左下6番のクラウン、ゴールドかジルコニアか?
相談者:
べろねんさん (36歳:女性)
投稿日時:2020-06-23 00:04:06
こんにちは。
現在、左下6番の歯を治療中で、クラウンを入れないといけないのですが、ゴールドかジルコニアかで迷っています。
クラウンの大きさはフルキャップではないですが、それに近い形になるようです。
私はゴールドを入れようと思っていたのですが、先生はジルコニアがいいと思っているようです。
理由は私がヨーロッパに住んでいること(むこうではゴールドはもうほぼしない)、白いこと(クラウンなので、ゴールドだと口を開けたら目立つかも)のようです。
見え方に影響があるのかわかりませんが、左側は上下8番まで生えています。
私は楽器を弾くので、歯を噛みしめる形になっていることが多いです。
また普段でも噛みしめる癖があるので、夜用マウスピースを使っています。
私としては、長期的に見てなるべく歯にいい方がいい、噛み合わせのことなども、ゴールドだったらあとで微調整できるだろうし、自分の歯と同じように減っていくというのでゴールドがいいかなと思う一方、
色がどれくらい目立つものかわからないし、ジルコニアでも歯にはあまり変わらないなどと聞いたのもあって、ゴールドにするかジルコニアにするか本当に迷っています。
先生方はこのような場合、どちらの方がいいと思われますか。
また、もしゴールドを入れる場合、18kか20k、どちらがいいのでしょうか。
ご意見をお聞かせ下さい。
よろしくお願いします。
現在、左下6番の歯を治療中で、クラウンを入れないといけないのですが、ゴールドかジルコニアかで迷っています。
クラウンの大きさはフルキャップではないですが、それに近い形になるようです。
私はゴールドを入れようと思っていたのですが、先生はジルコニアがいいと思っているようです。
理由は私がヨーロッパに住んでいること(むこうではゴールドはもうほぼしない)、白いこと(クラウンなので、ゴールドだと口を開けたら目立つかも)のようです。
見え方に影響があるのかわかりませんが、左側は上下8番まで生えています。
私は楽器を弾くので、歯を噛みしめる形になっていることが多いです。
また普段でも噛みしめる癖があるので、夜用マウスピースを使っています。
私としては、長期的に見てなるべく歯にいい方がいい、噛み合わせのことなども、ゴールドだったらあとで微調整できるだろうし、自分の歯と同じように減っていくというのでゴールドがいいかなと思う一方、
色がどれくらい目立つものかわからないし、ジルコニアでも歯にはあまり変わらないなどと聞いたのもあって、ゴールドにするかジルコニアにするか本当に迷っています。
先生方はこのような場合、どちらの方がいいと思われますか。
また、もしゴールドを入れる場合、18kか20k、どちらがいいのでしょうか。
ご意見をお聞かせ下さい。
よろしくお願いします。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-06-23 01:08:28
こんにちは。
若い方のゴールドは目立ちますから口を開けるとよく見える下の歯に選択されなくてもよいのではないでしょうか?
ジルコニア冠でも種類が豊富になってきたので良いでしょうし、ハイブリッド冠でもかなり歯に近づいて来ているので奥歯がしっかりあれば選択可能になっていると思います。
ただし、頑丈で絶対に冠が割れないのを希望されるならば金属を選択される事になると思います。
保険の金銀パラジウム合金よりはゴールドの方がよいのでその場合はゴールドをお勧めすることになると思います。
メタルを口に入れておくというのは近年あまり選択されなくなってきています。
若い方のゴールドは目立ちますから口を開けるとよく見える下の歯に選択されなくてもよいのではないでしょうか?
