歯垢の残留、食生活以外の虫歯の原因
相談者:
へむへむさん (23歳:女性)
投稿日時:2019-02-07 13:46:05
こんにちは。
私は普段から虫歯を予防するために、歯科の歯磨き指導で指導された通りにフロスやヘッドの尖った小さいブラシ、普通のブラシ、フッ素入りジェルなどを使って毎日長時間歯のケアに時間を割いています。
いくら自宅でのケアに励もうとも、結局は定期検診と歯医者さんでのクリーニングを受けなければ、最高の虫歯予防効果は臨めないとわかっていたものの、ここ3年くらい忙しく自宅でのケアしかしていませんでした。
しかし最近ようやく歯医者にいったところ、C2の虫歯があり生まれて初めて詰め物として保険適用の銀歯か保険外のセレックかの選択を迫られるほど削られてしまいました。
カルテを見せてもらうと、今回治療した歯以外にもたくさん赤鉛筆のしるしがあり情けなくて涙が出てしまいました。
しかし私の周りには定期的に歯科に通っている人もいなければ、フロスの存在自体知らない人ばかりです。
みんなでお泊まりしたりすると、私がフロスしてるのみて
「それなに?」
と言われたり、ブラッシングの時間の長さを指摘されたりします。
それなのに
「10年虫歯になっていない」
「歯が(事故で)折れたからこの前歯医者に行ったけど、虫歯ありますねとか言われなかったから虫歯ないんだと思う」
と皆言います。
1.ここでまず質問なのですが、歯科医の方は「虫歯のような気がするから診てください」などと患者から言われない限り、例えば事故による歯かけなどの治療の際わざわざ虫歯の有無を調べたりはしないのですか?
2.次に質問なのですが、唾液の質や歯の質、虫歯菌の多さによりもともと虫歯になりにくい人もいるとは理解していますが、少なくとも私の周りに限った場合、私のように普通に虫歯になる人の方がマイノリティな気がします。
しかし、少なくとも話を聞くと皆昔1度は(大昔に)虫歯治療を受けた経験があるようなので、ご両親の努力によって虫歯菌の少ない口腔環境を得ている、というわけでもないと思います。
歯科医の方の経験から、ケアが不十分なのにふしぎと虫歯にならない恵まれた歯や唾液を持っている人は、どの程度の割合でいるのですか?
3.最後に、これは半分愚痴になってしまうのですが、時には歯垢染めなどをつかって1時間かけてフロス〜仕上げのフッ素塗布を継続している。
キャンディもキャラメルもガムも一切口にせず、甘いものも朝ごはんや夜ご飯と一緒に摂って、できるだけ食事の回数を減らしたりと試行錯誤している自分が虫歯だらけで、フロスもせず毎日炭酸ジュースをゴクゴク飲んで、キャンディも食べるし歯磨きを3分で終わらせるようなひとたちは一向に虫歯にならない。
本当に自分の人生はなんなんだろうと思って、おおげさではなく死にたくなってしまいます。
今はできるだけ口にものを入れたくないので、確実に歯磨きの時間が取れる朝と夜だけご飯を食べています。
定期検診に行かなかった私が結局は悪いのでしょうが、だからと言ってこんなに虫歯ができるか!?と未だ信じられません。
もし、虫歯の原因の比重が歯垢の除去率意外にありそうだと判断した場合(例えば唾液の質や嘔吐の多さ)、患者にどのようなアドバイスをしますか?
私は素人ながらも、いろいろ自分で歯について勉強してきたつもりですが、歯医者さんに相談しても
「磨けてるつもりになっているだけだよ」
「なる人は何してもなるから仕方ないよ」
と、なだめるように言われてしまい、もっと潰せるかもしれないいろいろな虫歯の原因の存在について、素人に説明しても無駄と思われているのか、アドバイスをいただけません。
あまりの喪失感から長い質問をしてしまいましたが、先生方がお忙しいことは十分承知しておりますので、3つある質問のうちどれか1つでもかまいませんので、お答えをくださると少し元気が出ると思います。
私は普段から虫歯を予防するために、歯科の歯磨き指導で指導された通りにフロスやヘッドの尖った小さいブラシ、普通のブラシ、フッ素入りジェルなどを使って毎日長時間歯のケアに時間を割いています。
いくら自宅でのケアに励もうとも、結局は定期検診と歯医者さんでのクリーニングを受けなければ、最高の虫歯予防効果は臨めないとわかっていたものの、ここ3年くらい忙しく自宅でのケアしかしていませんでした。
しかし最近ようやく歯医者にいったところ、C2の虫歯があり生まれて初めて詰め物として保険適用の銀歯か保険外のセレックかの選択を迫られるほど削られてしまいました。
カルテを見せてもらうと、今回治療した歯以外にもたくさん赤鉛筆のしるしがあり情けなくて涙が出てしまいました。
しかし私の周りには定期的に歯科に通っている人もいなければ、フロスの存在自体知らない人ばかりです。
みんなでお泊まりしたりすると、私がフロスしてるのみて
「それなに?」
と言われたり、ブラッシングの時間の長さを指摘されたりします。
それなのに
「10年虫歯になっていない」
「歯が(事故で)折れたからこの前歯医者に行ったけど、虫歯ありますねとか言われなかったから虫歯ないんだと思う」
と皆言います。
1.ここでまず質問なのですが、歯科医の方は「虫歯のような気がするから診てください」などと患者から言われない限り、例えば事故による歯かけなどの治療の際わざわざ虫歯の有無を調べたりはしないのですか?
