根管治療時の次亜塩素酸ナトリウムの漏れとうがい

相談者: ゆうゆうねこさん (39歳:女性)
投稿日時:2018-12-30 03:04:02
はじめまして。
相談させてください。

右上6番の抜髄歯内療法学会認定の専門医に診ていただいています。

ラバーダム助手の方がして下さったのですが、仮蓋を外して水で洗った時に既に水が漏れてきていました。
この時点で指摘すればよかったのですが、あまり気にしていませんでした。


次亜塩素酸ナトリウムで消毒するのに、助手の方に

「次亜塩素酸ナトリウムは漏れたらヤバイから」
「絶対漏れないようにするんだよ」

と声をかけながら消毒して下さったのですが、何か味のする液体が口の中に漏れてきました。
味はしましたが、ピリピリしたりは特にしませんでした。

「口の中に味がする」

と訴えると、口の中を水で洗浄されたのですが、水の勢いが強すぎて、我慢できず少し飲み込んでしまいました。

「うがいできるようにするから待って」

と言われて、

「しつこいくらいうがいして」

と、うがいはをさせられました。
その時にラバーダムは外して、その後は、ラバーダム無しで根管充填されました。

頭の中では、「漏れたらヤバイと言っていた劇薬が漏れた」で一杯で、根管治療中にうがいをしてもいいのか、その後ラバーダムをつけないことなど、何も疑問に思いませんでした。


その後、レントゲンを撮影して、根の先まで充填されていることを確認して先生が去られました。
口の中が痺れていることに気付いて、、助手の方に、味のする液体は次亜塩素酸ナトリウムか聞いたら、

「漏れたのは多分水だと思う、痺れているのは麻酔のせい」

との信じがたい回答だったので、先生に確認してもらいました。
先生は

、「次亜塩素酸ナトリウムが漏れちゃったけど、薄いやつだから大丈夫、ちょっとピリピリするかもしれないけどそれだけだよ、全く問題ない」

と仰り、

「先ほど『漏れたらヤバイから』って仰ってましたよね?」

と聞きましたが、

「薄いから大丈夫」

と押し通しました。


口の中の痺れはなくなったのですが、喉と胃が痛いです。
胃の痛みは精神的なものかもしれませんが、飲んではいけないものですよね。
先生は薄いと仰っていましたが、本当でしょうか?

例えば、次亜塩素酸ナトリウムを水で洗い流した液体が流れてきたのならば薄まっているとおもいますが、次亜塩素酸を水で洗い流すということはありますか?

飲んだ場合は、腸内細菌が死滅して胃腸の粘膜が荒れることは予想出来ますが、身体に吸収されるような成分ですか?
今、授乳中なので、とても心配です。


また、根管治療中にうがいをしてはいけないと思っていましたが、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒後のタイミングでうがいをしたら、菌が入ってしまいますよね?

次亜塩素酸漏れで仕方なくうがいをさせたのはわかりますが、その後の充填時にもラバーダムをしなかったのも疑問で、そこでもやはり菌が入ってしまいませんか?充填時はもういいのでしょうか?


歯内療法専門の先生で選んだのに、とてもショックです。

ラバーダム装着の仕方の問題、次亜塩素酸ナトリウムを漏らしたこと、充填時にラバーダムをつけないなどの技術面、そして、助手や先生の対応など、両面で不信感があります。

ご回答いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-12-30 15:07:26
私自身ですが、知り合いの先生にアレコレ指示して根管洗浄の練習をやってもらってた際に、相当量の次亜塩素酸ナトリウム液を喉に流されてしまった経験があります。

何か熱いモノでも流れたかのようなヒリヒリ感がすごかったですが、翌々日までには症状が消えました。
傷んだ粘膜の自己修復はすぐ開始されますし、腸内細菌が死滅するようなことはないはずです。


たしかに、欲を言えば、もう一度ラバーダムを装着し直して、再び次亜塩素酸ナトリウムで充分に洗浄してから、通常のステップの後に根管充填してもらう方がベターだったかもしれないです。
しかし、もしも保険でここまで診療されてるとしたら、担当医は、かなり頑張っておられるような印象は受けました。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-12-30 17:31:22
次亜塩素酸ナトリウムはプールの消毒や食品添加物として使われていると思います。
また水道水にも含まれていると思います。
その水溶液はアルカリ性だと思います。


>飲んだ場合は、腸内細菌が死滅して胃腸の粘膜が荒れることは予想出来ますが、身体に吸収されるような成分ですか?

