左上2番抜歯後、インプラント・ブリッジ・入れ歯で迷ってます

相談者: ponpocoさん (54歳:女性)
投稿日時:2020-05-16 13:53:45
こんにちは。
初めて投稿します。


左上2番の差し歯が2週間前に外れ、かかりつけ医に接着してもらいました。

しかし、1週間後に少しだけぐらつきその3日後にパンを食べた時に違和感がありました。
外れてしまったのかと見てみると歯の根元から骨のようなものが外に飛び出していました。


この差し歯は8年ほど前に突然外れ接着してもらいましたが、短くて1週間長くて半年位で度々取れています。
先生は

「接着して持つならそれで行こう。
取れたらつければいいんだから」

とおっしゃっていました。


でも、1年ほど前に外れた時に根っこに亀裂が入っていると言われ、その半年後にはパッカリと割れている…と言われました。

接着しても周期が短くなるようならブリッジしか方法はないと言われました。
その先生は上の前歯に関してはインプラントをやらない主義だとのことで、選択肢はブリッジ一択だとのことでした。


実は30年くらい前に事故で右上1番2番左上1番2番の4本を差し歯にしました。

20年前の妊娠中に左上1番が突然外れ、強化するために右上1番も外し連結の差し歯を入れました。
今回、ブリッジにする場合その連結部分を削り左上1〜3の3本をブリッジにするとのことでした。

強度的に心配でしたので接着で先延ばしにしていたところでした。



今回、飛び出てきたものは割れた根っこが外に出てきたんだな…と思い、とうとう年貢の納め時だと思いました。

しかし、他に選択肢はないものか…とセカンドオピニオンを求め他院へ行きました。


ブリッジに関しては差し歯を支えにするのは有りえないので左上3〜右3までの6本のブリッジになるとのことでした。

強度は安心できるのでしょうが、金額も倍になります。
色と臭いの問題点から保険適用外のブリッジを考えていたので、ちょっと考えてしまいます。


他にインプラントと入れ歯の選択肢があると言われました。
インプラントの場合、骨が脆弱だったとしても骨再生ができるので大丈夫との事。

入れ歯はパルプラストを使えば前歯でも目立たないとの事。
一応、自分でも事前に調べていた内容と合致しました。



虫歯歴無し、3か月ごとに定期検診に行っているので歯周病はありません。
先生は

「現在のケアがいいのでインプラントのアフターケアも心配ないでしょう。
すぐにインプラントが抵抗あるならバルプラストにして問題が出てきたときにインプラントにするのも可能です」

とおっしゃってました。

ブリッジは削ってしまうと元に戻らないのでよく考えてから…とも。


他の歯に影響を与えず、噛み心地もいいならインプラントもありだと思っています。

ただ、かかりつけ医が上前歯のインプラントに否定的だったので、定着が弱いのか心配なのです。


出せる金額もインプラント1本分がギリギリなので(骨再生を入れて33万円と言われました)どの方法にしてもすぐに作り直しが必要になると困ります。

ブリッジ6本は大掛かりだし、金銭的にもオーバーなので候補から外しましたが、上の前歯ならどの方法が最善なのでしょう?


先生から好みの問題とも言われたのですが、考えても考えても決めきれません。
実際の症例からみると適応や強度や持ちの違いはあるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2020-05-16 15:16:06
ponpoco さん、こんにちは。

>短くて1週間長くて半年位で度々取れています。
>1年ほど前に外れた時に根っこに亀裂が入っていると言われ、その半年後にはパッカリと割れている…と言われました。

もう保存の限界を超えているようにさえ思えます。

これでは、インプラントにしろ、ブリッジにしろ、入れ歯にしろ、時間の経過とともに、どんどん条件が悪くなってしまいますね。


>ブリッジしか方法はないと言われました。
>選択肢はブリッジ一択だとのことでした。

こういう考えしか持てないようだと、決して患者さんの為にはなりませんね。


>他に選択肢はないものか…とセカンドオピニオンを求め他院へ行きました。

治療方法に迷った時に、自主的に他院を受診した or 経過や現状についての資料を借りるなどしてセカンドオピニオンを求めたのは、他の歯科医師の意見を求めたのは、一歩踏み出す為に、良い選択だったように思います。



