左上56番にインプラント、動揺がある7番の抜歯を提案された

相談者: 高和和弘さん (54歳:男性)
投稿日時:2019-01-24 18:16:21
はじめまして

左上5番、6番をインプラントにしており、定期的に歯科医院でクリーニングを受けています。

3ヶ月前 歯科衛生士よろ左上7番が歯周ポケット7mm、動揺ありと言われ特に歯科医がみることがありませんでした。
昨日またクリーニングに行ったところ、指で触っても動くのがわかると言われました。

そこで歯科医にみてもらったところ、左上5番、6番のインプラントへの影響が大きくなる前に、掃除がしにくくなりがちが左上7番を抜歯しましょうとお診断でした。

ご質問事項は

・定期的(3カ月に1回)クリーニングに行っていて、その間歯科医、歯科衛生士から指摘なく、いきなり抜歯となるほど歯周病が進行することはあるのでしょうか?

・左上5番、6番がインプラント、左上7番が歯周病進行中といって、予防的に左上7番を抜歯す処置はありうるもなのでしょうか。

オーラルケアには気をつけていたつもりなので、とてもショックです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-01-24 21:05:00
高和和弘 さん

こんばんは
突然、「抜歯」と言われて驚かれたかもしれませんね。

しかし、すでに3ヶ月前に7mmのポケットがありますので、元々悪かったのは間違いありません。
ちなみに5番6番は何が原因で抜歯になっていらっしゃいますか?

患者さんには、先生がお伝えされてない他の情報もあるかもしれませんが、ポケット7mmというのが、重度な歯周病です。
決して「予防的」に抜歯するわけではなく、「治療しても良い結果が出来ない」から抜歯という意味です。

治療で良い結果が出来そうであれば、歯周病の治療を行い保存することもあります。
歯科医が、その歯の「治療しても良い結果が出来ない」という場合、主な理由は歯周病が根の股まで進んでいる、あるいは患者のブラッシングがこれ以上は改善しない、と判断された場合です。

歯科医院でクリーニングを受けている
=歯科医院でクリーニングしてもらわなければいけない場所がある
=患者がブラッシング出来ていない
というのが、一般的な見方です。

もしもご自身で徹底的にブラッシングしてその歯を残したいと考えられるのであれば、他のクリニックで診てもらっても宜しいのではないでしょうか。

あるいは今の先生のところでも、「徹底的にブラッシングをしていけば、残せますか」とお聞きするとか、その意気込みを伝えてみられればいかがでしょうか。

そうすると、ポケット3mm程度になれば、保存の方向へシフトチェンジしてくださるかもしれませんね。
7mmだと、普通の歯科医院では抜歯と言われると思いますよ。

問題から脱出するには自分自身の努力がまずは必要です。
高和さん自身のシフトチェンジがまずは必要ですかね。

ちなみにご存知だとは思いますが、インプラントの部位も歯周病になりますのでお気をつけくださいね。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 高和和弘さん
返信日時:2019-01-24 21:44:54
宮下先生
ご回答ありがとうございます。

6番は約20年前虫歯からの再根幹治療が上手くいかず抜歯
5番、7番を柱とするブリッジ
5番は約10年前に歯根が割れて抜歯。
5番、6番インプラントとなりました。

歯科医師の説明の説明では、「7番の歯周病歯槽骨がなくなっている影響で、5番、6番のインプラント部の歯槽骨が無くなっていくと大変である。」とのものでした。

上記の見解は妥当なものでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-01-25 10:57:24
こんにちは。

歯周ポケットが7mmというのは、残念ですが非常によくない状態だと思います。
奥歯であればご自身でその深さまで毎日掃除をするのは無理でしょうし、歯周検査の結果からわかることなのですが、もしかしたら歯根破折を生じていたり、ヒビが入っている可能性もあるかもしれませんね。

もしもこの状態からよくしようと思えば、もっと頻繁に通院して治療を受けるか(保険ではできず自費歯周病治療になるかもしれません)、またはいずれ抜歯が必要と判断されることになるでしょう。

インプラントのメンテナンスで通院されておられるということですから、限局的に深い歯周ポケットの状態ではなく、より深刻でインプラント周囲の骨に影響があると考えられているのでしょう。

インプラント周囲炎になると難しい問題を抱えることになる場合もあるでしょうから、疑問をお持ちになられているのですから、歯科医に時間をとって説明してもらうように頼まれてはいかがでしょうか?

