深い虫歯治療で露髄に気づかずレジンで詰めた場合について
相談者:
omisatoさん (29歳:女性)
投稿日時:2020-04-06 16:14:10
1年半ほど前に、小臼歯の根元付近の虫歯をレジンで治療しました。
担当医によると、歯髄のだいぶ近くまで削っているとのことでした。
(マイクロスコープ等を使用するような医院ではありませんでした)
治療後10カ月ぐらいは時々冷たいものがしみるような感覚がありましたが(当該箇所なのか、また知覚過敏なのかは今一つはっきりしません)、現在は特に目立った症状はありません。
ところが半年ほど前、別の医院で矯正相談の際に撮影したCTデータを貰い自分のパソコンで見たところ、(素人なので正確な見方はわかりませんが)治療した部分のレジンが歯髄らしき部分に接触しているように見えました。
現在、1年半前に治療した医院とは別の医院に通っていますが、これについて相談したところ、特に気になる症状がないのであればわざわざ外してやり直し等しない方が良いとの回答でした。
それでもやはり心配なのですが、もし仮に、露髄しているのに気づかず上からレジンで固めていた場合、何らかの自覚症状があるものなのでしょうか?
放置することにも、余計な治療でかえって寿命を縮めることにも抵抗があります。
どうかアドバイスをお願いします。
担当医によると、歯髄のだいぶ近くまで削っているとのことでした。
(マイクロスコープ等を使用するような医院ではありませんでした)
治療後10カ月ぐらいは時々冷たいものがしみるような感覚がありましたが(当該箇所なのか、また知覚過敏なのかは今一つはっきりしません)、現在は特に目立った症状はありません。
ところが半年ほど前、別の医院で矯正相談の際に撮影したCTデータを貰い自分のパソコンで見たところ、(素人なので正確な見方はわかりませんが)治療した部分のレジンが歯髄らしき部分に接触しているように見えました。
現在、1年半前に治療した医院とは別の医院に通っていますが、これについて相談したところ、特に気になる症状がないのであればわざわざ外してやり直し等しない方が良いとの回答でした。
それでもやはり心配なのですが、もし仮に、露髄しているのに気づかず上からレジンで固めていた場合、何らかの自覚症状があるものなのでしょうか?
放置することにも、余計な治療でかえって寿命を縮めることにも抵抗があります。
どうかアドバイスをお願いします。
回答1
クレア歯科クリニック(杉並区阿佐谷北)の平岡です。
回答日時:2020-04-06 17:37:50
omisatoさん、こんにちは。
まずはCT上で接触しているように見えても、必ずしも接触しているとは限りません。
CTはその解像度以下のものは見えません。
また、仮に接触していたとしても、現在症状がなく、根尖部にも透過像(黒い部分)などの所見が見えないのであれば、今何かしなければならないことはないと思います。
omisatoさんにとっての治療の成功とは、どういう状況なのかをもう一度考えてみたらいかがでしょうか?
症状もなく、問題なく機能しているというのは、成功とは言わないのでしょうか?
確かに神経の近くまで治療が必要だったという状況は、将来的に何か症状が出たり、処置が必要になる可能性はあるかもしれませんが、今何かの治療をして、逆に症状が出たりするほうが心配かな?と思います。
どうしても何かしたいということであれば、歯髄診くらいならしてもらってもいいのではと思います。
私の歯がこのような状況だとしたら、私は様子見しますね。
ご参考になれば幸いです。
まずはCT上で接触しているように見えても、必ずしも接触しているとは限りません。
CTはその解像度以下のものは見えません。
また、仮に接触していたとしても、現在症状がなく、根尖部にも透過像(黒い部分)などの所見が見えないのであれば、今何かしなければならないことはないと思います。
omisatoさんにとっての治療の成功とは、どういう状況なのかをもう一度考えてみたらいかがでしょうか?
症状もなく、問題なく機能しているというのは、成功とは言わないのでしょうか?
確かに神経の近くまで治療が必要だったという状況は、将来的に何か症状が出たり、処置が必要になる可能性はあるかもしれませんが、今何かの治療をして、逆に症状が出たりするほうが心配かな?と思います。
どうしても何かしたいということであれば、歯髄診くらいならしてもらってもいいのではと思います。
私の歯がこのような状況だとしたら、私は様子見しますね。
ご参考になれば幸いです。
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2020-04-07 09:52:25
前の先生が露髄に気づかれていたか否かは判りませんが、そうしたケースはときどきあります。
症状は様々で、強い痛みを我慢されてたり、ほとんど痛くないこともあるようです。
歯の神経が一部死んでいることもあれば、根管が詰まってくることもあります。
何か処置を行うべきか否かの判断は、個別に決定されるべきだと思います。
症状は様々で、強い痛みを我慢されてたり、ほとんど痛くないこともあるようです。
歯の神経が一部死んでいることもあれば、根管が詰まってくることもあります。
何か処置を行うべきか否かの判断は、個別に決定されるべきだと思います。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2020-04-07 10:33:42
僕も担当の先生、平岡先生と同意見ですね。
神経が死んでしまっていると判断されれば藤森先生の書かれているように根管が詰まってきてしまうことも考えられるので、早めに根管治療を行った方が良いとは思いますが、そうでなければ経過観察をした方がよろしいかと思います。
神経が死んでしまっていると判断されれば藤森先生の書かれているように根管が詰まってきてしまうことも考えられるので、早めに根管治療を行った方が良いとは思いますが、そうでなければ経過観察をした方がよろしいかと思います。
回答4
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2020-04-07 10:47:08
治療が失敗に終わるかは複合的な要素ですが、少なくとも材料が〇〇であったから失敗した、成功したはないです。
大昔の論文ですが、無菌ラットの歯髄に刺激が強いとされる歯科材料から覆髄材の理想とされた水酸化Caなど色々な材料をおいても、菌がいないければ歯髄は問題なく経過しているの論文があります。
つまり歯髄付近にレジンがあってもきちんと治療が行えていれば歯髄は問題なく経過します。
逆に神経付近まで削った歯は理想的な処置を歯科医師が行っても神経が死んでしまうことがあるので、気になればレントゲンで経過を追えばいいと思いますよ。
おだいじに
大昔の論文ですが、無菌ラットの歯髄に刺激が強いとされる歯科材料から覆髄材の理想とされた水酸化Caなど色々な材料をおいても、菌がいないければ歯髄は問題なく経過しているの論文があります。
つまり歯髄付近にレジンがあってもきちんと治療が行えていれば歯髄は問題なく経過します。
逆に神経付近まで削った歯は理想的な処置を歯科医師が行っても神経が死んでしまうことがあるので、気になればレントゲンで経過を追えばいいと思いますよ。
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
omisatoさん
返信日時:2020-04-07 23:57:59
先生方、貴重なご意見ありがとうございました。
経過観察をしていこうと思います。
経過観察をしていこうと思います。
タイトル | 深い虫歯治療で露髄に気づかずレジンで詰めた場合について |
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質問者 | omisatoさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 レジン(白いプラスチック) 覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。