歯科では勧めていない45度傾ける歯磨き法をテレビが勧めるのはなぜ?

相談者: じゃっくんさん (49歳:男性)
投稿日時:2019-06-30 18:52:57
10年以上お世話になっている歯科があります。
そこでは歯ブラシ歯間ブラシ指導と歯石除去を主に受けてきました。
そこで習って以降は、親知らず以外はムシ歯にならず歯周病に悩まされることもなく大変感謝しています。

ひとつ疑問なのが歯ブラシを歯に当てる角度です。
テレビの歯ブラシの宣伝や雑誌の歯ブラシ特集記事などでは歯茎の方に45度で傾けてやる方法(バス法)を薦めていることが多い気がするのですが、その歯科で習うやり方とは違うので先生に聞いてみたところ、あの角度ではダメなのだそうです。

なぜダメなのかの説明も丁寧にしてくれて、それはとても納得のできるものでした。
(詳細はここでは省略します。)

そのあとネットでいろいろ調べてみたのですが、たしかにバス法はいい方法ではないという記事が複数存在しているのを知りました。
自分の実感としても、ありゃ駄目だと思います。

なぜあのような非合理的でセンスの悪い方法が雑誌記事、web記事等で薦められることが多いのでしょうか?
歴史のある古い方法ではあるみたいなのですが、いまどき本当にあのようなやり方で指導している歯科はあるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-06-30 21:59:16
こんにちは。

歯並びが皆さん違うので一人ひとりにあった歯磨き法を考えて指導することを歯科医院では行っていますが、一般的な話としては〇〇法という事で紹介される事が多いと思います。

実際に汚れを落とせるか?は一人ひとり個別にチェックする事になっていますからおかかりの歯科医院でチェックと指導を受けられるのが一番確実ですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: じゃっくんさん
返信日時:2019-06-30 23:12:15
ご回答ありがとうございます。

先生のところでは、ケースによってはバス法を推奨する場合もあるということでしょうか?
もしそうであれば、どういう場合に推奨されることがあるのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2019-07-01 13:00:37
こんにちは。

>なぜあのような非合理的でセンスの悪い方法が雑誌記事、web記事等で薦められることが多いのでしょうか?

大いに疑問でしょうね、原因は国家試験に出るからです、国家試験に出るという事は教えてもたったからです、つまり大学や歯科衛生士学校で習っているからです。

私の想像では大学教授がバズ法で磨いた後赤染をして磨けているかどうか確認したことがないからだと思います、もしやっていれば磨けないないことは一目瞭然でしょう。

これは私のところで新入社員が入ってきたときほとんどがバズ法で磨いていることからもわかります、しかし先輩に毛先磨きを教えてもらってバズ法ではすみずみまで磨けないのに気づきます。

先輩衛生士も入社したときは同じです。

歯磨きは〜法を覚えるのではなく磨ける方法を身に着けることです、この時毛先を使いこなせば落とせます、これは体験すれば納得できます。

もう一つ、歯周病の治療指針としてスケーリングというのがあります、歯周病の原因はプラークなのにスケーリングをします、スケーリングをしたところで歯磨きが上手になっていなければ歯周病は治りません、もちろん除石をするとプラークも一緒に落ちるので一時的に良なりますがプラークが落とせなければ元通りです。

つまり歯科衛生士は無意味なスケーリングをメインテナンスと称して延々と続けているわけです、このようなスケーリングをやらされて歯科衛生士は疲弊しているようです、また患者さんもそれに付き合ってせっせと通い歯医者に頼り切っています。


歯科医師や歯科衛生士はこれが正しいという教育を受けているわけですから困ったものです、フッ素塗布も同じ構造です。

要はお菓子の食べ過ぎをせず、それなりに磨けていて歯科医院を受診したとき磨き残しで歯肉が発赤していればそこの磨き方を身に着ければいいわけです。

歯科医も赤染をして自分の磨き残しを自覚すれば少しは改善すると思います。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-07-01 15:54:38
汚れが落ちているか?いないかが大切ですから結局毛先がちゃんと歯面に直角に当たっていなければ効率は落ちますよね。

バス法、スクラッピング法、フォーンズ法、ローリング法、つまようじ法等色々ありますが、用途、目的、条件にあった効率が良くて効果的な磨き方ができていればよいので集団指導ではない個別指導の場合は、何法で磨いてくださいという指導はあまりされないのではないかと思います。

歯垢染色液で染め出してちゃんと磨けているか?歯茎を傷めていないか?の確認と毛先をどうやって汚れ面に対して垂直に当てるか?の指導になると思います。

洗面台や水回りの細かい隙間の汚れをどうやって落としたら効果的か?というのと対して変わらないと思います。
大抵ブラシと研磨剤を使用しますし、もしかしたら薬液洗浄も使いますよね。
同じような感じです。


〉ケースによってはバス法を推奨する場合もあるということでしょうか?

バス法は歯面に45度の角度で歯ブラシを当てるので歯周病には効果的でしょうか。
元々45度に毛先をカットしている歯ブラシで小回りが効くものにワンタフトブラシがありますからそういうものを上手く使ってもらうほうが歯茎を傷付けず効果的だったりしますから歯ブラシがワンパターンしかないならばバス法でしておくと歯茎の炎症にも効果を期待できるよという程度だと思っておかれるとよいのではないでしょうか?