または衛生士さんに、現状について理解できるまで説明をしてくださいと頼むしかないのかもしれませんね(歯科医が説明に時間を割いてくれない場合)。

もしも診療時間内に説明の時間を取れないようでしたら、メールで問い合わせてみるとよいのかもしれません。
診療時間内に時間が取れないという状況はよくありますから、時間外に回答してもらうとよいのかもしれません。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2019-01-25 11:51:39
高和和弘 さん

おはようございます。

歯科医師の説明の説明では、「7番の歯周病歯槽骨がなくなっている影響で、5番、6番のインプラント部の歯槽骨が無くなっていくと大変である。」とのものでした。
>上記の見解は妥当なものでしょうか?

そうですね。
学術的には、全く正しいというわけでもありませんが、5番6番のインプラントの近くに歯周病を引き起こす細菌が、間違いなく大量に(7mm)存在するという点からは、リスクは高いと考えられますね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 高和和弘さん
返信日時:2019-01-25 16:19:08
宮下先生 ふなちゃん先生
ご回答ありがとうございました。

抜歯してきました。
歯科医師に再度説明頂きました。

左上7番の歯の歯根と歯根の又の部分に炎症が及んでおり、抜歯しないと、歯槽骨がどんどん溶けていく。
該当箇所をクリーニング時に該当箇所を清掃していたが炎症を止めることができなかった。

歯周外科的治療も考えられるが、歯を割らないといけないので、予後がよくない判断する。

今後 他の歯を失わないようオーラルケアに気をつけたいと思います。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2019-01-25 17:19:32
こんにちは。

>・定期的(3カ月に1回)クリーニングに行っていて、その間歯科医歯科衛生士から指摘なく、いきなり抜歯となるほど歯周病が進行することはあるのでしょうか?

まずないでしょう、少なくとも私は経験していません、そうなる前に手を打ちます。

>・左上5番、6番がインプラント、左上7番が歯周病進行中といって、予防的に左上7番を抜歯す処置はありうるもなのでしょうか。

あり得ません、歯周病は生活習慣病ですから生活習慣を見直さなければ他の歯も同じ運命をたどります、このままではすべてインプラントになりかねません。

甘党でお菓子をたくさん食べていませんか、歯磨き指導はありましたか、磨けるようになるまで歯磨き練習をしましたか。

歯周病は歯磨きができるようにならなければ治りません。

そもそもスケーリングとか定期検査をしたところで歯周病は治りませんというか意味はありません、無駄な検査ですし処置です。

>オーラルケアには気をつけていたつもりなので、とてもショックです。

お気持ちお察しいたします、かかった歯科医がはずれだったということでしょう。

歯周病の原因はプラークですからプラークをつくる原因のおさとうを食べすぎないことです、そしてくっついたプラークを落とせる歯磨き技術を習得することです、この二つ無くしてスケーリングなど意味はありません。

歯周病を歯磨きで治す http://yamadashika.jugem.jp/?cid=163
重症の歯周病で歯磨き練習を始めた方 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=274

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 高和和弘さん
返信日時:2019-01-26 11:12:03
山田先生 ご回答ありがとうございます
今日消毒に行ってきました

>>・定期的(3カ月に1回)クリーニングに行っていて、その間歯科医歯科衛生士から指摘なく、いきなり抜歯となるほど歯周病が進行することはあるのでしょうか?

>まずないでしょう、少なくとも私は経験していません、そうなる前に手を打ちます。

再度説明頂いた所、炎症歯根の股部分まで及んだ場合に、歯にかかる力が一定以上進んだ時、歯槽骨の吸収、それに伴う歯のぐらつきが急激に進む場合があるとのことでした。


>>・左上5番、6番がインプラント、左上7番が歯周病進行中といって、予防的に左上7番を抜歯す処置はありうるもなのでしょうか。
>あり得ません

私の書き方が悪かったですが、7番近辺の歯槽骨の吸収の影響が6番のインプラント部の歯槽骨の吸収に影響を及ぼすことを懸念されていました。

>かかった歯科医がはずれだったということでしょう。

みてもらっている歯科医は歯科用レーザ学会の重鎮の先生ですし、以前 セカンドオピニオン再根管治療、インプラント、補綴について歯内療法学会理事の先生にみて頂いた所、自分が治療受けるならこの先生にみてもらいたいぐらいとおっしゃっていたので、はずれの先生とも思えないですが。
歯周病には弱いのかもしれません。

