神経処置後の保険の白い被せ物と銀歯のメリット、デメリット
相談者:
栄一さん (25歳:男性)
投稿日時:2019-10-14 23:28:28
虫歯治療について相談致します。
左上4、5、6番と右下7番の虫歯の治療をしています。
左上4番以外は二次虫歯で、その3本は神経の治療をしています。
ちなみに、左上6については再治療です。
被せ物について伺いたいのですが、調べたところ、保険で白い被せもので治療することができるようですが、先生は白いのはできるがやめた方がいい、といってきます。
銀歯の方が強いから銀歯にした方がいい、銀歯にするのを進めてきます。
これまで、神経を抜いたところはすべて銀歯にしてきました。
そのため、今回治療するところの他にもすでに銀歯が6本あり、銀歯を詰めたのも4本、今回左上4番の虫歯も大きいため、銀歯の詰め物にすると言われており、すでに銀歯は多いです。
でも、もともと銀歯が見えるのは少しコンプレックスでもあり、さらに増えるのは辛いです。
でもだからといって、弱い歯にしたくはないです。
わがままな相談だというのは重々承知していますが、銀歯の方がやはりいいのですか。
あり得ない話ですがもし、先生が同じ状況、年齢でご自身にいれるとしたら、どっちにしますか。
保険で白いのができる、というのに勿体ない気もしますが、それぞれのメリット、デメリットなど伺いたいです。
左上4、5、6番と右下7番の虫歯の治療をしています。
左上4番以外は二次虫歯で、その3本は神経の治療をしています。
ちなみに、左上6については再治療です。
被せ物について伺いたいのですが、調べたところ、保険で白い被せもので治療することができるようですが、先生は白いのはできるがやめた方がいい、といってきます。
銀歯の方が強いから銀歯にした方がいい、銀歯にするのを進めてきます。
これまで、神経を抜いたところはすべて銀歯にしてきました。
そのため、今回治療するところの他にもすでに銀歯が6本あり、銀歯を詰めたのも4本、今回左上4番の虫歯も大きいため、銀歯の詰め物にすると言われており、すでに銀歯は多いです。
でも、もともと銀歯が見えるのは少しコンプレックスでもあり、さらに増えるのは辛いです。
でもだからといって、弱い歯にしたくはないです。
わがままな相談だというのは重々承知していますが、銀歯の方がやはりいいのですか。
あり得ない話ですがもし、先生が同じ状況、年齢でご自身にいれるとしたら、どっちにしますか。
保険で白いのができる、というのに勿体ない気もしますが、それぞれのメリット、デメリットなど伺いたいです。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2019-10-14 23:48:26
>先生は白いのはできるがやめた方がいい
担当医は、健康保険での白い被せ物について、物性が劣ることで、摩耗や破折の心配をしているのかもしれません。
>今回治療するところの他にもすでに銀歯が6本あり、銀歯を詰めたのも4本
今どきの25歳にしては、修復の履歴が多いですね。
基本的なことになりますが、今回どのような材料で修復をするかということ以前に、生活習慣の見直しと是正が必須のように思います。
その辺りの改善が図られなければ、新たな、また、二次的な虫歯の発現が容易に想定されます。
>保険で白いのがでできる、というのに勿体ない気もします
一言で片付けてしまえば、安かろう悪かろうということでしょうね。
>先生が同じ状況、年齢でご自身にいれるとしたら、どっちにしますか。
私だったら、そのどっちでもなく、セラミック製の修復物を選択するように思います。
もちろん、昔ながらのプラークコントロールや食品の摂り方のみならず、力のコントロールや栄養のコントロールのことまで、ちゃんと予防に取り組んでいる施設で予防プログラムの指導を受けた上でです。
担当医は、健康保険での白い被せ物について、物性が劣ることで、摩耗や破折の心配をしているのかもしれません。
>今回治療するところの他にもすでに銀歯が6本あり、銀歯を詰めたのも4本
今どきの25歳にしては、修復の履歴が多いですね。
基本的なことになりますが、今回どのような材料で修復をするかということ以前に、生活習慣の見直しと是正が必須のように思います。
その辺りの改善が図られなければ、新たな、また、二次的な虫歯の発現が容易に想定されます。
>保険で白いのがでできる、というのに勿体ない気もします
一言で片付けてしまえば、安かろう悪かろうということでしょうね。
>先生が同じ状況、年齢でご自身にいれるとしたら、どっちにしますか。
私だったら、そのどっちでもなく、セラミック製の修復物を選択するように思います。
もちろん、昔ながらのプラークコントロールや食品の摂り方のみならず、力のコントロールや栄養のコントロールのことまで、ちゃんと予防に取り組んでいる施設で予防プログラムの指導を受けた上でです。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2019-10-15 09:37:09