お口の状態によって歯間ブラシフロスが必要だったりしますし、時間短縮には音波ブラシが効率的だったりしますし、お口の状態を診て衛生士さんから指導が入ると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: じゃっくんさん
返信日時:2019-07-01 21:13:48
山田先生ありがとうございます。

あまり良いやり方でないものでも国家試験対策として覚えさせられるものがあるということですね。
国家試験合格の時点からなんの進歩もない歯科医衛生士さんはそれの欠陥にきづいていなくて、ちゃんと予防に真面目にとりくんでいる方々はそのやり方だとマズいと気づいているってことですか。

なるほど、すごく納得です。
「効果的な予防歯科をやっているかどうか」の判断基準にすらつかえそうですね。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: じゃっくんさん
返信日時:2019-07-01 21:17:55
ふなちゃん先生、コメントありがとうございます。
後半の文章がとても難解で、自分の国語力ではなかなか先生の意図を汲むのは難しかったです。

まあ、それはしょうがないとして、、
どういう理屈でバス法が歯茎炎症に効果が期待できるのかだけでもお教えいただけますか?
まさか、「炎症を悪化させるのに効果が期待できる」っていうブラックジョークではないですよね?
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-07-01 22:25:30
https://www.jda.or.jp/park/

こちらの歯科医師会のホームページにもバス法の事は書かれていますからご参照ください。

歯磨きの基本は一本ずつ丁寧に磨くことです。
でも、ご自身に適した磨き方があるので、歯科医師歯科衛生士に個別に指導してもらい、自分の今の状態に合った歯磨き法を習得される事が大切です。


補助ブラシとの併用が効果的な場合は多々ありますからそれらに関しても指導してもらうとよいでしょう。

〉どういう理屈でバス法が歯茎炎症に効果が期待できるのかだけでもお教えいただけますか?

毛先が歯周ポケットに一部入りますからね。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2019-07-02 09:00:04
>ちゃんと予防に真面目にとりくんでいる方々はそのやり方だとマズいと気づいているってことですか。

可能性はありますがお上に逆らうといろいろ注意を受けますのでよほどの覚悟がないと・・・。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: じゃっくんさん
返信日時:2019-07-03 23:20:18
山田先生ありがとうございます。

国家試験合格の時点からなんの進歩もないパターンもあるかもしれないし、ながいものに巻かれろ式に間違ったやりかたを間違いと言えずに言葉を濁してごまかす、っていうパターンがあるかもってことですか!?
それは悲しいことですね。

あと素朴な疑問ですが、バス法でやるときにたくさんある毛のうち一部が歯周ポケットにはいってもそれ以外の大部分が歯茎をこすったら結果として炎症を悪化させませんかねぇ。
一部が入るときに、それよりもはるかに多くの毛先がはぐきを突き刺してると思うのです。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2019-07-04 09:18:44
>間違いと言えずに言葉を濁してごまかす、っていうパターンがあるかもってことですか

保険診療の治療指針として推奨しています。

>それは悲しいことですね。

個人的には歯科衛生士スケーリングをしてくれると収入になるからだと考えています。

>バス法でやるときにたくさんある毛のうち一部が歯周ポケットにはいってもそれ以外の大部分が歯茎をこすったら結果として炎症を悪化させませんかねぇ

例のCMのCG映像だと思うのですが敷居じゃあるまいしポケットは歯をぐるりと囲んでいるので毛先があのように入ってかき出すとは考えられません、またプラークはねばねばの糊状のものであのような個体ではありません、歯ブラシを売るためのニセ画像です。

ポケットが4mm前後であれば炎症を起こすことはないと思います、それより毛先磨きで上手に磨けばポケット内3mm位は磨けるといわれています。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2019-07-04 11:41:34
じゃっくんさん、こんにちは

お二人の先生がかなり良く解説されていますが、違った観点から。

歯磨きに求められる要件は以下の2つです。

1)プラークがきちんと落とせること
2)歯や歯肉に害がないこと

1)に関しては、歯をきちんと磨くことであって、歯茎を磨いたりマッサージする必要はありません。
この事は19760年代に H. Löeらの一連の研究で証明されています。

2)に関しては短期的な害(歯肉を傷つける)、中期的な害(クレフトやフェイストゥーン)、長期的な害(歯肉退縮歯牙磨耗[歯牙の害についてはいくつかの意見があります])


歯磨き方法は2つの条件が満たされていれば良いのですが、現時点では誰が行っても2つに条件を満たす方法は一つもありません。
もし仮の2つの条件を満たす方法があれば、提唱されている多くの方法は1つに集約してくるはずです。

結論として、どのような方法でも良いので自分で磨いて、歯医者できちんと磨けているかのチェックを受けて、定期的にみてもらい害がないかを確認してもらうというのがベストでしょう。

ごく当たり前のことを言っているようで、人は上記のような曖昧な表現より、〇〇法がいいよというよう決め打ちする方が受け入れやすいようですが実際は「これ」というものはありません。


ただ、私の日常の臨床感覚として、磨けるのに磨いていないという患者さんの方が圧倒的に多いように思います。
来院時に磨けていなくても、何も説明せずにその場で磨いてもらえばほとんどの患者さんは綺麗に磨くことができます。
仮に磨き残しのある患者さんでも、ワンポイントでアドバイスをすれば磨けるようになります。

しかし、次回来院時にもう一度チェックすると、再び磨けていません。
でも、その場で磨いてもらえばきちんと磨けます。
その繰り返しになってしまう患者さんが多く見られます。

要は、磨き方よりも日常の生活習慣としてきちんと磨くということが定着する方が難しいようです。




タイトル 歯科では勧めていない45度傾ける歯磨き法をテレビが勧めるのはなぜ?
質問者 じゃっくんさん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯磨きに関する疑問
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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