歯間の虫歯治療後1年で再び虫歯になってしまった
相談者:
かがわさん (35歳:男性)
投稿日時:2020-05-06 14:49:27
12才の息子の歯の相談をさせて頂きます。
よろしくお願いします。
昨年、左右の下6番の手前の乳歯が続けて抜けたのですが、その際、6番の歯の乳歯との間に虫歯があることに気づき、すぐに歯医者につれていき、レジンで詰めてもらいました。
幸い、乳歯が抜けていて、虫歯も大きくなかったので横側から削って詰める、という感じで上側を削ったりすることはなく、綺麗に治りました。
それからそれまであまりやっていなかったフロスもするようになって、虫歯をつくるまいと頑張ってきたのですが、少し前から左下の5番と6番にフロスがやたらと引っ掛かるようになり、息子も歯が少し痛いということを言い出したのでGWということもあり、いつもと違う歯医者さんに行きました。
歯医者さんいわく、詰めたところから虫歯ができてしまい、詰め物も外れかかっているけど歯の間のためにとれないで引っ掛かっているような状態になっているそうです。
左右ともに虫歯ができてしまっているようで、特に左下の歯は神経に近くなってしまっているようです。
5番の歯が生えてきていたため、前のように横から治療することはできず、上から削って型を取り、金属のインレーをすることになると説明を受けました。
素人ながら、治療して1年少ししかたっていないのに虫歯ができていたり、しかも結構大きな虫歯になってきたことにショックでした。
こうしたことは珍しくはないですか…?
また、フロスをしててもこうなってしまうことはあると言われたのですが、予防は難しいのですか…?
それと、こうして上から削って金属のインレーをする以外に、治療は難しいですか…?
私自身なら、虫歯治療で金属もたくさん入ってますしそこまで気にしないのですが、息子は大きな虫歯ははじめてで少し可哀想なところがあります。
よろしくお願いします。
昨年、左右の下6番の手前の乳歯が続けて抜けたのですが、その際、6番の歯の乳歯との間に虫歯があることに気づき、すぐに歯医者につれていき、レジンで詰めてもらいました。
幸い、乳歯が抜けていて、虫歯も大きくなかったので横側から削って詰める、という感じで上側を削ったりすることはなく、綺麗に治りました。
それからそれまであまりやっていなかったフロスもするようになって、虫歯をつくるまいと頑張ってきたのですが、少し前から左下の5番と6番にフロスがやたらと引っ掛かるようになり、息子も歯が少し痛いということを言い出したのでGWということもあり、いつもと違う歯医者さんに行きました。
歯医者さんいわく、詰めたところから虫歯ができてしまい、詰め物も外れかかっているけど歯の間のためにとれないで引っ掛かっているような状態になっているそうです。
左右ともに虫歯ができてしまっているようで、特に左下の歯は神経に近くなってしまっているようです。
5番の歯が生えてきていたため、前のように横から治療することはできず、上から削って型を取り、金属のインレーをすることになると説明を受けました。
素人ながら、治療して1年少ししかたっていないのに虫歯ができていたり、しかも結構大きな虫歯になってきたことにショックでした。
こうしたことは珍しくはないですか…?
また、フロスをしててもこうなってしまうことはあると言われたのですが、予防は難しいのですか…?
それと、こうして上から削って金属のインレーをする以外に、治療は難しいですか…?
私自身なら、虫歯治療で金属もたくさん入ってますしそこまで気にしないのですが、息子は大きな虫歯ははじめてで少し可哀想なところがあります。
回答1
坂寄歯科医院(茨城県取手市藤代)の三木です。
回答日時:2020-05-06 15:48:11
かがわさん、こんにちは。
>こうしたことは珍しくはないですか…?
基本的な事ですが、治療した部位は必ずまた虫歯になってしまいます。
なので治療した箇所が再度虫歯になってしまうというのは特に珍しいことではありません。
歯科衛生士や歯科医師から指導されていない所謂我流な手法でフロスを行ったり、食生活が良くなかった場合は詰めたものが直ぐにダメになってしまい、短期間で再度虫歯になってしまうという事も十分にあります。
後はそもそもの接着操作の不手際という可能性ももちろんあり得ます。
>また、フロスをしててもこうなってしまうことはあると言われたのですが、予防は難しいのですか…?
フロスのみに頼るのではなく食事の仕方を含めた食生活の改善の方が予防効果としては高いと思いますよ。
>それと、こうして上から削って金属のインレーをする以外に、治療は難しいですか…?
これについてはその虫歯のサイズと、歯科医師の技術・何の治療が得意かによって変わってきます。
書かれている状況であれば、私であればレジン(白い詰め物)で治すと思いますが・・・
その先生がレジンが不得意なのであれば金属のインレーの方が成功率としては高くなってくるかと思います。
もし白い詰め物で治療されることをご希望なのであれば、自費診療のメニューの中に「ダイレクトボンディング」を有している歯科医院であれば、少なくともレジンについては得意な方かと思いますので、探されてみても良いかもしれません。
ご参考程度にしていただければと思います。
>こうしたことは珍しくはないですか…?
基本的な事ですが、治療した部位は必ずまた虫歯になってしまいます。
なので治療した箇所が再度虫歯になってしまうというのは特に珍しいことではありません。
歯科衛生士や歯科医師から指導されていない所謂我流な手法でフロスを行ったり、食生活が良くなかった場合は詰めたものが直ぐにダメになってしまい、短期間で再度虫歯になってしまうという事も十分にあります。
後はそもそもの接着操作の不手際という可能性ももちろんあり得ます。
>また、フロスをしててもこうなってしまうことはあると言われたのですが、予防は難しいのですか…?
