根管治療中。仮詰めの状態で1ヶ月しても治療中のような痛みがある
相談者:
ミネモさん (34歳:女性)
投稿日時:2020-02-11 11:24:18
はじめまして。
上の歯の右第二小臼歯を根管治療しています。
2019年初頭に虫歯で神経を抜き、7月に膿や違和感が出て根っこの治療を始めました。
保険診療で10回ほど続けましたが一向に良くならず、2019年12月〜1月でラバーダムなどを用いた自由診療の根管治療を行いました。
2回通い、治療は完了。
レントゲンで薬が詰まっていることを確認しています。
現在は仮づめの状態で、4月ごろに経過を見て問題なければフタをします。
ですが、自由診療の治療を行ってから1ヶ月経ちましたが、依然としてズキズキとした痛みが続いております。
先日先生に診ていただいたところ、ざっと確認したのみで、「歯周病だと思う。歯間ブラシして」という診断でした。
ですが数日前にかかりつけでメンテナンスの検査をしており、「歯周病はない」と言われていますし、日々歯間ブラシは行っています。
また、歯茎というより歯の奥の方がズキズキする痛みです。
自由診療の歯科医には、
「根管治療は3ヶ月後じゃないと経過が測れない=レントゲンが撮れない」
と言われてしまいました。
痛みの状態はこのような感じです。
・これまで痛みはなく、自由診療での治療後に新たに痛み出した
・治療の施術中も焼け付くような痛みがかなり強くあり、現在の痛みもそれに似ている「奥が焼け付くようなズキっとした痛み」です
・舌で触ってもズキっとします
・医師いわく、「神経を抜いた際に削りすぎたようで穴がかなり深い」とのこと
・薬を飲むほどものすごく痛いというより、ズキっとした鬱陶しい痛みが続いてストレスです
・日や時間帯によって波があり、気にならないときもあれば、薬を飲むときもまれにあります
伺いたいことは、こちらです。
・まったくの素人考えなのですが、治療中の痛みに似ているため、組織内に傷がついたのかなと考えたりもします。
そのようなことはありますか・・・?
また、あるのでしたら放って置いても良くなるものでしょうか。
・歯科医の言う通り、3ヶ月様子見するしかないのでしょうか
こちらの掲示板では「根管治療がきちんとできていれば、痛みは数日でなくなる」とのことでしたが、治療後1ヶ月経っても痛みが引かないので治療が不十分なのでしょうか。
ですが、それを図るにも「3ヶ月後じゃないと治療がうまくいっているかわからない」と言われてしまって、しばらく痛みに耐えなければならないかと思うと気が滅入ります。
ちなみに診ていただいているのは歯内療法学会の専門医です。
どうぞよろしくお願いいたします。
上の歯の右第二小臼歯を根管治療しています。
2019年初頭に虫歯で神経を抜き、7月に膿や違和感が出て根っこの治療を始めました。
保険診療で10回ほど続けましたが一向に良くならず、2019年12月〜1月でラバーダムなどを用いた自由診療の根管治療を行いました。
2回通い、治療は完了。
レントゲンで薬が詰まっていることを確認しています。
現在は仮づめの状態で、4月ごろに経過を見て問題なければフタをします。
ですが、自由診療の治療を行ってから1ヶ月経ちましたが、依然としてズキズキとした痛みが続いております。
先日先生に診ていただいたところ、ざっと確認したのみで、「歯周病だと思う。歯間ブラシして」という診断でした。
ですが数日前にかかりつけでメンテナンスの検査をしており、「歯周病はない」と言われていますし、日々歯間ブラシは行っています。
また、歯茎というより歯の奥の方がズキズキする痛みです。
自由診療の歯科医には、
「根管治療は3ヶ月後じゃないと経過が測れない=レントゲンが撮れない」
と言われてしまいました。
痛みの状態はこのような感じです。
・これまで痛みはなく、自由診療での治療後に新たに痛み出した
・治療の施術中も焼け付くような痛みがかなり強くあり、現在の痛みもそれに似ている「奥が焼け付くようなズキっとした痛み」です
・舌で触ってもズキっとします
・医師いわく、「神経を抜いた際に削りすぎたようで穴がかなり深い」とのこと
・薬を飲むほどものすごく痛いというより、ズキっとした鬱陶しい痛みが続いてストレスです
・日や時間帯によって波があり、気にならないときもあれば、薬を飲むときもまれにあります
伺いたいことは、こちらです。
・まったくの素人考えなのですが、治療中の痛みに似ているため、組織内に傷がついたのかなと考えたりもします。
そのようなことはありますか・・・?