ジルコニア冠でも種類が豊富になってきたので良いでしょうし、ハイブリッド冠でもかなり歯に近づいて来ているので奥歯がしっかりあれば選択可能になっていると思います。
ただし、頑丈で絶対に冠が割れないのを希望されるならば金属を選択される事になると思います。
保険の金銀パラジウム合金よりはゴールドの方がよいのでその場合はゴールドをお勧めすることになると思います。
メタルを口に入れておくというのは近年あまり選択されなくなってきています。
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2020-06-23 07:19:13
べろねん さんこんにちは。
現在、左下6番の歯を治療中で、クラウンを入れないといけないのですが、ゴールドかジルコニアかで迷っているのですね。
左側は上下8番まで生えているようですが、右側は7番まであるのであれば、CAD/CAM冠が保険適応ですね。
楽器を弾くので、歯を噛みしめる形になっていることが多く、また普段でも噛みしめる癖があるのであれば下記を一読すると良いと思います。
参考:TCH、歯列接触癖
最近では船橋先生がおっしゃるように、メタルを選択する比率は減っているように思います。
迷われるのであれば、担当の先生とよく相談の上納得がいく方法を選ばれると良いでしょうね。
現在、左下6番の歯を治療中で、クラウンを入れないといけないのですが、ゴールドかジルコニアかで迷っているのですね。
左側は上下8番まで生えているようですが、右側は7番まであるのであれば、CAD/CAM冠が保険適応ですね。
楽器を弾くので、歯を噛みしめる形になっていることが多く、また普段でも噛みしめる癖があるのであれば下記を一読すると良いと思います。
参考:TCH、歯列接触癖
最近では船橋先生がおっしゃるように、メタルを選択する比率は減っているように思います。
迷われるのであれば、担当の先生とよく相談の上納得がいく方法を選ばれると良いでしょうね。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2020-06-23 09:01:39
ご相談ありがとうございます。
>どちらの方がいいと思われますか。
治療目的により決まります。
>長期的に見てなるべく歯にいい方がいい
それならばゴールドがおすすめです。
>もしゴールドを入れる場合、18kか20k、どちらがいいのでしょうか。
それは金の含有率のお話ですね。
たしかに24kは物性的に柔らかすぎて使えませんから、他の金属を混ぜて合金にしてカラットを落とします。
しかし、大事なことは金の割合ではなく、何をどう混ぜて、どう作るかが大事なので、出来上がった合金の製品で選ぶと安心です。
ヨーロッパではドイツ製かスイス製があり、世界的にも優れていて東京医科歯科大学でも私もまた長年使っています。
ちなみに、金は使えば使うほど噛みやすく、食べやすくなりますが、それはすり減るからではありません。
延びていくからです。
それを金箔などを作ることに応用されている、金の展延性といいます。
>私がヨーロッパに住んでいる
ご当地ではフルジルコニアのクラウンは全く行われていません。
それは一生歯を残すためには不向きだからです。
ジルコニアも使われていますが、それはフレームという見えない中身だけであり、噛む表面はポーセレンという1962年以来長く使われている良いセラミック材料との複合です。
奥歯は噛み合わせが重要なので、脆いセラミックを使う場合は、噛み合わせ(咬合)検査をして、設計すると壊れることがありません。
日本ではジルコニアは硬くて丈夫で壊れにくい、という長所で使われています。
あなたの目的は、壊れにくいクラウンですか?
それとも、あなたの歯を助けることですか?
見かけや、世間に合わせることですか?
それとも、よく噛めて、長く歯や体の健康を守るクラウンですか?
なんのための治療なのか考えましょう。
>どちらの方がいいと思われますか。
治療目的により決まります。
>長期的に見てなるべく歯にいい方がいい
それならばゴールドがおすすめです。
>もしゴールドを入れる場合、18kか20k、どちらがいいのでしょうか。
それは金の含有率のお話ですね。
たしかに24kは物性的に柔らかすぎて使えませんから、他の金属を混ぜて合金にしてカラットを落とします。
しかし、大事なことは金の割合ではなく、何をどう混ぜて、どう作るかが大事なので、出来上がった合金の製品で選ぶと安心です。
ヨーロッパではドイツ製かスイス製があり、世界的にも優れていて東京医科歯科大学でも私もまた長年使っています。
ちなみに、金は使えば使うほど噛みやすく、食べやすくなりますが、それはすり減るからではありません。
延びていくからです。
それを金箔などを作ることに応用されている、金の展延性といいます。
>私がヨーロッパに住んでいる
ご当地ではフルジルコニアのクラウンは全く行われていません。
それは一生歯を残すためには不向きだからです。
ジルコニアも使われていますが、それはフレームという見えない中身だけであり、噛む表面はポーセレンという1962年以来長く使われている良いセラミック材料との複合です。
奥歯は噛み合わせが重要なので、脆いセラミックを使う場合は、噛み合わせ(咬合)検査をして、設計すると壊れることがありません。
日本ではジルコニアは硬くて丈夫で壊れにくい、という長所で使われています。
あなたの目的は、壊れにくいクラウンですか?