>プラークを落とせる歯磨き技術を習得する

そうですね。
ブラッシングがきっちりできていない患者に対しては、虫歯の治療もしない予防治療を徹底した歯医者さんとかあるみたいですね。

私は、歯間ブラシフロス、デントレックス、ソニケアと毎晩使ってましたが、プラークを落とせる歯磨き技術とは何かについて考えてこなかったように思います。

教えて頂いたURL参考にさせて頂きます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 高和和弘さん
返信日時:2019-01-28 09:57:18
抜歯で治療終了したのに何ですが、歯科医から言われた、「交合の問題から来ているので」という言葉と、3ヶ月で左上7番の歯周ポケットが4mmから7mmに急激に悪化したことが引っかかって、素人ながら調べてみた所、咬合性外傷 という病名が関係するのではと思いました。

担当頂いている歯科医には次回通院する時に質問するとして、下記のように質問すれば、歯科医には通じるものでしょうか?

「今回の私の症状は、縫合性外傷と左上7番の清掃不備によるプラークコントロール不備を原因とし、左上7番の大きな動揺、 左上7番の歯槽骨吸収がインプラントが入っている左上6番部歯槽骨吸収に及ぼす懸念の払拭、左上6番 5番のインプラント部の清掃のしやすさの確保を目的とし、上記総合的に考慮し、左上7番の抜歯を行った。」

●補足
左上5番インプラントは当時の歯槽骨の状況で斜頚入射されており、左上5番6番の補綴の状況から清掃のしにくい状態にある。
またインプラントを入れた後、インプラントが入っている部分の歯茎が腫れることがたまにありました。

左上7番が咬合性外傷を主因に動揺しているなら、同部の補綴のやり直しなども考えられ、今から考えるに、いきなり抜歯もなかったんではないかなぁとも思いました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2019-01-28 10:56:41
炎症歯根の股部分まで及んだ場合に、歯にかかる力が一定以上進んだ時、歯槽骨の吸収、それに伴う歯のぐらつきが急激に進む場合があるとのことでした。

そうですかね〜、診察したわけではないので何とも言えませんが、・・・・、そうなる前に何らかの方策があったように思います。

>7番近辺の歯槽骨の吸収の影響が6番のインプラント部の歯槽骨の吸収に影響を及ぼすことを懸念されていました。

ありえないわけではありませんが、そうだとしても7番の歯周病を治せば十分防げると思います。

>みてもらっている歯科医歯科用レーザ学会の重鎮の先生ですし、

人は権威に弱いですから。

>はずれの先生とも思えないですが。

そうだといいんですが。

>歯周病には弱いのかもしれません。

それは困りましたね。

>予防治療を徹底した歯医者さんとかあるみたいですね。

予防をちゃんとやってもらわないといくらお金をかけて治してももまた悪くなります、そうならないよう患者さんにお口の中の健康管理の方法を説明してその方法を伝授するのも歯科医や歯科衛生士の大切な役割です。

むし歯の原因療法(歯周病も同じです)http://www.yamadashika.jp/prevent.html#03

咬合性外傷 という病名が関係するのではと思いました。

可能性は考えられます。

>上記総合的に考慮し、左上7番の抜歯を行った。」

抜いちゃったのですね。

>インプラントを入れた後 インプラントが入っている部分の歯茎が腫れることがたまにありました。

何らかの原因があるので取り除いておかないと、インプラントが抜けてしまいますよ。

>いきなり抜歯もなかったんではないかなぁとも思いました。

そうですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 高和和弘さん
返信日時:2019-01-28 12:00:08
山田先生
ご回答ありがとうございます

インプラント部の清掃性がよくなるよう補綴を何回かやり直し、今はインプラント部の腫れが起こることはなくなりました。

ご心配ありがとうございます



タイトル 左上56番にインプラント、動揺がある7番の抜歯を提案された
質問者 高和和弘さん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病で抜けた・抜く予定
抜歯:5番(第二小臼歯)
抜歯:6番(第一大臼歯)
抜歯:7番(第二大臼歯)
歯周病に関するトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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