虫歯が神経に達しているC3でも神経を残すことができますか?
相談者:
アヤメぼたんさん (32歳:女性)
投稿日時:2019-04-26 17:48:35
回答1
メイクスマイル歯科(東京都文京区)の森田です。
回答日時:2019-04-26 21:10:29
アヤメぼたん さん、こんばんは。
>削ってみて、歯髄(神経)にまで虫歯が感染してることがわかったとします。
>そうしたらもう神経を残すことは不可能でしょうか?
>感染してない部分だけ残して貰うことができる医院はあるのでしょうか?
永久歯では歯髄に感染してしまった場合、歯髄が死んでしまうことが多いので、基本的に抜髄になってしまいます。
3Mix−MP法という方法を行うことで、抜髄を回避できることもあるようですが、一般的な治療法ではなく歯医者によって評価が異なっています。
参考⇒3Mix-MP法
歯髄が感染している場合、根管治療になることが多いと思いますので、自費治療になりますが根管治療の専門の先生がいらっしゃいますので、専門の先生とご相談頂いても良いかと思います。
参考になれば幸いです。
>削ってみて、歯髄(神経)にまで虫歯が感染してることがわかったとします。
>そうしたらもう神経を残すことは不可能でしょうか?
>感染してない部分だけ残して貰うことができる医院はあるのでしょうか?
永久歯では歯髄に感染してしまった場合、歯髄が死んでしまうことが多いので、基本的に抜髄になってしまいます。
3Mix−MP法という方法を行うことで、抜髄を回避できることもあるようですが、一般的な治療法ではなく歯医者によって評価が異なっています。
参考⇒3Mix-MP法
歯髄が感染している場合、根管治療になることが多いと思いますので、自費治療になりますが根管治療の専門の先生がいらっしゃいますので、専門の先生とご相談頂いても良いかと思います。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
アヤメぼたんさん
返信日時:2019-04-26 21:26:55
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2019-04-27 14:07:05
相談者からの返信
相談者:
アヤメぼたんさん
返信日時:2019-04-28 19:30:40
藤森先生、返信をくださってありがとうございます。
あれからいろいろ調べて、従来の治療に比べてなるべく神経を温存できる可能性がある治療法があることを知り、そこにかけてみようと思いました。
3mix法、ドッグベスト、MTAセメントなどがあることがわかりましたが、どれがいいのかも自分では判断がつかず、やはりもう一度、その方法を取り扱っている医師のところに受診をしてみたいと思います。
神経を残す残さないの判断は難しいと聞き、際どい場合は先生によっても判断が違ってくるのかなと感じました。
とりあえず近くの医院に行ったのですが、一ヶ所で神経をとるしかないと言われても、また違う医院では取らずに治療をしてもらえるかもしれないのですかね?
治療をしてくださる医師の力量によっても変わってくるのでしょうか、医院選びにも迷ってしまいます…。
あれからいろいろ調べて、従来の治療に比べてなるべく神経を温存できる可能性がある治療法があることを知り、そこにかけてみようと思いました。
3mix法、ドッグベスト、MTAセメントなどがあることがわかりましたが、どれがいいのかも自分では判断がつかず、やはりもう一度、その方法を取り扱っている医師のところに受診をしてみたいと思います。
神経を残す残さないの判断は難しいと聞き、際どい場合は先生によっても判断が違ってくるのかなと感じました。
とりあえず近くの医院に行ったのですが、一ヶ所で神経をとるしかないと言われても、また違う医院では取らずに治療をしてもらえるかもしれないのですかね?