それとも、あなたの歯を助けることですか?
見かけや、世間に合わせることですか?
それとも、よく噛めて、長く歯や体の健康を守るクラウンですか?
なんのための治療なのか考えましょう。
回答4
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-06-23 19:31:19
べろねんさん、こんにちは。
>クラウンを入れないといけないのですが、ゴールドかジルコニアかで迷っています。
質問の内容から逸れ、余計に混乱させてしまったら申し訳ないのですが・・・担当の先生の提示された方法がこの二択だったためでしょうか。
ジルコニアボンド冠やニケイサンリチウムなど、視野を広げても良いかもしれないと、個人的には思います。
>理由は私がヨーロッパに住んでいること(むこうではゴールドはもうほぼしない)、白いこと(クラウンなので、ゴールドだと口を開けたら目立つかも)のようです。
ヨーロッパに住んでいるが、一時帰国などで日本に滞在しており、治療をこちらで受けているということでしょうか。
それとも、ヨーロッパで治療を受けられているのでしょうか。
(むこうでは、という表記から、現在は日本に滞在中なのかと推察しました)
>見え方に影響があるのかわかりませんが、左側は上下8番まで生えています。
どこまで見えるか、気にするかということは、個人差もあれば、お住まいの地域によっても違うかもしれません。
下顎6番が普段会話や笑った時にどう見えるかについては、欧米人とアジア人でもかなり違っていると思います。
ただ、自分が思っているほどには、人は見ていないかもしれないと思います。
知人の顔を思い浮かべてみて、その方のどこの歯にどのような詰め物が入っているか、思い浮かびますか?
(私などは職業病で思い浮かんでしまいますが、一般の方は、そこまで見ていないということに気付くと思います)
>私は楽器を弾くので、歯を噛みしめる形になっていることが多いです。
>また普段でも噛みしめる癖があるので、夜用マウスピースを使っています。
そういう事情があるのでしたら、ゴールドという選択も悪くないとは思います。
>また、もしゴールドを入れる場合、18kか20k、どちらがいいのでしょうか。
合金の組成によっても変わってくるでしょうし、症例によっても条件は違うでしょうから、難しいところではあると思います。
ゴールドにすると決められた場合は、カラットについては指定せず、担当の先生の薦めるもののほうが良いかと思います。
どうぞお大事にしてください。
>クラウンを入れないといけないのですが、ゴールドかジルコニアかで迷っています。
質問の内容から逸れ、余計に混乱させてしまったら申し訳ないのですが・・・担当の先生の提示された方法がこの二択だったためでしょうか。
ジルコニアボンド冠やニケイサンリチウムなど、視野を広げても良いかもしれないと、個人的には思います。
>理由は私がヨーロッパに住んでいること(むこうではゴールドはもうほぼしない)、白いこと(クラウンなので、ゴールドだと口を開けたら目立つかも)のようです。
ヨーロッパに住んでいるが、一時帰国などで日本に滞在しており、治療をこちらで受けているということでしょうか。
それとも、ヨーロッパで治療を受けられているのでしょうか。
(むこうでは、という表記から、現在は日本に滞在中なのかと推察しました)
>見え方に影響があるのかわかりませんが、左側は上下8番まで生えています。
どこまで見えるか、気にするかということは、個人差もあれば、お住まいの地域によっても違うかもしれません。
下顎6番が普段会話や笑った時にどう見えるかについては、欧米人とアジア人でもかなり違っていると思います。
ただ、自分が思っているほどには、人は見ていないかもしれないと思います。
知人の顔を思い浮かべてみて、その方のどこの歯にどのような詰め物が入っているか、思い浮かびますか?
(私などは職業病で思い浮かんでしまいますが、一般の方は、そこまで見ていないということに気付くと思います)
>私は楽器を弾くので、歯を噛みしめる形になっていることが多いです。
>また普段でも噛みしめる癖があるので、夜用マウスピースを使っています。
そういう事情があるのでしたら、ゴールドという選択も悪くないとは思います。
>また、もしゴールドを入れる場合、18kか20k、どちらがいいのでしょうか。
合金の組成によっても変わってくるでしょうし、症例によっても条件は違うでしょうから、難しいところではあると思います。
ゴールドにすると決められた場合は、カラットについては指定せず、担当の先生の薦めるもののほうが良いかと思います。
どうぞお大事にしてください。
相談者からの返信
相談者:
べろねんさん
返信日時:2020-06-25 00:34:15
先生方、回答ありがとうございます。
Dr.ふなちゃん 先生
>若い方のゴールドは目立ちますから口を開けるとよく見える下の歯に選択されなくてもよいのではないでしょうか?