2.次に質問なのですが、唾液の質や歯の質、虫歯菌の多さによりもともと虫歯になりにくい人もいるとは理解していますが、少なくとも私の周りに限った場合、私のように普通に虫歯になる人の方がマイノリティな気がします。
しかし、少なくとも話を聞くと皆昔1度は(大昔に)虫歯治療を受けた経験があるようなので、ご両親の努力によって虫歯菌の少ない口腔環境を得ている、というわけでもないと思います。
歯科医の方の経験から、ケアが不十分なのにふしぎと虫歯にならない恵まれた歯や唾液を持っている人は、どの程度の割合でいるのですか?
3.最後に、これは半分愚痴になってしまうのですが、時には歯垢染めなどをつかって1時間かけてフロス〜仕上げのフッ素塗布を継続している。
キャンディもキャラメルもガムも一切口にせず、甘いものも朝ごはんや夜ご飯と一緒に摂って、できるだけ食事の回数を減らしたりと試行錯誤している自分が虫歯だらけで、フロスもせず毎日炭酸ジュースをゴクゴク飲んで、キャンディも食べるし歯磨きを3分で終わらせるようなひとたちは一向に虫歯にならない。
本当に自分の人生はなんなんだろうと思って、おおげさではなく死にたくなってしまいます。
今はできるだけ口にものを入れたくないので、確実に歯磨きの時間が取れる朝と夜だけご飯を食べています。
定期検診に行かなかった私が結局は悪いのでしょうが、だからと言ってこんなに虫歯ができるか!?と未だ信じられません。
もし、虫歯の原因の比重が歯垢の除去率意外にありそうだと判断した場合(例えば唾液の質や嘔吐の多さ)、患者にどのようなアドバイスをしますか?
私は素人ながらも、いろいろ自分で歯について勉強してきたつもりですが、歯医者さんに相談しても
「磨けてるつもりになっているだけだよ」
「なる人は何してもなるから仕方ないよ」
と、なだめるように言われてしまい、もっと潰せるかもしれないいろいろな虫歯の原因の存在について、素人に説明しても無駄と思われているのか、アドバイスをいただけません。
あまりの喪失感から長い質問をしてしまいましたが、先生方がお忙しいことは十分承知しておりますので、3つある質問のうちどれか1つでもかまいませんので、お答えをくださると少し元気が出ると思います。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-02-07 15:11:13
子供の時から、徹底したクリーニングができていたのでしょうか。
子供の頃に、虫歯の基礎を作ってしまうとその後いくらクリーニングしても、発生してしまうことはあります。
このようなケースでは、患者さんの不審感を招かないように、手鏡との合わせ鏡で、齲蝕検知液を付けたりして、確認してもらいます。
「最近ようやく歯医者にいったところ、」が、初めてのところでしたら、削りまくる歯科医がいますので注意してください。
その意味での上記、(確認してもらうです)。
実際どのような状況であるかが、大いに興味があるところですが、そうはいかないところが残念です。
あともう一つ、かみしめ癖のある人は、エナメル質にひびが入り、これはいくら磨いても磨ききれないという見方も出来て、奥歯では、歯と歯の間の角、前歯では上の歯の間が虫歯になりやすいです。
子供の頃に、虫歯の基礎を作ってしまうとその後いくらクリーニングしても、発生してしまうことはあります。
このようなケースでは、患者さんの不審感を招かないように、手鏡との合わせ鏡で、齲蝕検知液を付けたりして、確認してもらいます。
「最近ようやく歯医者にいったところ、」が、初めてのところでしたら、削りまくる歯科医がいますので注意してください。
その意味での上記、(確認してもらうです)。
実際どのような状況であるかが、大いに興味があるところですが、そうはいかないところが残念です。
あともう一つ、かみしめ癖のある人は、エナメル質にひびが入り、これはいくら磨いても磨ききれないという見方も出来て、奥歯では、歯と歯の間の角、前歯では上の歯の間が虫歯になりやすいです。
相談者からの返信
相談者:
へむへむさん
返信日時:2019-02-07 15:22:39
松山先生
お返事ありがとうございます。
松山先生のご指摘の通り、子供の頃はあまり歯に気を使っていませんでした。
しかし、そのせいで今治療が必要な虫歯と診断されているならば、いまあるものを治療して継続してケアを続ければ、今回のように頑張っても頑張ってもできる、ということもなくなるのでしょうか。
