感染根管治療。根管充填後の仮封の重要性について

相談者: まねきねこねこさん (37歳:女性)
投稿日時:2020-09-09 09:36:18
はじめまして。
根管治療中の仮封についてです。


一昨日、根幹充填後の仮封を新人歯科衛生士が30分以上かけて何度もやり直しながら付けてくれました。

案の定、夜には浮き、翌日には取れてしまいました。
ピンクの詰め物が見えています。


電話したところ、滅多なことでは根の奥まで細菌は入らないと言われました。
仮封の詰め直しはしてくれないそうです。

やさしく歯磨きして、気にしないよう言われましたが、痛みもあるので不安です。
2週間後の予約まで診てくれないようです。



根管充填後の仮封は、それほど重要ではないのでしょうか。
感染根管治療で膿やサイナストラストもできているので、これ以上悪化したくありません。

予定では、このまま膿などが消失するか経過観察してから、ポストやコアへと進むようです。


もし仮封が予後にとって重要なら、角の立たないよう詰め直しをお願いしたいのです。
言い方や相談方法などアドバイスいただけないでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2020-09-09 10:15:45
まねきねこねこ さん、こんにちは。

>仮封の詰め直しはしてくれないそうです
>2週間後の予約まで診てくれないようです

トラブルに対し、速やかに対応してくれない施設なら、私だったら、転院を検討します。

ただし、こういう時には、受診の曜日や時間帯について、歯科医院側にお任せすべきでしょう。


>ピンクの詰め物が見えています
>電話したところ、滅多なことでは根の奥まで細菌は入らないと言われました

「ピンクの詰め物」というのが根充材なのでしたら、1日や2日ならともかく、2週間もとなると、再感染が確認されたという統計もあるようです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-09-09 10:47:17
ピンクの詰め物が何であるかと歯科衛生士が付けた仮封が何であるかによって判断が分かれると思います。

30分もかけて「仮封」することはまずないと思います。
あるとすれば仮歯テック、TEKと呼ばれるものだと思います。


次にピンクの詰め物がピンク色の水硬性セメントなのかピンク色の仮着用セメントなのか根管充填剤の断端なのかはっきりしません。

仮歯で水硬性セメントの組み合わせであれば2週間ほどは大丈夫だと思います。


もしも根管充填剤の断端であれば早めに別の歯科医院で仮封してもらうことをお勧めします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まねきねこねこさん
返信日時:2020-09-09 13:41:19
◆小林先生
返信いただきありがとうございます。


私も転院も視野に考えています。

任せるということは、継続して通うなら、2週間待つしかないという意味でしょうか。

感染もやはりあり得るのですね。
医師によって見解が違うということでしょうか。



◆柴田先生
返信ありがとうございましす。

本当に仮封なのです。
ぼろっと崩れるように取れました。

新人衛生士の経験が積めるからと、目の前で散々注意されながら施術して、フロス を通した時に丸ごと外れてやり直し、指先に薬がついてるから洗ってきてと途中で言われていたり。

最後には時間かければいいってもんじゃないと怒られたり。
もう怒りで泣きそうでした。


ピンク色はガッチャバータです。
根の入り口にはまっているとハッキリわかる見え方です。
他院でもすぐ蓋をするべきなのですね。

今後予後不良の場合、責任転嫁されないでしょうか。
トラブルにならないか不安ですが、自分の歯が一番大事なので必要なら動こうと思います。
回答 回答3
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-09-10 00:29:15
まねきねこねこさん、こんにちは。

>滅多なことでは根の奥まで細菌は入らないと言われました。

歯冠側からは少しずつ感染を起こし、これをコロナルリーケージと言います。
ガッタパーチャポイントをシーラーで封鎖しながら詰める方法であれば、意外と封鎖性はなく、細菌感染が進行してしまいます。


一方、コアを作る時にはある程度、根充材を除去して形を作ると思います。

理屈で言えば、コア形成時までに細菌感染が進行する距離が、コアを形成する時に除去する根充材料の範囲内であれば、問題ないと言えます。


ただ、残念ながら、それは目に見えません。

コロナルリーケージの進行速度についての論文はありますが、根充方法や術者の技術や歯の条件などの影響が大きいでしょうから、結局、まねきねこねこさんの場合がどうかはわからないということになります。


また、コロナルリーケージを起こしたとしても、被せ物を入れた直後にその結果がわかる訳ではないと思います。
数年後や数十年後に感染根管となることで現れます。

また、それがこの2週間に起こった感染であったのか、それともそれ以前の問題なのか、あるいは治療後の経時的な不適合部位からのコロナルリーケージが起こったのか…ということは判別の仕様がないことだと思います。


従って、不要な懸念事項を増やさない為には、可及的速やかに仮封なり、コア築造ができれば良いと思います。

ただいずれにしても、ラバーダムなどを確実に行い、無菌的な処置で根管充填を行なっているという前提だと思います。

根管充填時にラバーダムを使用されていないのであれば、根管充填後の仮封が取れたとしても大差ないのではないか、と考えます。


参考にされてください。




タイトル 感染根管治療。根管充填後の仮封の重要性について
質問者 まねきねこねこさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療中の仮歯・仮の詰め物
根管充填
回答者




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