>ブリッジにする場合その連結部分を削り左上1〜3の3本をブリッジにするとのことでした。
>ブリッジに関しては差し歯を支えにするのは有りえないので左上3〜右3までの6本のブリッジになるとのことでした。

30年前に差し歯になったという歯や修復物の状態についての詳細な情報が有りませんから、この場では何とも言えませんね。


>強度は安心できるのでしょうが、金額も倍になります。

基本的なことになりますが、支台歯が増えれば、予後のリスクは、その何倍にもなります。


>他にインプラントと入れ歯の選択肢があると言われました。
>上の前歯ならどの方法が最善なのでしょう?

それぞれにメリットやデメリットがありますし、そもそも、ponpoco さんの口腔内外や全身状態をも精査したうえで判断すべきものと思います。


一般論で考えても、ある意味、無理があるように思います。

ちゃんと診ていただける第3の歯科医師に相談なさってみるのも一法かもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ponpocoさん
返信日時:2020-05-16 22:15:08
小林先生

お忙しい中、早速ご回答をいただきましてありがとうございました。


セカンドオピニオン歯科で次回受診時(来週末)までに治療法を決定するように言われているので焦っています。

歯の治療は自分に合わなければ口の中だけでなく、全身にまで悪影響を及ぼすので熟考したいところですが、現在の歯の状態も歯折部分が外に飛び出して痛みもあるので早急に方向性を決めなければいけません。


右上1・2番番左上1番の差し歯は現在のところしっかりしていて3か月ごとの定期検診でも特に指摘は受けていません。

ただし、今後加齢とともにどうなるかわからないのでブリッジを6本分すっぽりかぶせてしまうと不具合があった時に治療も出費もダメージが大きいだろうと考えています。

初回の費用も6本分は予算オーバーですし、関係ない右上1〜3番を道連れにはできないので6本ブリッジは候補に入れていません。


バルプラストで様子を見て不具合や持ちがよくない場合にはインプラントに移行するか、最初からインプラントにするのか…

そうですね、サードオピニオンも考えた方がいいかもしれませんね。
正直、インプラントは大きな不安があります。

それぞれの歯科医さんがどれだけの症例を経験しているのか、その技術はどうなのかを知ることはなかなかできないのでしょうね。
どのような基準で歯医者さんを選んでいいのかも悩ましいところであります。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-05-16 22:15:36
隣りの歯も同じように治されてて、同じような時期でしょうから、この先どうなのか?も考えて下さい。

多分なのですが、ブリッジにして支えに使うとなると、その歯の寿命が短くなってしまうかも知れません。


なので、私としてはそこだけのインプラントをお勧めしたいです。

ゆくゆく残念ながら、他の歯もダメになっていくかも知れませんが、今回インプラントされたら、そこが支えとして使えて良いかも、と考えます。



インプラントの耐久性を心配されてるようですが、ちゃんと治されれば、ブリッジなどよりも長持ちして、更に他の歯に負担強いませんから、隣りの歯も使える期間伸びるのでは、と考えられます。

入れ歯を一時的に入れられるのは、歯茎の形、顎堤のボリュームに悪影響を与え、後々インプラントにしたい時に大変かも知れませんので、お勧めしません。


現在、世界的にも抜歯即時インプラントで治せるなら、それが一番成果が良く、治癒期間も手術侵襲も少ない、と言われています。

但し、担当医を慎重に選ばないと、ハイレベルな手術なので、甘く見ないで下さい。

実は、今そちら方面のトラブルが増えていますので。


ちなみに、治療費として提示されているのは、とてもお手頃だと思います。

審美的部位へのインプラントでは、後プラス10万でもおかしくありません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ponpocoさん
返信日時:2020-05-16 23:27:16
松元先生

お忙しい中、ご回答いただきましてありがとうございました。


>今回インプラントされたら、そこが支えとして使えて良いかも、と考えます。

インプラントが支えになる…という方法もあるんですね。
強度の点でも自分の歯に匹敵するというのは大きなメリットです。
インプラントのケアをしっかりするのは必須でしょうが…