また、これもご指摘の通りで、今回行った歯医者は初めてのところです。
既にここで治療した歯はフロスしていて時に欠け、穴の存在を自分でも確認できたので間違いなく虫歯と思いますが、カルテの他の部分は正直色素沈着や、地元のかかりつけ医なら経過観察にする小さな虫歯も数箇所くらいは含まれているのではないかと思いました。
4箇所くらい一気に虫歯を治療して心を入れ替えてケアを始めた3年前から鏡を見ながら磨いていますが、正直今回カルテにしるしが付けられた歯の見た目はそのときから何も変化してないと思います(歯間は自分ではわかりませんが…)。
そして最後もご指摘の通りで、家族いわく私は夜中歯ぎしりしているそうです。
マウスピースを作りたいと昔地元のかかりつけ医に相談したところ、理由は覚えていませんがあまりよくないからやめたほうがいいと言われやめました。
確かマウスピースの中で虫歯菌が増殖するからという理由だったと思います。
お返事ありがとうございます。
松山先生のご指摘の通り、子供の頃はあまり歯に気を使っていませんでした。
しかし、そのせいで今治療が必要な虫歯と診断されているならば、いまあるものを治療して継続してケアを続ければ、今回のように頑張っても頑張ってもできる、ということもなくなるのでしょうか。
また、これもご指摘の通りで、今回行った歯医者は初めてのところです。
既にここで治療した歯はフロスしていて時に欠け、穴の存在を自分でも確認できたので間違いなく虫歯と思いますが、カルテの他の部分は正直色素沈着や、地元のかかりつけ医なら経過観察にする小さな虫歯も数箇所くらいは含まれているのではないかと思いました。
4箇所くらい一気に虫歯を治療して心を入れ替えてケアを始めた3年前から鏡を見ながら磨いていますが、正直今回カルテにしるしが付けられた歯の見た目はそのときから何も変化してないと思います(歯間は自分ではわかりませんが…)。
そして最後もご指摘の通りで、家族いわく私は夜中歯ぎしりしているそうです。
マウスピースを作りたいと昔地元のかかりつけ医に相談したところ、理由は覚えていませんがあまりよくないからやめたほうがいいと言われやめました。
確かマウスピースの中で虫歯菌が増殖するからという理由だったと思います。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-02-07 15:26:59
こんにちは。
唾液の質もあるかもしれませんが、基本的に舌の位置が悪いと鼻炎になりやすく、鼻炎になると口が開くので口呼吸になりやすく唾液の自浄作用は効かないし、歯面は乾燥して荒れやすくなるし虫歯になりやすい筈です。
ですから顔の形や姿勢、口元の状態で虫歯になりやすい人というのは分かれると思います。
顔形、首の伸び具合、筋の付き方、口周りの筋肉の状態、炎症の起こりやすさ等形態は大抵遺伝しますし、食事の嗜好は家庭環境によるので細菌の伝播もそうですが、家族に虫歯があれば虫歯になりやすいという事は言えます。
母親似なのか?父親に似たのか?ご家族でも分かれる事が多いです。
日中はもちろんですが、睡眠中に口が空いていると虫歯にも歯周病にもなりやすいでしょうから、しっかり磨くしかないと言うことになるでしょうね。
口を開けて寝ていると舌は後方に下がりますから、睡眠時の気道は狭くなり低酸素状態になるので、熟睡している時に歯ぎしりや食いしばって無理やり舌の位置を変える必要が出ます。
そういうときの力はコントロール不良ですから、エナメルクラックが入り隣接面から虫歯になります。
歯並びも悪くなりがちですし、口は閉じて寝られるように鼻通りが良く気道狭窄がないことが大切でしょう。
睡眠中の気道狭窄をなくす方法は、とりあえず口テープでしょうか。
口を閉じて鼻で息をして寝る事が出来、舌が口蓋から離れていなければ気道は開くので色々な不定愁訴から開放されますが、首は長いけど舌が動かない人は日本人に多いです。
唾液の質もあるかもしれませんが、基本的に舌の位置が悪いと鼻炎になりやすく、鼻炎になると口が開くので口呼吸になりやすく唾液の自浄作用は効かないし、歯面は乾燥して荒れやすくなるし虫歯になりやすい筈です。
ですから顔の形や姿勢、口元の状態で虫歯になりやすい人というのは分かれると思います。
顔形、首の伸び具合、筋の付き方、口周りの筋肉の状態、炎症の起こりやすさ等形態は大抵遺伝しますし、食事の嗜好は家庭環境によるので細菌の伝播もそうですが、家族に虫歯があれば虫歯になりやすいという事は言えます。
