歯科矯正後、親知らずを移動させた奥歯(右上7番)の痛みと動揺
相談者:
たがわたまさん (31歳:女性)
投稿日時:2019-05-05 12:51:58
不安なので相談させてください。
歯科矯正を行い、装置を外して一年半経ち、現在は夜間のみリテーナーを装着しています。
矯正をする際、右上の7番に大きな虫歯ができていたため、それを抜歯し、その隣にあった親知らずを矯正で7番の位置に移動させる方法をとりました。
最近になって、ガムや少し硬いものを噛むときに、その7番(元親知らず)が痛むように感じ、指で触ってみたところ、動揺していることに気づきました。
この7番(元親知らず)の噛み合わせに関しては、装置を外す際に担当医の先生が削って調節してくださったのですが、また噛み合わせに問題が生じているということでしょうか?
またこの歯の動揺は、噛み合わせを治すことによって改善されるのでしょうか?
それと、このように本来親知らずだった歯を7番として使用すると、噛み合わせの問題やその他の問題も起こりやすいのでしょうか?
歯科矯正を行い、装置を外して一年半経ち、現在は夜間のみリテーナーを装着しています。
矯正をする際、右上の7番に大きな虫歯ができていたため、それを抜歯し、その隣にあった親知らずを矯正で7番の位置に移動させる方法をとりました。
最近になって、ガムや少し硬いものを噛むときに、その7番(元親知らず)が痛むように感じ、指で触ってみたところ、動揺していることに気づきました。
この7番(元親知らず)の噛み合わせに関しては、装置を外す際に担当医の先生が削って調節してくださったのですが、また噛み合わせに問題が生じているということでしょうか?
またこの歯の動揺は、噛み合わせを治すことによって改善されるのでしょうか?
それと、このように本来親知らずだった歯を7番として使用すると、噛み合わせの問題やその他の問題も起こりやすいのでしょうか?
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-05-05 16:43:18
7番抜歯前に、「その隣にあった親知らず」の歯の形態、大きさについて説明がありましたか。
具体的には歯根が充分に発達している事(できれば複数根、根が張るというように表現されるような、開いていて、太さ、長さが充分とまでは行かなくても咬合圧になんとか耐えられそう)、などです。
親不知は退化傾向にありますから、矮小形が多く、せっかく矯正移動させても役に立つ(上記咬合圧に耐えられる)ものでなくてはいけません。
経験上、矯正治療を必要とするケースは、顎全体が小ぶりで、それに伴い歯も頑丈でない(親知らず)事が殆どです。
ですから、7番抜歯部位に矯正移動させても、機能的にしっかりと役立つかは、心許無いこととが多いものです。
その他の要因としては、周囲歯槽骨のボリュームが充分なのか、少ないですが周病などでしょうか。
咬みあわせに関しては、親不知が傾斜した状態で矯正が終わっていないか、嵌合状態が咬合学的に問題がないかということになります。
7番の虫歯が大きいとはいえ、歯髄に達する・歯根部まで虫歯が達しているなどの、将来マイナス面が露呈する恐れがあるようなケースでなければできれば、保存したいものです。
7番抜歯、6番後方移動、8番
8親不知を残存させるというような、矯正症例報告がありますが、疑問です。
ながくなりましたが、結局のところ診ないと、わからないということになるでしょう。
具体的には歯根が充分に発達している事(できれば複数根、根が張るというように表現されるような、開いていて、太さ、長さが充分とまでは行かなくても咬合圧になんとか耐えられそう)、などです。
親不知は退化傾向にありますから、矮小形が多く、せっかく矯正移動させても役に立つ(上記咬合圧に耐えられる)ものでなくてはいけません。
経験上、矯正治療を必要とするケースは、顎全体が小ぶりで、それに伴い歯も頑丈でない(親知らず)事が殆どです。
ですから、7番抜歯部位に矯正移動させても、機能的にしっかりと役立つかは、心許無いこととが多いものです。
その他の要因としては、周囲歯槽骨のボリュームが充分なのか、少ないですが周病などでしょうか。
咬みあわせに関しては、親不知が傾斜した状態で矯正が終わっていないか、嵌合状態が咬合学的に問題がないかということになります。
7番の虫歯が大きいとはいえ、歯髄に達する・歯根部まで虫歯が達しているなどの、将来マイナス面が露呈する恐れがあるようなケースでなければできれば、保存したいものです。
7番抜歯、6番後方移動、8番
8親不知を残存させるというような、矯正症例報告がありますが、疑問です。
ながくなりましたが、結局のところ診ないと、わからないということになるでしょう。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-05-05 17:06:54
こんにちは。
矯正治療はやって終わりではなく、経過を観察し問題が生じていれば必要な調整がなされるはずですから、おかかりの歯科医院に再受診され診断を受けることが大切だと思います。
動揺が起きている理由は色々考えられますから、その為に診察してもらう必要があるのです。
ネットではあれこれ可能性が上がりますが、該当しないのであれば役立たない情報でご心配が増えるでしょう。
7番を抜歯して親知らずを移動させる事も出来ますが、元々あった歯とは違いますから、合いにくいので出来るだけ7番は保存する方向で治療したほうが望ましいとは思いますが、御本人のご希望もあったのでしょうか?
