[写真あり] 左下6番、根管治療と歯根端切除術について
相談者:
totoro9999さん (30歳:男性)
投稿日時:2019-11-07 00:28:20
初めてご相談させていただきます。
約一か月前に、4年前に神経を抜いた左下6番が痛み、歯科に受診しました。
根の先に大きな膿があるということで、その場で被せものを取り、根管を開放して膿を出す処置をしてもらいました。
ただし、膿が大きい、根が湾曲しているということで抜歯を勧められました。
抜歯に抵抗があり、他の歯科を受診してCTなど詳しく見ていただいたところ、
・歯の前側にある2本の根管が奥の方で1つに合流している
・合流する手前で2本ともパーフォレーションしている
・上記根の合流部の先に金属っぽいものが残っている
・大きく湾曲しており、どう削っても根の先を上から目視できない
という状況で、現状は根の先まで洗浄ができておらず、仮ふたをしている状況です。
次のステップの選択肢として、2つを提示いただきました。
@前側に2つある根管をつなげて1つにして湾曲根の先の洗浄を試みる
リスク:ストリップパーフォレーション、削りすぎによる強度低下、目視できないからつないだとしても先まで洗浄できない可能性あり、
A歯根端切除をする(他院でとのこと)
リスク:麻痺、破折
があると説明を受けており、どちらがより長く歯を残せる可能性が高いのか悩んでいる状況です。
どちらの治療法を選択すべきかをお聞きしたいところですが、できないと思うので、以下について、一般的なご意見をご教授いただけたら幸いです。
Q1:
ネット検索してみると痛みが引かないなどのコメントを見るが、現状、指で歯を押しても痛みが無い状況で、このまま根管充填したら治るのでは?と思うくらいです。
これはどういう状態が考えられるのでしょうか?
Q2:
前側の2つの根管をつなげることはよくあるのか?ある場合、強度の観点からできるできないの指標はあるのか?
Q3:
下6番の歯根端切除による麻痺の確率は高いのか?
Q4:
抜歯になったとして、膿で骨の一部が溶けている状態でインプラントは可能なのか?
約一か月前に、4年前に神経を抜いた左下6番が痛み、歯科に受診しました。
根の先に大きな膿があるということで、その場で被せものを取り、根管を開放して膿を出す処置をしてもらいました。
ただし、膿が大きい、根が湾曲しているということで抜歯を勧められました。
抜歯に抵抗があり、他の歯科を受診してCTなど詳しく見ていただいたところ、
・歯の前側にある2本の根管が奥の方で1つに合流している
・合流する手前で2本ともパーフォレーションしている
・上記根の合流部の先に金属っぽいものが残っている
・大きく湾曲しており、どう削っても根の先を上から目視できない
という状況で、現状は根の先まで洗浄ができておらず、仮ふたをしている状況です。
次のステップの選択肢として、2つを提示いただきました。
@前側に2つある根管をつなげて1つにして湾曲根の先の洗浄を試みる
リスク:ストリップパーフォレーション、削りすぎによる強度低下、目視できないからつないだとしても先まで洗浄できない可能性あり、
A歯根端切除をする(他院でとのこと)
リスク:麻痺、破折
があると説明を受けており、どちらがより長く歯を残せる可能性が高いのか悩んでいる状況です。
どちらの治療法を選択すべきかをお聞きしたいところですが、できないと思うので、以下について、一般的なご意見をご教授いただけたら幸いです。
Q1:
ネット検索してみると痛みが引かないなどのコメントを見るが、現状、指で歯を押しても痛みが無い状況で、このまま根管充填したら治るのでは?と思うくらいです。
これはどういう状態が考えられるのでしょうか?
Q2:
前側の2つの根管をつなげることはよくあるのか?ある場合、強度の観点からできるできないの指標はあるのか?
Q3:
下6番の歯根端切除による麻痺の確率は高いのか?
Q4:
抜歯になったとして、膿で骨の一部が溶けている状態でインプラントは可能なのか?
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2019-11-07 07:30:15
>前側の2つの根管をつなげることはよくあるのか?
2つの根管の詳細な状態が判りませんから、この場では、何とも言えません。
>このまま根管充填したら治るのでは?と思うくらいです。
インターネット上の漠然としたコメントなどは、全くもって当てになりません。
冷静な的確な診断が求められます。
>下6番の歯根端切除による麻痺の確率は高いのか?
骨量や骨質、下顎管との距離など、個体差があります。
CTを撮っていただいたようですから、ちゃんと診ていただくと、確率が判るかと思います。
少しでも麻痺の確率を低くすることを鑑みると、自費での受診になるかとは思いますが、歯内療法だけを診ている施設で相談なさってみるのも一法かもしれません。
>抜歯になったとして、膿で骨の一部が溶けている状態でインプラントは可能なのか?
造骨の施術を経て、インプラント治療が可能になることが想定されます。
ただ、本当に抜歯が相当なものを、感情だけで抜歯しないままでいると、徐々に施術の難易度が高まります。
2つの根管の詳細な状態が判りませんから、この場では、何とも言えません。
>このまま根管充填したら治るのでは?と思うくらいです。
インターネット上の漠然としたコメントなどは、全くもって当てになりません。
冷静な的確な診断が求められます。
>下6番の歯根端切除による麻痺の確率は高いのか?