治療をしてくださる医師の力量によっても変わってくるのでしょうか、医院選びにも迷ってしまいます…。
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2019-04-28 21:22:53
歯髄の状態に関する診査が少し不足しているのか質問内容に含まれていないのかはわかりませんが、もう少し情報が欲しいと思います・
自発痛の有無、種類、持続時間
誘発痛の有無、種類、持続時間
電気診、温度診 等々
歯髄の状態によっては歯髄を保存する方法、あるいは抜髄を回避する方法は各種あると思います。
間接覆髄
歯髄温存療法
直接覆髄
断髄 など
自発痛の有無、種類、持続時間
誘発痛の有無、種類、持続時間
電気診、温度診 等々
歯髄の状態によっては歯髄を保存する方法、あるいは抜髄を回避する方法は各種あると思います。
間接覆髄
歯髄温存療法
直接覆髄
断髄 など
相談者からの返信
相談者:
アヤメぼたんさん
返信日時:2019-04-28 21:59:07
柴田先生、ご回答してくださりありがとうございます、状態によっては歯髄を保存できるかもしれないと聞き、希望が持てました。
痛みは普段は無く、虫歯であることも忘れている感じで日常生活をしています。
良く聞くような夜も寝られない程の痛みというのは経験したことが無い状態です。
ただ、左奥歯で物を噛むとズキッと痛みが走るので左側ではものを噛んでいません。
また、左奥歯の部分を舌で吸うようにすると、激痛が走ります。
たまにじんじんと鈍い痛みが続くことはあります。
冷水が凄く沁みて痛いです。
一ヶ所の歯医者では、
「この状態ならば、自分ならば神経を取る判断をするが、もしかしたら探せば、残す治療をしてくれるところもあるかもしれない。」
と言われました。
でも、次に行ったところでも、
「象牙質で止まっていれば良かったが、神経の部分にまで虫歯が達してしまっているので、神経は取らないといけないと思う」
と言われました。
取ることに同意できず、かと言って、取らない治療をしてくれるという医院も探せず、動けないまま月日が経ってしまっています。
冷水で痛いと感じると神経は死んではいないようなので、自分としては、感染してる部分は取らなければいけなかったとしても、感染していない神経の部分だけでも、取らずに残してもらえないのだろうか、という気持ちがありました。
神経を全て取ると、脆くなると聞いたので…。
痛みは普段は無く、虫歯であることも忘れている感じで日常生活をしています。
良く聞くような夜も寝られない程の痛みというのは経験したことが無い状態です。
ただ、左奥歯で物を噛むとズキッと痛みが走るので左側ではものを噛んでいません。
また、左奥歯の部分を舌で吸うようにすると、激痛が走ります。
たまにじんじんと鈍い痛みが続くことはあります。
冷水が凄く沁みて痛いです。
一ヶ所の歯医者では、
「この状態ならば、自分ならば神経を取る判断をするが、もしかしたら探せば、残す治療をしてくれるところもあるかもしれない。」
と言われました。
でも、次に行ったところでも、
「象牙質で止まっていれば良かったが、神経の部分にまで虫歯が達してしまっているので、神経は取らないといけないと思う」
と言われました。
取ることに同意できず、かと言って、取らない治療をしてくれるという医院も探せず、動けないまま月日が経ってしまっています。
冷水で痛いと感じると神経は死んではいないようなので、自分としては、感染してる部分は取らなければいけなかったとしても、感染していない神経の部分だけでも、取らずに残してもらえないのだろうか、という気持ちがありました。
神経を全て取ると、脆くなると聞いたので…。
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-04-29 22:53:35
こんにちは。
一般的には感染が酷くないうちに抜髄されるケースだと思います。
歯科医院で大きな虫歯が出来ていて神経まで達していると言われておられるのですから、虫歯を除去するうちにろ髄してしまうので抜髄(神経の処置に入ること)になる場合が多いと思います。
もしも不完全な処置をされてしまうと、術後から痛みが酷くなったり感染根管にしてしまうので予後が悪くなってしまうからです。
もしも、抜髄せずに歯髄を温存しようとすると、感染象牙質や軟化象牙質を一時的に温存して、3mixやドッグスベストや水酸化カルシウム製剤を暫く置いて(覆髄)、完全なシーリングにより外部刺激を遮断しておき、第2第3象牙質ができるのを約半年程度待った上で再治療を行う方法があると思います。
3mixは抗菌剤の薬効を期待したもので、ドッグスベストは銅の制菌作用を期待したもので、水酸化カルシウム製剤はアルカリ性による殺菌作用を期待したものだと簡単には言えると思います。
それぞれの方法を成功させるためには細かいコツがあるので、習熟した歯科医院で行ってもらうのがよいでしょう。
