有髄歯だが大きく削ってある歯ならブリッジの支台歯に向くか?
相談者:
出涸らしさん (36歳:男性)
投稿日時:2019-03-12 14:37:10
差し歯(左上中央から5か6番目)が痛みまして食べ物が噛めなくなり、歯科Aにて差し歯を外してもらい見てもらいました。
状態があまりよろしくはないものの、抜かずに再度差し歯の土台として使用する方向で考えます。との事でした。
念のため違う歯科Bで見ていただいたところ、使えなくはないけど長持ちしなさそうだし痛みも出てるってことなら僕ならブリッジを勧めると言われました。
ちなみに該当箇所の両サイドとも神経の残っている歯ではありますが治療済みの歯です。
かなり深く削っていたはず。
健康な歯を削ってブリッジに使うのはおすすめしないと言う意見は良く目にするのですが、神経が残っているもののガッツリ削ってある歯の場合ブリッジは向いているのでしょうか?
状態があまりよろしくはないものの、抜かずに再度差し歯の土台として使用する方向で考えます。との事でした。
念のため違う歯科Bで見ていただいたところ、使えなくはないけど長持ちしなさそうだし痛みも出てるってことなら僕ならブリッジを勧めると言われました。
ちなみに該当箇所の両サイドとも神経の残っている歯ではありますが治療済みの歯です。
かなり深く削っていたはず。
健康な歯を削ってブリッジに使うのはおすすめしないと言う意見は良く目にするのですが、神経が残っているもののガッツリ削ってある歯の場合ブリッジは向いているのでしょうか?
回答1
クレア歯科クリニック(杉並区阿佐谷北)の平岡です。
回答日時:2019-03-12 16:04:49
出涸らしさん、こんにちは。
まずは神経をとっていない歯がブリッジに向いているかどうかですが、神経を取った歯に比べて破折などのリスクは小さいと思いますので、そういう歯に比べたら「向いている」というのかもしれませんね。
ただ、神経を取った歯はかぶせてあるような歯が多いと思いますが、そうであれば追加で削る量は少ないですが、出涸らしさんのような場合はそれなりに追加で大きく削ると思いますから、そういう意味ではもったいないといえると思います。
個人的には、歯は削らなければ削らないほど長持ちするという印象があります。
しかし例外もあって、たとえばブリッジの土台の歯をなるべく削らないようにということで、インレー(詰め物)でかけているケースなどを時々見るのですが、かなりな確率で早期に外れたり、最悪なのは片方外れてかたほうだけでついている間に、外れている方の下が大きな虫歯になっているようなケースも見ます。
インレーブリッジと言いますが、上記の治療を行う場合は、無理な力がかからないかの診断と、それに基づく非常に精密な設計と技術を要しますので、少なくとも保険治療でのインレーブリッジはおすすめできないですね。
保険なら大きく削ってかぶせちゃってブリッジにした方が持ちはいいと思いますし、削らないでブリッジにしたいのであれば、接着ブリッジの方が万が一壊れても歯を削ってないだけマシなように思います。
上記のように、必要な場合には、きちんと削る(そして精密に治療する)ということも必要です。
まずは神経をとっていない歯がブリッジに向いているかどうかですが、神経を取った歯に比べて破折などのリスクは小さいと思いますので、そういう歯に比べたら「向いている」というのかもしれませんね。
ただ、神経を取った歯はかぶせてあるような歯が多いと思いますが、そうであれば追加で削る量は少ないですが、出涸らしさんのような場合はそれなりに追加で大きく削ると思いますから、そういう意味ではもったいないといえると思います。
個人的には、歯は削らなければ削らないほど長持ちするという印象があります。
しかし例外もあって、たとえばブリッジの土台の歯をなるべく削らないようにということで、インレー(詰め物)でかけているケースなどを時々見るのですが、かなりな確率で早期に外れたり、最悪なのは片方外れてかたほうだけでついている間に、外れている方の下が大きな虫歯になっているようなケースも見ます。
インレーブリッジと言いますが、上記の治療を行う場合は、無理な力がかからないかの診断と、それに基づく非常に精密な設計と技術を要しますので、少なくとも保険治療でのインレーブリッジはおすすめできないですね。
保険なら大きく削ってかぶせちゃってブリッジにした方が持ちはいいと思いますし、削らないでブリッジにしたいのであれば、接着ブリッジの方が万が一壊れても歯を削ってないだけマシなように思います。
上記のように、必要な場合には、きちんと削る(そして精密に治療する)ということも必要です。
タイトル | 有髄歯だが大きく削ってある歯ならブリッジの支台歯に向くか? |
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質問者 | 出涸らしさん |
地域 | 千葉 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員(技術系) |
カテゴリ | ブリッジ治療法 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。