転院して、使う歯科材料も変わると噛み合わせにも影響が出るか
相談者:
義さん (33歳:男性)
投稿日時:2020-06-21 00:32:05
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-06-21 10:13:12
こんにちは。
歯科医院で使用している材料は保険治療の場合は日本で承認された物の中から各歯科医院が特性やコストパフォーマンス等により選択しています。
ですから転院されると違う物を使用される事になります。
しかし、それが噛み合わせがズレる原因になるか?といえばそういう訳ではないだろうとお答えすることになると思います。
そもそもダイレクトボンドとかレジン充填は噛み合わせを守る為には使用しませんし、セラミックもジルコニア以外はチビて来たり欠けてくる事で歯を守っているという面があると思っています。
また、天然歯の方もすり減りますから修復物だけ擦り減らないとそこに問題が生じると言われています。
また同じ歯科医院でも時代により使用する物はどんどん変わりますからあまり気にされなくてもよいのかもしれませんね。
転勤や引っ越しが多い方のお口には色々な物が入っている印象はありますが、メンテナンスに通院されておけば問題を、早く発見してもらえるでしょうからその都度調整したり治療してもらう程度でよいのではないでしょうか?
歯科医院で使用している材料は保険治療の場合は日本で承認された物の中から各歯科医院が特性やコストパフォーマンス等により選択しています。
ですから転院されると違う物を使用される事になります。
しかし、それが噛み合わせがズレる原因になるか?といえばそういう訳ではないだろうとお答えすることになると思います。
そもそもダイレクトボンドとかレジン充填は噛み合わせを守る為には使用しませんし、セラミックもジルコニア以外はチビて来たり欠けてくる事で歯を守っているという面があると思っています。
また、天然歯の方もすり減りますから修復物だけ擦り減らないとそこに問題が生じると言われています。
また同じ歯科医院でも時代により使用する物はどんどん変わりますからあまり気にされなくてもよいのかもしれませんね。
転勤や引っ越しが多い方のお口には色々な物が入っている印象はありますが、メンテナンスに通院されておけば問題を、早く発見してもらえるでしょうからその都度調整したり治療してもらう程度でよいのではないでしょうか?
回答2
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-06-21 11:34:54
義さん、こんにちは
>ダイレクトボンディング等の詰め物やセラミック等の歯に使用する材料はメーカーにより仕上がりの硬さなど厳密には違うのでしょうか?
厳密には違うと思います。
また、メーカーも日々開発に勤しんでおりますので、時代によっても違います。
ざっくり言うと、天然歯の物性を目指して進化している、と思います。
>硬さが異なるので噛み合わせがズレるなどの影響に繋がる可能性はあるのでしょうか?
あまり考えなくて良いと思います。
確かに、材料によって硬さや性質が違いますし、天然歯とは違います。
お口の中に入る修復物には一生持つものというのはありませんから、適宜やり替えや修正をしていく必要があります。
ジルコニアなどの材料はすり減りませんから、周りの天然歯が摩耗してきた時には一部だけ高く当たるようになってしまいますので、メンテナンスなどで確認や調整を行ってもらえると良いと思います。
ただ、ジルコニアは硬くて調整がとても大変ですし調整中に割れてしまう可能性もある材料です。
また、厚みがわからなければ削っている最中に中の土台が出てきてしまう可能性もありますので、どこまでのことを行い、どこまで責任を持つか、という問題はあるかと思います。
転院した場合には自費の補償の範囲の問題や、実際にどのような材料で、治療直後はどのような状況だったのかということは引き継げませんから、現状のわかる範囲での対応にはなってしまうと思います。
そうは言いましても転居や、そうでなくとも転院というのは誰にでも、どこの歯科医院でも起こる普通のことです。
一生一つの歯科医院へしか通院しない、という方は稀でしょうから、それで大きな不都合が出るということはあまりないように思います。
>ダイレクトボンディング等の詰め物やセラミック等の歯に使用する材料はメーカーにより仕上がりの硬さなど厳密には違うのでしょうか?
