小児シーラントの際のエッチングについて(歯科衛生士)

相談者: なっつ1990さん (29歳:女性)
投稿日時:2019-03-08 11:06:16
はじめまして!

歯科衛生士歴8年目ですが、この度出産育児休暇を経て現場復帰しました。

今まで働いていた歯科では小児のシーラントは積極的に行っておらず、今回の歯科でほぼ初めて詐術することになりかなり不安になってしまっています。
チェアタイムが短い中で、小児のシーラントをしっかり行うポイントを教えていただきたく投稿させていただきました。

その中でも一番不安なのがエッチングです。

裂溝にそって、たっぷりのせるのではなくうっすらのせる感じのイメージだったのですが、それで間違い無いでしょうか?

あと、唾液が入ってこないようにワッテをつかってしていますが、なかなかうまくできず苦い思いをさせてしまってすごく申し訳ない気持ちになります。

気をつけておくといいことなど、詳しく教えていただけるとうれしいです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-03-08 12:01:41
なっつ1990さん、今日は


まずシーラントが必要かどうか診断して、必要な患者さんのみに行います。
決して全ての患者さんに行うようなことはしないでください。

シーラントの術式で一番重要なことは、ラバーダムでしっかりと防湿することです。

施術中に唾液がつくと、歯の表面にタンパク質の膜ができてしまい、接着が不完全になります。
唾液がついたからと言って、水洗するだけではタンパク質の膜は取れません。

また、ボンディングしていく際に、呼気の湿度でも接着力を弱めてしまいますので、ラバーダムをしっかりしましょう。

エチングは必要な箇所には十分つけましょう。
エッチングは不十分でも、接着力が低下します。

以上のことを注意して行って下さい。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: なっつ1990さん
返信日時:2019-03-08 12:42:22
小牧先生、ありがとうございます。

医院では、ラバーダムは行わず簡易防湿で行う術式なのです。
その中でもワッテを置いたりして行っているのですが…
苦い思いをさせてしまっているような状態です。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2019-03-08 14:20:38
個人的な意見ですが、ラバーダムをしないと接着が確実にできませんので、2次カリエスのリスクが高くなり、予防のためにしたことが逆に病気を作ってしまいかねないので、シーラントはしない方が良いと思います。

私は30年近く前に苦い思い出があります。
簡易防湿でシーラントをして、数年後にシーラントは残っているのに接着が弱かったのか、シーラントの下で2次カリエスになって、抜髄寸前のところでした。
シーラントがしてあったため、発見が遅れてしまいました。

その経験からも、メインテ何ンスの習慣がない子供にもしない方が良いと思いました。

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タイトル 小児シーラントの際のエッチングについて(歯科衛生士)
質問者 なっつ1990さん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ シーラント
小児歯科治療
衛生士関連
回答者




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