>保険で白いのができる、というのに勿体ない気もしますが、それぞれのメリット、デメリットなど伺いたいです。
言葉では「保険で白いのができる」と簡単に思われるかもしれませんが、材質が保険のものと自費のものでは大きく違います。
保険のものは「ハイブリッドセラミックス」簡単に言えば「ちょっと硬いプラスチック」です。
デメリットとしては「長期安定性は望めない(2〜5年くらいでしょうか)」「不必要な力が加わった場合、割れたり欠けたりする」そして、「プラークが付きやすくなる」。
メリットは「安い」と言う事になります。
また、歯ぎしりなど力のコントロール不良の方の場合「割れたりすり減ったりすることで力の分散につながる場合がある」です。
自費のものは「セラミックス」や「ジルコニア」になります。
メリットデメリットに関しては「保険のものと逆」と言う事で理解されて構わないと思います(過大な力が加わった場合には「割れる」と言う事は考えられますが)。
>先生が同じ状況、年齢でご自身にいれるとしたら、どっちにしますか。
保険の銀歯は「硬すぎる」「金属アレルギーのリスクになる」等個人的には「入れるべきではない」と考えています。
(僕は自分の患者さんには使いたくない材料なので、保険診療を辞退しております)
僕も小林先生と同じで「自費のセラミックス」を第一選択にすると思いますが、「今は経済的に難しい」と言う事であれば
前提条件として
「しばらくお金をためて自費のセラミックスにする」
「力のコントロールを実践する」
であれば「数年、保険のハイブリッドセラミックスで過ごす」と言う事も考えるかもしれません。
参考まで。
言葉では「保険で白いのができる」と簡単に思われるかもしれませんが、材質が保険のものと自費のものでは大きく違います。
保険のものは「ハイブリッドセラミックス」簡単に言えば「ちょっと硬いプラスチック」です。
デメリットとしては「長期安定性は望めない(2〜5年くらいでしょうか)」「不必要な力が加わった場合、割れたり欠けたりする」そして、「プラークが付きやすくなる」。
メリットは「安い」と言う事になります。
また、歯ぎしりなど力のコントロール不良の方の場合「割れたりすり減ったりすることで力の分散につながる場合がある」です。
自費のものは「セラミックス」や「ジルコニア」になります。
メリットデメリットに関しては「保険のものと逆」と言う事で理解されて構わないと思います(過大な力が加わった場合には「割れる」と言う事は考えられますが)。
>先生が同じ状況、年齢でご自身にいれるとしたら、どっちにしますか。
保険の銀歯は「硬すぎる」「金属アレルギーのリスクになる」等個人的には「入れるべきではない」と考えています。
(僕は自分の患者さんには使いたくない材料なので、保険診療を辞退しております)
僕も小林先生と同じで「自費のセラミックス」を第一選択にすると思いますが、「今は経済的に難しい」と言う事であれば
前提条件として
「しばらくお金をためて自費のセラミックスにする」
「力のコントロールを実践する」
であれば「数年、保険のハイブリッドセラミックスで過ごす」と言う事も考えるかもしれません。
参考まで。
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2019-10-16 11:25:00
4番5番に関しては保険で白い歯は入ると思います。
硬質レジンジャケット冠とCAD/CAM冠か可能だと思います。
ただ咬合圧に耐えられると歯科医が判断しないと難しいと思います。
しかしながら6番には条件が付くと思います。
歯科用金属アレルギーという診断に基づき医科からの診療情報提供書が必要になると思います。
下顎の6番は「全ての7番が存在してきちんと咬んでいる」という条件が必要だと思います。
硬質レジンジャケット冠とCAD/CAM冠か可能だと思います。
ただ咬合圧に耐えられると歯科医が判断しないと難しいと思います。
しかしながら6番には条件が付くと思います。
歯科用金属アレルギーという診断に基づき医科からの診療情報提供書が必要になると思います。
下顎の6番は「全ての7番が存在してきちんと咬んでいる」という条件が必要だと思います。
タイトル | 神経処置後の保険の白い被せ物と銀歯のメリット、デメリット |
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質問者 | 栄一さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 25歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ハイブリッドセラミッククラウン オールセラミック(陶器の被せ物) ジルコニアクラウン お勧めのクラウン(被せ物・差し歯) 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。