厳密には違うと思います。
また、メーカーも日々開発に勤しんでおりますので、時代によっても違います。
ざっくり言うと、天然歯の物性を目指して進化している、と思います。
>硬さが異なるので噛み合わせがズレるなどの影響に繋がる可能性はあるのでしょうか?
あまり考えなくて良いと思います。
確かに、材料によって硬さや性質が違いますし、天然歯とは違います。
お口の中に入る修復物には一生持つものというのはありませんから、適宜やり替えや修正をしていく必要があります。
ジルコニアなどの材料はすり減りませんから、周りの天然歯が摩耗してきた時には一部だけ高く当たるようになってしまいますので、メンテナンスなどで確認や調整を行ってもらえると良いと思います。
ただ、ジルコニアは硬くて調整がとても大変ですし調整中に割れてしまう可能性もある材料です。
また、厚みがわからなければ削っている最中に中の土台が出てきてしまう可能性もありますので、どこまでのことを行い、どこまで責任を持つか、という問題はあるかと思います。
転院した場合には自費の補償の範囲の問題や、実際にどのような材料で、治療直後はどのような状況だったのかということは引き継げませんから、現状のわかる範囲での対応にはなってしまうと思います。
そうは言いましても転居や、そうでなくとも転院というのは誰にでも、どこの歯科医院でも起こる普通のことです。
一生一つの歯科医院へしか通院しない、という方は稀でしょうから、それで大きな不都合が出るということはあまりないように思います。
回答3
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2020-06-22 07:44:17
義 さんこんにちは。
引っ越しを機に定期的な検診や治療で長年利用していた歯科から離れる事になり新しい歯科をさがしているのですね。
ダイレクトボンディング等の詰め物やセラミック等の歯に使用する材料はメーカーにより仕上がりの硬さなど厳密には違うと思います。
しかし、治療をしていた歯科とは違う歯科でセラミック治療やダイレクトボンディング等をした場合、硬さが異なるので噛み合わせがズレるなどの影響に繋がる可能性は低いと思います。歯と歯が接している時間が健康な方であればですが・・・
例えばブラキシズムが強いのであれば、かみ合わせがずれることはあると思いますが、歯科が変わったからとは言えないと思います。
(ブラキシズム等については ⇒TCH)
また、遠くになり、交通費がかかってしまいますが、安心できるのであれば、定期検診は長年利用していた歯科に通われるのも良いと思います。
歯科は移転しても近場だったりします。
定年により閉院しない限りはほとんど通える可能性は高いと思います。
引っ越しを機に定期的な検診や治療で長年利用していた歯科から離れる事になり新しい歯科をさがしているのですね。
ダイレクトボンディング等の詰め物やセラミック等の歯に使用する材料はメーカーにより仕上がりの硬さなど厳密には違うと思います。
しかし、治療をしていた歯科とは違う歯科でセラミック治療やダイレクトボンディング等をした場合、硬さが異なるので噛み合わせがズレるなどの影響に繋がる可能性は低いと思います。歯と歯が接している時間が健康な方であればですが・・・
例えばブラキシズムが強いのであれば、かみ合わせがずれることはあると思いますが、歯科が変わったからとは言えないと思います。
(ブラキシズム等については ⇒TCH)
また、遠くになり、交通費がかかってしまいますが、安心できるのであれば、定期検診は長年利用していた歯科に通われるのも良いと思います。
歯科は移転しても近場だったりします。
定年により閉院しない限りはほとんど通える可能性は高いと思います。
タイトル | 転院して、使う歯科材料も変わると噛み合わせにも影響が出るか |
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質問者 | 義さん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員(技術系) |
カテゴリ |
虫歯治療 詰め物、インレーその他 噛み合わせ(咬合)その他 材料・機材関連 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。