口腔外科で乳頭腫、悪性所見なしと言われても不安が続く

相談者: myu124さん (50歳:女性)
投稿日時:2019-06-12 02:38:23
舌根元の腫瘍をみつけ口腔外科へ行きました。

線維腫とのことで経過観察か切除かで切除をお願いし、病理検査の結果を聞いてきました。

結果は、乳頭腫、悪性所見なしとのこと。

今後の経過観察などはなく口腔外科の診察は終了。

本来ならすっきり一安心するところなのですが。


舌の奥、根元だった為か切除は腫瘍のみで腫瘍も完全には取りきれないとの話で再発の可能性も聞いてはいましたし、線維腫ならまた出来れば取って貰えば良いくらいに考えてたのですが。

帰宅後乳頭腫を調べて不安が増したためこちらでお聞かせください。


担当医師はほぼほぼ取った、残ってるとしたら1ミリとかでそれも浸潤?するような事をおっしゃってたのですけどどういう意味でしょう?

ネットなどでも不完全な切除は再発しやすく乳頭腫は悪性化もあるとのことですがどれくらいの確率なのでしょう?
前がん病変との扱いとのことでますます不安になってます。


それでも前がん病変で調べても出てくるのは白板症?悪性化への確率などもあるのですが、乳頭腫の前がん病変、悪性化については詳しいことが分からず、、お教えください。

再発したらまた考えればいいやと思いながらもガンって言葉がつくと不安で、今すぐにでも再度切除してでもすっきりしたいくらいの気持ちです。


長々と申し訳ありません。
心配性で悪いことばかり考えてしまって、見ないでおこうと思いながらネット見ては沼にはまってます。
助けてください。

よろしくお願いします


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2019-06-12 12:25:03
myu124さん、こんにちは。

舌のできものの処置後のことで、ご心配なことと思います。

インターネットで「乳頭腫」と検索されると、色々とご不安になると思います。

「乳頭腫は前癌病変で癌化する」と書かれているサイトもあると思います。


しかし、口腔粘膜に生じた乳頭腫は、現在では前癌病変として取り扱われてはいません。

そもそも「前癌病変」という概念自体が現在は変わりつつある内容であり、インターネット上のサイトの大部分は不正確な記載がなされています。


したがって、

>乳頭腫は悪性化もあるとのことですがどれくらいの確率なのでしょう?

上記の件は、myu124さんが気にされることではありませんので、この点はご安心ください。

ただし、良性腫瘍でも乳頭腫を含めて一部のものは、再発することがある点は事実です(再発=癌化ではないですよ!)。

その場合は、再度の処置が必要となります。


最後に、

>心配性で悪いことばかり考えてしまって、見ないでおこうと思いながらネット見ては沼にはまってます。

インターネットは諸刃の剣であり、インターネットに溢れている情報は玉石混合です。

しかし、優先すべき内容は、インターネット上の情報ではなく、実際の診察を経て伝えられた担当の先生のご意見です。

今回の診察・診療で、担当の先生から、

>今後の経過観察などはなく口腔外科の診察は終了

と言われたのであれば、まずは安心された上で、無用な情報に振り回されないよう意識することも大事です。

その上で、どうしてもご心配が払拭できないのであれば、再度受診を検討されることをお勧めします。

お大事になされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: myu124さん
返信日時:2019-06-12 13:16:53
中本先生へ

ご丁寧に教えていただきありがとうございます。

乳頭腫の悪性化の不安が大きかったので安心いたしました。
担当してくださった医師には乳頭腫については一切話を聞けないまま診察も終わり、特にかかりつけの歯医者などもない為こちらでご相談させていただいたのですが本当に良かったです。


ネットは便利ですが間違った情報もあることも分からず悪いことばかり信じ振り回されてばかり、、
本当にそうですね、実際に診察、治療していただいてる医師を信じないとダメですね。
今後も気をつけます。


乳頭腫について理解できましたし安心しました。
詳しくありがとうございました。

再発については乳頭腫に限らず良性腫瘍でも再発することがあるとのことも理解しましたが、それは完全に切除出来てた場合でもでしょうか?

