左右下奥歯、e-maxインレーは銀歯より二次カリエスになりにくい?

相談者: ぱくぞうさん (32歳:女性)
投稿日時:2019-10-03 20:25:42
はじめまして。
2つご質問させていただきたいです。

現在、左右下奥歯親知らず抜歯済)をe-maxインレーにするか銀歯にするか迷っています。

通ってる歯科医院の医師は、見た目だけの違いだとおっしゃられました。

しかしネットで調べてみたところ、歯科医院のホームページなどでも、e-maxインレーの方が二次カリエスになりにくいと書いてあるところが多いのです。

それならe-maxインレーにしたいと思うのですが、実際どうなんでしょうか?

それとこれから妊娠出産を考えているのですが、出産時に食いしばったりした場合、e-maxだと割れる可能性があるのでしょうか?

お忙しい中申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-10-03 23:43:41
のは さん、こんにちは。

>ネットで調べてみたところ、歯科医院のホームページなどでも、e-maxインレーの方が二次カリエスになりにくいと書いてあるところが多いのです。

歯垢の付着し易さに差異があるという統計もあるようですが、だからといって、然程の根拠は無いように思います。

基本的には、誰が、どう施術するのかに依ることの方が、大きく左右するものと思います。


>出産時に食いしばったりした場合、e-maxだと割れる可能性があるのでしょうか?

可能性という意味では、メタルインレーの方が、破折し難いものと思います。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2019-10-04 00:25:03
はじめまして。

材質のみの比較においては、2次カリエスのなりやすさについての差は実質ほとんどないと考えて良いと思いますよ。

e.max等のセラミック系材料>天然歯質>メタル、レジンレジン系材料の順でプラークが付着しやすいという差はあるにはあるので、「セラミックの方が2次カリエスカリエスになりにくい」という言い方は出来ないこともないのかも知れません。

実際には治療の精度(削り方、型採りの仕方から起こる隙間や段差がないかや、接着操作の精確さなど)や日頃のプラークコントロールコントロール、口腔内環境(唾液の質、量、食事内容など)の影響の方が遥かに大きいと思います。


違う言い方をすると、材料の差よりもかける手間の差の方が2次カリエスに影響しやすい、ということになります。
本当にしっかりとした手間を術者も患者もかけることが出来れば、保険の材料でも十分長持ちさせることは可能なのですが、保険診療=時間はかけられないというのは残念ながら前提条件となってしまいます。

一般的には、保険治療を中心で行っている歯科医院だと、保険のメタルインレーを作る場合も自費の他材料のインレーを作る場合も同じ時間で行うことも多く、白い材料は、割れるなどの可能性含めて接着操作など、全般的に扱いがややデリケートになりますので、この場合は普段から使い慣れている材料(保険の材料)の方がむしろ無難とさえ言えると思います。

あるいは、同じ先生の治療であっても、自費の時だけは長めに時間を取るという先生もいらっしゃいますから(かける時間≒費用)、そういう場合なら自費の方がいい場合も出てくると思います。

なかなか確認はしづらいとは思いますが、客観的に予想するとしたら、

・自費を勧めない先生→保険がベター
・自費を勧める先生だが、保険治療の時と治療時間変わらない→保険がベター
・自費を勧める先生だが、保険治療の時よりも治療時間が長い→自費がベター
・安めの自費治療→保険がベター
・高めの自費治療→かける時間次第

という傾向になるのではないでしょうか?