治療計画を立てるうえで想像されるデメリットよりも、メリットが大きいと判断されてのことでしょうから、生じたデメリットはできるならば調整してもらうとよいでしょう。
矯正治療はやって終わりではなく、経過を観察し問題が生じていれば必要な調整がなされるはずですから、おかかりの歯科医院に再受診され診断を受けることが大切だと思います。
動揺が起きている理由は色々考えられますから、その為に診察してもらう必要があるのです。
ネットではあれこれ可能性が上がりますが、該当しないのであれば役立たない情報でご心配が増えるでしょう。
7番を抜歯して親知らずを移動させる事も出来ますが、元々あった歯とは違いますから、合いにくいので出来るだけ7番は保存する方向で治療したほうが望ましいとは思いますが、御本人のご希望もあったのでしょうか?
治療計画を立てるうえで想像されるデメリットよりも、メリットが大きいと判断されてのことでしょうから、生じたデメリットはできるならば調整してもらうとよいでしょう。
相談者からの返信
相談者:
たがわたまさん
返信日時:2019-05-06 14:28:44
松山先生、ふなちゃん先生、回答いただきありがとうございます。
7番抜歯の前に、親知らずの形態について具体的な説明は受けませんでした。
7番の虫歯についても、どの程度だったのか聞いていませんが、以前に治療している歯なので、残すとなれば再治療となる、将来的なことを考えると親知らずを残す方が良いだろうと担当の先生がおっしゃっていたので、そのようにお願いしました。
やはり、親知らずでは噛み合わせや咬合圧に耐えられないなど問題が起こりやすいのですね。
今となっては親知らずを残した方がメリットがあったと信じるしかないですが、悔いのない治療にするためにも、判断する根拠やメリットデメリットに関してよく聞いておくべきだということが分かりました。
ありがとうございました。
7番抜歯の前に、親知らずの形態について具体的な説明は受けませんでした。
7番の虫歯についても、どの程度だったのか聞いていませんが、以前に治療している歯なので、残すとなれば再治療となる、将来的なことを考えると親知らずを残す方が良いだろうと担当の先生がおっしゃっていたので、そのようにお願いしました。
やはり、親知らずでは噛み合わせや咬合圧に耐えられないなど問題が起こりやすいのですね。
今となっては親知らずを残した方がメリットがあったと信じるしかないですが、悔いのない治療にするためにも、判断する根拠やメリットデメリットに関してよく聞いておくべきだということが分かりました。
ありがとうございました。
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-05-06 18:15:50
メリットが上回るので7が抜歯されたはずです。
それはご安心されていて良いはずです。
歯科医師もわざわざ大変になる治療を好き好んでしないはずです。
意味がないのに苦労する治療法の提示はされないですよ。
調整が必要だろうというだけです。
再受診してご相談してください。
それはご安心されていて良いはずです。
歯科医師もわざわざ大変になる治療を好き好んでしないはずです。
意味がないのに苦労する治療法の提示はされないですよ。
調整が必要だろうというだけです。
再受診してご相談してください。
相談者からの返信
相談者:
たがわたまさん
返信日時:2019-05-06 22:56:28
タイトル | 歯科矯正後、親知らずを移動させた奥歯(右上7番)の痛みと動揺 |
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質問者 | たがわたまさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:7番(第二大臼歯) 歯がグラグラする 歯列矯正のトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。