歯列矯正8ヶ月目、舌のスペースなど問題が起こり不安で仕方がない

相談者: mikimiki24さん (25歳:女性)
投稿日時:2019-03-22 07:03:52
こんにちは。

私はただいま矯正8か月目です。
それにあたって上下合わせ4本の第一小臼歯抜歯しています。

そんななか近頃口の中がせまくなり、舌を置くスペースが少なくなったと感じるようになりました。
思えば自分は大して歯の重なっている面積が大きいわけでもなく、出っ歯でもなく、顎も大きくないうえ舌が大きいのです。

やがて舌を軽く噛むようになり、接触している部分に痛みも感じるようになったので、私はきっと矯正の影響で歯や顎が動き、狭くなったのだろうと思い先生にそのことを伝えました。

返ってきた返事は、矯正のせいではないと思うがそういうのなら前歯をこれ以上下げないように、そして奥歯を前に出しスペースを埋めるよう進めるとのことでした。
 
この治療方針に不安を感じています。

今現在歯が以前のように重なっている個所はなく、上下4か所の空いているスペースはほぼ抜歯した第一小臼歯1本分ほどかと思っています。

不安に思っている事を以下に箇条書きで失礼します。


・口の中の前にも横にも舌が当たりストレスを感じています。
前歯はこれ以上下がってこないにしても、奥歯を前に動かす施術によって横が狭まってくることは考えられないでしょうか。

・全ての奥歯をほぼ抜いた歯一個分前に持ってくることによって、生まれる問題はないのでしょうか。
それまでと違う場所で噛むことになるので、なにかしらの不具合を想像してしまいます。

・器具を付けている期間は2年ほどと言われていましたが、この手法を取ることによって大幅に伸びてしまわないでしょうか。

・もしこのまま治療を進め、問題が悪化してしまった場合の解決策はなにかあるのでしょうか。

例えば顎を拡張する施術があると思いますが、また歯と歯の間を広げることになるので取れる手段ではないのかな、などと考えています。

もしなにかリカバリー出来る手段があるのなら選択の助けになります。

・そもそも前歯を全く動かさずに、奥歯だけを動かすことは本当に可能なのでしょうか。


以上、長々と失礼しましたが毎日不安で不安で胸が詰まります。

どうしたら良いかわからず、このまま矯正を続けるのかそれともスペースはあるのでインプラントでも入れた方が良いのか、ほかの選択肢は何かないかなどとグルグル考えている状態です。

こうなってしまった責任はどこにあるのかわかりませんが、一度相談の時間を取ってもらった時の先生は、自身に責任があるように私に思わせないことを第一に考えた発言をし、こちらの身になってくれていないように思えてなりません。

どうしするのが一番良いかと聞いても決めるのはあなただと言われ、確かにその通りなのですが他人事のように言われていると感じられます。

一生ストレスと痛みと舌ガンのリスクを抱えて生きることになるかも知れないという時の話し合いに、本当に私の助けになってくれていないように思え、とても心が不安定になります。

その先生の言う治療方針の提案を信用するのが、難しくなってしまっています。

少し悪く考えすぎているかも知れないという自覚はあるのですが、不安が尽きません。

私はどうしたらいいでしょうか。

長くなってしまったので全ての疑問に答えていただかなくても構いません。

参考にできるご意見が、もし先生方にありましたらどうか教えていただきたいです。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-03-22 09:17:08
過去にも、同じような質問がなされています。

一つ一つの事に答えていたら大変なので、我田引水になりますが以下のリンク先を見ていただけたらと思います。

神奈川歯科大学の教授執筆の本の内容を解説したものです。
ブログ内抜歯矯正小臼歯抜歯矯正、舌房などでも検索してください(重複するものもあります)。

その上で、また質問されたらと思います。

http://dentistoffice.jugem.jp/?search=%C0%E5%CB%BC&x=0&y=0

舌房が狭くなる でもググってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mikimiki24さん
返信日時:2019-03-22 10:46:33
松山先生、ありがとうございます。
貼っていただいたブログ読ませていただきました。

