歯列矯正後の噛み合わせについて
相談者:
ももすけ☆さん (33歳:女性)
投稿日時:2019-02-27 07:52:49
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2019-02-27 08:11:57
ご相談ありがとうございます。
>このような噛み合わせでも問題ないのでしょうか?
もし日常生活に支障が出るようでは危険です。
咀嚼できないと健康上、心身に影響が出ます。
またいずれ前歯がグラグラになるか、歯並びが大きく戻るか、隙間だらけになるか、歯茎が大きく下がってしまうか、前歯が伸び出して抜けてしまうか、というリスクが想定されるからです。
ただ矯正治療の目的が、医療として健康や咀嚼を考えたのではなく、見た目の歯並びを美容目的で治療をお願いしたのであれば、残念ながらやむを得ない結果かもしれません。
たとえば美容整形してキレイに見える手術をして、とんでもない結果になった話は聞いたことがあるでしょう。
美容目的の矯正治療も、リスクは治療前に説明を受けておくべきだからです。
>このような噛み合わせでも問題ないのでしょうか?
もし日常生活に支障が出るようでは危険です。
咀嚼できないと健康上、心身に影響が出ます。
またいずれ前歯がグラグラになるか、歯並びが大きく戻るか、隙間だらけになるか、歯茎が大きく下がってしまうか、前歯が伸び出して抜けてしまうか、というリスクが想定されるからです。
ただ矯正治療の目的が、医療として健康や咀嚼を考えたのではなく、見た目の歯並びを美容目的で治療をお願いしたのであれば、残念ながらやむを得ない結果かもしれません。
たとえば美容整形してキレイに見える手術をして、とんでもない結果になった話は聞いたことがあるでしょう。
美容目的の矯正治療も、リスクは治療前に説明を受けておくべきだからです。
相談者からの返信
相談者:
ももすけ☆さん
返信日時:2019-02-27 08:24:21
さがら先生、わかりやすいご回答ありがとうございます。
現状では、蕎麦が奥歯では切れない、またらお米も噛み砕けるような感覚はありません。
矯正の目的は、もちろん綺麗に並んだ歯も求めていましたが、もともと歯並びが悪く片側でしか噛めなかったため、もう片方を治すために全体的な治療をお願いしました。
もちろん年齢的なことや元々の歯並び等を考えても、誰もが憧れるような歯になることが難しいことは理解しています。
今のところ、現在の病院で治療を続けていただけるようなのですが、今週末にセカンドオピニオンをお願いする予定です。
もしご存知でしたら、何かセカンドオピニオンをいただく際に気をつけるべきことがありましたら教えてください。
よろしくお願いします。
現状では、蕎麦が奥歯では切れない、またらお米も噛み砕けるような感覚はありません。
矯正の目的は、もちろん綺麗に並んだ歯も求めていましたが、もともと歯並びが悪く片側でしか噛めなかったため、もう片方を治すために全体的な治療をお願いしました。
もちろん年齢的なことや元々の歯並び等を考えても、誰もが憧れるような歯になることが難しいことは理解しています。
今のところ、現在の病院で治療を続けていただけるようなのですが、今週末にセカンドオピニオンをお願いする予定です。
もしご存知でしたら、何かセカンドオピニオンをいただく際に気をつけるべきことがありましたら教えてください。
よろしくお願いします。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-02-27 08:52:15
小臼歯抜歯による、あるいは第一大臼歯の欠損があっての矯正ではありませんか。
そのようなケースでは、臼歯部の咬みあわせの高さが減じて(咬合高径の低下)奥歯の咬みあわせが低くなり前歯が先にあたるようになります。
上前歯を後退させるときに、力系によっては、引き抜き効果が出て、挺出させてしまうことがあります。
そのようなケースでは、臼歯部の咬みあわせの高さが減じて(咬合高径の低下)奥歯の咬みあわせが低くなり前歯が先にあたるようになります。
上前歯を後退させるときに、力系によっては、引き抜き効果が出て、挺出させてしまうことがあります。
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-02-27 10:10:23
こんにちは。
矯正治療で前歯しか当たらない状態になられると困りますよね。
きちんと奥歯もしっかり噛めるように、担当の先生に治療を追加してもらったり指導を受けられるとよいのではないでしょうか?
例えば保定装置を工夫してもらう事により、奥歯が噛むようになって来るでしょうし、臼歯に顎間ゴムをかけて歯を挺出させたり傾斜を治して噛むようにすることも出来るでしょう。
担当の先生は問題ないと言われているのは何故でしょう?
他に何か言われていませんか?
普通、本当に前歯しか噛まないならば、そこから奥歯が噛むように治療をするのではないかと思います。
セカンドオピニオンに行かれると、転院を勧められるのではないかと思います。
転院になれば再治療費が必要になるでしょうが、費用にこだわらず出来るだけ矯正専門医(認定医や指導医)に追加治療をしてもらうとよいでしょう。
出来ればまず担当医に噛み合わせについてしっかり見てもらい、問題がある事を双方で認識し合う事が必要でしょう。
噛み合わせのチェックは光学スキャナーでのスキャンや模型分析、咬合紙によるチェックと引き抜き検査、その他専門の機械による検査等があります。
保険適用の咀嚼機能評価もあります。
どこにでもあり最も簡単な検査が咬合紙による検査だと思います。
矯正治療で前歯しか当たらない状態になられると困りますよね。
きちんと奥歯もしっかり噛めるように、担当の先生に治療を追加してもらったり指導を受けられるとよいのではないでしょうか?
