静脈内鎮静を使用した水平埋伏智歯の抜歯費用について
相談者：
くさもちさん (49歳：女性)
投稿日時：2019-05-29 11:32:38
お世話になります。
右下奥の水平埋伏タイプの親知らず抜歯を検討しています。
不安症があるため、静脈内鎮静を希望していますが、かかりつけ医にうかがうと、静脈内鎮静を利用すると、親不知の抜歯治療自体が保健適用外となり、静脈内鎮静とあわせて6〜7万円かかる、とのお話がありました。
静脈内鎮静代は自費（1〜2万円）で支払い、親不知の抜歯は通常の保険適用だと思っていたのですが、（以前、静脈内鎮静を使った胃カメラ検査がそうだったため）これは歯科医院ごとの独自の料金体系なのでしょうか。
それとも、「静脈内鎮静＋親不知抜歯」の組み合わせはどこの歯科医院でも、すべての治療が自費扱いになることが多いのでしょうか。
また、静脈内鎮静が利用できなかった場合、抜歯前に抗不安薬（デパスなど）を服用することは一般的に問題ありますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
右下奥の水平埋伏タイプの親知らず抜歯を検討しています。
不安症があるため、静脈内鎮静を希望していますが、かかりつけ医にうかがうと、静脈内鎮静を利用すると、親不知の抜歯治療自体が保健適用外となり、静脈内鎮静とあわせて6〜7万円かかる、とのお話がありました。
静脈内鎮静代は自費（1〜2万円）で支払い、親不知の抜歯は通常の保険適用だと思っていたのですが、（以前、静脈内鎮静を使った胃カメラ検査がそうだったため）これは歯科医院ごとの独自の料金体系なのでしょうか。
それとも、「静脈内鎮静＋親不知抜歯」の組み合わせはどこの歯科医院でも、すべての治療が自費扱いになることが多いのでしょうか。
また、静脈内鎮静が利用できなかった場合、抜歯前に抗不安薬（デパスなど）を服用することは一般的に問題ありますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
回答1
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時：2019-05-29 11:51:08
静脈内鎮静すると外科手術時は眠る状態ですから、その時には楽に感じるかと思いますが、手術が終わって鎮静が醒めた後は、局所麻酔が切れて通常通りの手術後の炎症反応が出ますので、その点に関しては、期待し過ぎないようにご注意願います。
簡単に言い換えると、手術自体が丁寧で腫れないように痛くならないように処置していただけるのか否かで、結果はかなり変わってしまいます。
現在では、そう言う手技もかなり発展して来ていますから、そう言う場合には、鎮静処置は必要ない、と言う患者さんも良くいます。
鎮静処置に関しては、患者さん側の期待過剰な面が非常に強いので、ご用心なされることを心に留めて置いて下さい。
静脈内鎮静が保険適応なのかどうかは、その医院の届け出とか体制次第なのでは、と思います。
そう言うのが希望なら、大学病院等で受けられるのが良いのではないでしょうか。
又、他の方法として笑気麻酔と言うのもあり、そちらも保険でできる所もあるかと聴いています。
最後に余計は一言かも知れませんが、意識のない所で何されてるのか分からない、がどの程度安心出来るのか否か?よくよくお考え下さい。
私が患者さんから言われた言葉です。
分からない所で、何されてるのか不安で嫌だ、とその方は言いました。
失礼しました。
簡単に言い換えると、手術自体が丁寧で腫れないように痛くならないように処置していただけるのか否かで、結果はかなり変わってしまいます。
現在では、そう言う手技もかなり発展して来ていますから、そう言う場合には、鎮静処置は必要ない、と言う患者さんも良くいます。
鎮静処置に関しては、患者さん側の期待過剰な面が非常に強いので、ご用心なされることを心に留めて置いて下さい。
静脈内鎮静が保険適応なのかどうかは、その医院の届け出とか体制次第なのでは、と思います。
そう言うのが希望なら、大学病院等で受けられるのが良いのではないでしょうか。
又、他の方法として笑気麻酔と言うのもあり、そちらも保険でできる所もあるかと聴いています。
最後に余計は一言かも知れませんが、意識のない所で何されてるのか分からない、がどの程度安心出来るのか否か?よくよくお考え下さい。
私が患者さんから言われた言葉です。
分からない所で、何されてるのか不安で嫌だ、とその方は言いました。
失礼しました。
相談者からの返信相談者：
くさもちさん
返信日時：2019-05-29 16:50:03
松元先生
丁寧なご回答ありがとうございます。
先生のおっしゃる通り、確かに無意識下での治療というのも考えてみれば怖いですね。
ただ、鎮静から覚めた後の術後の腫れや痛みは覚悟しているのですが、過去に歯科治療やＭＲＩ検査の寸前で不安（予期不安というのでしょうか）に襲われ、動悸や冷や汗などで検査や治療がスムーズに行えなかった経験があります。