また、あるのでしたら放って置いても良くなるものでしょうか。
・歯科医の言う通り、3ヶ月様子見するしかないのでしょうか
こちらの掲示板では「根管治療がきちんとできていれば、痛みは数日でなくなる」とのことでしたが、治療後1ヶ月経っても痛みが引かないので治療が不十分なのでしょうか。
ですが、それを図るにも「3ヶ月後じゃないと治療がうまくいっているかわからない」と言われてしまって、しばらく痛みに耐えなければならないかと思うと気が滅入ります。
ちなみに診ていただいているのは歯内療法学会の専門医です。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2020-02-11 12:42:28
ご相談ありがとうございます。
>組織内に傷がついたのかなと考えたりもします。
あります。
>放って置いても良くなるものでしょうか。
症状が消えることもありえます。
>3ヶ月様子見するしかないのでしょうか
ただひたすら待つというご計画なのですね。
それとは別に検査ができます。
CBCTが良いかもしれません。
ちなみに、
>第二小臼歯を、神経を抜き、(根管治療を…)
その歯は一般的に、とても成功しやすいはずです。
>虫歯で神経を抜き、
それが必要な場合は、神経が炎症を起こして痛みが酷く、鎮められない状態です。
一生歯を残す場合でも必要なことはまれにあります。
つまり「神経を抜き」とは、痛みを止める治療をしたという意味です。
しかしとても残念ですが、結果的に痛みが続いていることは成功を意味していません。
>膿や違和感が出て根っこの治療を
それは虫歯という歯の中だけで済んだはずの病気が、歯を支える顎、つまり体まで広がったことを意味しています。
これも成功とは言いにくいことです。
>10回ほど続けましたが一向に良くならず
成功するためには、1〜2回、せめて3回くらいが適切です。
成功の一つとは、痛みを止めるだけではなく、一生歯を残すことです。
つまり初めの診断と治療内容に、ふつうではない困難を新たに作ってしまったのであれば、成功のコースを外れ、回復はだんだん望み薄となることもありえます。
歯内療法の専門家と相談すると良いかもしれません。
>組織内に傷がついたのかなと考えたりもします。
あります。
>放って置いても良くなるものでしょうか。
症状が消えることもありえます。
>3ヶ月様子見するしかないのでしょうか
ただひたすら待つというご計画なのですね。
それとは別に検査ができます。
CBCTが良いかもしれません。
ちなみに、
>第二小臼歯を、神経を抜き、(根管治療を…)
その歯は一般的に、とても成功しやすいはずです。
>虫歯で神経を抜き、
それが必要な場合は、神経が炎症を起こして痛みが酷く、鎮められない状態です。
一生歯を残す場合でも必要なことはまれにあります。
つまり「神経を抜き」とは、痛みを止める治療をしたという意味です。
しかしとても残念ですが、結果的に痛みが続いていることは成功を意味していません。
>膿や違和感が出て根っこの治療を
それは虫歯という歯の中だけで済んだはずの病気が、歯を支える顎、つまり体まで広がったことを意味しています。
これも成功とは言いにくいことです。
>10回ほど続けましたが一向に良くならず
成功するためには、1〜2回、せめて3回くらいが適切です。
成功の一つとは、痛みを止めるだけではなく、一生歯を残すことです。
つまり初めの診断と治療内容に、ふつうではない困難を新たに作ってしまったのであれば、成功のコースを外れ、回復はだんだん望み薄となることもありえます。
歯内療法の専門家と相談すると良いかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
ミネモさん
返信日時:2020-02-12 11:49:24
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2020-02-12 12:25:36
> まったくの素人考えなのですが、治療中の痛みに似ているため、組織内に傷がついたのかなと考えたりもします。
この組織は歯以外の歯周組織を指すのかなと感じました。
通常であれば歯根内は根尖孔という直径0.1o前後の小さな穴で周囲の歯周組織と交通していると思います。
ただ経過からするとこの穴はかなり大きくなっている可能性があると思います。
また
>・医師いわく、「神経を抜いた際に削りすぎたようで穴がかなり深い」とのこと
