インプラントの脳のMRI・MRA検査への影響について

相談者: じぇりももさん (53歳:女性)
投稿日時:2019-06-07 16:39:30
こんにちは。
脳のMRI・MRA検査とインプラントについて教えてください。


左上の犬歯第1小臼歯第2小臼歯にインプラントを予定しています。
ストローマン・チタン・インプラント)

以前受けた脳ドックで小さな未破裂脳動脈瘤が発見され、年に一度、経過観察のため脳神経外科で脳のMRI・MRA検査を受けているのですが、医師にインプラントを入れることを話したところ、インプラントを入れると画像が乱れるので止めた方が良いと言われてしまいました。

かかりつけの歯科医師に相談したところ、インプラント学会の見解では「材質がチタンであれば問題ない」となっているとの説明がありましたが、脳神経外科医は安全面では問題なくとも画像の乱れ(アーチファクト)が起きて診断できなくなる可能性があると言います。

経過観察中の脳動脈瘤は左目の後ろあたりにあり、インプラントを入れる左上顎に近いからとも言われました。


3ステラの最新のMRIでの検査なのですが、小さなチタンインプラント2本で診断できないほど画像がゆがむものでしょうか?

ネットで調べても色々な意見があり、実際どうなのかが分かりません。


お忙しいところ申し訳ありませんがお教えください。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-06-07 19:24:17
結論から言うと問題ないでしょう。

私は、顎関節症でMRIを50枚近く撮ってもらっていますが、それほど位置関係がインプラントと変わらない、歯のクラウンで像に影響をきたしているのを、見たことがないからです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
助言 助言1
助言者: ネッドさん
助言日時:2019-06-08 02:09:22
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* 回答3で回答者の中本先生からネッドさんへの注意と助言内容の間違いが指摘されています。
歯科相談室:編集部)

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回答者ではありませんが

実際に脳動脈瘤の検査や治療を行っている脳神経外科医が万一の事を考えてインプラントする事に反対しているわけですよね?
仮に100人の歯科医が「多分大丈夫」と言っても、おかかりの脳神経外科医が納得する事はないと思います。歯科医師には脳動脈瘤に対する知見も責任も全くありませんが、おかかりの脳神経外科医には治療に関する責任があるからです。
ですからじぇりももさんの質問は歯科医師にしても意味がありません。
もし質問するとしたら放射線科の画像診断医に聞くのが適していると思います。

じぇりももさんにできることは
・インプラント治療はあきらめる
・万一検査に影響したら速やかにインプラントを撤去する段取りを付けて脳神経外科医にインプラント治療の了承を得る
(もちろんインプラント撤去にかかる時間だけ治療が遅れる事に対して発生するリスクも負う事になります)
・インプラント治療をしても問題無いという意見の脳神経外科医を探す
これらが現実的ではないでしょうか。

将来、脳動脈瘤の血管内治療を行う事になった場合は放射線を照射しながら治療する事になる可能性があります。当面の検査には影響しなくても将来の治療の時に問題になるかもしれません。おかかりの脳神経外科医としっかり連携をとる事が大事だと思います。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2019-06-11 11:20:08
少しだけ思う所を書かせていただきますが、医学科学は進みます。

今の時点での解決で終わり、と思われない方が良い、と思います。

欧米の学会に出ていて20年になりますが、そちらの意見では、今の見解でもそれほど影響出ることはない、と言う見解です。

もしそのようなことが幾つも起きていたら、学会で問題視され、取り上げられてる筈ですから。


なので、今の歯がなくなる問題にはインプラントで治して、脳の問題は今のレベルでも問題視されてないし、将来もっと進化しますから、解決する、と私は思っています。

その為に、海外の学会に私は行き続けてるんです。


ご参考になれば、幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: じぇりももさん
返信日時:2019-06-11 12:31:52
お忙しい中、貴重なご意見をありがとうございます。
どのご意見もたいへん参考になりました。
心より感謝致します。