できればその術前の不安症状を鎮静剤で抑えたいと思いました。
静脈内鎮静の保険適応が、医院の届け出や体制次第というのも勉強になりました。
残念ながら現在の医院は笑気ガスも保険外とのことなので、大学病院を含めどこでどのような治療を受けるか、思い切って鎮静剤なしでトライしてみるか否か、今一度考えてみたいと思います。
抜歯前にデパスなどの抗不安薬を服用することについては、どのようにお考えになりますか？問題ありますでしょうか。
（もちろん事前に歯科医院にお話しした上での服用ですが…）
よろしくお願いいたします。
丁寧なご回答ありがとうございます。
先生のおっしゃる通り、確かに無意識下での治療というのも考えてみれば怖いですね。
ただ、鎮静から覚めた後の術後の腫れや痛みは覚悟しているのですが、過去に歯科治療やＭＲＩ検査の寸前で不安（予期不安というのでしょうか）に襲われ、動悸や冷や汗などで検査や治療がスムーズに行えなかった経験があります。
できればその術前の不安症状を鎮静剤で抑えたいと思いました。
静脈内鎮静の保険適応が、医院の届け出や体制次第というのも勉強になりました。
残念ながら現在の医院は笑気ガスも保険外とのことなので、大学病院を含めどこでどのような治療を受けるか、思い切って鎮静剤なしでトライしてみるか否か、今一度考えてみたいと思います。
抜歯前にデパスなどの抗不安薬を服用することについては、どのようにお考えになりますか？問題ありますでしょうか。
（もちろん事前に歯科医院にお話しした上での服用ですが…）
よろしくお願いいたします。
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時：2019-05-30 06:52:58
くさもちさんこんにちは。
右下奥の水平埋伏タイプの親知らず抜歯を静脈内鎮静法で検討しているのですね。
静脈内鎮静法や笑気麻酔は、歯科恐怖症と診断されれば大学病院等であれば保険のルールに伴い保険適応で抜歯していると思います。場合によっては全身麻酔で抜歯まで保険で行うこともあります。
抜歯前にデパスなどの抗不安薬を服用すると不安が取れ、安心して抜歯が出来る場合はあります。
親知らずの抜歯になれた先生によくご相談されるといいと思います。
右下奥の水平埋伏タイプの親知らず抜歯を静脈内鎮静法で検討しているのですね。
静脈内鎮静法や笑気麻酔は、歯科恐怖症と診断されれば大学病院等であれば保険のルールに伴い保険適応で抜歯していると思います。場合によっては全身麻酔で抜歯まで保険で行うこともあります。
抜歯前にデパスなどの抗不安薬を服用すると不安が取れ、安心して抜歯が出来る場合はあります。
親知らずの抜歯になれた先生によくご相談されるといいと思います。
回答3松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時：2019-05-30 14:38:04
デパスの服用は、気持ちを落ち着けるのと、寝たような感じになりますから、良いと思います。
私も、デパスではありませんが、ソラナックスと言う鎮静剤服用していただくことは良くしています。
これで充分ではないか、と私は思ってます。
私も、デパスではありませんが、ソラナックスと言う鎮静剤服用していただくことは良くしています。
これで充分ではないか、と私は思ってます。
相談者からの返信相談者：
くさもちさん
返信日時：2019-06-03 14:20:08
加藤先生、松元先生、
ご丁寧なご回答をありがとうございました。
かかりつけ医でもデパス服用は構わないとのことでしたので、それも踏まえて、どのような方法で治療を受けるか再検討したいと思います。
鎮静剤の利用、大学病院での扱い、抗不安薬の服用等、専門の先生方から貴重なご意見をいただき、大変勉強になるとともに、とても安心いたしました。
ありがとうございました。
ご丁寧なご回答をありがとうございました。
かかりつけ医でもデパス服用は構わないとのことでしたので、それも踏まえて、どのような方法で治療を受けるか再検討したいと思います。
鎮静剤の利用、大学病院での扱い、抗不安薬の服用等、専門の先生方から貴重なご意見をいただき、大変勉強になるとともに、とても安心いたしました。
ありがとうございました。
| タイトル | 静脈内鎮静を使用した水平埋伏智歯の抜歯費用について |
|---|---|
| 質問者 | くさもちさん |
| 地域 | 非公開 |
| 年齢 | 49歳 |
| 性別 | 女性 |
| 職業 | 非公開 |
| カテゴリ |
親知らずの抜歯 麻酔その他 全身麻酔による親不知の抜歯 水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず) |
| 回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。
