4歳半、打撲により変色している乳歯を根管治療するかどうか?
相談者:
worrywartさん (4歳:女性)
投稿日時:2020-02-27 16:20:08
受傷時、4歳6ヶ月の子どもが一か月前に木製の家具に上顎の乳中切歯を強打しました。
受傷当時は出血も多くありましたが(歯が赤く染まり、下顎部分に血が溜まっている状況。15分程度で止血)幸いなことにレントゲン診断でも歯根、歯冠の破折は無いとのことでした。
(多少の動揺、歯根膜腔の拡大が認められるとのことでした)
受傷後、10日程して受傷度の高かったA一本の変色が始まり、経過観察もあり歯科を受診したところ、
「歯の変色≒歯髄壊死なので、根幹治療に移りましょう」
と言われました。
以下、質問です。
●質問1
変色以外の症状が無い場合でも、予防的に(膿が溜まり、永久歯に影響を与える前に)根幹治療をすべきでしょうか。
●質問2
乳歯の根幹治療の成功率はどの程度のものでしょうか。
●質問3
予防的な根幹治療を見送り経過観察とし、以降に歯根が膿んでしまった場合、永久歯には即影響があるのでしょうか。
一か月程度の定期健診では防げない様なスピードでしょうか。
(根幹治療をお勧め下さったお医者様は歯根の腫れ、膿みが確認された時点で歯茎の中では永久歯がかなりの量の膿みに晒されている状況であり、永久歯への影響が否定出来ない、というご説明でした)
実は、受傷時が夜間/休日だった為、救急に罹り、翌日一般歯科の小児も診て下さる先生を受診し、その後小児専門歯科を紹介され、と複数の先生に診て頂いたのですが、即根幹治療を勧められたのは、その内のお一人でした。
また受傷後2週間が経った時点での歯の動揺の程度も他の先生が
「生理的動揺程度」
と仰ったのに対し、同じお一人のみが
「まだ動揺が見られます」
と仰ったこともあり、多数決ではないと理解しつつ、どのご意見を優先すべきか迷いが出てしまいました。
永久歯を最優先すべきとは承知しつつ、根幹治療をしてしまったが為に逆に腫れや膿みを誘発してしまったという事例も見聞きし、迷いを深めています。
また、乳歯の受傷後早期の変色は歯髄充血の可能性があり数か月の経過観察を経て回復に至るということも知り、僅かながらそちらへの期待もしております。
受傷当時は出血も多くありましたが(歯が赤く染まり、下顎部分に血が溜まっている状況。15分程度で止血)幸いなことにレントゲン診断でも歯根、歯冠の破折は無いとのことでした。
(多少の動揺、歯根膜腔の拡大が認められるとのことでした)
受傷後、10日程して受傷度の高かったA一本の変色が始まり、経過観察もあり歯科を受診したところ、
「歯の変色≒歯髄壊死なので、根幹治療に移りましょう」
と言われました。
以下、質問です。
●質問1
変色以外の症状が無い場合でも、予防的に(膿が溜まり、永久歯に影響を与える前に)根幹治療をすべきでしょうか。
●質問2
乳歯の根幹治療の成功率はどの程度のものでしょうか。
●質問3
予防的な根幹治療を見送り経過観察とし、以降に歯根が膿んでしまった場合、永久歯には即影響があるのでしょうか。
一か月程度の定期健診では防げない様なスピードでしょうか。
(根幹治療をお勧め下さったお医者様は歯根の腫れ、膿みが確認された時点で歯茎の中では永久歯がかなりの量の膿みに晒されている状況であり、永久歯への影響が否定出来ない、というご説明でした)
実は、受傷時が夜間/休日だった為、救急に罹り、翌日一般歯科の小児も診て下さる先生を受診し、その後小児専門歯科を紹介され、と複数の先生に診て頂いたのですが、即根幹治療を勧められたのは、その内のお一人でした。
また受傷後2週間が経った時点での歯の動揺の程度も他の先生が
「生理的動揺程度」
と仰ったのに対し、同じお一人のみが
「まだ動揺が見られます」
と仰ったこともあり、多数決ではないと理解しつつ、どのご意見を優先すべきか迷いが出てしまいました。
永久歯を最優先すべきとは承知しつつ、根幹治療をしてしまったが為に逆に腫れや膿みを誘発してしまったという事例も見聞きし、迷いを深めています。