この穴の意味するところがいくつか考えられますので、それぞれ対応や症状に差が出てくると思います。
根管の壁が薄くなっている場合は歯根破折や穿孔の可能性が上がると思います。
もちろん治療開始時にもうすでに穿孔している事もあり得ると。
根尖孔が処置しすぎや炎症による吸収によって大きくなっている事も考えられると思います。
ただこの場合は「かなり深い」という表現にはならないように思います。
歯種的にはフェネストーレーションも否定できないと思います。
いろんな事を把握するためにもさがら先生の回答にあるようにCT撮影が必要かもしれません。
ただ根管充填されている現況ではアーチファクトリーの影響で診断に足る情報が得られるかどうかは分かりません。
また自費診療されたのが歯内療法学会の専門医となると転院先もかなり絞られてくると思います。
真の根管治療専門医となると数も少なく多分大学病院での根管治療でもかなりの待機期間があるように思います。
この組織は歯以外の歯周組織を指すのかなと感じました。
通常であれば歯根内は根尖孔という直径0.1o前後の小さな穴で周囲の歯周組織と交通していると思います。
ただ経過からするとこの穴はかなり大きくなっている可能性があると思います。
また
>・医師いわく、「神経を抜いた際に削りすぎたようで穴がかなり深い」とのこと
この穴の意味するところがいくつか考えられますので、それぞれ対応や症状に差が出てくると思います。
根管の壁が薄くなっている場合は歯根破折や穿孔の可能性が上がると思います。
もちろん治療開始時にもうすでに穿孔している事もあり得ると。
根尖孔が処置しすぎや炎症による吸収によって大きくなっている事も考えられると思います。
ただこの場合は「かなり深い」という表現にはならないように思います。
歯種的にはフェネストーレーションも否定できないと思います。
いろんな事を把握するためにもさがら先生の回答にあるようにCT撮影が必要かもしれません。
ただ根管充填されている現況ではアーチファクトリーの影響で診断に足る情報が得られるかどうかは分かりません。
また自費診療されたのが歯内療法学会の専門医となると転院先もかなり絞られてくると思います。
真の根管治療専門医となると数も少なく多分大学病院での根管治療でもかなりの待機期間があるように思います。
相談者からの返信
相談者:
ミネモさん
返信日時:2020-02-13 11:39:37
柴田先生
詳しくご回答いただきありがとうございます。
また、さまざまな可能性を指摘くださり感謝申し上げます。
>真の根管治療専門医となると数も少なく
患者側である私たちはホームページを拝見して先生を探すしかないのですが、どのホームページにもそれなりの情報が書かれており、「真の根管治療専門医」を探すのが大変難しいです…。
納得できる治療をしてくださる医師に出会うまでドクターショッピングを繰り返すしかなく、今回のように本格的な根管治療にたどり着くまで時間がかかってしまい、歯がゆい思いです。
まずは今の担当医師に相談し、柴田先生のようにさまざまな角度から可能性を探ってもらえそうか聞いてみたいと思います。
ありがとうございました。
詳しくご回答いただきありがとうございます。
また、さまざまな可能性を指摘くださり感謝申し上げます。
>真の根管治療専門医となると数も少なく
患者側である私たちはホームページを拝見して先生を探すしかないのですが、どのホームページにもそれなりの情報が書かれており、「真の根管治療専門医」を探すのが大変難しいです…。
納得できる治療をしてくださる医師に出会うまでドクターショッピングを繰り返すしかなく、今回のように本格的な根管治療にたどり着くまで時間がかかってしまい、歯がゆい思いです。
まずは今の担当医師に相談し、柴田先生のようにさまざまな角度から可能性を探ってもらえそうか聞いてみたいと思います。
ありがとうございました。
タイトル | 根管治療中。仮詰めの状態で1ヶ月しても治療中のような痛みがある |
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質問者 | ミネモさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 歯科治療後の歯の痛み 根管治療後の痛み 根の穴・穿孔(パーフォレーション) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。