私は色のことも少し不安なのです。
でもジルコニアは歯を削る量が多いと聞くと、色よりも歯の寿命の方が大切かもと思ったりするのです。
>メタルを口に入れておくというのは近年あまり選択されなくなってきています。
それで担当の先生もジルコニアを勧めたのでしょうね。
加藤 道夫 先生
>は楽器を弾く相良ので、歯を噛みしめる形になっていることが多く、また普段でも噛みしめる癖があるのであれば下記を一読すると良いと思います。
>参考:TCH、歯列接触癖
読みました。
嚙みしめの癖があるのは知っているので、日中はなるべく上下の歯を合わせないように気をつけているのですが、寝ている時は嚙みしめている時が多いようです。
それも夜用のマウスピースでましになっているかと思います。
ただ、楽器を弾いている時は何時間も上下の歯が接触し、圧力がかかっています。
仕事なので、どうしたらいいのかわかりません。
出来る時はなるべく歯の間を開けるようにしたりしますが、ほんのしばらくで、ほぼずっと押さえている形になります。
それで余計噛み合わせの負担などが心配なのです。
さがら 先生
>>私がヨーロッパに住んでいる
>ご当地ではフルジルコニアのクラウンは全く行われていません。
それは一生歯を残すためには不向きだからです。
>ジルコニアも使われていますが、それはフレームという見えない中身だけであり、噛む表面はポーセレンという1962年以来長く使われている良いセラミック材料との複合です。
ジルコニアは歯よりも硬いので、対向歯に良くないと読みましたが、一生歯を残すためには不向きな理由が他にもあるのでしょうか?
また、ジルコニアのフレームにポーセレンを使ったものは、奥歯にも使用されるのでしょうか?
>あなたの目的は、壊れにくいクラウンですか?
>それとも、あなたの歯を助けることですか?
>見かけや、世間に合わせることですか?
>それとも、よく噛めて、長く歯や体の健康を守るクラウンですか?
そうですね。見かけを気にしないといえば嘘になりますが、一番の目的は、なるべく自分の歯を残し守るクラウンです。このような目的の場合、やはりゴールドでしょうか?
担当の先生は、ゴールドでもジルコニアでもそんなに変わらないし、削る量もそんなには違わないとおっしゃっていました。
それでセカンドオピニオンを求めて他の歯科医院に行ったのですが、そこでは、ゴールドでも二次虫歯はできるし、ジルコニアは削る量が多少増えるけど、接着の関係で二次虫歯になりにくい、歯よりも硬い材質でもきちんと研磨すれば対向歯を痛めることはない、今はゴールドはほぼしない、と言われ、余計にこんがらがってしまいました。
私はとにかく、神経をなんとか残せた歯なので、歯にとって一番いいものを選択したいと思っているのです。
滝野 正義 先生
>質問の内容から逸れ、余計に混乱させてしまったら申し訳ないのですが・・・担当の先生の提示された方法がこの二択だったためでしょうか。
>ジルコニアボンド冠やニケイサンリチウムなど、視野を広げても良いかもしれないと、個人的には思います。
担当の先生から提示されたのはジルコニアです。
セラミックがいいと思いますと言われたので、どのセラミックか尋ねたところ、ジルコニアとおっしゃいました。
また、私がゴールドはどうですかと聞いたら、色を気にしないならゴールドでもいいと。
それでこの二択での質問になりました。
>ヨーロッパに住んでいるが、一時帰国などで日本に滞在しており、治療をこちらで受けているということでしょうか。
>それとも、ヨーロッパで治療を受けられているのでしょうか。
普段はヨーロッパに住んでいますが、色々あり、日本で治療しています。
最後まで日本で治療します。
>>また、もしゴールドを入れる場合、18kか20k、どちらがいいのでしょうか。
>合金の組成によっても変わってくるでしょうし、症例によっても条件は違うでしょうから、難しいところではあると思います。
>ゴールドにすると決められた場合は、カラットについては指定せず、担当の先生の薦めるもののほうが良いかと思います。
私はニッケルのアレルギーがあり、パラジウムのものも避けたいと思っています。
担当の先生が依頼している技工所の金合金は、パラジウムの他にも色々入っているので、ゴールドで作る場合は、使いたい金合金を指定して、取り寄せて作ってもらうことになります。
担当の先生は金合金の組成については技工所に任せているようです。
カラットについては18kか20kとおっしゃったので、こちらで質問させていただいた次第です。
ゴールドがいいかなと思ったり、やっぱり担当の先生が勧めるジルコニアの方がいいのかなと思ったり、心が揺れ動いている状態です。
再度質問の形になりますが、どうぞよろしくお願いします。
Dr.ふなちゃん 先生
>若い方のゴールドは目立ちますから口を開けるとよく見える下の歯に選択されなくてもよいのではないでしょうか?