食道粘膜には悪い影響が一過性にはあると思います。
しかし胃の中には超強力な酸性溶液の胃液が大量にありますのですぐに中和されて腸内細菌を死滅する可能性はないと思います。

腸内細菌が死滅するような量や濃度を口の中で使うことは不可能に近いと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-12-30 20:28:52
こんばんは。

>「薄いから大丈夫」と押し通しました。

この返事はやばいですね。

>先生は薄いと仰っていましたが、本当でしょうか?

私は使わないので何とも言えませんが・・・。

>飲んだ場合は、腸内細菌が死滅して胃腸の粘膜が荒れることは予想出来ますが、

胃に入れば胃酸で中和されます。

>今、授乳中なので、とても心配です。

乳汁には移行しないと思います。

>次亜塩素酸ナトリウムでの消毒後のタイミングでうがいをしたら、菌が入ってしまいますよね?

可能性はありますが、結果を左右するとは思えません。

歯内療法専門の先生で選んだのに、とてもショックです。

よくわかります。

助手や先生の対応など、両面で不信感があります。

不信感を持たないほうが異常です。

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-01-03 12:58:11
こんにちは。

せっかく歯内療法学会認定医に根管治療を依頼されたのに、治療途中に思わぬアクシデントが生じたことに対して十分な説明を受けられることができずご不安になられておられるのですね。


次亜塩素酸ナトリウムは、一般には

・除菌剤として飲料水,果実・野菜の除菌。乳製品製造を初め各種食品の製造加工において装置,器具の除菌。
・プ−ル水,浴場水,下水,器具など水の除菌。
・水道水の消毒

等に使用されています。


歯科で根管治療の際に使用されている濃度は一般で通常使用される濃度よりりはかなり高めです。

薬剤の組織への害は濃度依存性ですから漏れた場合はすぐに嗽をして頂くことが必要です。
もしもかなり薄い濃度になったものだが飲み込んだのでご不安という場合は、牛乳を飲んで頂くことがよいと思います。


>次亜塩素酸を水で洗い流すということはありますか?

濃度を薄めるためには大量の水で洗うことが必要です。
治療中であっても水流で荒い流したり外部へ吸引したり、しっかり嗽をして頂くしかないでしょうから、対応は間違っていなかったように思います。


>根管治療中にうがいをしてはいけないと思っていましたが、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒後のタイミングでうがいをしたら、菌が入ってしまいますよね?

再度治療を再開した際にも同様に次亜塩素酸ナトリウムで殺菌が行われたものと想像できますから、その後の処置への影響はないのではないかと想像します。

ラバーダムをしっかり行っていても十分でなく水が漏れる場合もあるので逆にラバーダムを行わずしっかり吸引と防湿を行うことで漏洩を防ぐという先生は多いと思いますから、その後の処置時にラバーダムを行わず治療を早期に仕上げることがなされたのは十分理解できるように思います。

根管充填が終わり厳密なシーリングが終わった後に再度十分な嗽を行ってもらうよう指示があったのではないでしょうか?


歯の状態によっては通常のラバーダムのかけ方では漏れる場合もあるでしょうから、臨機応変に治療を行ってもらうことは必要でしょう。


>不信感があります。

そうでしょう。
治療中には色々なことがおこりえますからその後の対応も不十分だったのでしょう。


>口の中の痺れはなくなったのですが、喉と胃が痛いです。
>胃の痛みは精神的なものかもしれませんが、飲んではいけないものですよね。
>先生は薄いと仰っていましたが、本当でしょうか?

飲み込まれた時には、薬剤の濃度はかなり薄まっているでしょうから粘膜の回復と同時に症状はなくなってくるように思います。


大変お気の毒でしたがきちんとした治療によってよい結果になられるとよいですね。




タイトル 根管治療時の次亜塩素酸ナトリウムの漏れとうがい
質問者 ゆうゆうねこさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療に関するトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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