骨量や骨質、下顎管との距離など、個体差があります。
CTを撮っていただいたようですから、ちゃんと診ていただくと、確率が判るかと思います。
少しでも麻痺の確率を低くすることを鑑みると、自費での受診になるかとは思いますが、歯内療法だけを診ている施設で相談なさってみるのも一法かもしれません。
>抜歯になったとして、膿で骨の一部が溶けている状態でインプラントは可能なのか?
造骨の施術を経て、インプラント治療が可能になることが想定されます。
ただ、本当に抜歯が相当なものを、感情だけで抜歯しないままでいると、徐々に施術の難易度が高まります。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-11-07 10:01:53
こんにちは。
Q1.
詳しく診断し治療してくれる歯科医が、次のステップとして様子を見て仮蓋を詰め物に置き換えるという提案をしていない段階であれば、その選択はまだないのだろうと思います。
噛む力がかかると痛む事が多いため、歯科医による必要な検査を経て判断されるだろうと思います。
Q2.
CTで判断する事になるのでここではわかりません。
リスクは全て説明されているように思います。
そういう場合の壁はかなり薄い場合が多いと思いますから、見えない部分で治療を行うのですからリスクは常に高いと思います。
Q3.そういう治療を選択されたならば行ってくれる所があるかを探され、再度診断してもらう必要があると思います。
条件をしっかり診て治療してもらえるのか、説明を受けることが必要になるでしょう。
部位が部位ですから一時的な麻痺の可能性は高いかもしれません。
Q4.場合によって骨造成が必要になるかもしれませんから、インプラントの事はインプラントの専門家に診断してもらう事が必要になるでしょう。
何処でインプラントの治療を受けるか?継続してチェック&メンテナンスに通院出来るのか?等、根管治療とは異なる条件が入ってくると思います。
Q1.
詳しく診断し治療してくれる歯科医が、次のステップとして様子を見て仮蓋を詰め物に置き換えるという提案をしていない段階であれば、その選択はまだないのだろうと思います。
噛む力がかかると痛む事が多いため、歯科医による必要な検査を経て判断されるだろうと思います。
Q2.
CTで判断する事になるのでここではわかりません。
リスクは全て説明されているように思います。
そういう場合の壁はかなり薄い場合が多いと思いますから、見えない部分で治療を行うのですからリスクは常に高いと思います。
Q3.そういう治療を選択されたならば行ってくれる所があるかを探され、再度診断してもらう必要があると思います。
条件をしっかり診て治療してもらえるのか、説明を受けることが必要になるでしょう。
部位が部位ですから一時的な麻痺の可能性は高いかもしれません。
Q4.場合によって骨造成が必要になるかもしれませんから、インプラントの事はインプラントの専門家に診断してもらう事が必要になるでしょう。
何処でインプラントの治療を受けるか?継続してチェック&メンテナンスに通院出来るのか?等、根管治療とは異なる条件が入ってくると思います。
相談者からの返信
相談者:
totoro9999さん
返信日時:2019-11-08 14:32:43
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2019-11-09 00:43:15
> この場にCT画像の一部を載せた場合には、ご意見をうかがえるのでしょうか?
ちょうど良い断面でのCTであればかなり参考になると思います。
しかしながら中々「ちょうど良い」が探せないように思います。
ちょうど良い断面でのCTであればかなり参考になると思います。
しかしながら中々「ちょうど良い」が探せないように思います。
相談者からの返信
相談者:
totoro9999さん
返信日時:2019-11-10 22:40:04
回答4
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2019-11-11 12:00:25
こんにちは。
根管治療がうまくいかなかったら、個人的には意図的再植を考えます。
意図的再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%B0%D5%BF%DE%C5%AA%BA%C6%BF%A2&x=61&y=12
>改めてこの画像を見た上で、何かアドバイスいただける点がありましたら、何卒よろしくお願いいたします。
近心根管の穿通が難しそうですね。
根管治療がうまくいかなかったら、個人的には意図的再植を考えます。
意図的再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%B0%D5%BF%DE%C5%AA%BA%C6%BF%A2&x=61&y=12
>改めてこの画像を見た上で、何かアドバイスいただける点がありましたら、何卒よろしくお願いいたします。
近心根管の穿通が難しそうですね。
回答5
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2019-11-11 13:36:09
近心根は直線化しすぎて、ステップができてしまっているように思います。
山田先生の回答にあるように
> 近心根管の穿通が難しそうですね。
と思います。
根尖部透過像は大きめですが、それだけでは抜歯基準にはならないと思います。
山田先生の回答にあるように
> 近心根管の穿通が難しそうですね。
と思います。
根尖部透過像は大きめですが、それだけでは抜歯基準にはならないと思います。
相談者からの返信
相談者:
totoro9999さん
返信日時:2019-11-11 22:45:49
タイトル | [写真あり] 左下6番、根管治療と歯根端切除術について |
---|---|
質問者 | totoro9999さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 根管治療の治療法 根管治療に関するトラブル 歯根端切除術 その他(写真あり) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。