経過観察する予定の顎骨を生検する必要性とリスクについて

相談者: ひななんさん (53歳:女性)
投稿日時:2019-04-03 10:16:40
風邪で耳鼻科にかかった際のレントゲンにて、上顎洞内に何か映っていると言われて、大学病院口腔外科に行きました。

改めて撮ったパノラマレントゲンには、上左5,6,7,8当たりの根あたりから上顎洞内にかけて白いものが映っていました。

診断の結果、

「歯や骨と同じ白さで映っている。
顎の骨だと思う。
長い時間がかかって骨が増殖してきたもので、基本的には経過観察で大きくならなければそのままおいておいても大丈夫」

と言われました。

ただし、

「骨なので急には大きくならないと思うが、経過観察中にどんどん大きくなるようなら顎骨の切除と4本の抜歯
悪性なら、その猶予無く手術です。」

と言われましたが

「この大きさで、腫れや痛みも無い事から悪性の可能性は低いですが」

との事でした。

事実、過去にも現在にも腫れたり違和感や痛みを感じた事はありません。
今回歯に電流を流す検査も正常でした。
確定診断と病名を付けるためとの事で、来週に生検の予定です。


質問ですが、悪性の可能性も低く、骨の増殖で現状は経過観察する予定のものを生検する必要はあるのでしょうか?

仮に生検は必要として、生検は歯茎を切り顎の骨にドリルで穴をあけて、その奥が硬ければ更にドリルで削り取ると聞きました。
腫れるそうで怖いです。

生検することによって歯の根が感染を起こして、病状が悪い方に変化することはないでしょうか?
そこが一番心配です。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-04-03 10:49:02
・歯の根が感染を起こして

その部は、避けて行いますから大丈夫でしょう。

断ることもできますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひななんさん
返信日時:2019-04-03 11:13:26
ご返信ありがとうございました。

断ることもできるとの事ですが、その際は当然自己責任ですよね。
この場合、やはり悪性か否か、病名は何かを知る事が経過観察に必要とゆう判断なのでしょうか。

感染を起こしやすい部分とゆうのは、決まっているのですか?
そこを避ければ感染は起きないとゆうことでしょうか。
回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-04-03 12:37:54
いずれにしても経過観察が必要でしょうね。
感染しやすい場所というのは、生体の防御機構上、特別な場合を除き、特にないはずですよ。
この場合も特別なことはないでしょう。

生検は手術的侵襲を伴うことですから、感染はゼロとは言えません。

検査による得られた情報が侵襲の危険性を上まると、判断しているのでしょう。
それに対してはとやかく言えませんから、あとはご自分の判断でしょう。

参考にならないかもしれませんが、社会的ルールにのっとれば、限度ということです。


上顎洞内に何か映っていると言われて、大学病院口腔外科に行きました。

とのことで、対診を求められたということでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひななんさん
返信日時:2019-04-03 12:58:22
現状では経過観察は、当然と思っています。

事の経緯は、鼻風邪副鼻腔炎の心配から開業医の耳鼻科へ行って、レントゲンを撮りました。

そこで指摘され、CTを撮るのに総合病院の耳鼻科を紹介され、そこからこれは歯科の範疇とゆうことで大学病院口腔外科へ紹介されました。

大学病院で改めてパノラマレントゲンを撮りました。
CTも撮りましたが、結果はまだ聞かされていません。

素人ながら色々と調べたら、骨の増殖は感染しやすいので、症状がなければなるべく生検は避けた方が良い、とゆうような一文を何度か見かけて気になってしまっています。
助言 助言1
助言者: ネッドさん
助言日時:2019-04-03 14:02:22
【※編集部注】こちらは一般の方からの情報です。
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*************

回答者ではありませんが

レントゲン、CT等の画像診断でわかる事は「悪性腫瘍である可能性は低い」と言う事だけです。
可能性は低くても悪性である可能性もあるわけです。

医療者側としては追加の検査をしないで経過観察した結果、より進行した状態の悪性腫瘍が見つかる事は避けたいのです。
(生検で悪性とわかれば、経過観察ではなくすぐに治療を行う事になります)

質問者さんが数か月後の検査でより進行した状態の悪性腫瘍が発見された時に、「あの時に追加の検査を受けていれば・・」とか「あの時に追加の検査をしてくれなかったから進行した」等の思いに苛まれる事が無いのでしたら生検を断ればよろしいと思います。