また、乳歯の受傷後早期の変色は歯髄充血の可能性があり数か月の経過観察を経て回復に至るということも知り、僅かながらそちらへの期待もしております。
回答1
ニコ小児歯科医院(札幌市北区)の堀です。
回答日時:2020-02-27 16:54:21
>●質問1
>変色以外の症状が無い場合でも、予防的に(膿が溜まり、永久歯に影響を与える前に)根幹治療をすべきでしょうか。
私であれば痛みや腫れがなければ経過観察をすることもありますが、根管治療を行うことも間違いではありません。
>●質問2
>乳歯の根幹治療の成功率はどの程度のものでしょうか。
客観的なデータはありません。
元々の歯の状態や術者の技量に左右されます。
>●質問3
>予防的な根幹治療を見送り経過観察とし、以降に歯根が膿んでしまった場合、永久歯には即影響があるのでしょうか。
>一か月程度の定期健診では防げない様なスピードでしょうか。
1か月ごとに経過観察を行うのであれば手遅れになる可能性は低いと考えられます。
>変色以外の症状が無い場合でも、予防的に(膿が溜まり、永久歯に影響を与える前に)根幹治療をすべきでしょうか。
私であれば痛みや腫れがなければ経過観察をすることもありますが、根管治療を行うことも間違いではありません。
>●質問2
>乳歯の根幹治療の成功率はどの程度のものでしょうか。
客観的なデータはありません。
元々の歯の状態や術者の技量に左右されます。
>●質問3
>予防的な根幹治療を見送り経過観察とし、以降に歯根が膿んでしまった場合、永久歯には即影響があるのでしょうか。
>一か月程度の定期健診では防げない様なスピードでしょうか。
1か月ごとに経過観察を行うのであれば手遅れになる可能性は低いと考えられます。
相談者からの返信
相談者:
worrywartさん
返信日時:2020-02-27 17:55:50
堀先生
早々にお返事下さり、ありがとうございます。
色々な治療方針があり、それぞれに正しさ(そうすべき理由)があるということと理解致しました。
根幹治療を強く勧めて下さった先生は「受傷から最長でも2か月以内には根幹治療すべき」との事でしたので、早々に判断をしないといけないと思っておりましたが、もし1か月ごとの経過観察で永久歯に影響が出ない様であれば、経過観察の方に傾いております。
(もちろん症状が出たら即根幹治療をする覚悟はしております)
またご回答頂いた内容について、一つお伺いしたいことがございます。
>>●質問2
>>乳歯の根幹治療の成功率はどの程度のものでしょうか。
>客観的なデータはありません。
>元々の歯の状態や術者の技量に左右されます。
根幹治療に進む場合、親としては出来る限り失敗の無い治療を受けさせたいと思っております。
患者側から「お医者様の根幹治療の技量の高さ」はどの様に見極めれば良いでしょうか。
例えば、大学病院等の大きい病院、もしくは根幹治療専門医へ罹るなどすれば成功率は上がると考えれば良いでしょうか。
お忙しい中、大変恐縮ですが、ご教示頂ければ幸いです。
早々にお返事下さり、ありがとうございます。
色々な治療方針があり、それぞれに正しさ(そうすべき理由)があるということと理解致しました。
根幹治療を強く勧めて下さった先生は「受傷から最長でも2か月以内には根幹治療すべき」との事でしたので、早々に判断をしないといけないと思っておりましたが、もし1か月ごとの経過観察で永久歯に影響が出ない様であれば、経過観察の方に傾いております。
(もちろん症状が出たら即根幹治療をする覚悟はしております)
またご回答頂いた内容について、一つお伺いしたいことがございます。
>>●質問2
>>乳歯の根幹治療の成功率はどの程度のものでしょうか。
>客観的なデータはありません。
>元々の歯の状態や術者の技量に左右されます。
根幹治療に進む場合、親としては出来る限り失敗の無い治療を受けさせたいと思っております。
患者側から「お医者様の根幹治療の技量の高さ」はどの様に見極めれば良いでしょうか。
例えば、大学病院等の大きい病院、もしくは根幹治療専門医へ罹るなどすれば成功率は上がると考えれば良いでしょうか。
