチック樹脂で埋めてもう一度様子をみるとのことで、現在です。
温冷には痛みません。
時々何も無いときにしみる感じがします。
うまくいかなかったということでしょうか…
このままセラミックで塞ぐ方向なのですが、大丈夫でしょうか。
また、はじめに虫歯をガリガリ削る時にラバーダムをしなかったこと、お水でゆすがされたことが気になっています…細菌が侵食しなかったかと…
神経を取りなくいし、歯科医も出来れば取らない方が良いとのことでmtaを施してもらいました。
様子見ではじめの2週間はその上からセメントで埋めてなんともなかったのですが、それを取り除き、プラスチック樹脂で埋めてもう一度様子をみるとのことで、現在です。
温冷には痛みません。
時々何も無いときにしみる感じがします。
うまくいかなかったということでしょうか…
このままセラミックで塞ぐ方向なのですが、大丈夫でしょうか。
また、はじめに虫歯をガリガリ削る時にラバーダムをしなかったこと、お水でゆすがされたことが気になっています…細菌が侵食しなかったかと…
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-12-04 22:06:34
こんにちは。
MTAセメントはろ髄するような大きな虫歯の治療にはとても有効だと思います。
救えないような歯髄を救うことが可能になりますから。
ただ、その後もう少し期間をあけて詰替えを行ってもらったほうが良かったのかもしれません。
あれこれ一度にやりすぎるとせっかく救えたものも救えなくなってしまう可能性が出てくるでしょう。
歯髄が落ち着いてくれるまで安静にする期間を設けた方がよいと思いますから、気になっていても舌で触ったり刺激を与えたりしないほうがよいでしょう。
主治医にしっかり経過を診てもらうようにして下さい。
MTAセメントはろ髄するような大きな虫歯の治療にはとても有効だと思います。
救えないような歯髄を救うことが可能になりますから。
ただ、その後もう少し期間をあけて詰替えを行ってもらったほうが良かったのかもしれません。
あれこれ一度にやりすぎるとせっかく救えたものも救えなくなってしまう可能性が出てくるでしょう。
歯髄が落ち着いてくれるまで安静にする期間を設けた方がよいと思いますから、気になっていても舌で触ったり刺激を与えたりしないほうがよいでしょう。
主治医にしっかり経過を診てもらうようにして下さい。
回答2
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2018-12-05 07:59:41
治療後に痛みが出る場合、考えられるのは次の点です。
●神経が露出するほどに虫歯が近かった場合、MTAを用いるなどの治療を行うと、その後約8週間ほどの間は内部が修復されて第三象牙質が形成されていくのですが、その間に突発的な痛みが出ることがあります。
●プラスチック樹脂を詰めた際の高さが合っていないとか、歯との界面に段差があり、食べ物が挟まりやすくなっている。
などの問題があると、歯が当たった時に痛みが出たり、歯茎が炎症を起こして痛みを引き起こすことがあります。
この辺りは担当医に相談してください。
神経を取るのはいつでも一瞬で簡単にできますので、その前にできることをやりましょう
●神経が露出するほどに虫歯が近かった場合、MTAを用いるなどの治療を行うと、その後約8週間ほどの間は内部が修復されて第三象牙質が形成されていくのですが、その間に突発的な痛みが出ることがあります。
●プラスチック樹脂を詰めた際の高さが合っていないとか、歯との界面に段差があり、食べ物が挟まりやすくなっている。
などの問題があると、歯が当たった時に痛みが出たり、歯茎が炎症を起こして痛みを引き起こすことがあります。
この辺りは担当医に相談してください。
神経を取るのはいつでも一瞬で簡単にできますので、その前にできることをやりましょう
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-12-05 08:34:26
ご相談ありがとうございます。
>うまくいかなかったということでしょうか…
高田先生も回答していますが、MTAを用いるなどの治療により内部が修復されて第三象牙質ができて防衛反応が起きます。
しかし、第三象牙質は体の自己防衛の中でも緊急処置とも言え、その場はいいとしても長期的に歯を守るにはとても不利です。
出来るだけそのような処置は回避すべきです。
せめて第二象牙質で押さえておくこと、またご年齢からは防御力が落ちていくことから本来はもう虫歯ができない健康状態を獲得していなければならない時期です。
>このままセラミックで塞ぐ方向なのですが、大丈夫でしょうか
したがって抜髄も頭に入れて経過観察を長期的にしなければならないと思われます。