掲載文を読み、自分が不安に思っていた事柄がそのまま起こりうることがわかりました。

・手前の放物線の狭い方に、大臼歯小臼歯部寄せると口腔内が狭くなる。

臼歯の近心移動によって、ポステリアーサポートが失われやすく、顎関節に負荷が加わり、顎関節症の一つの原因となる。

抜歯空隙の閉鎖や機能咬合の完成のために消費する時間が長く、治療が長期化する傾向がある。


これらのことが掲載されていましたが、松山先生や他の歯科医師の方々も同じように考られるのでしょうか。

もしそうなら、私はこのまま施術を進めてもらうことがとても恐ろしいです。

一番心配なのはやはり舌が狭くなるストレスです。
読んだ限り、今より悪化する可能性が非常に高いように思えます。


実は先日先生と相談した時に、左上によく舌があたり、痛みがあるし右と見比べると内側に入っているように見えると伝えたところ、該当箇所の移動を認め、先月の治療の際、左上の臼歯だけ少し前に出すようにしたと先生は言ってました。
その部分だけゴムがかかっています。

今も舌を動かすと左上の歯にしたがあたり、ゴロゴロとした感触があります。

これはやはり『放物線の狭い方に、大臼歯を小臼歯部寄せると口腔内が狭くなる』ということが起こってしまっているのだ、と私には思われてならないです。

顎関節症の原因になるかも知れない事と治療期間が伸びてしまう問題については、その可能性がどの程度か測りかねますし、多少期間が伸びるくらいの事はそれほど怖くはありません。

しかし現在でも感じている舌のストレスが、更に増大してしまうのを許容することはとても難しいです。

今の時点で他にいい方法がないのなら、舌の縮小手術をするか、インプラントを入れるのが適した選択肢に思えているのですが、出来るのなら避けたいことでもあります。

私は今の状況をどう考えるべきか、どのような選択肢を取ることができるのかを必死に考えています。

プロの方々の意見を是非聞かせていただけたら助かります。
回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-03-22 11:57:31
・松山先生や他の歯科医師の方々も同じように考られるのでしょうか。

そのようなことに関して、矯正学会でアンケート調査したとかの報告論文があるわけでもないですし、人の心の中は覗けないわけですから、わからないというのが正直なこたえではないでしょうか。

正確な答えにはなりませんが、アメリカの臨床矯正医が来日して過去に講演会を行っていますが、うたい文句は90%以上は非抜歯でできるというものでした。

ディスクレパンシーというのですがスペース不足分が3ミリ以下ならば非抜歯で行いたいと、矯正学辞典ではしています。
そのように考えない人がいるから、あなたのような人が生じてしまったということは言えるかもしれません。

私は矯正専門医ではありませんが、小臼歯抜歯例は一桁台です。
殆どが、歯列弓の拡大です(これに対する批判はさておいて)。

術前に舌の大きさ、ボリュームについては無意識化下に近く観察しています。
下顎の歯列弓が大きい場合、舌も大体が大きいものです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mikimiki24さん
返信日時:2019-03-22 12:28:56
>報告論文があるわけでもないですし、人の心の中は覗けないわけですから、わからないというのが正直なこたえではないでしょうか。

そうですよね。
失礼いたしました。

アメリカ矯正医と先生の治療経験のお話ありがとうございます。
後悔のこみ上げるのと共に、これから矯正治療に臨もうとしている方の目に止まり、私のような悩みを抱える人が少なくなることを願うばかりです。

しかし、この問題は比較的稀なのでしょうか。

矯正により口腔内が狭くなったことで起こった問題を改善する手法や、治療例の記事を見つけることができません。

それともこれといった解決法が存在しないということなのでしょうか・・・
回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-03-22 15:06:08
・私のような悩みを抱える人が少なくなることを願うばかりです。

冒頭に書いたとうり、少なからずおられることは確かです。
抜歯矯正はやめてくださいという(舌房の狭さで)、悲鳴に近いことを、書いた相談者がいますよ。

そのためでもないですが、早くから、HP・ブログで発信しています。
インターネット発展により、抜歯矯正後の相談に来られた人は、自院では恐らく200人以上でしょう。

・しかし、この問題は比較的稀なのでしょうか。

私の感じでは、舌房の問題は1%は下らないと思います。
この数値をどうとらえるかは、疫学的、統計学、倫理、哲学を交えての事になりますから(上記悲鳴に近いことなどを考慮して)、どう答えたらよいのでしょう。