ブリッジなどよりも長持ちして、更に他の歯に負担強いませんから、隣りの歯も使える期間伸びるのでは、と考えられます。

それは重要です。
もともとしっかりした歯を不本意ながらも失ってしまったので、その歯達に再度迷惑をかけたくない…と毎日のケアを継続しているようなところがあります。

少しでも長く使いたい思いはありますし、できれば削ったりしたくないのは本心です。



入れ歯を一時的に入れられるのは、歯茎の形、顎堤のボリュームに悪影響を与え、後々インプラントにしたい時に大変かも知れませんので、お勧めしません。

そういう大事な事を言っていただけるのは大変ありがたいことです。
セカンドオピニオン先では選択肢の一つとして提示されたのですが、デメリットは言われませんでした。



>但し、担当医を慎重に選ばないと、ハイレベルな手術なので、甘く見ないで下さい。

先にも書き込みましたが、各先生方の症例経験数や技術レベルなどをどこで見ていけばいいのかわからずにいます。
評判の良い「いい先生」イコール「インプラントの腕がいい先生」とはならないのでしょうから…


>ちなみに、治療費として提示されているのは、とてもお手頃だと思います。

審美的部位へのインプラントでは、後プラス10万でもおかしくありません。

田舎なのでこれくらいの価格なのかな?と思っていました。
他の歯科医院でHPに出ている金額で30〜40万円くらいでした。

ちなみに、セカンドオピニオン先は金額明細が細かく記載された治療費の一覧表を渡してくれました。

1次手術、2次手術、クラウンの各費用が明示されています。
提示された金額は約30万円で29万円台です。
GBRが必要な場合は3万円追加です。
これはクラウンがハイブリッドセラミックスクラウンの場合です。
オールセラミックスですとプラス3.5万円です。

最初のCTから装着終了までの値段だそうで、基本的にそれ以外はかかりませんと言われました。


インプラントは身体にも大きなダメージを受けますし、大きな出費にもなります。
この短時間の間によく考え抜かなければいけませんね。

貴重なアドバイスありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2020-05-17 21:30:22
まだハイブリッドセラミック使われてる医院があって、少々、驚きました。

長持ちさせたいなら、セラミックを選択されて下さい。


ハイブリッドとか言ってますが、硬質レジンにセラミックの粉を混ぜてるだけのモノなので、表面が汚れやすく、おうらーくも付着しやすい素材ですので、私は使いません。

セラミックの方が汚れ、プラーク付着もしませんから、長い眼で見て
安心です。


あとはインプラントメーカーは、しっかりしたメーカーでしょうか?

インプラント業界は、世界的にも相当な数に上り、存続し続けてくれるメーカを使ってもらわないと、後で何かの時に困られることがありますので。

インプラントと言えばどこのも大して違わない、と患者さんは思うのかも知れませんが、それはちょっと違うかも知れません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ponpocoさん
返信日時:2020-05-18 00:37:19
松元先生

貴重なお時間を割いてご回答いただきありがとうございます。


>まだハイブリッドセラミック使われてる医院があって、少々、驚きました。
>長持ちさせたいなら、セラミックを選択されて下さい。

多くの方がハイブリッドを選んでいてベーシックだ…という説明を受けました。
でも、後で調べたらハイブリッドは着色しやすいので前歯ならオールセラミックがおすすめと知りそちらを選択した方がいいのだろう…と考えていたところです。



インプラントメーカーは、しっかりしたメーカーでしょうか?