私は色のことも少し不安なのです。
でもジルコニアは歯を削る量が多いと聞くと、色よりも歯の寿命の方が大切かもと思ったりするのです。
>メタルを口に入れておくというのは近年あまり選択されなくなってきています。
それで担当の先生もジルコニアを勧めたのでしょうね。
加藤 道夫 先生
>は楽器を弾く相良ので、歯を噛みしめる形になっていることが多く、また普段でも噛みしめる癖があるのであれば下記を一読すると良いと思います。
>参考:TCH、歯列接触癖
読みました。
嚙みしめの癖があるのは知っているので、日中はなるべく上下の歯を合わせないように気をつけているのですが、寝ている時は嚙みしめている時が多いようです。
それも夜用のマウスピースでましになっているかと思います。
ただ、楽器を弾いている時は何時間も上下の歯が接触し、圧力がかかっています。
仕事なので、どうしたらいいのかわかりません。
出来る時はなるべく歯の間を開けるようにしたりしますが、ほんのしばらくで、ほぼずっと押さえている形になります。
それで余計噛み合わせの負担などが心配なのです。
さがら 先生
>>私がヨーロッパに住んでいる
>ご当地ではフルジルコニアのクラウンは全く行われていません。
それは一生歯を残すためには不向きだからです。
>ジルコニアも使われていますが、それはフレームという見えない中身だけであり、噛む表面はポーセレンという1962年以来長く使われている良いセラミック材料との複合です。
ジルコニアは歯よりも硬いので、対向歯に良くないと読みましたが、一生歯を残すためには不向きな理由が他にもあるのでしょうか?
また、ジルコニアのフレームにポーセレンを使ったものは、奥歯にも使用されるのでしょうか?
>あなたの目的は、壊れにくいクラウンですか?
>それとも、あなたの歯を助けることですか?
>見かけや、世間に合わせることですか?
>それとも、よく噛めて、長く歯や体の健康を守るクラウンですか?
そうですね。見かけを気にしないといえば嘘になりますが、一番の目的は、なるべく自分の歯を残し守るクラウンです。このような目的の場合、やはりゴールドでしょうか?
担当の先生は、ゴールドでもジルコニアでもそんなに変わらないし、削る量もそんなには違わないとおっしゃっていました。
それでセカンドオピニオンを求めて他の歯科医院に行ったのですが、そこでは、ゴールドでも二次虫歯はできるし、ジルコニアは削る量が多少増えるけど、接着の関係で二次虫歯になりにくい、歯よりも硬い材質でもきちんと研磨すれば対向歯を痛めることはない、今はゴールドはほぼしない、と言われ、余計にこんがらがってしまいました。
私はとにかく、神経をなんとか残せた歯なので、歯にとって一番いいものを選択したいと思っているのです。
滝野 正義 先生
>質問の内容から逸れ、余計に混乱させてしまったら申し訳ないのですが・・・担当の先生の提示された方法がこの二択だったためでしょうか。
>ジルコニアボンド冠やニケイサンリチウムなど、視野を広げても良いかもしれないと、個人的には思います。
担当の先生から提示されたのはジルコニアです。
セラミックがいいと思いますと言われたので、どのセラミックか尋ねたところ、ジルコニアとおっしゃいました。
また、私がゴールドはどうですかと聞いたら、色を気にしないならゴールドでもいいと。
それでこの二択での質問になりました。
>ヨーロッパに住んでいるが、一時帰国などで日本に滞在しており、治療をこちらで受けているということでしょうか。
>それとも、ヨーロッパで治療を受けられているのでしょうか。
普段はヨーロッパに住んでいますが、色々あり、日本で治療しています。
最後まで日本で治療します。
>>また、もしゴールドを入れる場合、18kか20k、どちらがいいのでしょうか。
>合金の組成によっても変わってくるでしょうし、症例によっても条件は違うでしょうから、難しいところではあると思います。