フロスのみに頼るのではなく食事の仕方を含めた食生活の改善の方が予防効果としては高いと思いますよ。
>それと、こうして上から削って金属のインレーをする以外に、治療は難しいですか…?
これについてはその虫歯のサイズと、歯科医師の技術・何の治療が得意かによって変わってきます。
書かれている状況であれば、私であればレジン(白い詰め物)で治すと思いますが・・・
その先生がレジンが不得意なのであれば金属のインレーの方が成功率としては高くなってくるかと思います。
もし白い詰め物で治療されることをご希望なのであれば、自費診療のメニューの中に「ダイレクトボンディング」を有している歯科医院であれば、少なくともレジンについては得意な方かと思いますので、探されてみても良いかもしれません。
ご参考程度にしていただければと思います。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-05-06 16:06:57
こんにちは。
>こうしたことは珍しくはないですか…?
珍しいですね。
しかし、そういうケースというのが常にゼロにならないのが医療ですから致し方なかったと考えるしかないでしょう。
せっかく臨在歯が抜けて治療しやすいときに上手く治療を受けられたのにとても残念だったと思います。
次の治療としては大きな虫歯は歯の上から目視して治療しやすく十分な修復物の厚みを確保するように、スライスカットといって歯の隣接面をすっかり削り落とし、更に修復物の保持力をアップするために噛む面の主に溝の部分を削って2級インレー窩洞を形成するように仕上げることが一般的だと思います。
虫歯が大きい場合、最も大切になるのは歯髄保護です。
大切な歯髄をできるだけ温存できるように作業を確実に行えるので目視重視でインレー形成されることが多いと思います。
また、金属は硬く破折しにくいですから削る量が白いインレーより少なくて済みます。
ですから保険適用のインレーにまずしてもらっておくと良いと思います。
小さな虫歯であればもしかしたら上手くレジン修復だけで仕上げてくれる歯科医院があるかもしれませんね。
>息子は大きな虫歯ははじめてで少し可哀想なところがあります。
隣接面の虫歯は治療が厄介ですから一旦治療した部分が虫歯になるようでは困ったなと思いました。
通常はフロスをしていると虫歯のリスクは減らせると考えていますが、毎日毎日上手に出来ていたのか?がわかりません。
全く虫歯の治療跡がない隣接面は十分フロスで予防できると思いますから、他の部分は毎日フッ素を塗布しつつフロスを行ってください。
また歯をよく当てる癖に陥っていると隣接面に咬合力が加わってエナメル質にヒビが入ってそこから虫歯が進行することがよく知られるようになっています。
TCHがあるようでしたらフロス程度では虫歯予防効果が追いつきませんから困ることに繋がりそうです。
今回は残念でしたが、歯髄炎を起こさず虫歯治療が完了したらよかったと思っていただいてよいと思います。
隣接面虫歯は歯髄に近いのでよく抜髄まで進むことがありますからね。
>こうしたことは珍しくはないですか…?
珍しいですね。
しかし、そういうケースというのが常にゼロにならないのが医療ですから致し方なかったと考えるしかないでしょう。
せっかく臨在歯が抜けて治療しやすいときに上手く治療を受けられたのにとても残念だったと思います。
次の治療としては大きな虫歯は歯の上から目視して治療しやすく十分な修復物の厚みを確保するように、スライスカットといって歯の隣接面をすっかり削り落とし、更に修復物の保持力をアップするために噛む面の主に溝の部分を削って2級インレー窩洞を形成するように仕上げることが一般的だと思います。
虫歯が大きい場合、最も大切になるのは歯髄保護です。
大切な歯髄をできるだけ温存できるように作業を確実に行えるので目視重視でインレー形成されることが多いと思います。
また、金属は硬く破折しにくいですから削る量が白いインレーより少なくて済みます。
ですから保険適用のインレーにまずしてもらっておくと良いと思います。
小さな虫歯であればもしかしたら上手くレジン修復だけで仕上げてくれる歯科医院があるかもしれませんね。
>息子は大きな虫歯ははじめてで少し可哀想なところがあります。
隣接面の虫歯は治療が厄介ですから一旦治療した部分が虫歯になるようでは困ったなと思いました。
通常はフロスをしていると虫歯のリスクは減らせると考えていますが、毎日毎日上手に出来ていたのか?がわかりません。
全く虫歯の治療跡がない隣接面は十分フロスで予防できると思いますから、他の部分は毎日フッ素を塗布しつつフロスを行ってください。
また歯をよく当てる癖に陥っていると隣接面に咬合力が加わってエナメル質にヒビが入ってそこから虫歯が進行することがよく知られるようになっています。
TCHがあるようでしたらフロス程度では虫歯予防効果が追いつきませんから困ることに繋がりそうです。
今回は残念でしたが、歯髄炎を起こさず虫歯治療が完了したらよかったと思っていただいてよいと思います。
隣接面虫歯は歯髄に近いのでよく抜髄まで進むことがありますからね。
タイトル | 歯間の虫歯治療後1年で再び虫歯になってしまった |
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質問者 | かがわさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 詰め物の下の虫歯(二次カリエス) 二次カリエス(2次的な虫歯) 子供(子ども)の虫歯 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。