そもそもがインレー治療は2次カリエスにはもっともなりやすい、難しめの治療とは言えますので、慎重に検討してみて下さいね。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぱくぞうさん
返信日時:2019-10-04 09:12:10
小林先生、渡辺先生、ご回答ありがとうございます。
説明が分かりやすくご丁寧でとても助かります。

先生の治療の精度、時間と手間をかけてくださるかどうかである事がよく理解できました。
口内環境の維持も大切だと改めて分かりました。


しかし調べていると下記文面も頻繁に見かけるので、もう一つだけご質問させてください。

銀歯は経年変化で変形や擦り減り、腐食を起こしやすい。

●銀歯は接着剤で歯に装着するが、この接着剤は銀歯と歯を接着させるとほんのわずかな接着層ができる。

●この接着層は、唾液で劣化していく。接着層が唾液で溶けていく過程で、銀歯の中には唾液中の虫歯菌も入っていき二次カリエスを引き起こす。

大抵、セラミック系材質であれば、変形などが起こらないし接着も隙間なくピッタリとできる。と書いてあります。。。

しかしこれも結局は銀歯だけではなく、セラミック系材質でも同じとゆう考え方でよろしいでしょうか?
お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2019-10-04 09:34:28
のはさん、こんにちは。

銀歯は経年変化で変形や擦り減り、腐食を起こしやすい。

銀歯で変形という事はあまりないかともいますが、すり減りや腐食は確かに起こってきます。

更に言えば、金属イオンの溶出と、それに伴う金属アレルギーのリスクも加味する必要はありますね。
私としてはこの金属アレルギーの方が、保険の銀歯最大の問題だと思っています。


●銀歯は接着剤で歯に装着するが、この接着剤は銀歯と歯を接着させるとほんのわずかな接着層ができる。

これはセラミックだろうが、保険の銀歯であっても変わりません。
ただ使用するセメントが変わってきますので、それによって接着剤の強度というか、持ちが変わってくることはありますね。


●この接着層は、唾液で劣化していく。
接着層が唾液で溶けていく過程で、銀歯の中には唾液中の虫歯菌も入っていき二次カリエスを引き起こす。

こちらについてもセラミックでも保険の銀歯でも変わらないとは思いますが、上記した通り接着剤の種類によって変わってきますね。


お二人の先生が書かれている通り、接着層云々よりも問題はその適合であったり、それを得るための手間の掛け方であったりの方が遥かに重要なファクターです。

ちなみに、適合については金属の方が合いやすいですよ。
加工が比較的簡単な材料ですからね。

だからこそセラミック素材で治療を行う時にはその適合を確保するためにしっかりと時間を取る必要が出てくるんです。


ご参考程度にしていただければと思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぱくぞうさん
返信日時:2019-10-04 10:07:50
三木先生、ご回答ありがとうございます。
ご説明が親切ご丁寧で本当に助かります。

銀歯でもセラミック系材質でも、二次カリエスのなりやすさは変わらない。
術者の腕、時間と手間をかけるかどうかとゆうことがよく分かりました。
ただし、銀歯は腐食し金属イオンの溶出が起こるのですね。。。



ちなみに何度も申し訳ありませんが、もう一つ教えていただきたいです。

先生方がおっしゃる手間とゆうのは、主に削る時間のことなのでしょうか?
型取りの仕方や時間なのでしょうか?

前に同じ歯科医師にe-maxインレーを入れてもらった人に聞いたところ、下記の事を言っておりましたが、これは手間をかけているうちに入りますでしょうか?
また、健康な歯を削ることも仕方ないことなのでしょうか?

●削る時間は変わらなかった。
(ファイバースコープ?顕微鏡?などは使用せず)

●型取りは上下ともすべての歯全体をとった。
歯科衛生士さんが施行。

●2週間後、自分の歯型の模型に出来上がったe-maxインレーがのっていた。

●はめてみると高く、噛み合う健康な歯を削られた。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2019-10-04 10:29:23
>主に削る時間のことなのでしょうか?
型取りの仕方や時間なのでしょうか?

私自身は削る時間は保険のものとあまり変わりません。
(ひょっとすると若干長くなってるかもしれませんが)
結局材料によって削る量は決まっていますので、その量を削るだけですので。

型取りの仕方や時間は結構変わります。
そもそも型取りに使う材料が違う為、その固まるまでの時間も長くなってきますので。


>これは手間をかけているうちに入りますでしょうか?
>また、健康な歯を削ることも仕方ないことなのでしょうか?