>ゴールドにすると決められた場合は、カラットについては指定せず、担当の先生の薦めるもののほうが良いかと思います。
私はニッケルのアレルギーがあり、パラジウムのものも避けたいと思っています。
担当の先生が依頼している技工所の金合金は、パラジウムの他にも色々入っているので、ゴールドで作る場合は、使いたい金合金を指定して、取り寄せて作ってもらうことになります。
担当の先生は金合金の組成については技工所に任せているようです。
カラットについては18kか20kとおっしゃったので、こちらで質問させていただいた次第です。
ゴールドがいいかなと思ったり、やっぱり担当の先生が勧めるジルコニアの方がいいのかなと思ったり、心が揺れ動いている状態です。
再度質問の形になりますが、どうぞよろしくお願いします。
回答5
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-06-25 01:18:15
そういうことでしたら、ジルコニアかゴールドと限定せず、他の選択肢も考えて良いかもしれません。
ジルコニアもセラミックと称されていますが、セラミック(セラミクス)といってもいろいろなものがあります。
また、ジルコニアは硬過ぎて対合歯や咬合関係に悪影響を与えるというのは私もその通りだと思いますが、ジルコニアの出始めの頃に比べますと、最近ではいろいろ混ぜ物を工夫して900mPaくらいに調整したものもあるようですので、昔に比べたら、あり得ない選択肢とまでは言えないと思います。
ただ、400mPa程度のニケイサンリチウムだったり、ジルコニアボンド、ゴールドのほうが歯には優しいと思います。
金属よりもセラミックのほうが多く削るかどうかと言っても、担当の先生の考え方にもよりますから、材料ごとに細かく形態を削り分けている場合もあれば、どれも同じように削って型取りして材料が違うだけという場合もあると思います。
実際のところ、どの材質が良いか、長持ちするか、歯に良いか…と材質のみを考えていても、担当する先生の腕のほうが、遥かに大きな要素のように思います。
もしもゴールドを選択されるのでしたら、メタルは技工所任せでゴールドに消極的な先生より、ゴールドを得意としている先生を選ばれるのが良いと思います。
ジルコニアもセラミックと称されていますが、セラミック(セラミクス)といってもいろいろなものがあります。
また、ジルコニアは硬過ぎて対合歯や咬合関係に悪影響を与えるというのは私もその通りだと思いますが、ジルコニアの出始めの頃に比べますと、最近ではいろいろ混ぜ物を工夫して900mPaくらいに調整したものもあるようですので、昔に比べたら、あり得ない選択肢とまでは言えないと思います。
ただ、400mPa程度のニケイサンリチウムだったり、ジルコニアボンド、ゴールドのほうが歯には優しいと思います。
金属よりもセラミックのほうが多く削るかどうかと言っても、担当の先生の考え方にもよりますから、材料ごとに細かく形態を削り分けている場合もあれば、どれも同じように削って型取りして材料が違うだけという場合もあると思います。
実際のところ、どの材質が良いか、長持ちするか、歯に良いか…と材質のみを考えていても、担当する先生の腕のほうが、遥かに大きな要素のように思います。
もしもゴールドを選択されるのでしたら、メタルは技工所任せでゴールドに消極的な先生より、ゴールドを得意としている先生を選ばれるのが良いと思います。
回答6
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2020-06-25 09:00:41
ご返信ありがとうございます。
>ジルコニアは歯よりも硬いので、対向歯に良くないと読みましたが、一生歯を残すためには不向きな理由が他にもあるのでしょうか?