インプラントを入れる気満々で抜歯したところ、このようなことになり凹んでいました。

ネットで調べたり、脳神経外科や専門の画像センタ−に問い合わをしたりしたものの、「影響がある」「影響はない」と意見が分かれ、ますます悩んでしまい・・・。


経過観察できなくなったら困ると思う反面、今後ずっと3本も歯のない状態で過ごすのもつらいと悶々としていました。
(現在もですが。)

オールジルコニアのインプラントが全てを解決してくれると思い、かかりつけの先生に相談したのですが、

「認可が下りていない治療。最近のものなので耐久性も不明。」

とのことでした。


欧米ではオールジルコニアのインプラント治療が普通に行われているとのことですが、日本では無認可なのですね。
残念です。

MRI・MRA画像への影響について更なるご意見を頂戴できればと思います。
また、オールジルコニアインプラントについてのご意見も頂戴できれば幸いです。


お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2019-06-11 14:16:50
じぇりももさん、こんにちは。

>MRI・MRA画像への影響について更なるご意見を頂戴できればと思います。

上記の件については、じぇりももさんもお調べになって分かった通り、明確なガイドラインが出ていないため、この場で詳細なコメントを得ることは困難かと思います。

この場合、個人的な感想として最も適切だと考える選択肢は、大学病院の受診です。

可能であれば、医学部と歯学部が併設されている大学病院が望ましいです。


医学部の脳神経外科、歯学部のインプラント科、医学部・歯学部双方(または一方でも)の放射線科との対診により、インプラント治療が可能であるかどうかの適切な判断がくだされると思います。

今回のケースでは、医科歯科連携が非常に重要であると考えます。

歯科医師の判断だけでインプラント治療は問題ないと断言できるものではなく、一方で、脳神経外科の医師も最新のインプラント治療(および治療後の画像検査の影響など)の情報が分からないと、適切な判断はできないように思います。


幸い、じぇりももさんのお住まいの地域には、複数の大学病院がありますので、かかりつけの歯科医院または脳神経外科の先生とご相談の上で、大学病院の紹介状を発行して頂くことをご検討されてみては、と思います。

ご参考になれば幸いです。



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ネッドさんへ

>歯科医師には脳動脈瘤に対する知見も責任も全くありません

第三者の方が、いい加減なことを書かないでください。

脳動脈瘤の病態を知ったうえで、脳動脈瘤の既往がある患者さんの歯科治療を行っている歯科医師は何人もいます。

また、医科歯科連携に力を入れておられる医師、歯科医師も多数存在します。

歯科医師は、脳動脈瘤を含めた全身的疾患を有した患者さんが歯科医療を受けられる際に、歯科医療によって全身的疾患を悪化させることがないよう最大限の留意を払います。

ネッドさんには以前にも指摘をした記憶がありますが、歯チャンネルは原則として、「他の相談者の投稿への書き込み禁止」となっています(ネッドさんもご存じのはずです)。

【必読】 相談者の注意事項


今回のあなたのコメントは、質問者に対する具体的なアクションまで記しており、明らかに第三者による逸脱した書き込みです。

もしネッドさんが医療関係者であるならば、実名で本サイトに回答者としてご登録の上、書き込みをされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: じぇりももさん
返信日時:2019-06-11 15:44:25
こんにちは。
有益なアドバイスをありがとうございます。


実際にMRIを撮られて問題ないというご意見、海外の学会での見解、医学は進歩しているのでこれで終わりではないというご意見。

そして、医学部と歯学部が併設されている大学病院の受診をという具体的なアドバイスを頂き、インプラントを前向きに検討して行きたいと力が湧いてきました。
(出口が見つからず少し諦めの気持ちになっていました。)

脳神経外科・歯科が併設されている大きな病院の受診を考えたこともあるのですが、診てくださっている脳神経外科・歯科の先生を信用していないようで、とても紹介状を書いて欲しいなどどお願いできないと思っていました。


しかしながら、中本先生の仰る通り、大学病院を受診することがこの問題を解決する一番の方法であり、近道なのですね。

お願いしづらいなどと思わず、先生に紹介状をお願いしてみます。


心より感謝致します。



タイトル インプラントの脳のMRI・MRA検査への影響について
質問者 じぇりももさん
地域 非公開
年齢 53歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
インプラントその他
歯科と全身疾患その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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