個人的な意見になりますが、残念ながらこれは全く手間をかけていないパターンのように感じます。
まぁかみ合わせ再現用の反対側の型取りを衛生士さんが行っている医院もありますし、実はその方が質の高いものが出来るという事もありますが・・・

ちなみに、削ったところの精密な型取りは、衛生士さんが行ってはいけない業務であり、完全な違法行為になります。

そして健康な歯を削られるというのは全然仕方なくないです。

それをしないでも良い様に材料毎に削る量が決まっているのですから・・・
もちろんかみ合わせやその歯の形態によって、どうしてもやらざるを得ないケースはもちろんありますが・・・普通はないですね。

今回の知人のケースが仕方ないものなのか、それとも技術不足によるものなのかは残念ながらここでは判断できません。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぱくぞうさん
返信日時:2019-10-04 12:09:29
三木先生、親切でご丁寧なご回答ありがとうございます。

削ったところの型取り歯科衛生士さんが行ってはいけない業務で、完全な違法行為になるんですね…
すごくショックを受けました。。。

歯科医によって考え方や技術、治療の仕方はもちろんのことですが、そんなところにも違いが出るだなんて。
怖いです。。


ここで質問させていただいて、本当に救われました。
ありがとうございます。

ちなみにその知人は、健康な歯を削られてしまい大変ショックだったそうです。
仕方ない事なのかなと思っていたそうですが。
しかもその健康な歯を削ったあとから、隣の歯との間に食べ物がよく挟まるようになってしまったそうです。

この歯科医では保険診療の銀歯にしようと思います。
しかし、銀歯にすることすら技術が大丈夫なのか心配です。


歯は大切なので転院も考えますが、現在は虫歯を削り仮蓋をしている状態で転院は可能なのでしょうか?

それともキリよく銀歯をはめてしまってから転院した方がいいでしょうか?

何度も申し訳ありません。。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2019-10-04 13:40:24
>削ったところの精密な型取り衛生士さんが行ってはいけない業務であり、完全な違法行為になります。

えっ!そうなんですか!?
これって明文化されているのですかね!?


>しかしネットで調べてみたところ、歯科医院のホームページなどでも、e-maxインレーの方が二次カリエスになりにくいと書いてあるところが多いのです。

イメージ的に同じ治療費で同じ熱量(情熱/仕事量)で治療を行えば、私的にはセラミックインレーよりメタルインレーの方が予後は良いような気はします。
 
メタルはセラミックと違い割れないですし、セラミックインレーは適合を良くする為には金属より削除量が大きくなりますしね。

保険治療費が安過ぎる為、自費治療への誘導でネットではこのようなことが書かれているのだと推測します。

ですので、同じ熱量で治療を行えば担当の先生がおっしゃる

>「見た目だけの違い」

は筋が通っていると思います。
 
歯科業界も不況ですし、少しでも売り上げを上げる為に自費と保険の差などが書かれていますが、材料による差というより治療費による「差」で結果にも差が出るということだと思います。


保険治療をしていない私の感じているをダラダラ書いていますが、、

http://eedental.jp/ee_diary/2019/08/post-1944.html 

正直保険治療で「歯を長持ちさせる」というのはコスト的にも無理かと思っています。

先日中国からこられた患者さんも日本の保険治療費の約3倍ぐらい(日本の窓口負担の10倍ぐらい)が普通に支払う料金と言っていました。

ベトナムの患者さんも日本の2倍ぐらい(日本の窓口負担の6倍ぐらい)の治療費を支払って医療を受けているとのこと
 
残念ながら、日本だけが治療費の面で取り残されている実情があると感じます。
 
医療も経済活動の1つですから、安ければ当然医療の発展は遅れそれなりの治療となってしまいます。

42兆の医療費も殆ど老人が使っており、20年以上前から歯科治療費は殆ど同じ治療費ですから、そこがまず問題なのです。

調べてみれば分かると思いますが、経済大国3位の国の歯科治療費は群を抜いてベラボウに安いです。
(ただし、海外は治療費が高い為、医療を受けられない人、制限されている人が圧倒的に多いです)

>歯は大切なので転院も考えますが、現在は虫歯を削り仮蓋をしている状態で転院は可能なのでしょうか?