硬すぎるために食事で噛む時の衝撃力が強過ぎて、その歯自体にも影響があること、自然の歯は使ううちにすり減りますが、ほとんどすり減らない事でバランスも崩れます。
もしどうしても使いたいのであれば、
噛み合わせ(咬合)検査をビフォー・アフターですること。
きちんと「検査記録」を保存して共有すること。
定期的に同じ検査をくりかえして比較評価すること。
その検査結果を「根拠」にして「診断」すること。
定期的にクラウンを必ず「取り替える」こと。
で可能になります。
これでデータを公開することもでき、公正、かつ公平になります。
歯を残すのは、白くすることにこだわるととても大変です。
>ジルコニアのフレームにポーセレンを使ったものは、奥歯にも使用されるのでしょうか?
使えます。
噛み合わせ(咬合)検査をして、割れないタイプの人かどうかを診断します。
結果をビフォー・アフターで同じ検査で比較することで可能になります。
体でも大きな難しい治療を受けた後は、定期的に検査しますよね。
>このような目的の場合、やはりゴールドでしょうか?
それも良いと考えます。
なお、どのような治療にも必ずメリットとデメリットがあります。
何のデメリットもない自然な歯には戻せないからです。
>心が揺れ動いている状態です。
それは歯科医師のカウンセリング(コーチング)で癒せます。
歯を削るだけが治療ではありません。
いきなり削る治療は、心にかえって深い傷を加えることになります。
穴の空いた歯を直すには歯を削ります。
心に空いた穴を防ぐには削らない治療で治せます。
単なる治療材料の説明はカウンセリングとは言い難いコンサルとも言えます。
最後に、もし迷ったら、決断する根拠を決めましょう。
新しいものが良いとは限りません。
古いものがいつまでもいいとも限りません。
一人の歯科医師の個人的な思い込みが誰にでも合うとは限りません。
学会の結論がいつまでも正しいとも言えません。
でも、あなたの未来は、過去の人たちの実績の延長にあるとも言えます。
健康ならば放っておいても自然に上手く行きます。
しかし一旦病気になってしまったので、あなたにはあなただけでそれを見る力はありません。
専門家の協力が必要です。
実績は一人の歯科医師より世界的なリサーチの方が合う人が多いと言えます。
それをまとめているのが、世界の学会です。
私の回答は全て私自身の思い込みでは無く、日本補綴歯科学会の見解です。
またヨーロッパにおけるフルジルコニアが全く使われない事に関しては、ドイツでたった二人の日本人マイスターである歯科技工士の大川友成先生のご講演を参照いたしました。
>ジルコニアは歯よりも硬いので、対向歯に良くないと読みましたが、一生歯を残すためには不向きな理由が他にもあるのでしょうか?
硬すぎるために食事で噛む時の衝撃力が強過ぎて、その歯自体にも影響があること、自然の歯は使ううちにすり減りますが、ほとんどすり減らない事でバランスも崩れます。
もしどうしても使いたいのであれば、
噛み合わせ(咬合)検査をビフォー・アフターですること。
きちんと「検査記録」を保存して共有すること。
定期的に同じ検査をくりかえして比較評価すること。
その検査結果を「根拠」にして「診断」すること。
定期的にクラウンを必ず「取り替える」こと。
で可能になります。
これでデータを公開することもでき、公正、かつ公平になります。
歯を残すのは、白くすることにこだわるととても大変です。
>ジルコニアのフレームにポーセレンを使ったものは、奥歯にも使用されるのでしょうか?
使えます。
噛み合わせ(咬合)検査をして、割れないタイプの人かどうかを診断します。
結果をビフォー・アフターで同じ検査で比較することで可能になります。
体でも大きな難しい治療を受けた後は、定期的に検査しますよね。
>このような目的の場合、やはりゴールドでしょうか?