>はじめに虫歯をガリガリ削る時にラバーダムをしなかったことお水でゆすがされたことが気になっています
それ感染管理にとても重要なことですね。
ガリガリ削る時の象牙質への感染を予防する感染管理は一生を左右します。
>…細菌が侵食しなかったかと…
何事も事前の予防が一番です。
>うまくいかなかったということでしょうか…
高田先生も回答していますが、MTAを用いるなどの治療により内部が修復されて第三象牙質ができて防衛反応が起きます。
しかし、第三象牙質は体の自己防衛の中でも緊急処置とも言え、その場はいいとしても長期的に歯を守るにはとても不利です。
出来るだけそのような処置は回避すべきです。
せめて第二象牙質で押さえておくこと、またご年齢からは防御力が落ちていくことから本来はもう虫歯ができない健康状態を獲得していなければならない時期です。
>このままセラミックで塞ぐ方向なのですが、大丈夫でしょうか
したがって抜髄も頭に入れて経過観察を長期的にしなければならないと思われます。
>はじめに虫歯をガリガリ削る時にラバーダムをしなかったことお水でゆすがされたことが気になっています
それ感染管理にとても重要なことですね。
ガリガリ削る時の象牙質への感染を予防する感染管理は一生を左右します。
>…細菌が侵食しなかったかと…
何事も事前の予防が一番です。
回答4
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2018-12-05 13:42:26
こんにちは。
MTAでの覆髄がうまくいかなかったようですね、私の経験では痛みが出ている歯を歯髄保存のためMTAを希望された方に使ってやむなく抜髄したことがありますが、適応症さえ間違わなければウソのように痛みが出ることはありません。
要するに歯髄炎を起こしていた歯に無理やり使ったからだと考えています。
>それを取り除き、プラスチック樹脂で埋めてもう一度様子をみるとのことで、現在です。
私はそのままMTAを取らずに次の処置を行います。
>時々何も無いときにしみる感じがします。うまくいかなかったということでしょうか…
そのような気がします。
>このままセラミックで塞ぐ方向なのですが、大丈夫でしょうか。
次の処置はうまくいったのが確認できてからです。
>はじめに虫歯をガリガリ削る時にラバーダムをしなかったこと、お水でゆすがされたことが気になっています…細菌が侵食しなかったかと…
私はラバーダムは使いませんもちろん唾液の侵入には十分注意していますが簡易防湿だけです、ただうがいをさせたりはしません。
でも唾液ぐらい大丈夫だと思います、人間の体はそれほどやわではないと思います。
例えばインフルエンザでも感染した人が必ず発症することがないのと同じでしょう。
もし失敗していたとしたら適応症を誤ったか手技的な問題のじゃないでしょうか。
MTAでの覆髄がうまくいかなかったようですね、私の経験では痛みが出ている歯を歯髄保存のためMTAを希望された方に使ってやむなく抜髄したことがありますが、適応症さえ間違わなければウソのように痛みが出ることはありません。
要するに歯髄炎を起こしていた歯に無理やり使ったからだと考えています。
>それを取り除き、プラスチック樹脂で埋めてもう一度様子をみるとのことで、現在です。
私はそのままMTAを取らずに次の処置を行います。
>時々何も無いときにしみる感じがします。うまくいかなかったということでしょうか…
そのような気がします。
>このままセラミックで塞ぐ方向なのですが、大丈夫でしょうか。
次の処置はうまくいったのが確認できてからです。
>はじめに虫歯をガリガリ削る時にラバーダムをしなかったこと、お水でゆすがされたことが気になっています…細菌が侵食しなかったかと…
私はラバーダムは使いませんもちろん唾液の侵入には十分注意していますが簡易防湿だけです、ただうがいをさせたりはしません。
でも唾液ぐらい大丈夫だと思います、人間の体はそれほどやわではないと思います。
例えばインフルエンザでも感染した人が必ず発症することがないのと同じでしょう。
もし失敗していたとしたら適応症を誤ったか手技的な問題のじゃないでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
めい33さん
返信日時:2018-12-05 18:01:50
ふなちゃん先生、タカタ先生、山田先生、お忙しい中の早速のご回答ありがとうございます。
経過を観察したい旨伝えました。
もう少しそのまま置き、自分で納得してからセラミック充填をしたいと思います。
>タカタ先生
高さは合っていると思います。
毎回、数回で合わせていただくので、その技術は素晴らしいと思います。
歯茎の炎症については、主治医も同じ意見でした。
しかし歯茎からくる痛みではないような気がします...