いつの時点からでも転院は可能ですよ。


おだいじに

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回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2019-10-04 14:52:49
井野先生

>これって明文化されているのですかね!?

すみません。
法律内に明文化はされていないですね。

ただ「歯科衛生士の業務範囲についての調査報告書」にて、絶対的禁止行為と記載され、認識されていたかと思います。
法令に明文化されていないとはいえ、歯科衛生士学校では歯の切削同様、絶対的禁止行為で習っていたかと。

つい先日も、絶対的禁止行為を歯科衛生士が行ったことで歯科医師と歯科衛生士が逮捕されてましたね。


>歯は大切なので転院も考えますが、現在は虫歯を削り仮蓋をしている状態で転院は可能なのでしょうか?
>それともキリよく銀歯をはめてしまってから転院した方がいいでしょうか?

下手に削られる前に転院した方が個人的には良いかと思いますよ。
削ると元に戻りませんからね。

ですが、転院先が今の医院よりも上手いとも限らないのがまた転院のタイミングとして難しい所ですよね・・・。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぱくぞうさん
返信日時:2019-10-04 21:42:07
井野先生、三木先生、ご親切ご丁寧にご回答していただきありがとうございます。

井野先生がおっしゃられた言葉で、なんだかすごく腑に落ちました!!
もやもやしていた気持ちがスッキリできました。

海外の事と比較してお話ししてくださって、ものすごく分かりやすかったです。

たとえいくら先生方がしっかり丁寧な良い治療をしてあげたいと思ってくださったとしても、保険治療内ではコスト面からも難しいとゆうことが、よく理解できた気がします。

先生方は、保険治療であろうと自由診療であろうと、試行錯誤されたり様々なことを考えられたり、色々な苦労や努力もされていることだろうと想像もできました。

食べられないと生きていけませんので、歯はとても大切なものです。

しかし一度虫歯になって削ると、削る前には戻せませんし、いずれ二次カリエスにもなるわけですから、歯科医師の方々の治療のおかげで延命治療をさせていただいている気持ちに改めてなりました。

とにかくセラミック系材料にて治療をすることにつきましては、他のすべての先生方もおっしゃられる通り、時間と手間をかけて丁寧な治療を行う歯科医でないと、ダメだとゆうことですね。

現在かかっている歯科医については、
→同じ熱量で治療を行えば担当の先生がおっしゃる「見た目だけの違い」は筋が通っている。
井野先生がおっしゃられたこのお言葉に、確かにその通りだなと思いましたし、安心する事ができました。

しかし三木先生がおっしゃられているように違法と思われる行為をしていることは引っかかりますし、、一番に何よりも当たり前のように健康な歯を削ってしまうことが怖いし嫌ですし不信感をもってしまいましたので、早めに転院したいと思います。

でも確かに転院先が良い歯科医とも限らないので、難しいところです。。。

今の時代は昔とは違い、ネットで調べると正しいこと誤ったこと様々な情報がでてくる時代なので、知識もなく素人の立場でありますと、どうしても惑わされてしまいますし悩ましく感じます。

結局は、患者として高い要望を持つならば、自由診療を選択すべきなのだろうなとも感じました。

今回、実際の患者でもない者に対して、時間を割いてご親切ご丁寧にご回答いただき、先生方には本当に感謝しております。

これも保険診療内だから仕方ないことだと思いますが、診療時間内にしっかり相談にのってくださったり、丁寧に説明してくださる先生は少ないです。

なので、とても嬉しかったです。

ありがとうございます。



タイトル 左右下奥歯、e-maxインレーは銀歯より二次カリエスになりにくい?
質問者 ぱくぞうさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ お勧めの詰め物・インレー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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