それも良いと考えます。
なお、どのような治療にも必ずメリットとデメリットがあります。
何のデメリットもない自然な歯には戻せないからです。
>心が揺れ動いている状態です。
それは歯科医師のカウンセリング(コーチング)で癒せます。
歯を削るだけが治療ではありません。
いきなり削る治療は、心にかえって深い傷を加えることになります。
穴の空いた歯を直すには歯を削ります。
心に空いた穴を防ぐには削らない治療で治せます。
単なる治療材料の説明はカウンセリングとは言い難いコンサルとも言えます。
最後に、もし迷ったら、決断する根拠を決めましょう。
新しいものが良いとは限りません。
古いものがいつまでもいいとも限りません。
一人の歯科医師の個人的な思い込みが誰にでも合うとは限りません。
学会の結論がいつまでも正しいとも言えません。
でも、あなたの未来は、過去の人たちの実績の延長にあるとも言えます。
健康ならば放っておいても自然に上手く行きます。
しかし一旦病気になってしまったので、あなたにはあなただけでそれを見る力はありません。
専門家の協力が必要です。
実績は一人の歯科医師より世界的なリサーチの方が合う人が多いと言えます。
それをまとめているのが、世界の学会です。
私の回答は全て私自身の思い込みでは無く、日本補綴歯科学会の見解です。
またヨーロッパにおけるフルジルコニアが全く使われない事に関しては、ドイツでたった二人の日本人マイスターである歯科技工士の大川友成先生のご講演を参照いたしました。
回答7
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-06-25 11:54:41
ジルコニアよりゴールドのほうが歯の削除量は少なくて済みますが、しっかり溝をつけたり残りの天然歯と同程度に凸凹をつけたものを作ってもらいたいと思えばゴールドでも削り落とす量は増えます。
冠の適合と後の作業の単純化をとると支台歯は単純な形態にしておくほうが良いので、咬む面の形成量はさほど変わってこないと思います。
側面の形成量もさほど変わらないと表現できる場合もありますし、大きく変わると表現できるときもあると思います。
主に軸面がどちらを向いているか?修復物で歯の形をどれくらい変えたいか?などでも形成量は異なってきます。
せっかく生活歯でジルコニアが選択できる程度に形成が可能であったならば、ジルコニアのほうが熱を伝えませんから歯髄にとって優しいかもしれませんね。
逆に今は金属の冠に適した形成しかしていなくて歯髄に炎症を生じていないという場合にジルコニア用に再形成を加えるとそのダメージで歯髄に炎症を生じることもありますから、歯髄を守ることを優先されるならば、現在の歯の形成量はゴールドクラウン用なのか?ジルコニアクラウン用なのか?を教えてもらったうえで選択されてもよいかもしれませんね。
ゴールドクラウン用の歯の形成でジルコニアを作成するとセット時あるいは調整時、その後に割れることがあります。また他の歯より大きめ(太目)の冠に仕上がって来ることがあります。
アメリカの場合臼歯は割れないジルコニアクラウンが主流になっています。
ガタイが良い人でも割れないチビない冠が入れられておりそれが問題を生じているという話を聞いていないため日本補綴歯科学会の見解というのが気になりました。
一応、前向きコフォート研究で455万円の税金が投入されて研究がされているので貼っておきました。
臼歯にモノリシックジルコニアを適用したケースの研究のようです。
参考にされご検討ください。
⇒ https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17K11739/
冠の適合と後の作業の単純化をとると支台歯は単純な形態にしておくほうが良いので、咬む面の形成量はさほど変わってこないと思います。
側面の形成量もさほど変わらないと表現できる場合もありますし、大きく変わると表現できるときもあると思います。
主に軸面がどちらを向いているか?修復物で歯の形をどれくらい変えたいか?などでも形成量は異なってきます。
せっかく生活歯でジルコニアが選択できる程度に形成が可能であったならば、ジルコニアのほうが熱を伝えませんから歯髄にとって優しいかもしれませんね。
逆に今は金属の冠に適した形成しかしていなくて歯髄に炎症を生じていないという場合にジルコニア用に再形成を加えるとそのダメージで歯髄に炎症を生じることもありますから、歯髄を守ることを優先されるならば、現在の歯の形成量はゴールドクラウン用なのか?ジルコニアクラウン用なのか?を教えてもらったうえで選択されてもよいかもしれませんね。
ゴールドクラウン用の歯の形成でジルコニアを作成するとセット時あるいは調整時、その後に割れることがあります。また他の歯より大きめ(太目)の冠に仕上がって来ることがあります。
アメリカの場合臼歯は割れないジルコニアクラウンが主流になっています。
ガタイが良い人でも割れないチビない冠が入れられておりそれが問題を生じているという話を聞いていないため日本補綴歯科学会の見解というのが気になりました。
一応、前向きコフォート研究で455万円の税金が投入されて研究がされているので貼っておきました。
臼歯にモノリシックジルコニアを適用したケースの研究のようです。
参考にされご検討ください。
⇒ https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17K11739/
タイトル | 左下6番のクラウン、ゴールドかジルコニアか? |
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質問者 | べろねんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ゴールドクラウン(金の被せ物) ジルコニアクラウン |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。