考えられる最悪な事態は、感染する事ではなく経過観察をしている間に悪性腫瘍が根治が困難なほど進行してしまう事です。
可能性は低くても、重篤な病気である可能性がある事を理解した上で、ご自身で検査を受けるか受けないか決めればよろしいのですが、基本的には実際に診察された医師(歯科医師)から勧められた検査は受けておいた方が良いと思います。
回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-04-03 14:44:42
・「基本的には経過観察で大きくならなければそのままおいておいても大丈夫」
と言われました

でしたら、医療者側としたら、

(最悪のことも考えると生検しておくという方法もあります。
すべてをお伝えしたつもりですが、どうなさいますか)

というような、もって行き方をしてもらいたかったですね。

それでも疑問は生じたかもしれません。
昔、口腔外科医局員であった私のコメントでした。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひななんさん
返信日時:2019-04-03 16:38:34
ネッドさん、ご助言有難うございました。

確かに、生検しないで悪性の可能性を残したままだと、経過観察中もハラハラしていないといけないとは思います。

先生は、お二人おられて、診断医?の先生には腫れや痛みが無いから、まず大丈夫だろうと言われました。

その後、もう一人の執刀医?の先生に悪性の可能性を聞いた時、まあ、骨なので大丈夫だとは思います。との事でした。
そして、では念の為にするのですか?と伺うと、確定診断と病名を付けるためです。
と言われてそれ以上は聞けませんでした。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひななんさん
返信日時:2019-04-03 16:52:06
松山先生

ご相談に付き合っていただいてありがとうございます。

何しろ、今まで歯科では軽い虫歯程度の治療で、半年に一度、クリーニングを兼ねた定期健診をして問題なかったので、突然の事にパニック状態になっています。(定期健診では、レントゲンは撮っていなかったです。)

先生は、お二人おられて、診断医?の先生には腫れや痛みが無いから、まず大丈夫だろうと言われました。
確か、エナメル上皮腫ですか?と、訊ねた時、そうゆう風な腫瘍ではないとも言われたと思います。

その後執刀医?の先生に生検をします、と言われて、悪性の可能性が在りますか?と聞いた時は、骨なので、大丈夫だとは思いますがと言われたので、では念の為にするのですか?と伺うと、確定診断して病名を付けないといけないからですと言われ、それ以上は聞けませんでした。

おっしゃるように帰宅してから、色々と疑問がわいてきてしまっています。
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-04-03 17:01:33
診断と病名は同じような意味合いですが、臨床診断は○側上顎臼歯部(上顎洞基底部)上顎洞内異所性骨硬化症の疑い、などのように、病理組織診断により正常骨組織というところになるのでしょう。(あなたの事を診断しているわけではないですよ)

○○の疑いとしたのは、経過を見なければわからない時、他に鑑別診断を要するものがあるとき、とにかくその時には判定出来ないときに用いるのですが、医療者としてきちんと頭の中で整理されていて、臨床経験(患者さん対応も含めて)が豊富であれば、行き違い的なことは生じなかったでしょう。

お互い、全ての疑問に対処できなことは仕方のないことでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひななんさん
返信日時:2019-04-03 17:37:25
そのような、臨床上の診断もハッキリとは聞いていません。

総合病院の耳鼻科で撮ったCTが見づらいとの事で、改めてCTを撮りましたが、その結果もまだ聞いていません。

生検直前に、説明があるのでしょうか?
その時に、疑問を聞いて生検を延ばすとゆうことができるのでしょうか。

確か、いますぐどうこうとゆうわけでは無いと言われたので、生検前に再度予約を取って聞きに行った方が良いのかとも思っています。
回答 回答5
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-04-03 17:52:35
あなたの考えかた次第です。
これだけ付き合ったのですから。

この様なときの考え方は、自分が一番大事な事なのですから、今それに沿って、重要なことはなんなのか、二番目はなにかぐらいに絞って、どうしたらよいかを考えるのです。


・臨床上の診断もハッキリとは聞いていません。

(顎の骨だと思う。長い時間がかかって骨が増殖してきたもので)としていますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひななんさん
返信日時:2019-04-03 18:34:13
大変すみません、つい甘えて長々と相談を引き延ばしてしまいました。

松山先生のお返事を読み直し、冷静になって考えてみようと思います。
この度は、ありがとうございました。



タイトル 経過観察する予定の顎骨を生検する必要性とリスクについて
質問者 ひななんさん
地域 非公開
年齢 53歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 口腔外科関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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