母親似なのか?父親に似たのか?ご家族でも分かれる事が多いです。
日中はもちろんですが、睡眠中に口が空いていると虫歯にも歯周病にもなりやすいでしょうから、しっかり磨くしかないと言うことになるでしょうね。
口を開けて寝ていると舌は後方に下がりますから、睡眠時の気道は狭くなり低酸素状態になるので、熟睡している時に歯ぎしりや食いしばって無理やり舌の位置を変える必要が出ます。
そういうときの力はコントロール不良ですから、エナメルクラックが入り隣接面から虫歯になります。
歯並びも悪くなりがちですし、口は閉じて寝られるように鼻通りが良く気道狭窄がないことが大切でしょう。
睡眠中の気道狭窄をなくす方法は、とりあえず口テープでしょうか。
口を閉じて鼻で息をして寝る事が出来、舌が口蓋から離れていなければ気道は開くので色々な不定愁訴から開放されますが、首は長いけど舌が動かない人は日本人に多いです。
相談者からの返信
相談者:
へむへむさん
返信日時:2019-02-07 15:36:19
船橋先生
お返事ありがとうございます。
確かに、慢性的ではありませんが、春になると花粉症になりその期間は口を開けて寝ることも多いです。
鼻が通っている場合睡眠中に口を開けてることはないとですが、普段から心配性で例えば今回の虫歯のように心配なことやショックなことがあると、ずっと心臓がドキドキして昼も夜も口の中の唾液が少なくなっていることが多いです。
口を閉じて寝ているものの、目がさめると口のなかは日中に比べれば乾きがちだと思います。
皆そうなのかなと思って友人に聞いてみた所、いつも起床直後も唾で湿っているよと言っていました。
今度唾液の量と質を調べてくれる歯医者さんに行ってみようと思います。
それより先に、心療内科に行ってこの精神状態をケアしてもらった方が、唾液も出るようになる気もしますが……。
お返事ありがとうございます。
確かに、慢性的ではありませんが、春になると花粉症になりその期間は口を開けて寝ることも多いです。
鼻が通っている場合睡眠中に口を開けてることはないとですが、普段から心配性で例えば今回の虫歯のように心配なことやショックなことがあると、ずっと心臓がドキドキして昼も夜も口の中の唾液が少なくなっていることが多いです。
口を閉じて寝ているものの、目がさめると口のなかは日中に比べれば乾きがちだと思います。
皆そうなのかなと思って友人に聞いてみた所、いつも起床直後も唾で湿っているよと言っていました。
今度唾液の量と質を調べてくれる歯医者さんに行ってみようと思います。
それより先に、心療内科に行ってこの精神状態をケアしてもらった方が、唾液も出るようになる気もしますが……。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-02-07 21:58:07
>今回のように頑張っても頑張ってもできる、ということもなくなるのでしょうか。
キチンとした虫歯の治療、と清掃(ブラッシング・フロス使用)、定期健診を行っていれば、防げるはずです。
薬を服用中であれば、副作用として唾液減少を生じる事があります。
添付文書に必ず記載しているとは限りません。
>マウスピースの中で虫歯菌が増殖するからという理由だったと思います。
それほど問題にしなくて良いのではないでしょうか。
キチンとした虫歯の治療、と清掃(ブラッシング・フロス使用)、定期健診を行っていれば、防げるはずです。
薬を服用中であれば、副作用として唾液減少を生じる事があります。
添付文書に必ず記載しているとは限りません。
>マウスピースの中で虫歯菌が増殖するからという理由だったと思います。
それほど問題にしなくて良いのではないでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
へむへむさん
返信日時:2019-02-10 22:10:24
タイトル | 歯垢の残留、食生活以外の虫歯の原因 |
---|---|
質問者 | へむへむさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 23歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 歯磨きに関する疑問 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。