質問にも書きましたように私のように不完全な切除だと再発する可能性はより高いと考えておいた方がいいのでしょうか?
それによってはかかりつけの歯医者さんなどを見つけて経過観察などお願いするようにした方がいいですか?

何度も申し訳ありません。

よろしくお願いします
回答 回答2
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2019-06-13 01:19:53
myu124さん、あらためまして。

>再発については乳頭腫に限らず良性腫瘍でも再発することがあるとのことも理解しましたが、それは完全に切除出来てた場合でもでしょうか?

>私のように不完全な切除だと再発する可能性はより高いと考えておいた方がいいのでしょうか?

良性病変の再発については複数のパターンが考えられます。

少々専門的な内容となりますが、簡潔にコメントします。

-------------------------

まず、「全て切除できていない(取り残しがある)ために再発するケース」について。

これは、良性腫瘍の中でも特に腫瘍の増殖能が高いものが該当するのですが、乳頭腫や線維腫はこれには該当しません。


また、

>担当医師はほぼほぼ取った、残ってるとしたら1ミリとかでそれも浸潤?するような事をおっしゃってたのですけどどういう意味でしょう?

とのことですから、そもそもmyu124さんのケースでは、取り残し自体、ほとんどないものと思われます(担当の先生が言われた「浸潤?」のくだりは、何のことなのかこの場では分かりません)。

いずれにしても、このケースについては心配する必要はないのではと、個人的には考えます。

---------------------------

次に、「全て切除できた(取り残しはない)けど再発するケース」について。

これは、一部の良性腫瘍は、専門的には「真の腫瘍(新生物)」というよりも、「腫瘍に似たような存在(過形成、反応性増殖、腫瘍類似疾患などと表現されます)」のものが存在します。

乳頭腫や線維腫などはこのタイプに該当し、舌をはじめ口の中の粘膜の特定部位に繰り返し刺激が加わると(例えば、いつも同じ部位を誤って噛んでしまったり、歯や入れ歯などが当たり続けたりすると)、それが誘因となって生じることがあります。

この場合は、一度切除によって全ての病変を取り残しなく除去できたとしても、同様の原因で再発(より正確にいうと、再発というよりは、新たに発症)することがあります。

これは決して悪性化や癌化とは異なりますので、この点についても過度に心配される必要はありません。

----------------------------

>かかりつけの歯医者さんなどを見つけて経過観察などお願いするようにした方がいいですか?

個人的な感想となりますが、myu124さんのケースですと、


>今後の経過観察などはなく口腔外科の診察は終了

となっているわけですから、別途ご自身でかかりつけの歯科医院で、乳頭腫に主眼を置いた経過観察をお願いするというのは、あまり現実的ではないようにも思います(もちろん、これとは別に定期的な歯科検診に行かれることは大事です)。

もし、今回の乳頭腫の発見のきっかけとなった症状と同じような症状が現れた場合に、口腔外科を受診するといった方向性でよいのではと、個人的には考えます。


お大事になされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: myu124さん
返信日時:2019-06-13 08:07:59
ご丁寧に詳しくお答えいただき感謝します

素人の私でもわかりやすくご説明いただき、再発のことにおいても理解出来ましたしモヤモヤが無くなりすっきりできました。

今まで全く意識もしてなかった口腔内のことでしたが、今回の件でネットなどで振り回されながらも多少は詳しくなったはず 笑
今後は変化に早く気付けるだろうから良かったと思うこととします。

歯医者嫌いで長年放置していた親知らずもこの機会に抜歯してもらい、きちんと歯科検診も行くようにしたいと思います。


結果が出てからもずっと不安でいた私がここまですっきりと不安が解消出来たのは中本先生のお陰です。

ご親切に対応して下さり本当にありがとうございました。
こういう場があって良かったです。



タイトル 口腔外科で乳頭腫、悪性所見なしと言われても不安が続く
質問者 myu124さん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 舌乳頭腫、舌繊維腫
舌のできもの
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

Total total
今日 今日
昨日 昨日