お忙しい中、大変恐縮ですが、ご教示頂ければ幸いです。
回答2
ニコ小児歯科医院(札幌市北区)の堀です。
回答日時:2020-02-27 18:50:26
>患者側から「お医者様の根幹治療の技量の高さ」はどの様に見極めれば良いでしょうか。
残念ながら患者さん側から見極める手段はないと思います。
>例えば、大学病院等の大きい病院、もしくは根幹治療専門医へ罹るなどすれば成功率は上がると考えれば良いでしょうか。
「乳歯の根管治療」ということでしたら、小児歯科の経験が豊富な歯科医師に処置をしてもらう方が、一般歯科メイン(大人ばかり見ている)の歯科医師よりも成功率が高い可能性はあります。
残念ながら患者さん側から見極める手段はないと思います。
>例えば、大学病院等の大きい病院、もしくは根幹治療専門医へ罹るなどすれば成功率は上がると考えれば良いでしょうか。
「乳歯の根管治療」ということでしたら、小児歯科の経験が豊富な歯科医師に処置をしてもらう方が、一般歯科メイン(大人ばかり見ている)の歯科医師よりも成功率が高い可能性はあります。
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2020-02-27 21:40:38
> 「歯の変色≒歯髄壊死なので、根幹治療に移りましょう
個人的にはそうではないと思います。
後々白く色が戻ったという報告もあると思います。
歯髄壊死の診断をつけるための検査がうまく働かないので個人的には経過観察が良いと思います。
個人的にはそうではないと思います。
後々白く色が戻ったという報告もあると思います。
歯髄壊死の診断をつけるための検査がうまく働かないので個人的には経過観察が良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
worrywartさん
返信日時:2020-02-28 09:56:17
相談者からの返信
相談者:
worrywartさん
返信日時:2020-02-28 10:09:19
回答4
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2020-02-28 13:01:03
https://www.quint-j.co.jp/web/keyword/keyword.php?no=38393
トランジエント・アピカル・ブレイクダウンと言う現象が起これば、歯髄が復活することも稀ですがあると言われています。
書かれているように、白いできものが慢性化して、膿が止まらない、骨の吸収像が広がって来ている、と言う状況なら、根管治療も仕方ない、となると思います。
外傷の最善の治療は経過観察である、と言う名言もありますので、経過を見て行かれるのが良いと思います。
トランジエント・アピカル・ブレイクダウンと言う現象が起これば、歯髄が復活することも稀ですがあると言われています。
書かれているように、白いできものが慢性化して、膿が止まらない、骨の吸収像が広がって来ている、と言う状況なら、根管治療も仕方ない、となると思います。
外傷の最善の治療は経過観察である、と言う名言もありますので、経過を見て行かれるのが良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
worrywartさん
返信日時:2020-02-28 15:28:32
タイトル | 4歳半、打撲により変色している乳歯を根管治療するかどうか? |
---|---|
質問者 | worrywartさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 4歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯の変色・着色 歯をぶつけた、歯が欠けた・抜けた 子供の歯の変色・着色 乳歯の抜髄、根管治療 歯をぶつけた(歯の打撲・外傷) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。