最終的には虫歯は完全に取り除かれ強固なシーリングが必要だと思いますから、強度や接着に疑問が残る製剤は取り除かれ最終治療を完成させてもらうのが、長期的予後を良好にするためには必要なのではないかと思います。
再受診が必要だと言われた場合は、痛みが生じなくてもきちんと治療を完了してもらうのがよいと思います。
MTAセメントの場合は次回アプローチする際歯髄を温存しての治療は困難なものが多くなるので一度の治療で終わるために術野の孤立や殺菌消毒、汚染物の除去までしっかり行ってもらう必要があるのではないかと思います。
水酸化カルシウム製剤以外は保険適用されていないものもありますから、用いられる場合は事前にしっかり説明してもらえると思います。
歯髄温存を希望される事を伝えられ、いずれの方法でも良いので早めに治療してもらうほうがよいと思います。
どの治療法でも術後に痛みが出て、抜髄が必要になる可能性は治療が遅ければ遅いほど高くなるでしょう。
一般的には感染が酷くないうちに抜髄されるケースだと思います。
歯科医院で大きな虫歯が出来ていて神経まで達していると言われておられるのですから、虫歯を除去するうちにろ髄してしまうので抜髄(神経の処置に入ること)になる場合が多いと思います。
もしも不完全な処置をされてしまうと、術後から痛みが酷くなったり感染根管にしてしまうので予後が悪くなってしまうからです。
もしも、抜髄せずに歯髄を温存しようとすると、感染象牙質や軟化象牙質を一時的に温存して、3mixやドッグスベストや水酸化カルシウム製剤を暫く置いて(覆髄)、完全なシーリングにより外部刺激を遮断しておき、第2第3象牙質ができるのを約半年程度待った上で再治療を行う方法があると思います。
3mixは抗菌剤の薬効を期待したもので、ドッグスベストは銅の制菌作用を期待したもので、水酸化カルシウム製剤はアルカリ性による殺菌作用を期待したものだと簡単には言えると思います。
それぞれの方法を成功させるためには細かいコツがあるので、習熟した歯科医院で行ってもらうのがよいでしょう。
最終的には虫歯は完全に取り除かれ強固なシーリングが必要だと思いますから、強度や接着に疑問が残る製剤は取り除かれ最終治療を完成させてもらうのが、長期的予後を良好にするためには必要なのではないかと思います。
再受診が必要だと言われた場合は、痛みが生じなくてもきちんと治療を完了してもらうのがよいと思います。
MTAセメントの場合は次回アプローチする際歯髄を温存しての治療は困難なものが多くなるので一度の治療で終わるために術野の孤立や殺菌消毒、汚染物の除去までしっかり行ってもらう必要があるのではないかと思います。
水酸化カルシウム製剤以外は保険適用されていないものもありますから、用いられる場合は事前にしっかり説明してもらえると思います。
歯髄温存を希望される事を伝えられ、いずれの方法でも良いので早めに治療してもらうほうがよいと思います。
どの治療法でも術後に痛みが出て、抜髄が必要になる可能性は治療が遅ければ遅いほど高くなるでしょう。
相談者からの返信
相談者:
アヤメぼたんさん
返信日時:2019-04-29 23:33:04
船橋先生、抜髄を回避できるかもしれないそれぞれの方法について、とても詳しく教えてくださってありがとうございます。
神経にまで達している状態の虫歯であれば、無理に歯髄を残そうとしても、根管にまで感染してしまうかもしれないリスクがあるのですね。
最初の医院で、
「自分が処置するならこれは抜髄するが、もしかしたら探せば、歯髄温存する方向での治療をしてくれる医師もいるかもしれない。」
と言われたため、どうしても希望を捨てきれずに時間だけが過ぎてしまいました。
でも時間が経つほど悪化していくので、早急に何か治療をしてもらわなければいけないのだとわかりました。
歯髄温存の治療をされている医院にかかり、歯髄温存できるならばしたい希望があることを伝えて、先生の判断を仰ぎたいと思います。
神経にまで達している状態の虫歯であれば、無理に歯髄を残そうとしても、根管にまで感染してしまうかもしれないリスクがあるのですね。
最初の医院で、
「自分が処置するならこれは抜髄するが、もしかしたら探せば、歯髄温存する方向での治療をしてくれる医師もいるかもしれない。」
と言われたため、どうしても希望を捨てきれずに時間だけが過ぎてしまいました。
でも時間が経つほど悪化していくので、早急に何か治療をしてもらわなければいけないのだとわかりました。
歯髄温存の治療をされている医院にかかり、歯髄温存できるならばしたい希望があることを伝えて、先生の判断を仰ぎたいと思います。
タイトル | 虫歯が神経に達しているC3でも神経を残すことができますか? |
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質問者 | アヤメぼたんさん |
地域 | 大阪 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ |
虫歯治療 3Mix-MP法 覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。