例えば保定装置を工夫してもらう事により、奥歯が噛むようになって来るでしょうし、臼歯に顎間ゴムをかけて歯を挺出させたり傾斜を治して噛むようにすることも出来るでしょう。
担当の先生は問題ないと言われているのは何故でしょう?
他に何か言われていませんか?
普通、本当に前歯しか噛まないならば、そこから奥歯が噛むように治療をするのではないかと思います。
セカンドオピニオンに行かれると、転院を勧められるのではないかと思います。
転院になれば再治療費が必要になるでしょうが、費用にこだわらず出来るだけ矯正専門医(認定医や指導医)に追加治療をしてもらうとよいでしょう。
出来ればまず担当医に噛み合わせについてしっかり見てもらい、問題がある事を双方で認識し合う事が必要でしょう。
噛み合わせのチェックは光学スキャナーでのスキャンや模型分析、咬合紙によるチェックと引き抜き検査、その他専門の機械による検査等があります。
保険適用の咀嚼機能評価もあります。
どこにでもあり最も簡単な検査が咬合紙による検査だと思います。
相談者からの返信
相談者:
ももすけ☆さん
返信日時:2019-02-27 10:12:49
相談者からの返信
相談者:
ももすけ☆さん
返信日時:2019-02-27 10:17:52
回答4
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-02-27 10:50:50
矯正学的診断と咬合学的診断を合わせて行うためには、種々なることを
みなければいけません。
この両者の観点から確実に診てもらえる可能性となると、大学になってしまいます。幸いお住まいの地区にはあるので、セカンドオピニオン先の選定の参考にしてください。
・第一大臼歯が歯茎の骨と癒着していて頭しか出ていない状態
コルチコトミーという方法があるので知っておいてください。、
みなければいけません。
この両者の観点から確実に診てもらえる可能性となると、大学になってしまいます。幸いお住まいの地区にはあるので、セカンドオピニオン先の選定の参考にしてください。
・第一大臼歯が歯茎の骨と癒着していて頭しか出ていない状態
コルチコトミーという方法があるので知っておいてください。、
相談者からの返信
相談者:
ももすけ☆さん
返信日時:2019-02-27 11:45:48
ふなちゃん先生、せっかく質問をいただきましたのに、回答が漏れておりました。
失礼いたしました。
問題がない意味は明確にご説明いただけませんでした。
ただ、噛み合わない理由は私の生活習慣や肩こり、くいしばりだそうです。
くいしばりに関しては、そもそも歯があたっていないのでくいしばることもできません。
とても不安でしたが、たくさんの先生からアドバイスいただけて少し安心できました。
ありがとうございます。
失礼いたしました。
問題がない意味は明確にご説明いただけませんでした。
ただ、噛み合わない理由は私の生活習慣や肩こり、くいしばりだそうです。
くいしばりに関しては、そもそも歯があたっていないのでくいしばることもできません。
とても不安でしたが、たくさんの先生からアドバイスいただけて少し安心できました。
ありがとうございます。
相談者からの返信
相談者:
ももすけ☆さん
返信日時:2019-02-27 11:48:46
相談者からの返信
相談者:
ももすけ☆さん
返信日時:2019-02-27 11:56:45
ご回答していただきました先生方、本当にありがとうございます。
噛めないことで最近食事も楽しくなく、悲しくて眠れない日々が続いていましたが、わかりやすく専門的な意見が聞けて、安心できました。
噛める歯になれるように、色々整理して考えたいと思います。
噛めないことで最近食事も楽しくなく、悲しくて眠れない日々が続いていましたが、わかりやすく専門的な意見が聞けて、安心できました。
噛める歯になれるように、色々整理して考えたいと思います。
回答5
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2019-02-28 09:40:31
ご返信ありがとうございます。
歯の治療の基本は、健康回復であり、なんでもよく噛めること、しかも美味しくかめて幸福になること、そして歯を失わない予防になること、と日本補綴歯科学会ではいっています。
その治療は補綴学といいます。
したがって、本当に噛めるようになるには補綴治療の検査が必要です。
日本補綴歯科学会では様々な検査が提案されています。
なお咬合紙の検査も一つの検査です。
ただし数ある補綴学的な検査方法の中で、信頼性が最も低いとすでに2001年に世界で発表されていて、2012年にも日本で確認論文が出ています。
健康回復のほんとうの治療と検査を受けましょう。
なお分かりやすい本が出ています。
「噛む力」(幻冬舎)は参考になるかもしれません。
歯の治療の基本は、健康回復であり、なんでもよく噛めること、しかも美味しくかめて幸福になること、そして歯を失わない予防になること、と日本補綴歯科学会ではいっています。
その治療は補綴学といいます。
したがって、本当に噛めるようになるには補綴治療の検査が必要です。
日本補綴歯科学会では様々な検査が提案されています。
なお咬合紙の検査も一つの検査です。
ただし数ある補綴学的な検査方法の中で、信頼性が最も低いとすでに2001年に世界で発表されていて、2012年にも日本で確認論文が出ています。
健康回復のほんとうの治療と検査を受けましょう。
なお分かりやすい本が出ています。
「噛む力」(幻冬舎)は参考になるかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
ももすけ☆さん
返信日時:2019-02-28 18:17:20
さがら先生、本など詳しく教えていただきありがとうございます。
この経験で、噛むことがいかに大切かがわかりました。
年をとっても噛めるように歯を大切にしようと思います。
おすすめしていただいた本も読んでみます!
この経験で、噛むことがいかに大切かがわかりました。
年をとっても噛めるように歯を大切にしようと思います。
おすすめしていただいた本も読んでみます!
タイトル | 歯列矯正後の噛み合わせについて |
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質問者 | ももすけ☆さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正のトラブル 噛み合わせに関するトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。