〔写真あり〕二次カリエスの治療開始時期

相談者: WAONさん (49歳:男性)
投稿日時:2020-06-04 00:50:31
よろしくお願いします。


状況は以下のとおりです。
質問は二つあります。

1.自発痛が右上5番からでないことが否定できないので現時点でも2次カリエスの治療は(虫歯の治療は)すぐにでも開始したほうが良いように思うのですが違うのでしょうか。


2,歯科医はCT画像から虫歯は歯髄に届いていないとのことでした。
すぐに治療すれば、MAT等の薬を使うことも含め、抜髄しないですむ可能性はあるでしょうか。



経緯
5月20日頃、右上6番付近にとても小さな自発痛、なんとなく重い感じ、冷たいものがしみるいった症状が出てきました。

このため、歯科医師にCT等で検査してもらったところ、CT画像から二つの事象が原因であるとのことでした。

なお、右上6番は根管治療済みで冠を被せてある。
また、右上5番は過去に虫歯治療を行っている。



原因
自発痛については右上6番根尖病巣が原因。
冷たいものがしみることについては右上5番に被せてあるインレー下の2次カリエスが原因。



当該医師の対応方針
根尖病巣の治療を行う。
右上5番の2次カリエスについては、様子をみるとの方針。

理由は、CT画像の黒い部分は虫歯である考える。
冷たいものがしみることは落ち着く可能性があり、歯髄に影響をあたえ始め、強く痛みが出てくるのは今すぐではない。

3年後かもしれないし5年後かもしれない。
専門的にいうと、歯髄の中では、いろいろな作用が働き、炎症を抑えている状態がある。

虫歯が広がり続けることはない。
今、開けてしまえば、抜髄治療をせざるを得ないため、現時点では様子を見るべきと考えている。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2020-06-04 07:45:02
WAONさんこんにちは。

右上6番付近にとても小さな自発痛があり、歯科医師にCT等で検査してもらったところ、自発痛については右上6番根尖病巣が原因で、冷たいものがしみることについては右上5番に被せてあるインレー下の2次カリエスが原因と診断されたのですね。


>1.自発痛が右上5番からでないことが否定できないので現時点でも2次カリエスの治療は(虫歯の治療は)すぐにでも開始したほうが良いように思うのですが違うのでしょうか。

痛みの原因を1つ1つクリアにする為には、6番の根管治療を行い、自発痛が消失するか確認してから、5番を治療するのではないかと思います。


>2,歯科医はCT画像から虫歯は歯髄に届いていないとのことでした。
>すぐに治療すれば、MAT等の薬を使うことも含め、抜髄しないですむ可能性はあるでしょうか。

インレーであればおそらくメタルで、メタルはアーチファクトがあるのでCTでは診断できないことも多いです。


MTAは最近使用されて材料ですが、保険診療では直接あるいは間接的に歯髄を保護するような処置、覆罩がMTA以前より適応されており、水酸化カルシウムカルボキシレートセメントなどの材料もありますね。

先生によってそろえている材料は異なりますので、先生にご相談されてみて下さい。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-06-04 11:17:20
うーーーん、基本的に自発痛があれば根管治療に移行することが多いですけどね・・・

自発痛の程度にもよりますが・・・


歯髄残されたいのなら、罹患部は除去して、根管の歯髄温存処置をするしかないと思います。

断髄とかの処置なんですが・・・

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-06-04 14:57:36
こんにちは。


CTによるのかもしれませんが、メタルインレーの下の二次虫歯のがはっきり映るCTがあるのかな?という印象があります。

普通はアーチファクトで飛んでしまっているのではないかと思いますからどれくらい画像を信じてよいのか?な?とわからないように思います。


はっきりわかったのは隣の右上6番の根尖病巣だっのでまずはそちらを治療しましょうという判断になっているのではないでしょうか?

金属修復物の下からの虫歯診断し難いのではっきり調べるためには削って外して確認するしかないと思います。

インレーとは別に隣接面からの虫歯の場合は削り取らなくてもレントゲンから診断できる事があります。


冷たい物がしみる程度で治療介入すると歯髄が残る可能性は高くなりますが、断髄になる可能性が高いように思いますからとりあえず、痛みが一旦ない状態に歯髄を落ち着けて治療に耐えられる状態にしておきたいと考えられたのかもしれませんね。

噛み合わせが強くなりすぎていないか?を確認することになると思います。
金属は歯よりすり減らないないですからね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: WAONさん
返信日時:2020-06-04 23:59:58
こんばんは。

加藤先生、松元先生、Dr.ふなちゃん先生お忙しい中、ご意見・ご回答ありがとうございます。



アーチファクトという言葉知りませんでした。
ご推察のとおり、右上5番に被せてあるインレーは銀の金属です。


痛み等については、5月20日は冷たいものがしみる程度でしたが、6月4日は、冷たいものや熱いものが「痛い」と感じるようになってきました。

神経を取りたくないと強く希望しています。
そこでご教授願いたいことが新たに4点あります。


1.神経を残す治療を開始するためには、あと何日程度の猶予があると考えられるでしょうか。


2.ダイアグノデントという機材で二次カリエスは発見できるのでしょうか。


3.歯の中の虫歯は小さくなることや、侵攻が止まることはあるのでしょうか。
そのメカニズムはどのようなものでしょうか。


4.生活歯髄切断法は一部の歯科医院でしか行っていない保険適用外の治療方法なのでしょうか。


参考までに右上5番のCT画像と4月1日撮影のデンタルサイズレントゲン画像を貼ります。

画像1画像1 画像2画像2
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-06-05 01:26:58
6番の根尖病巣は確認できているのでしょうか?

画像1を見ると5番の遠心に虫歯がありそうか裏装されてあるのか何かありそうに見えますよね?
画像2からも遠心から虫歯になってもおかしくないかな?と疑いの目で診ることになると思います。

それでは6番は?ということになりますよね?
レントゲンやCTは透過像や断層像ですから何かありそう程度の情報を得ることになります。


1.お気持ちはわかりますがもし当該歯が虫歯で温熱痛が出てくると治療は抜髄になってくると思います。


2.金属の下は見つけられないと思います。


3.ないでしょう。


4.御年齢と部位から抜髄になると思いますが、どうしても断髄にこだわられるのであればマイクロがある歯科医院歯髄の状態を目視してもらい行う事になるのではないでしょうか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: WAONさん
返信日時:2020-06-11 15:49:55
お忙しいところ、先生方の書き込み回答ありがとうございました。

かかりつけ歯科医にCT画像を持参して診てもらったところ、デンタルサイズのレントゲン撮影が行われました。
その画像には二次カリエスは全く映っていませんでした。


本相談について、二次カリエスはありませんでした。
かかりつけ歯科医師は、加藤先生と同じ考えで、メタルの近くはアーチファクトがあるのでCTでは診断できないことがあると言われていました。

滲みる原因は知覚過敏が考えられるとのことで、歯にレジンでコーティングしてもらいました。


滲みる状況は、とても改善されましたので、解決にしたいと思います。

ありがとうございました。

画像1画像1



タイトル 〔写真あり〕二次カリエスの治療開始時期
質問者 WAONさん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、知覚過敏の痛み
その他(写真あり)
詰め物の下の虫歯(二次カリエス)
二次カリエス(2次的な虫歯)
CT
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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