京セラのパンフレットをいただいてきました。
しかし、先生からメーカーについての説明があった訳ではありません。

確かに、メーカーは歯科が選んだものを患者はそのまま受け入れるのみのような気がします。
私も含めて患者側もメーカーの事まで気が回らない人が多いと思います。
自分の身体の一部になるものですから、先々の事まで気にかけて自分なりに勉強しなければいけないのですね。

それと同時に自分の疑問を気軽に話せる雰囲気で、快く答えてくれる先生であれば有難いのですが、色々聞くのは躊躇してしまうことのほうが多いと思います。



松元先生から

>現在、世界的にも抜歯即時インプラントで治せるなら、それが一番成果が良く、治癒期間も手術侵襲も少ない、と言われています。

とお話をいただき、地元にいらっしゃるインプラント学会の専門医の先生のところにもご相談に伺う事に決めました。

その先生は抜歯即時インプラントもやっていらっしゃるそうです。
セカンドオピニオンにも力を入れているそうで、まずは色々お話を聞いて来ようと思います。
メーカーや材質、治療方法など自分の疑問をぶつけてきます。


その歯科医院は自宅から遠く通う事が大変なのでつきあいが長くなることを考えると私のチョイスにはありませんでした。
しかし、やはりパーツ選び、方法、技術、経験、知識など多くの事が重要な事が松元先生のお話しからわかりました。

小林先生にサードオピニオンを勧めていただいたのもきっかけになりました。


実際にお話しを聞いて、どのような選択になるかはわかりませんが、よりよい方向に進むことを期待しています。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2020-05-18 15:01:33
インプラント
ブリッジ
入れ歯
で悩む場合、いつも私が患者さんに提案するのは、まず、単独の一本ずつの歯にするのか、ブリッジをするのか を選んでもらいます。


ブリッジの利点欠点を説明し、理解していただいた上で、ブリッジを希望されるなら
●そのままブリッジになりますが、説明後、悩むようなら

「いったん、一本ずつの仮歯を前後に装着しましょう。」

と提案します。
その状態で、間に歯がないことに困らないなら、

●そのまま放置


ですが、歯がないことに困るなら
●一本の入れ歯
を作ります。
見栄えが悪いことを気にされるのでしたら、見栄えの良い
ノンクラスプデンチャー
という、審美性の高い入れ歯を用意します。


それで快適に過ごせるならいいですが、それで快適に過ごせない時に
●インプラントを検討開始します

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ponpocoさん
返信日時:2020-05-23 14:26:02
高田先生

ありがとうございました。
順序立てて治療方法をご提示していただけるのは患者にとってとても有難いことです。


その後、サードオピニオンに行きました。
地元ではインプラントで有名な歯科医院です。

入れ歯ブリッジ、インプラントの選択肢を紹介されたのはセカンドの先生と同じでした。

しかし、入れ歯とブリッジのデメリットをずらりと話し、インプラントのメリットのみマシンガントークが始まりました。


そして話は今回抜けた1本だけでなくその隣の3本の差し歯と合わせトータル4本のインプラントにすることに進んでいきました。
他の3本は現在は何も問題がなく土台もしっかりしているとの事。
しかし5年後10年後にはどうなるかわからないので今回一気に治療した方がよい…と。

私は今回は1本のみの治療しか考えていないし、5年後10年後だったら自分の歯でさえどうなっているかわからないのでは?と伝えました。

それでも4本治療の話が延々と続きました。


1本のインプラント代とかぶせ物が40万。
その他に相談料や仮歯代、CT他検査料や指導料など諸々で20万。
将来3本バラバラにやれば240万だが、今回一気にやってしまえば相談料やCT・検査料など1回の出費で済むものもあるので利点しかない…との事でした。

1時間以上拘束されドン引きしました。
私の為を思って提言してくれたのかもしれませんが、私の意見や経済状況など話しても一切無視でした。

技術は素晴らしいのかもしれませんが、どんな治療にせよこの先生にお世話になる事は絶対ない…と確信をもって帰ってきました。



自分の中ではブリッジは健康な歯を削りたくないので選択肢から外しました。
インプラントかノンクラスプデンチャーに絞ってもう少し検討することにしました。



小林先生、松元先生、高田先生

お忙しい中、親身になってアドバイスいただきましてありがとうございました。



タイトル 左上2番抜歯後、インプラント・ブリッジ・入れ歯で迷ってます
質問者 ponpocoさん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:2番(側切歯)
インプラント治療法
ブリッジ治療法
部分入れ歯 その他
回答者




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