そうですよね、抜髄はいつでもできますので私も最善を尽くしたいと思っています。
>さがら先生
…しかし、第三象牙質は体の自己防衛の中でも緊急処置とも言え、その場はいいとしても長期的に歯を守るにはとても不利です。
出来るだけそのような処置は回避すべきです。
ということですが、先生は最善の処置ではなかったとのご意見でしょうか。
…第二象牙質で押さえておくこと、またご年齢からは防御力が落ちていくことから本来はもう虫歯ができない健康状態を獲得していなければならない時期です。
ということですが、自己管理がなっていないということでしょうか。
温冷、また甘いものに反応しなかったため、歯肉炎の疑いもあるということで、経過観察を進められました。
その間に虫歯が進行したのではないかという疑問も残っています。。
>山田先生
MTA→抜髄まで、どのくらいの期間がありましたか?
痛みが酷くなったのでしょうか?
MTAを充填したのは確か10月あたりで、私は今のところ小康状態です。
言葉足らずでした。MTAは取り除いてはいません。
MTA充填後、その上からの仮の詰め物になります。始めは仮のセメント?で、その後にその仮セメント?を削り、プラスチックで埋めています。
うがいについてはこちらも知識不足でもう取り戻せない過去となってしまいました。。生体の治癒能力のお話で少し安心しました。
ありがとうございます。
経過を観察したい旨伝えました。
もう少しそのまま置き、自分で納得してからセラミック充填をしたいと思います。
>タカタ先生
高さは合っていると思います。
毎回、数回で合わせていただくので、その技術は素晴らしいと思います。
歯茎の炎症については、主治医も同じ意見でした。
しかし歯茎からくる痛みではないような気がします...
そうですよね、抜髄はいつでもできますので私も最善を尽くしたいと思っています。
>さがら先生
…しかし、第三象牙質は体の自己防衛の中でも緊急処置とも言え、その場はいいとしても長期的に歯を守るにはとても不利です。
出来るだけそのような処置は回避すべきです。
ということですが、先生は最善の処置ではなかったとのご意見でしょうか。
…第二象牙質で押さえておくこと、またご年齢からは防御力が落ちていくことから本来はもう虫歯ができない健康状態を獲得していなければならない時期です。
ということですが、自己管理がなっていないということでしょうか。
温冷、また甘いものに反応しなかったため、歯肉炎の疑いもあるということで、経過観察を進められました。
その間に虫歯が進行したのではないかという疑問も残っています。。
>山田先生
MTA→抜髄まで、どのくらいの期間がありましたか?
痛みが酷くなったのでしょうか?
MTAを充填したのは確か10月あたりで、私は今のところ小康状態です。
言葉足らずでした。MTAは取り除いてはいません。
MTA充填後、その上からの仮の詰め物になります。始めは仮のセメント?で、その後にその仮セメント?を削り、プラスチックで埋めています。
うがいについてはこちらも知識不足でもう取り戻せない過去となってしまいました。。生体の治癒能力のお話で少し安心しました。
ありがとうございます。
タイトル | 神経ギリギリの虫歯にMTA、温冷痛は無いが時折しみる |
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質問者 | めい33さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
MTA 覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。