・矯正により口腔内が狭くなったことで起こった問題を改善する手法や、治療例の記事を見つけることができません。

私は、リタイアーしていますから、好きなことを書けるという面があることは否定できません。
都合の悪いことは、隠しておくのが、多くの人がすることではないでしょうか。

・それともこれといった解決法が存在しないということなのでしょうか・・・

単純なな考え方では、抜いた歯は戻せませんが、元に戻せばということが言えるのではないでしょうか。
ネット相談の限界で、どうすればよいかは具体的には書けません。
診断行為に繋がるからです。

セカンドオピニオンというものがありまして、担当医から、術前の資料(模型、セファロ・デンタル・パノラマ、等)を貸し出してもらって、他院での意見を聞くというものです。資料の貸し出しを快く受けてくれるのが、本来の医療人の姿です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mikimiki24さん
返信日時:2019-03-22 17:33:40
お忙しい中、朝から度重なる短くない返信感謝いたします。

>私の感じでは、舌房の問題は1%は下らないと思います

そうなのですね、、
たとえ確率的に1%を下る問題だったとしても、今自分が抱えている悩みは十分に人生を左右しかねないものと感じます。

もちろん同意はしたことですが一番健康だった歯を4本も抜いての今の苦悩。
どうにか舌のスペースをまた確保出来たとしても悲しいことです。

歯科医師の方々・患者さん双方の注意が高まることを願います。


>資料の貸し出しを快く受けてくれるのが、本来の医療人の姿です。

そのことについては考えていましたが松山先生のおっしゃり方から察するに、施術及び抜歯前の模型等の貸し出しは義務とはされていないのですね。。

私にはセカンドオピニオンをしたいので、と資料の貸し出しを今の先生に申し出ることは勇気がいります。
セカンドオピニオンの末に結局今と同じ先生にいずれかの形の治療を続けてもらうことになったら、不信感を露わにした私と長期にわたって付き合ってもらうことになります。

貸し出しを申し出る際・セカンドオピニオンはしたけれど引き続き同じ先生に継続してもらうことになった場合、本来の医療人の姿を見せていただけるか心配です。(答えようのないことですね すみません)


違う先生・違う医院にお世話になることになった場合も、お金の悩みがあります。
既に矯正器具を付けているので、そのお金(100万円近く)を払うことが決まっています。

更に新しい医院での治療で、拡張なりインプラントを入れるなりすることになると、それに近い金額かおそらくインプラントならもっとかかるでしょう。

こういった話は歯の健康と直接関わることではないので、この掲示板にはそぐわないでしょうが、今、上記したような選択肢を決断するのに必要な金額を捻出できるかかどうかで、大きく今後が変わってくるという場面であるかと思っています。


松山先生には大変参考になるお話をたくさん書きこんで頂きましたが、金銭面の心配が少ない方策、又お金はかかるがより良いと思われる方策・治療例をご存じの先生がもしこの投稿を見ていましたら何卒ご意見いただきたいです。

ですので恐れ入りますが解決済みとせず、引き続き先生方のご回答を待たせていただきます。

宜しくお願い致します。
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-03-22 19:02:08
医療での診療は治療提供側と、受ける側とでの契約と、法的にはなっています。
健康保険証を示して、診療を申し込めば、契約書を書かなくても、医療を日本の健康保険での治療で行い、それを受けるという暗黙の契約がなされていると認識するのです。

矯正治療の場合は、自費治療になりますから、契約書の取り交わしがしてあることもあるでしょう。

だからと言って絶対的にその通りの支払いをしなければならない、と言うことでもないかもしれません。
このサイトでは、当然ながら法的相談を受けることはできないことになっていますから、あくまでも一般論です。

一部返金を求めたり、消費者センターに相談することもできるわけです。

善管注意義務などという語を持ち出すと、それこそ裁判沙汰になってしまいますが、知識として知っておいて損はないでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mikimiki24さん
返信日時:2019-03-22 23:48:11
契約書を交わしているので、支払わなければならないものと思い込んでいましたが、その限りでないケースもあるかも知れませんね。

私の場合はどうかわかりませんが、、
今はとりあえずそのことを頭にとどめつつ最善策を探し、必要を感じた時考えてみるかもしれません。

また違った角度のご提案、とてもたすかります。



タイトル 歯列矯正8ヶ月目、舌のスペースなど問題が起こり不安で仕方がない
質問者 mikimiki24さん
地域 千葉
年齢 25歳
性別 女性
職業 主婦
カテゴリ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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